#author("2022-05-29T10:06:10+09:00","","") *濾過 [#t586b46e] 「[[山札]]の上からN枚見て(表向きにして)、その中からカードを[[手札]]に加える」効果の通称。[[Magic:The Gathering]]の開発部での呼称が由来。 |ストリーミング・シェイパー R 水文明 (3)| |呪文| |自分の山札のカードを、上から4枚をすべてのプレイヤーに見せる。その中の水のカードをすべて自分の手札に加え、それ以外のカードを自分の墓地に置く。| |未来設計図 UC 自然文明 (2)| |呪文| |''S・トリガー''(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)| |自分の山札の上から6枚を見る。その中からクリーチャーを1体選び、相手に見せてから手札に加えてもよい。その後、残りを好きな順序で山札の下に置く。| **概要 [#ff71fe67] [[山札]]から特定のカードを手札に加える[[サーチ]]の一種だが、山札を全て見る訳ではないため狙ったカードを確実に手札に加えられない。その分[[コスト]]が軽く設定されていることが多く([[《ディメンジョン・ゲート》]]が[[コスト]]3なのに対し[[《未来設計図》]]は[[コスト]]2、など)、[[マナ]]の少ないゲーム序盤や、中盤以降で[[マナ]]が余った際に使用しやすい。 [[コスト]]の軽さから、特定のカードへの依存度が高い[[コンボ]][[デッキ]]でない限りは、山札を全て見る[[サーチ]]ではなく、こちらが使用される事が多い。 大きく分けて、見たカードの中から「条件に合ったカードを全て手札に加える」ものと「指定された枚数を手札に加える」ものがある。前者は運やデッキ構成によっては同[[コスト]]の[[ドロー]]よりも多くの[[手札補充]]が見込める設計になっているものが多い。後者は[[コスト]]が1~2と軽かったり、[[クリーチャー]]の[[cip]]であるなど、テンポを失わずに使用できるものが多い。 手札に加えなかったカードは[[山札の下]]に置くことが多いが、[[墓地]]などそれ以外のゾーンに置くものもある。後者は公開情報を増やせる反面、[[デッキ]]の消耗が激しくなるため[[ライブラリアウト]]を招きやすい。 **その他 [#l8a490a2] -「条件に合ったカードを全て手札に加える」タイプの濾過効果を持つ[[呪文]]には、[[《進化設計図》]]にちなんでカード名に「設計図」と付くことが多い。 -山札を全て見る[[サーチ]]と異なり、使用後の[[シャッフル]]が必要ないため、ゲーム進行がスムーズになりやすい。そのため、特に低[[レアリティ]]のカードには、山札を全て見る[[サーチ]][[能力]]は与えられず、かわりにこちらの[[能力]]が与えられる傾向にある。 [[《ロジック・キューブ》]]のリメイクでありながら濾過能力になった[[《ロジック・Re:キューブ》]]などがわかりやすい例。 **参考 [#j2cf4eab] -[[用語集]] &tag(用語集);