#author("2021-05-06T14:47:51+09:00","","")
#author("2021-06-29T15:44:52+09:00","","")
*&ruby(でんどう){殿堂};ゼロデュエル [#y6eebec3]

[[フォーマット]]のひとつで、[[使用禁止カード]]を除き、[[殿堂カード]]も含めるすべての[[カード]]が使えるルール。

具体的には[[殿堂レギュレーション]]が適用されず、[[殿堂入り]]、[[プレミアム殿堂]]に指定されている[[カード]]でも4枚まで[[デッキ]]に入れることができ、[[プレミアム殿堂コンビ]]、[[プレミアム殿堂超次元コンビ]]に指定されているペアも同じデッキに入れることができる。

公式大会では[[エピソード1]]から[[革命ファイナル]]あたりまで、毎年通常[[エキスパンション]]第3弾の発売後に開催されていた。公式大会での採用が終わった後も根強い人気があり、非公式の大会が開催されることもある。

環境を荒らした[[殿堂カード]]達が全力を発揮できるこのフォーマットでは、[[殿堂レギュレーション]]の常識は通用しないことがほとんど。[[殿堂レギュレーション]]で環境を荒らしてきたデッキも、こちらでは赤子同然なんてことがほとんどで、当然のように2、3ターンキルが飛び交う様は「魔境」そのもの。
かの[[《ベイB ジャック》]][[4枚積み]]の[[【白緑メタリカ】]]や、[[《スクランブル・チェンジ》]]や[[《メガ・マナロック・ドラゴン》]]、[[《フェアリー・ギフト》]]や[[《蒼き団長 ドギラゴン剣》]]が[[4枚積み]]の[[【モルト NEXT】]]や[[【ドギラゴン剣】]]といった凶悪なデッキですらこのフォーマットでは中堅クラス以下と言えば、その恐ろしさが分かるだろう。

安易な気持ちで参加すると大抵なす術なく蹂躙されるため、参加するならそれなりの覚悟は必要。
過去の強力なカードが無規制であるため、環境は固定化されている印象があるかもしれないが、意外にも新規カードによる環境の変化もよく起こる。特に近年の軽量メタクリーチャーの影響は大きく、トップメタのデッキも対応を余儀なくされている。

安易な気持ちで参加すると大抵なす術なく蹂躙されるため、参加するならそれなりの覚悟は必要。。


**代表的なデッキ(2021年時点) [#maef4864]

***[[【ダーツデリート】]] [#d7503de0]
トップメタの一角。低確率ながらも現実的に[[1ターンキル]]を決められる恐るべきデッキ

流石に[[《ラッキー・ダーツ》]][[4枚積み]]可能なこのフォーマットでも、[[1ターンキル]]は滅多にできないが、[[《超次元バイス・ホール》]]や[[《ロスト・ソウル》]]などの強力な呪文を1、2ターン目に撃つことで、一気にゲームエンドに持ち込むことができる。

***[[【転生サイクリカ】]]、[[【転生カリヤドネ】]] [#p9ba1a13]

トップメタの一角。メタを張られなければ安定して3ターンキルが可能。

***[[【赤白“轟轟轟”ブランド】]] [#mb0fa753]
トップメタの一角。高いメタ性能と速攻を両立した強力なデッキ。
他のトップメタのデッキは[[呪文]]主体であることから、2ターン目から出せる[[《音奏 プーンギ》]]や[[《正義の煌き オーリリア》]]などの[[呪文メタ]]が[[刺さる]]。また上記のデッキ達には[[S・トリガー]]などの受け札が無意味なので、環境全体で受け札があまり使われないのもこのデッキに有利に働いている。

なお、[[《“轟轟轟”ブランド》]]が[[殿堂入り]]する前の[[殿堂レギュレーション]]における全盛期の構築でも十分戦えたという報告もあった。[[殿堂レギュレーション]]で活躍したデッキが殿堂ゼロデュエルでも通用した数少ない事例である。

***[[【キクチパトロール】]] [#j0e6f9d0]

殿堂ゼロデュエルの代表格のようなデッキだが、フィニッシュに4、5ターン程要するために上記のデッキ達には一歩劣るデッキタイプ。しかし、[[キーカード]]が[[《デュエマの鬼!キクチ師範代》]](または[[《禁術のカルマ カレイコ》]])と[[《アクア・パトロール》]]だけなので[[自由枠>スペース]]が多く、メタカードをふんだんに入れることができるため、環境に合わせて構築を変えやすい。

また、[[キーカード]]の[[《デュエマの鬼!キクチ師範代》]]は、[[【転生カリヤドネ】]]の[[墓地肥やし]]や[[踏み倒し]]を止めるメタにもなる。

**その他 [#v42f2b05]

-[[使用禁止カード]](裏面が赤い[[《ガルベリアス・ドラゴン》]]や外国語版DM、一部の[[ジャンボカード]]等)が使えないのは、強さではなく[[ルール]]上の都合で制限されているためだと思われる。

-[[プレミアム殿堂]]の[[カード]]はたいてい認定後に[[再録]]されることはなく、中には[[殿堂解除]]の見込みがないと見て廃棄するプレイヤーも少なくないので、流通量が中々確保できず集めるのはやや難しいことも。
--[[DMX-12]]の[[《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》]]((発売当時は[[プレミアム殿堂]]からまだ変更されていない))。や[[DMX-22]]の[[《アクア・パトロール》]]などのようなコレクション用、コロコロアニキ2018年秋号付録[[大川ぶくぶ]]版[[《ベイB ジャック》]]のようなジョークとしてしか[[再録]]されない。

-以前から公認大会などで[[殿堂レギュレーション]]が適用されない「フリー対戦コーナー」が設けられることがあったが、公式なレギュレーションとして採用されたのはこれが初めて。

-ルールや能力によって枚数が制限されているカードは、その制限を超えてデッキに入れるはできない。
--[[ゲーム開始時にバトルゾーンに存在出来るカード]]は1セットのみ投入可能。
--「このカードはデッキに1枚だけ入れることができる。」能力を持つ[[《黒ひげ危機一発》]]は1枚のみ投入可能。

**参考 [#hfcf6e02]
-[[殿堂レギュレーション]]
-[[レギュレーション]]
-[[用語集]]