#author("2020-02-12T13:52:43+09:00","","")
*捨てる [#r516da8b]
#author("2024-02-27T11:37:20+09:00","","")
*&ruby(す){捨};てる [#r516da8b]

[[カード]]を[[手札]]から[[墓地]]に置くこと。ディスカードと同義。[[DM-10 「聖拳編(エターナル・アームズ) 第1弾」>DM-10]]から[[カード]]の[[テキスト]]に見られるようになった表現。
[[DM-09]]までは、手札の[[カード]]を「[[墓地]]に置く」という明確な[[テキスト]]だった。
自分の[[手札]]を[[墓地]]に置くことを表す[[キーワード処理]]。[[聖拳編]]で導入された。
-自分の[[手札]]を捨てることを俗に[[ディスカード]]と呼ぶ。
-相手の[[手札]]を捨てさせることを俗に[[ハンデス]]と呼ぶ。

-[[DM-09]]までの「[[手札]]の[[カード]]を[[墓地]]に置く」[[能力]]はすべて「捨てる」に読み換える必要があり、少々ややこしいため注意すること。
自分の[[手札]]のみを「捨てる」ことができる。
-[[ハンデス]]は相手に「自身の手札を捨てる」処理を行わせる。
[[ランダムハンデス]]や[[ピーピングハンデス]]により自分が相手の手札を選んだ場合は、選んだ手札を相手に「捨てさせる」処理を行う。
-[[《絶望の悪魔龍 フューチャレス》]]のように、対象の[[ゾーン]]が書かれていない場合でも、「捨てる」ことができるのは自分の[[手札]]だけである。

-以前の[[S・バック]]は、[[シールド]]から直接[[カード]]を[[墓地]]に置くにもかかわらず、その動作を「捨てる」と表現しており、[[手札]]以外から「[[カード]]を捨てる」唯一の例外であった。現在の[[S・バック]]は、動作としては変わらないが[[総合ゲームルール>デュエル・マスターズ総合ゲームルール]]509.3bと701.7aの追加・改訂により、''[[手札]]から[[捨て>捨てる]]た''ものと見なされる。結果として半ば強引に一般的な「捨てる」と同様の扱いを受けることになり、矛盾は消失した。
例外として、[[S・バック]]の[[使用宣言]]を行う際に、[[シールドゾーン]]から[[手札]]に加える待機状態の[[カード]]を「捨てる」ことができる。その[[カード]]は[[シールドゾーン]]から[[墓地]]に移動するが、「一度[[手札]]に加えてから[[墓地]]に置く」イベントとして扱う。
-[[ブレイク]]により手札に加えるカードを捨てたとしても、そのシールドは[[ブレイク]]されたものとして扱う。
-手札に加えるカードを捨てた時、[[《星魂接続 パーフェクト・ワールド》]]の[[能力]]は誘発しない。
手札に加えるシールドカードを捨てる際に、[[《極幻空 ザハ・エルハ》]]の[[置換効果]]は適用されない。
-手札に加えるカードを捨てた時、[[《龍装者“JET”レミング》>《龍装者“JET”レミング/ローレンツ・タイフーン》]]の[[能力]]が誘発する。
-手札に加える[[《斬隠蒼頭龍バイケン》]]を捨てる際に、その[[置換効果]]を適用できる。[[《清浄のカルマ インカ》>《清浄のカルマ インカ/オキヨメ・水晶チャージャー》]]や[[《バリバリ・ケドケド》]]がいてもこの[[置換効果]]を適用できるし、これによって[[《ダルピ・ルッピー》]]の[[能力]]は誘発しない。
-手札に加えるカードを捨てる際に、[[《魔素縫合 アモデゴラス》]]の[[置換効果]]を適用できる。これによって、[[《禁術のカルマ カレイル》>《禁術のカルマ カレイル/フォビッド・水晶チャージャー》]]の[[能力]]は誘発しない。ただし、[[《リアリティ・ヴォイド》]]の[[効果]]が有効ならこの[[置換効果]]は適用できない。

-捨てるという単語が手札を墓地に置くと決まっている為、[[《絶望の悪魔龍 フューチャレス》]]のように「手札を」というワードが省かれていることがある。目的語が省略されている場合は「手札を」を補って読み直すこと。

**ルール [#vdbbbebe]
-[[破壊]]と違い、''[[手札]]から[[カード]]を[[墓地]]に置く事がすべて「捨てる」に該当するわけではない''。例えば、手札から唱えた[[呪文]]が、唱え終わった後に墓地に置かれるのは捨てたことにはならない。また、クリーチャーを[[召喚]]しようとして[[《龍世界 ドラゴ大王》]]の[[置換効果]]の対象となった[[クリーチャー]]は(結果的に)[[手札]]から[[墓地]]に置かれるが、これも捨てたことにはならず、[[《復讐 ヘルクロー》]]の能力は[[トリガー]]しない。
--このルールについては、[[どこでもないゾーン]]のページも参照。
[[手札]]を[[墓地]]に置く[[効果]]の[[テキスト]]に「捨てる」と書かれていなくても、手札を「捨てる」イベントとして扱う。
-[[《ギガクローズ》]]等の、[[DM-09]]以前に登場して以降[[再録]]されていないカードの[[効果]]の[[テキスト]]には「捨てる」と書かれていない。
[[《偽槍縫合 ヴィルジャベリン》]]等の、[[手札]]以外の[[ゾーン]]の[[カード]]と同時に[[墓地]]に置く[[効果]]の[[テキスト]]には「捨てる」と書かれていない。
これらの[[効果]]の処理を行う際も、手札を「捨てる」イベントとして扱う。

-複数のカードが手札から捨てられる時、その中に[[マッドネス]]能力を持ったカードや[[《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》]]などがあれば、まず他の手札が墓地に置かれてから、それらの置換効果が発生する。
--そのため、手札が5枚あり、そのうち1枚が《フォーエバー・プリンセス》だった時に、相手の[[《ロスト・ソウル》]]で手札が全て墓地に置かれる時、4枚の手札が墓地に置かれてから、《フォーエバー・プリンセス》の[[置換効果]]が適用される。よって、《フォーエバー・プリンセス》と一緒に捨てられた4枚のカードは墓地には残らない。
[[保留状態]]の[[カード]]を自分の[[手札]]から[[墓地]]に置くことは、手札を「捨てる」イベントとして扱わない。
-自分の[[手札]]から唱えた[[呪文]]を[[墓地]]に置くことは、手札を「捨てる」イベントとして扱わない。
-[[《「鎮魂」の頂 ベートーベン・ソレムニス》]]等の[[置換効果]]によって、自分の[[手札]]から[[出そう>出す]]とした[[保留状態]]の[[エレメント]]を[[墓地]]に置くことは、「捨てる」イベントとして扱わない。

-複数の手札が同時に捨てられる時の手順は次の通り。
++まず、それらの手札が「捨てられることが予約された」状態になる。この時点ではまだこれらは手札にある。
++まず、[[マッドネス]]による置換効果から処理。
++「捨てられることが予約された」が同時に墓地に置かれる。また、「捨てられた時」、「どこからでも墓地に置かれた時」能力などのトリガー能力が誘発しても、ハンデスの効果が終わるまで[[待機]]状態になる。待機状態の能力を解決する。この時、実際に誘発した順番とは関係なくアクティブ・プレイヤーから解決していく。[[トリガー能力]]参照。
[[手札]]を捨てる際に[[置換効果]]が適用され、[[墓地]]以外に移動した([[手札]]にとどまった)場合、「捨てた」手札を参照する場合は参照されない。「捨てた」手札を参照すると書かれていない場合は参照する。
-[[手札]]を捨てる際に[[置換効果]]が適用され、[[墓地]]以外に移動した([[手札]]にとどまった)場合、「捨てた時」の[[能力]]は[[誘発]]しない。
-[[《“轟轟轟”ブランド》]]や[[《ゴゴゴ・Cho絶・ラッシュ》]]で[[《夜露死苦 キャロル》]]を1枚捨てるかわりに手札にとどまった場合、相手のクリーチャーを選ぶことはできない。
-[[《Napo獅子-Vi無粋》>《Napo獅子-Vi無粋/♪オレの歌 聞けよ聞かなきゃ 殴り合い》]]や[[《オンセン・ディス・カイザー》]]で[[《夜露死苦 キャロル》]]を1枚捨てるかわりに手札にとどまった場合、カードを2枚引く。
[[《ダブル・リセット・パンチ》]]で[[《夜露死苦 キャロル》]]を1枚捨てるかわりに手札にとどまった場合、カードを1枚引く。
-[[《霊騎秘宝ヒャックメー》]]は「捨てなかった場合」ではなく「捨てない場合」とあるので、捨てた[[手札]]の枚数ではなく捨てようとした[[手札]]の枚数を参照する。


[[手札]]を1枚以上同時に捨てた時、「捨てた時」の能力は捨てた[[手札]]1枚ごとに[[誘発]]する。
-ただし、[[《奇術王エンドレス・パペット》]]等の、捨てた枚数を参照する[[効果]]を持つ「捨てた時」の[[能力]]は1度だけ[[誘発]]する。
-ターン中はじめて手札を1枚以上同時に捨てた時、[[《闘魂混成 エンペラー・アクターシャ》]]等の「各ターンはじめて手札を捨てた時」の[[能力]]は捨てた手札1枚ごとに[[誘発]]する。そのうち1つの[[効果]]を[[解決]]すると、同じ[[能力]]によって[[誘発]]した他の[[効果]]は[[解決]]できなくなる。

相手の[[《デーモン・ハンド》]]で自分の[[《アビスベル=ジャシン帝》]]が[[破壊]]される際にその[[置換効果]]を適用して自分の[[手札]]を2枚捨てる場合、''「相手の[[《デーモン・ハンド》]]の[[効果]]によって自分の[[手札]]を2枚捨てる」''イベントとして扱う。これは、[[置換効果]]が[[効果]]の発生源を変更しないルールによる。
-こうして自分の[[手札]]を捨てた場合、自分の[[《墓守の鐘ベルリン》]]の[[能力]]が[[誘発]]する。また、自分の[[《絶対の畏れ 防鎧》]]がいる場合、この状況では自分の[[《アビスベル=ジャシン帝》]]の[[置換効果]]は適用できない。
-相手のクリーチャーとの[[バトル]]の結果自分の[[《アビスベル=ジャシン帝》]]が[[破壊]]される際に[[置換効果]]を適用して自分の[[手札]]を2枚捨てる場合、「相手の[[クリーチャー]]の''[[能力]]''によって自分の[[手札]]を捨てる」イベントとしては扱わない。[[バトル]]が発生した原因は関係ない。

[[手札]]を複数枚同時に捨てる際に、[[マッドネス]]が持つ「捨てられる時、[[墓地]]に置くかわりに[[出す]]」[[置換効果]]を同時に複数適用した場合、どのように処理を行うのかは''不明''。


**参考 [#lb609ab1]
-[[用語集]]
-[[ハンデス]]
-[[手札]]
-[[墓地]]
-[[ディスカード]]
-[[手札破壊]]

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