#author("2022-02-08T20:56:33+09:00","","")
#author("2024-02-22T08:31:07+09:00","","")
*&ruby(とな){唱};える [#yd628240]

[[呪文]]を使うこと。
[[呪文]]を[[使う]]ことを意味する[[キーワード処理]]。
より具体的には、[[呪文]]を現在在る[[ゾーン]]から公開し[[コスト]]を支払い、書かれている[[呪文能力]]を実行すること。

「[[クリーチャー]]」に対しての「[[召喚]]」、「[[クロスギア]]」に対しての「[[ジェネレート]]」にあたる。
呪文のみ、バトルゾーンに出すことではなく、[[解決]]することでしか[[効果]]を生成しないため、[[コスト踏み倒し]]の際にも「唱える」を用いる。

「唱える」は以下の手順から成る。
+現在在る[[ゾーン]]から唱える呪文を公開する。(この時点で[[どこでもないゾーン]]に置かれる。)
+現在在る[[ゾーン]]から唱える呪文を公開する。(この時点で[[保留状態]]になる。)
//手札にも[[バトルゾーン]]にも[[墓地]]にもない。
+[[モード]]を持つ場合、1つを選ぶ。([[超次元]][[呪文]]、[[爆進ダブル]]等)。
//+[[モード]]を持つ場合、1つを選ぶ。([[超次元]][[呪文]]、[[爆進ダブル]]等)。
+[[追加コスト]]や[[代替コスト]]を持つ場合、どれを支払うか宣言する。
+コスト加重や[[コスト軽減]]がある場合、それらを適用する。
+総コストを好きな順番で支払う。
-以上を完了した後、[[解決]]を待つ。

原則として[[手札]]にある呪文[[カード]]のみ唱えられる。
[[カード]]の[[能力]]で[[唱える]]場合は例外も存在する。
-[[マナゾーン]]→[[《呪術と脈動の刃》]]、[[《神羅サンダー・ムーン》]]等
-[[山札]]→[[《光器マリアンナ》]]、[[《蒼狼の始祖アマテラス》]]等
-山札の一番上→[[《蒼神龍スペル・グレートブルー》]]等
-山札の上から〜枚の中から→[[《ネオウェーブ・カタストロフィー》]]、[[《ポジトロン・サイン》]]等
-相手の山札→[[《呪怨秘宝バキューム》]]
-相手の山札→[[《呪怨秘宝バキューム》]]、[[《超奇天烈 ギャブル》]]等
-[[墓地]]→[[《邪眼皇ロマノフI世》]]、[[《暗黒皇グレイテスト・シーザー》]]等
-相手墓地→[[《神羅カリビアン・ムーン》]]
-[[シールド]]→[[《ラッキー・ダーツ》]]
-相手シールド→[[《陽炎の守護者ブルー・メルキス》]]
-[[シールド]]→[[《ラッキー・ダーツ》]]等
-相手シールド→[[《陽炎の守護者ブルー・メルキス》]]等
-[[超次元ゾーン]]→[[《フューチャー・スパーク》]]等

また、[[《生命と大地と轟破の決断》]]や[[《フューチャー・スクラッパー》]]、[[《アカシック・ヴィジョン》]]のように、手札以外のゾーンからコストを支払って呪文を唱えられるカードも存在する。

**その他 [#wd9d4931]
**ルール [#pb48710e]
-上記の通り「唱える」には、[[クリーチャー]]でいう「[[召喚]]」と「[[出す]]」のような「[[使う]]」に関する言い分けが存在しない。[[呪文]]を「唱える」事は例外なく「[[使う]]」に該当する。
--このことから、唱えた呪文はその方法に関係なく、必ず[[保留状態]]を経由する。
--同じ理屈で、呪文には[[《完全不明》]]などの「使う」に反応する効果や[[《聖霊王アルカディアス》]]に代表される[[「唱える」を封じる効果>唱えられない]]に対する抜け道が存在しない。
//--呪文の場合は即効性があるため、[[クリーチャー]]のように「バトルゾーンに出ることで初めて効力を発揮する」他のカードタイプとは根本的に異なる。
//上に同じことが書いてある

-[[モード]]などの選択を伴う効果は、効果を[[解決]]する際に選択する。唱える段階ではどうするかを決めておく必要はない。

-[[スマッシュ・バースト]]と[[輪廻∞]]を使った場合、[[呪文]]を唱えた扱いになるが「呪文カード」としての実体は持たない。[[《オラマッハ・ザ・ジョニー》]]等で無効化されるのは、実体を持たない「[[呪文能力]]」のみである。[[《超神星マーキュリー・ギガブリザード》]]の[[メテオバーン]]でそれらを無効化することはできるが[[バトルゾーン]]にあった「[[クリーチャー]]カード」は[[墓地]]に置かれない。
--一度無効化されても[[ツインパクトカード]]の特性である呪文側のテキストはなくならないため、再度唱える条件を満たせば[[スマッシュ・バースト]]と[[輪廻∞]]で唱えることができる。

#region2(過去の裁定){{
-かつての裁定では[[モード]]のうちどれを選ぶかは「唱える」段階で、上記手順でいう2.より前に選択する必要があった。さらに、複数枚のモード呪文を[[《暗黒皇グレイテスト・シーザー》]]などで唱える場合の複雑なルールとして、''どの呪文の解決よりも前にモードを先に選ぶ必要があり''、例えば[[《勇愛の天秤》]]を2枚同時に唱えた場合、''まず最初に2枚の《勇愛》でそれぞれどちらのモードを解決するか選んでから''効果を使っていく必要があった。
[[《超次元フェアリー・ホール》]]など、「効果を解決してからモードを選んで使う」ようなカードが直感的に使用できない原因になっていたほか、[[《フェアリー・トラップ》]]に(当時の)ルールを逸脱した特殊裁定が与えられる原因にもなっていたなど、紛らわしかったためか撤廃された。
}}

**その他 [#wd9d4931]
-「呪文を唱える」の類義語に「呪文を撃つ」という表現がある。また漫画では、「超動」と表現されることが多い。

-俗に「キャストする」と言われることもある。また、「キャスト」が「唱える」の名詞形として使われることもある。日本語としては「詠唱」が存在するが、どちらかというとコンピュータゲーム的な表現。TCGでは「キャスト」がより一般的。

-呪文の場合は即効性があるため、[[クリーチャー]]のように「バトルゾーンに出ることで初めて効力を発揮する」他のカードタイプとは根本的に異なる。したがって、「[[召喚]]」と「バトルゾーンに出す」との違いのような関係性が「唱える」に発生することはない。

*撃つ [#sb6dea26]

呪文を唱えること。「唱える」より攻撃的な言い方である。表記の揺れで「打つ」となることもある。
主な使い方は「[[確定除去]]を撃つ」「とりあえず[[《エナジー・ライト》]]を撃って…」「[[《黒騎士ザールフェルドII世》]]で呪文連発」
主な使い方は「[[確定除去]]を撃つ」「とりあえず[[《エナジー・ライト》]]を撃って…」「[[《黒騎士ザールフェルドII世》]]で呪文を連打」など。
//「[[《黒騎士ザールフェルドII世》]]で呪文連発」
//「連発」は「撃つ」に限定されなくない?「連打」ならさておき。

[[空撃ち]]とは呪文の[[効果]]が一部しかできない場合にも関わらずその呪文を唱えること。&br;例として[[チャージャー]]呪文をあえて不発させて[[マナブースト]]する、[[《炎晶バクレツ弾》]]を[[マナ回収]]のために唱える、などがある。
-空撃ちできない場合がある呪文は[[《魔流毒》]]、[[《憎悪と怒りの獄門》]]がある。前者は[[追加コスト]]、後者は[[プレイ]]制限のため。
[[空撃ち]]とは呪文の[[効果]]が一部しかできない場合にもかかわらずその呪文を唱えること。&br;例として[[チャージャー]]呪文をあえて不発させて[[マナブースト]]する、[[《炎晶バクレツ弾》]]を[[マナ回収]]のために唱える、などがある。
-空撃ちできない場合がある呪文は[[《魔流毒》]]、[[《憎悪と怒りの獄門》]]などがある。前者は[[追加コスト]]、後者は[[プレイ]]制限のため。

-[[DM-28]]から《魔弾〜》という呪文が登場した。登場前から「撃つ」は使われていたがそれまで以上にしっくりくる表現となった。

**参考 [#f46592bd]
-[[用語集]]
-[[呪文]]
-[[プレイ]]
--[[召喚]]
--[[ジェネレート]]
--[[要塞化]]
--[[展開]]
-[[空撃ち]]
-[[手打ち]]

&tag(用語集,キーワード処理);