#author("2020-02-09T13:47:47+09:00","","") *呪文横取り [#de9b28d1] 相手の[[呪文]]を、自分の[[呪文]]のように使用すること。 初出は[[《陽炎の守護者ブルー・メルキス》]]。 |陽炎の守護者ブルー・メルキス SR 光/水文明 (6)| |クリーチャー:ガーディアン 8500| |このクリーチャーが相手のシールドをブレイクする時、相手はそのシールドを手札に加えるかわりに見せる。その中の「S・トリガー」を持つ呪文をすべて、自分がコストを支払わずに唱え、その後持ち主の墓地に置く。それ以外のカードを、持ち主の手札に加える。| |W・ブレイカー| |超奇天烈 ギャブル SR 水文明 (5)| |進化クリーチャー:マジック・コマンド/侵略者 7000| |進化―自分の水のクリーチャー1体の上に置く。| |侵略―水のコマンド(自分の水のコマンドが攻撃する時、自分の手札にあるこのクリーチャーをその上に重ねてもよい)| |W・ブレイカー| |このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手は自身の山札の上から5枚を表向きにする。その中から呪文を1枚選び、その後相手は残りを好きな順序で自身の山札の一番下に置く。選んだ呪文を自分がコストを支払わずに唱え、相手の墓地に置く。| [[デュエル・マスターズ]]のルール上、『相手のカードを使う』という概念が成立するのは[[呪文]]のみである。 **ルール [#xa5b1470] -使用するのは相手の[[カード]]だが、あくまでも[[唱える]]のは「自分」である。よって[[《氷牙レオポル・ディーネ公》]]や[[《爆獣マチュー・スチュアート》]]など「自分が呪文を唱えた時〜」関連の能力があれば[[トリガー]]する。 -「自分の呪文の効果によって」とは「自分の呪文によって」と書かれてあるものは、「自分が唱えた呪文の効果で」と定義されているため、自分の[[ハンデス]]呪文を相手が横取りして自分の[[《永遠のリュウセイ・カイザー》]]を捨てる時、問題なく[[マッドネス]]効果が発動してバトルゾーンに出る。 -[[《機動基盤 コア・キャリバー》>《機動基盤 コア・キャリバー/エレクトロ・シャワー》]]のような「自分の呪文を唱えた時」の「自分の」というのは「自分の所有している」という意味なので、相手が自分の呪文を横取りで唱えた時、その能力はトリガーする。 -バトルゾーンに相手の[[《光神龍スペル・デル・フィン》]]や[[《偽りの王 ナンバーナイン》]]などの効果で呪文を封じられていると、当然横取りでも唱えることはできないが、できることは全て行うのがルールのため、[[強制]]効果で唱えるものは、唱えなかったとしてもその後の能力の[[解決]]は行われる。例えば、[[《陽炎の守護者ブルー・メルキス》]]は「その後持ち主の[[墓地]]に置く」とあるので、唱えられなくても墓地に置く。 --しかし、[[《Code:1059》]]のように呪文横取りが任意の場合は、唱えることもできず、「そうしたら、その呪文を相手の山札の一番下に置く」などの能力も実行されない。 -[[《ライト・ブーメラン》]]や各種[[チャージャー]]などの、唱えた後に[[墓地]]ではなく別の場所に置かれる[[呪文]]を横取りした場合、唱えた後にどこに置かれるかは''横取り能力が置換効果か否かで異なる''。 --[[バトルゾーン以外の場所]]に置かれる場合、横取り能力が置換効果なら指定された相手の[[ゾーン]]へ、そうでないなら相手の[[墓地]]に置かれる。 --[[バトルゾーン]]に置かれる場合(これは[[ツインパクト]]のみありうる)、置換効果か否かにかかわらず[[バトルゾーン]]に出る。 ---[[バトルゾーン]]のみ例外なのは、それ以外の[[領域>ゾーン]]と違い共用の領域であり、適切な場所として問題なく参照できるためである。またその際に、正しいカードの持ち主を再度確認するため、相手のカードを自分のクリーチャーとしてバトルゾーンに出すことは不可能。 //暫定回答(ブロッケン・ヴォーンの裁定が固まっていないため) //|移動先|呪文の効果の一部|置換効果| //|手札|(存在しない)|相手の手札に戻る&br;例:[[《ドラゴン・ラボ》]]| //|マナ|墓地に置かれる&br;例:[[《ライト・ブーメラン》]]|相手のマナに置かれる&br;例:[[チャージャー]]能力、[[《ブロッケン・ヴォーン》]]| //|シールド|墓地に置かれる&br;例:[[《スローリー・チェーン》]]|相手のシールドに置かれる&br;例:[[裁きの紋章]]((「呪」の頂 サスペンスの効果でのみ))。| //|バトルゾーン|バトルゾーンに相手の&br;クリーチャーとして置かれる&br;例:[[《Q.Q.QX./終葬 5.S.D.》]]|バトルゾーンに相手の&br;クリーチャーとして置かれる&br;例:[[《暗黒の騎士ザガーン/「一方的に勝つに決まっている」》]]| **運用方法 [#vbfeb23d] この能力を持つカードをデッキに入れる場合、自分のデッキに[[超次元ゾーン]]から[[サイキック・クリーチャー]]や[[ドラグハート]]を出せるカードが入っていなければ[[超次元ゾーン]]を相手の[[超次元]][[呪文]]で唱えた時バトルゾーンに出せる[[サイキック・クリーチャー]]で固めたり、自分のデッキに[[GR召喚]]できるカードが入っていなくても相手の[[GR召喚]]可能な呪文を唱える可能性もあるため、[[超GR]]には自分が[[GR召喚]]した時に有利になれる[[GRクリーチャー]]を入れるのが好ましい。 **呪文横取りが可能なカードの例 [#i372a107] -[[《陽炎の守護者ブルー・メルキス》]] -[[《無限王ハカイ・デストロイヤー》]] -[[《超奇天烈 ギャブル》]] -[[《神羅カリビアン・ムーン》]] -[[《天革の騎皇士 ミラクルスター》]] -[[《「呪」の頂 サスペンス》]] -[[《呪怨秘宝バキューム》]] -[[《堕天左神エレクトラグライド》]] -[[《神託の王 ゴスペル》]] -[[《Code:1059》]] -[[《潜水兎 ウミラビット》]] -[[《ひみつのフィナーレ!》]] -[[《サイバー・K・ウォズレック》>《サイバー・K・ウォズレック/ウォズレックの審問》]] -[[《龍芭扇 ファンパイ》]]/[[《龍脈空船 トンナンシャーペ》]]/[[《亜空艦 ダイスーシドラ》]] など **その他 [#h0255f72] -これらの[[カード]]を使用する際、必然的に相手のカードを扱うため、その取り扱いには気をつけなければいけない。カードの扱いのトラブルには気を付けよう。 -先述の通り、現在のデュエルマスターズでは、相手のカードを自分のカードして扱われるのは呪文のみであるが、クリーチャーに対して同様の行動を行えるカードとして、[[《パック・リーマン》]]が存在する。あちらも相手のクリーチャーそのものを奪っている訳ではなく、あくまでも能力だけを使っている。 **参考 [#l4cd08db] -[[用語集]] -[[呪文]] -[[唱える]] -[[コスト踏み倒し]] -[[呪文メタ]] -[[打ち消し]]