#author("2023-10-23T01:33:29+09:00","","")
#author("2023-10-23T06:12:46+09:00","","")
*可能ならこのクリーチャーを選ぶ [#p2e89a64]

文字通り、相手がカードを選ぶ時、自身を選ぶことを強制させる能力。
初出は[[DMRP-06]]の[[《ギギギのギタロー》]]。

[[《ちょっと☆きゃわ☆じょらごん》]]は特殊で、誘導先は自身であるとは限らない。[[《自由の末弟 トド松》]]や[[ダイナモ]]によって[[カワイさ]]が変動していればそれに疑似付与する。

|ギギギのギタロー UC 無色[ジョーカーズ] (4)|
|クリーチャー:ジョーカーズ 3000|
|このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、そのターン、相手が自分のクリーチャーを選ぶ時、相手は可能ならこのクリーチャーを選ぶ。(ただし、自分の他のクリーチャーを攻撃またはブロックしてもよい)|

|パス・オクタン P 水文明 (2)|
|GRクリーチャー:トリックス/ワンダフォース 1000|
|相手のターン中、相手が自分の他のクリーチャーを選ぶ時、可能ならこのクリーチャーを選ぶ。|
|(ゲーム開始時、GRクリーチャーは山札には含めず、自分の超GRに置き、バトルゾーン以外のゾーンに行った場合、超GRの一番下に戻す)|

[[注釈文]]にもある通り、この能力は[[攻撃]]や[[ブロック]]は制限しない。この点は「[[選ばれない>アンタッチャブル]]」と同じ。

酷似した能力に[[《アクア特攻兵 デコイ》]]の能力が存在するが、こちらは裁定が異なる。

**ルール [#f5fdd340]
-「相手が」自分のクリーチャーを選ぶ時に発揮される能力のため、この能力を持つクリーチャーを選ばなければならないのは相手のみ。[[選ばせ除去]]や、自分で[[《邪魂転生》]]などを使う際に、このクリーチャーを選ぶ必要はない。
--相手が「自分の」クリーチャーを選ぶ時と書いてあるが、[[《スパイラル・ゲート》]]や[[《ドンドン吸い込むナウ》]]、[[《グレート・グラスパー》]]の[[マナ送り]]といったプレイヤー指定なくクリーチャーを選ぶ効果の最中も必ず《同期の妖精》を選ぶ必要がある。したがって、相手は自身のクリーチャーを選ぶ事ができなくなる。

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※以下は全て相手の[[《同期の妖精/ド浮きの動悸》]]が''1体だけ''バトルゾーンにいることを前提に解説する。
-前提として、複数のカードを同時に選ぶ効果によって、同じものを重複して2回以上選ぶことはできない。[[《英知と追撃の宝剣》]]のような、[[強制]]で2体ちょうどを選ぶ効果があっても、《同期の妖精》が2体分の選択を担当できるわけではない。
この場合、《同期の妖精》1体は必ず選び、もう1体は好きなクリーチャーを選べる。
--効果の過程で変数を使う場合、あるいは対象にできる最大数がある「n体まで選ぶ」でも同様。
---変数を使う例として[[《“轟轟轟”ブランド》]]の能力がある。捨てた枚数に応じて複数のクリーチャーを同時に選ぶ時、《同期の妖精》を含んでいれば、他のクリーチャーも同時に破壊することが出来る。
---最大数がある例には[[《飛ぶ革命 ヴァル・ボルシャック》]]の能力など、様々なものが存在する。少なくとも《同期の妖精》1体は選ぶことを強要されるが、「2体選ぶ」という選択を取れなくなることはない。

-[[《スパイラル・ゲート》]]や[[《ドンドン吸い込むナウ》]]のようなプレイヤー指定のない能力も、必ず《同期の妖精》を選ぶ必要がある。自分のクリーチャーを選ぶ事もできなくなる。

-[[エレメント]]指定の能力、[[カード指定除去]]といった能力でも、選べる対象に《同期の妖精》が入っているなら必ず選ばなければならない。
--ただし、そもそも選択肢に《同期の妖精》が入っていないなら選択は誘導されない。例えば、[[ブロッカー]]だけを破壊する[[《火炎流星弾》]]による効果は、[[ブロッカー]]ではない《同期の妖精》では止められない。

-内部的に分割して選択効果が発生するものは、その都度選ぶ。[[《神楯と天門と正義の決断》]]の[[フリーズ]]選択肢や[[《魔弾チェーン・スパーク》]]の[[ナイト・マジック]]といった[[モード]]や[[アイコン能力]]で該当する場合がある。
--除去を伴うものは、以下の理由で途中から他を選べるようになることもある。注意すべきは[[《ブレイン・コンチェルト》]]の選択肢の1つである[[プリン効果]]のように、1体を無尽蔵に選択できてしまうものが《同期の妖精》1体で完封されてしまうこと。

-対象を選ぶ効果の[[解決]]時点で、《同期の妖精》がバトルゾーンを離れていたのなら、誘導効果は消滅している。
--最も顕著な例は、[[《絶望と反魂と滅殺の決断》]]や[[《撃髄医 スパイナー》]]。クリーチャーの選択は非同時のため[[パワー低下]]のたびに《同期の妖精》を選ばせる効果は発動しているものの、通常の状況では初回の1体選択と[[パワー低下]]の適用の時点で《同期の妖精》はパワーが0以下となって破壊されている。2回目のクリーチャー選択が始める時点で《同期の妖精》がいなくなっているため、自由に対象を選ぶことができる。
--もちろん、別々のカードが連続的に使われるときも同様。W・ブレイク以上により[[《デーモン・ハンド》]]を2枚唱えた時、1回目で《同期の妖精》を破壊すれば、2回目で他のクリーチャーを破壊できる。
[[G・ストライク]]も同じタイミングで誘発する能力のため、先に[[S・トリガー]]で《同期の妖精》を除去できれば、他のクリーチャーを選べる。

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※以下は相手の[[《同期の妖精/ド浮きの動悸》]]が''2体以上''バトルゾーンにいる場合。
-[[《英知と追撃の宝剣》]]のような、[[強制]]で2体ちょうどを選ぶ効果は、それぞれ別の《同期の妖精》を選ぶ。すなわち未選択の《同期の妖精》がある場合は依然として「可能ならこのクリーチャーを選ぶ」効果が働いていると考えれば良い。
--選択できる最大数より多く《同期の妖精》がある場合、[[割り振り火力]]など選択数が可変のものも、未選択の《同期の妖精》がなくなるように選べば良い。

**その他 [#y7e711d4]
//-[[攻撃誘導]]とは似て非なる能力と言える。あちらは選ぶ事を制限しないが、こちらは[[攻撃]]を制限できない。

-[[攻撃誘導]]と、部分的に考え方は似ている。そちらは文字通り「[[攻撃]]」を吸引するため、「選ぶ(攻撃は含めない)」とは効果対象が全く異なる。しかし、どちらも「それをすることは許可するが、するのであれば対象が限定化される」「矛盾する状況なら『可能なら』を満たしていないと判断し、異なる対象も選べる」という部分では共通している。

**参考 [#k04abc92]
-[[用語集]]
-[[《ギギギのギタロー》]]
-[[《パス・オクタン》]]

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