#author("2020-04-27T11:15:19+09:00","","")
*&ruby(じゅうおうへんかんきょう){十王篇環境}; [#fb0202b8]

-''Prev'':[[超天篇環境]]

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**超天篇環境末期~十王篇環境始めにおける予備知識 [#bd951e04]
***概要 [#c4449d7a]
前シリーズの[[超天篇環境]]では[[GR召喚]]による、運混じりの一発逆転をテーマにして販売された。

初期のGRクリーチャーは2コスト程度のスペックや[[準バニラ]]が多く、切り札とされた[[《The ジョラゴン・ガンマスター》]]などもバトルゾーンにある程度カードが揃わないと力を発揮しなかった。その為、主人公達は条件を満たして真の力を発揮させようとしたり、足りないカードパワーを補うため[[オレガ・オーラ]]を付けて戦うという展開が行われた。こうして[[超GR]]はプレイヤー達に浸透していったが、当時は[[環境]]に影響を与えるだけのカードパワーが無かった為、既存のデッキ群の後を追うレベルとされていた。
しかし、[[DMRP-11]]にこれまでのコストパフォーマンスとは一線を画する、重量級[[マナドライブ]]を備えたGRクリーチャーが登場し、それらと相性の良い[[【ミッツァイル】]]が大流行。これを機に超天篇環境は[[速攻]]と[[ループ]]に二極化されていったが、根本にあるのは大量展開を活かしたアクションであり、展開に対戦時間の多くが取られてしまう事となった。

また、[[覚醒編環境]]や[[ドラゴン・サーガ環境]]では[[超次元ゾーン]]で使える高レアリティのカードを集めるべく、プレイヤー達の買い占めが起こり、超次元関連のカードに対する高騰が起こった。[[超天篇環境]]ではその様な事態を解消する為に、既存の[[GRクリーチャー]]を[[構築済みデッキ]]に何度も収録したり、[[DMEX-05 「100%新世界! 超GRパック100」]]などで手に入る機会を増やしたりしてカードの過激な高騰を防ぐ措置が取られた。これにより、低レアリティのGRクリーチャーはカード資産の少ないプレイヤーにも使える物となったが、[[《BAKUOOON・ミッツァイル》]]や[[《ゴッド・ガヨンダム》]]の様な高レアリティの多くは使用の為にはガン積み必須だった。この為、高レアリティな関連カード、特に大量展開を行えるカードの暴騰を抑える事は出来なかった。

また、デュエマゴールデンリストでも[[DMRP-09]]の早期再録や[[DMEX-08]]での[[《堕魔 ヴォーミラ》]]の再録ミスもあり、信用失墜が問題となって廃止されてしまった。

こうして、超天篇環境は当初掲げられていた、[[GRクリーチャー]]による一発勝負とは程遠い、課金ゲーで目当てのキャラが出るまでリセマラするようなプレイングが大流行。一度大量展開が起これば逆転はほぼ不可能であり、ハラハラ感を楽しめるのとは程遠い結果になってしまった。
同時に、歴代環境でもかつてないレベルで使われるカードの淘汰が行われてしまい、同じデッキばかり見る事となったプレイヤー達の不満が募り、資産の少ないプレイヤーにはカードを買い揃える事がままならず、大会でも全く勝てないとの不評だった。([[ミッツァイル・マスターズ]])

勿論、[[超GR]]によってメインデッキの圧縮が可能になったり、新しいデッキタイプがこれまで以上に作られていったのもまた事実だが、不満の方が多くなってしまった点が開発側としては失敗だっただろう。(参照:[[クリエイターズ・レター vol.34>https://dm.takaratomy.co.jp/cls/creatorsletter34/]])

十王篇ではそれらを一新すべく、新たな試みが行われる事に期待が高まるが、新型コロナウイルスによる世界レベルでの危機が迫った為、今度は各地の大会や[[CS>チャンピオンシップ]]が中止になる事態となった。(仮に大会を行ってもポイントには集計されない措置が取られている。)


**[[DMSD-14]]、[[DMSD-15]]期(発売日 2020年3月14日) [#v1c1f51c]

***新戦力カード [#d5d6b6c4]

-[[DMSD-14 「キングマスタースタートデッキ ジョーのキリフダッシュ」>DMSD-14]]
--[[《勝熱龍 モモキング》]]
--[[《熊四駆 ベアシガラ》]]
--[[《新導バット》]]
--[[《モモダチパワー!!!》]]

-[[DMSD-15 「キングマスタースタートデッキ 鬼札の鬼タイム」>DMSD-15]]
--[[《鬼ヶ鬼 ジャオウガ》]]
--[[《「双打」の鬼 ウコン丸》]]
--[[《襲来、鬼札王国!》]]

***概要 [#c4449d7a]
初の最高[[レアリティ]]カードを収録した[[DMSD-14]]と[[DMSD-15]]によって華々しく幕を開けた十王篇環境だが、新型コロナウイルスの蔓延に伴い大会を中止する店舗が相次いだため、詳しいデータを取る事ができなくなっている。
しかし、[[キリフダッシュ]]が強力で特に[[《熊四駆 ベアシガラ》]]が大いに活躍していることは確かな情報であり、[[鬼タイム]]の評価はマチマチ。

[[【4色ドッカンデイヤー】>【ドッカンデイヤー】#Dokkan4c]]や[[【バーンメアジョーカーズ】]]は、[[超天篇環境]]から引き続き環境の中心となっている。

**[[DMRP-13]]期(発売日 2020年3月28日) [#v1c1f51c]

***新戦力カード [#d5d6b6c4]

-[[キングマスターカード]]
--[[《勝熱英雄 モモキング》]]
--[[《鬼ヶ覇王 ジャオウガ》]]
--[[《大樹王 ギガンディダノス》]]
-[[スーパーレア]]
--[[《「雷光の聖騎士」》]]
--[[《オーシャン・ズーラシマ》]]
-[[ベリーレア]]
--[[《GOOOSOKU・ザボンバ》]]
--[[《モモダチ ケントナーク》]]
--[[《「蒼刀の輝将」》]]
-[[レア]]
--[[《暴走の智将レッコパブロウ》]]
--[[《不敵怪人アンダケイン》]]
--[[《U・S・A・HOOD》]]
--[[《発明オジソン》]]
--[[《ナチュラ・スコーピオン》]]
-[[アンコモン]]
--[[《U・S・A・BRELLA》]]
--[[《リツイーギョ #桜 #満開》]]
--[[《モモダチ モンキッド》]]
--[[《モモダチ キャンベロ》]]
-[[コモン]]
--[[《珊瑚妖精キユリ》]]
--[[《ファッション・ナスオ》]]

***概要 [#c4449d7a]

[[【赤緑キリフダッシュ】]]、[[【白青ギャラクシールド】]]、[[【黒緑フシギバース】]]など、新たなデッキタイプが数多く形成された。
[[《不敵怪人アンダケイン》]]は[[【アンダケインループ】]]や[[【アンダケインランデス】]]を形成した。特に後者は[[《腐敗勇騎ドルマークス》]]とのコンボで大暴れしている。
GRによる[[ソリティア]]を[[メタ]]る[[《U・S・A・BRELLA》]]と[[《リツイーギョ #桜 #満開》]]などは発売当初から注目され、超天篇で荒んでしまった環境の是正の期待はこの2体に寄せられていた。

平年通りであればそれらのデッキも大会で活躍し始めている頃だが、引き続き新型コロナウイルスの影響で大会はほとんど中止になっており、多くのデッキタイプが活躍の場を持て余している。

そんな中かろうじて行われた宮崎[[CS>チャンピオンシップ]]では、[[《U・S・A・BRELLA》]]と[[《GOOOSOKU・ザボンバ》]]の2体の新戦力が加わった[[【赤白レッドゾーン】>【レッドゾーン】#RedWhite]]が多数上位入賞を果たした。そして意外な事に、優勝はまさかの[[【5色ジョリー】]]だった。

さらに非公認大会も含めれば、これらの登場以降も[[【4色ドッカンデイヤー】>【ドッカンデイヤー】#Dokkan4c]]や[[【バーンメアジョーカーズ】]]の優勝、上位入賞の報告もネット上で数多く、[[《U・S・A・BRELLA》]]と[[《リツイーギョ #桜 #満開》]]が登場してもなおGRによる[[ソリティア]]は収束の兆しを見せなかった。

しかし、後に【アンダケインランデス】の発展形であり、最速2ターン目から[[ランデス]]に入ることができる凶悪なデッキ[[【アンダケイン墓地ソース】>【アンダケインランデス】#UBochi]]が構築された。最速2ターン目に[[ランデス]]に突入できるため、[[【4色ドッカンデイヤー】>【ドッカンデイヤー】#Dokkan4c]]や[[【バーンメアジョーカーズ】]]よりも早い速度で[[ソリティア]]に入れることも多い。それゆえ、[[《不敵怪人アンダケイン》]]か[[《腐敗勇騎ドルマークス》]]の[[殿堂入り]]、[[プレミアム殿堂コンビ]]指定を予測する声が早くも多く上がっている。[[《腐敗勇騎ドルマークス》]]は最後に再録されたのが約5年前の[[DMD-25 「マスターズ・クロニクル・デッキ ロマノフ煉獄からの復活」]]であったため、この活躍を受けてシングルカードの値段が上がった。

GRに対する新たなメタデッキとして、[[ギャラクシールド]]によって大幅に強化された[[【ダッカルパラノーマル】]]が急速に流行。[[《凄惨なる牙 パラノーマル》]]が1体でもシールドに表向きに置かれれば、[[cip]]能力のトリガー自体は防げないが[[《ヨミジ 丁-二式》]]のような[[自壊]]式のcip能力や、[[《せんすいカンちゃん》]]や[[《無限合体 ダンダルダBB》]]のような[[アタックトリガー]]持ちも能力が機能する前に除去できるので、これだけでGRを主軸としたデッキをほぼ詰みに追い込むことができるようになった。

この【アンダケイン墓地ソース】と【ダッカルパラノーマル】は、[[【4色ドッカンデイヤー】>【ドッカンデイヤー】#Dokkan4c]]や[[【バーンメアジョーカーズ】]]にも速さで勝てることが多く、ある意味GRによる[[ソリティア]]を収束させたのはこれら2種のデッキと言えるのかもしれない。
特に【アンダケイン墓地ソース】の凶悪さは今後の[[エキスパンション]]次第では更に引き立たせられる可能性もあり、【ダッカルパラノーマル】と共にこれからの十王篇環境の中心となることが予想される。

**緊急事態宣言発令(2020年4月7日) [#v1c1f51c]

新型コロナウイルスの影響を受けながらも多くのデッキタイプが活躍していたが、4月7日に緊急事態宣言が安倍首相により発令された。対象地域は東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡の7都道府県で、効力は5月6日までの1カ月。
該当地域の大会に大きな影響が出ることは避けられず、それ以外の地域でも多くの大会の経営者が苦渋の決断を強いられることになるだろう。

緊急事態宣言の発令から1週間が経過した4月14日には、5月1日以降の公認CSサポートおよび公認店舗大会サポート(デュエマパラダイスは6月1日以降、デュエマフェス、デュエバトルは6月15日以降)を休止とすることが公式サイトで発表された。
これにより殆どの大会が中止になることが確定付けられ、それに伴い今後の環境データの測定も困難になることが予想される。

また、4月16日には緊急事態宣言の対象地域が全ての都道府県に拡大した。
2日後には[[DMEX-09]]と[[DMEX-10]]の登場も控えており、それらのカード群の活躍に支障が出る可能性も大いにある。

**[[DMEX-09]]、[[DMEX-10]]期(発売日 2020年4月18日) [#v1c1f51c]

***新戦力カード [#d5d6b6c4]

-[[DMEX-09 「Wチームドッキングパック チーム切札&チームウェイブ」>DMEX-09]]
--[[スーパーレア]]
---[[《ロールモデルタイガー》]]
--[[ベリーレア]]
---[[《イニシャッフチブ》]]
--[[レア]]
---[[《私立探偵 檜 大木人》]]
---[[《ツネキン☆ゲームス》]]
--[[アンコモン]]
---[[《ジャック・豆ルソン》]]
--[[コモン]]
---[[《【神回】バズレンダでマナが大変なことに?!【驚愕】》]]

-[[DMEX-10 「W王国ドッキングパック 鬼札王国&不死樹王国」>DMEX-10]]
--[[スーパーレア]]
---[[《「是空」の鬼 ゲドウ権現》]]
---[[《ドマンモ龍樹》]]
--[[ベリーレア]]
---[[《「輪廻」の鬼 シャカ車輪》]]
--[[レア]]
---[[《鬼寄せの術》]]
--[[アンコモン]]
---[[《ザンジ変怪》]]
--[[コモン]]
---[[《ロボネコ・フシャーン》]]
---[[《ミチズレ入道》]]

***概要 [#c4449d7a]

[[《【神回】バズレンダでマナが大変なことに?!【驚愕】》]]は最初は甘く見るプレイヤーも一定数いたが、[[バズレンダ]]の打ち分け可能な性質から新たな初動呪文として定着した。

[[《鬼寄せの術》]]は効果が判明した当初から多くの注目を集めていたが、[[GR召喚]]系統のデッキとアンチシナジーであることからさほど活躍しなかった。

*主流デッキ(通常環境) [#jd87c8f4]
-[[【赤緑キリフダッシュ】]]
-[[【レッドゾーン】]]
--[[【赤白レッドゾーン】>【レッドゾーン】#RedWhite]]
-[[【5色ジョリー】]]
-[[【バーンメアジョーカーズ】]]
-[[【オボロティガウォック】]]
-[[【クラッシュ“覇道”】]]
-[[【キリフダッシュドギラゴン剣】]]
-[[【ダッカルパラノーマル】]]
-[[【“B-我”ライザ】]]
-[[【アンダケインループ】]]
--[[【アンダケイン墓地ソース】>【アンダケインループ】#UBochi]]
-[[【アンダケインランデス】]]

**参考 [#u4e004f8]
-[[デッキ・カードプールの変遷]]
-[[十王篇]]