#author("2021-12-22T22:42:24+09:00","","")
#author("2023-06-14T21:40:30+09:00","","")
*&ruby(こうしき){公式};ルール [#p0ba5a3a]

[[デュエル・マスターズ]]の公式ルールを解説する(([[ルール]]の項目も参照))。
なお、ここでは通常の1対1のデュエマについて述べる。[[多人数戦]]についてはそちらのページを参照のこと。

+[[ゲームの概要>#r1]]
+[[カードの情報>#r2]]
+[[ゾーン>#r3]]
+[[ゲームの準備>#r4]]
+[[ゲームの進行>#r5]]
//長くなってきたので目次を追加。

**ゲームの概要 [#r1]
[[プレイヤー]]は[[クリーチャー]]を[[召喚]]したり[[呪文]]を[[唱え>唱える]]たりしながら、自らが操る[[クリーチャー]]で相手[[クリーチャー]]や相手[[プレイヤー]]を[[攻撃]]していく。
各[[プレイヤー]]は「[[シールド]]」と呼ばれる5枚の[[カード]]で守られており、相手[[プレイヤー]]を[[攻撃]]することで[[シールド]]を[[ブレイク]]することができる。((基本的にブレイクするシールドを選ぶのはブレイクしているクリーチャーの持ち主である))[[シールド]]を全て失った相手に[[攻撃]]して[[とどめの一撃>ダイレクトアタック]]を与えれば勝利である。
ただし、[[ブレイク]]された[[シールド]]は[[手札]]に加えられ、それが[[S・トリガー]]であれば即座に使用できるため、そこから反撃することも可能である。これにより、逆転性の高いスリリングなゲームが楽しめるようになっている。
ただし、[[ブレイク]]された[[シールド]]は[[手札]]に加えられ、それが[[S・トリガー]]または[[G・ストライク]]であればそのカードの能力を即座に使用できるため、そこから反撃することも可能である。これにより、逆転性の高いスリリングなゲームが楽しめるようになっている。
-「[[とどめの一撃>ダイレクトアタック]]」が主な勝利条件だが、それ以外の勝利/敗北条件もある。&br;具体的には相手の[[山札]]がなくなった時は自分が勝利する(>[[ライブラリアウト]])ほか、一部に「[[ゲームに勝利する>特殊勝利]]」「[[ゲームに敗北する>特殊敗北]]」という[[能力]]を持ったカードも存在する。

**カードの情報 [#r2]
カードに記載されている情報には[[カード名]]、[[種類>カードタイプ]]、[[文明]]、[[種族]]、[[コスト]]、[[マナ数]]、[[パワー]]、[[テキスト]]、[[カードイラスト]]、[[イラストレーター]]、[[フレーバーテキスト]]、[[レアリティ]]、カード番号がある。
ただし全てのカードに全ての情報があるわけではなく、[[パワー]]のように[[クリーチャー]]だけに記載されている情報や、[[フレーバーテキスト]]のようにカードごとにあったりなかったりする情報もある。


#region2(以下、それぞれの情報について詳述){{
:[[カード名]]|カード上部に大きく書かれている([[神帝]]など一部例外あり)。「[[デッキ]]に同じカードは4枚まで」という制限はここで判別する。

:カードの種類|カードイラストの下に書かれており、[[クリーチャー]]、[[呪文]]、[[クロスギア]]などの[[カードタイプ]]と、[[進化]]、[[サイキック]]、[[エグザイル]]などの[[特殊タイプ]]の2つによって構成される要素。[[カードタイプ]]は単体で意味を成し、全ての[[カード]]が有する。[[特殊タイプ]]はより厳密にカードタイプを分割するもので、2種類以上の特殊タイプを持つカードも存在する。
表記としては『〇〇(特殊タイプがある場合)△△(カードタイプ)』といった形である。
表示例:進化クリーチャー

:[[文明]]|カードの色。[[光]](白)、[[水]](青)、[[闇]](黒)、[[火]](赤)、[[自然]](緑)の5色があり、文明ごとに大雑把な傾向がある。また2つ以上の文明を併せ持つ[[多色]]カードや、何の文明も持たない[[無色]]カードも存在する。
[[コスト]]を払ってカードをプレイする際、そのカードが持つ文明のカードを少なくとも1枚ずつ、[[マナゾーン]]で[[タップ]]する必要がある。(コストが[[軽減>コスト軽減]]されている際でも同様)

:[[種族]]|[[クリーチャー]]と[[オレガ・オーラ]]及び一部の[[呪文]]と[[クロスギア]]のみが持つ情報。[[カード名]]の下に小さく書かれている。
[[アーマード・ドラゴン]]や[[オリジン]]、[[フェニックス]]など、様々な種族が存在し、種族ごとに名前や[[イラスト>カードイラスト]]、[[能力]]などに共通点があることが多い。

:[[コスト]]|カードの左上に書かれた数値で、一般に強力なカードほど大きい。カードをプレイする際、[[マナ数]]の合計がこの数値と一致するように[[マナゾーン]]のカードを[[タップ]]する必要がある。

:[[マナ数]]|カードの下中央に逆さ向きで書かれた数で、[[マナゾーン]]で[[タップ]]した時に生み出せる[[マナ]]の数を表す。ほぼ全てのカードのマナ数は1であり、[[5色レインボー]]は0。[[サイキック]]、[[ドラグハート]]、[[GR]]の特性を持つクリーチャーはそもそもマナゾーンに留まることができないのでマナ数が描かれていない。(それらのカードを使ってバトルゾーンからマナを生み出す場合は[[5色]]と同じく文明は生み出せるものの生まれるマナは0として扱う。)

:[[パワー]]|カードの左下に書かれた数値で、[[クリーチャー]]のみが持つ情報。[[クリーチャー]]の[[バトル]]での強さや[[破壊]]されにくさを示すパラメータで、大きいほど強力。基本的に1000の倍数で、一部のクリーチャーは500の倍数([[例>《ボルシャック・コロドラゴン》]][[外>《巳年の強襲者 コブラ》]][[あ>《伝説の禁断 ドキンダムX》]][[り>《「我」の極 エゴイスト》]])。

:[[テキスト]]|[[能力]]欄。カードの下半分を占めており、特殊能力や[[キーワード能力]]が記述される。

:[[カードイラスト]]|カードの上半分に描かれたイラスト。[[種族]]ごとに共通の特徴があったりするが、ゲームには直接使用しない。

:[[イラストレーター]]|カードイラストの右下隅に小さく書かれた、そのイラストを描いた絵師の名前。[[一部例外を除いて>《ハムカツのイラスト百烈ペン》]]ゲームには直接使用しない。

:[[フレーバーテキスト]]|テキスト欄の下に小さく書かれた、デュエル・マスターズの世界観を表現した文章。ないものもある。[[一部例外を除いて>《爆熱血 ナレ太郎》]]ゲームには直接使用しない。

:[[レアリティ]]|カードの手に入れやすさを表すもの。[[コモン]]、[[アンコモン]]などのありふれたものから[[レア]]、[[ベリーレア]]、[[スーパーレア]]など入手しにくいもの、[[ビクトリー]]、[[レジェンド>レジェンドカード]]、[[マスター>マスターカード]]など希少なカードにのみ与えられる称号もある。[[プロモカード>プロモーション・カード]]などはついていないこともある。[[ビクトリー]]や[[例外>《レアリティ・レジスタンス》]]を除き、ゲームには直接使用しない。
//''[[レアリティ]]''カードの手に入れやすさを表す、右下に小さく示されたアイコン。手に入れやすい方から順に[[コモン]]、[[アンコモン]]、[[レア]]、[[ベリーレア]]、[[スーパーレア]]([[スペシャルスーパーレア]])、[[ビクトリー]]、[[ダブルビクトリー]]、[[レジェンドカード]]、[[禁断レジェンドカード]]の10種類があり、[[プロモカード>プロモーション・カード]]などはついていないこともある。ビクトリーを除き、ゲームには直接使用しない。

:カード番号|カードの右下隅に小さく書かれた、それぞれのカードを区別する番号。同じ[[カード名]]のカードでも、[[再録]]されたものはカード番号が変わる。ゲームには直接使用しない。
}}


**ゾーン [#r3]
各[[プレイヤー]]のフィールドはそれぞれ[[バトルゾーン]]、[[シールドゾーン]]、[[マナゾーン]]、[[山札]]、[[手札]]、[[墓地]]、[[超次元ゾーン]]、[[超GRゾーン]]という8つのゾーンと[[どこでもないゾーン]]で成り立っている。
各[[プレイヤー]]のフィールドはそれぞれ[[バトルゾーン]]、[[シールドゾーン]]、[[マナゾーン]]、[[山札]]、[[手札]]、[[墓地]]、[[超次元ゾーン]]、[[超GRゾーン]]という8つのゾーンで成り立っている。
なお、各[[プレイヤー]]がいつでもカードを確認できるゾーンを「公開情報」、一部もしくは全てのプレイヤーがカードの中身を見ることのできないゾーンを「非公開情報」と呼ぶ(ただし枚数はどのゾーンでも確認可能)。
どこでもないゾーン以外を表にすると以下の様な形でゲームを始める↓
表にすると以下の様な形でゲームを始める↓

|>|>|>|>|BGCOLOR(white):CENTER:&br;[[バトルゾーン]]&br; |
|BGCOLOR(white):CENTER:[[シールドゾーン]]|BGCOLOR(white):CENTER:[[山札]]|BGCOLOR(white):CENTER:[[墓地]]|BGCOLOR(white):CENTER:[[超次元ゾーン]]&br;または&br;超GRゾーン|BGCOLOR(white):CENTER:[[超GRゾーン]]&br;または&br;超次元ゾーン|
|BGCOLOR(white):CENTER:[[シールドゾーン]]|BGCOLOR(white):CENTER:[[山札]]|BGCOLOR(white):CENTER:[[墓地]]|BGCOLOR(white):CENTER:[[超次元ゾーン]]|BGCOLOR(white):CENTER:[[超GRゾーン]]&br;|
|>|>|>|>|BGCOLOR(white):CENTER:&br;[[マナゾーン]]&br; |

|BGCOLOR(white):CENTER:&br;[[手札]]&br; |

ゲーム開始時点ではそれぞれ枚数制限があるものの、カードの効果によって枚数が各ゾーンの規定枚数より増えてもゲームの進行上問題はない。
(例:[[《怒流牙忍法 次元隠しの術》]]によって8枚以上超次元ゾーンにカードがある状態など)
//また[[超次元ゾーン]]以外には枚数の上限はない。
//ストームG、Evoチャージャー、スーパーパラディンなどを意図的に使えば、通常カードを超次元ゾーンに送ることも可能。

#region2(以下、それぞれのゾーンについて詳述){{
:[[バトルゾーン]]|[[クリーチャー]]や[[クロスギア]]などを置く、デュエルの中心となる戦場。ここのみ各プレイヤー共通のゾーンで、公開情報。

:[[シールドゾーン]]|[[バトルゾーン]]より手前にある、[[プレイヤー]]を守る[[シールド]]を並べる場所。非公開情報。

:[[マナゾーン]]|[[シールドゾーン]]の下にある、[[マナ]]を生み出すためのカードを置く場所。ここにある[[アンタップ]]状態のカードを[[タップ]]することで[[コスト]]を支払い、カードをプレイすることができる。公開情報。

:[[山札]]|[[シールドゾーン]]の右横にある、未使用のカードが置かれる場所。ここのカードがなくなると負け(>[[ライブラリアウト]])。非公開情報。

:[[手札]]|各[[プレイヤー]]が手に持っているカード。内容は自分だけが確認できる。

:[[墓地]]|[[山札]]の右横にある、[[破壊]]された[[クリーチャー]]や[[唱え>唱える]]終わった[[呪文]]など、主に使用済みのカードが置かれる場所。公開情報。

:[[超次元ゾーン]]|[[サイキック]]および[[ドラグハート]]を置くための特殊なゾーン。[[墓地]]の右横にあり、ゲーム開始時の枚数の上限は8枚。公開情報。
(超GRゾーンと同じく墓地の右横という決まりはあるものの、両方使用する場合どちらを墓地の右横に置くかは決まってはいない。)

:[[超GRゾーン]]|[[GRクリーチャー]]で構成された[[超GR]]を置くためのの特殊なゾーン。[[墓地]]の右横にあり、ゲーム開始時の枚数は12枚ちょうどでなければならない。非公開情報。
(超次元ゾーンと同じく墓地の右横という決まりはあるものの、両方使用する場合どちらを墓地の右横に置くかは決まってはいない。)

:[[どこでもないゾーン]]|[[プレイ]]された[[カード]]が解決されるまで置かれる領域。厳密には[[ゾーン]]ではない。唱えている途中の[[呪文]]などがこのゾーンにある。
}}


**ゲームの準備 [#r4]
+[[デッキ]]を各[[プレイヤー]]が1つずつ用意する。&br;デッキを構成する[[カード]]は通常カードが過不足なく40枚。[[サイキック]]および[[ドラグハート]]が合計0〜8枚で、同じ[[カード名]]のカードは4枚までしか入れられない。[[超GR]]は0枚かちょうど12枚でなければならず、同じカード名は2枚までしか入れられない。[[ゲーム開始時にバトルゾーンに存在出来るカード]]は1セットしか入れられない。また[[殿堂入り]]・[[プレミアム殿堂]]などの[[レギュレーション]]も守る必要がある。
+[[デッキ]]の確認をする。&br;お互いのデッキを交換し、[[メインデッキ]]の枚数が40枚ちょうどであることを確認して[[シャッフル]]した後、相手に返す。返されたデッキはシャッフルしない。
+[[超GR]]がある場合、12枚ちょうどあるかどうか確認後デッキと同じ要領でシャッフルする。
+[[デッキ]]を展開する。&br;[[デッキ]]を[[山札]]置き場に置き、[[サイキック]]および[[ドラグハート]]を[[超次元ゾーン]]に置き、[[超GR]]の束を[[超GRゾーン]]に置く。同時に、デッキに[[ゲーム開始時にバトルゾーンに存在出来るカード]]を入れている場合はそれらを[[バトルゾーン]]に置き、[[封印]]が必要なものは[[山札]]から指定された枚数分封印を設置する。その後[[山札]]の上からカードを5枚、裏向きのまま[[シールドゾーン]]に[[シールド]]として並べ、[[手札]]を5枚[[山札]]から取る。
//相手が《滅亡の起源 零無》をバトルゾーンに置いていた場合はさらにもう1枚引く。
+[[ジャンケン]]で先攻/後攻を決める。&br;''ジャンケンに勝ったプレイヤーは必ず先攻''となり、そのプレイヤー自身によって先攻/後攻を選ぶことはできない。

**ゲームの進行 [#r5]
自分と相手が交互に[[ターン]]を行う。それぞれのターンは

+[[ターン開始ステップ]]
+[[ドローステップ]]
+[[マナチャージステップ]]
+[[メインステップ]]
+[[攻撃ステップ]]
+[[ターン終了ステップ]]

という6つの[[ステップ]]から成り立っている。先攻1ターン目のみ[[ドローステップ]]をとばす。また、[[追加でもう1ターン得る>追加ターン]]カードや、[[ターンを強制終了する>ターンの残りをとばす]]カードも[[存在する>《終末の時計 ザ・クロック》]]。

:[[ターン開始ステップ]]|[[マナ]]と[[クリーチャー]]を全て[[アンタップ]]し、[[ターン]]のはじめに解決する効果を全て解決する。
[[2017年3月25日ルール改訂]]以前は[[ターン開始ステップ]]の直後に[[アンタップステップ]]が存在していた。

//+スタートステップ(仮):ターンのはじめに解決する効果を全て解決する。
//+[[アンタップステップ]]:[[マナ]]と[[クリーチャー]]を全て[[アンタップ]]する。

:[[ドローステップ]]|[[山札]]からカードを1枚[[手札]]に加える([[ドロー]]する)。ドローは強制である。先攻の最初のターンのみ、このステップを飛ばす。

:[[マナチャージステップ]]|[[手札]]からカードを1枚選び、[[マナゾーン]]に置くことができる。(>[[マナチャージ]])

:[[メインステップ]]|[[コスト]]を支払って[[手札]]からカードをプレイすることができる。具体的には[[クリーチャー]]を[[召喚]]する、[[呪文]]を[[唱える]]、[[クロスギア]]を[[ジェネレート]]/[[クロス]]する、[[城]]を[[要塞化]]する、など。手札とコストがある限り、何枚でもカードをプレイできるし、逆に1枚もプレイしなくても構わない。

:[[攻撃ステップ]]|自分の[[クリーチャー]]を[[タップ]]して[[攻撃]]することができる。[[攻撃]]は1体ずつ順番に行う。[[攻撃]]対象として選べるのは、[[タップ]]状態の相手[[クリーチャー]]か、相手[[プレイヤー]]。ただし、この[[ターン]][[バトルゾーン]]に出た[[クリーチャー]]は原則[[攻撃]]できない。これを[[召喚酔い]]と呼ぶ。相手[[クリーチャー]]を[[攻撃]]した場合、[[バトル]]が行われる。詳しい攻撃の手順は[[攻撃]]のページを参照のこと。

:[[ターン終了ステップ]]|「ターン終了時に〜」などの[[効果]]を[[解決]]し、「ターン終了時まで〜」などの[[効果]]の有効期間が切れる。その後相手[[ターン]]へ。

より詳細な解説は''[[ステップ]]''のページに記載してあるので、併せて読んでおいてほしい。

**参考 [#a9c4cca1]
-[[用語集]]
-[[ルール]]
-[[総合ルール]]
-[[よくあるルールの勘違い]]
-[[オリジナル]]
-[[アドバンス]]

&tag(用語集,公式,ルール,公式ルール);