#author("2021-10-27T13:52:50+09:00","","")
#author("2022-07-31T20:24:25+09:00","","")
*入れ替える [#jd15f5ed]

異なる[[ゾーン]]にある[[カード]]同士の場所を交換し、双方を同時に移動させる[[キーワード処理]]のこと。
[[DM-10]]の[[《天動の化身》]]と[[《魔天降臨》]]が初出だが、「入れ替える」というテキストは使われていない。
「[[入れ替える]]」というテキスト([[キーワード処理]])が登場したのは月刊[[コロコロコミック]]2016年5月号付録の[[革命チェンジ]]から。

[[《エメラル》]]や[[《母なる大地》]]のように、結果的に入れ替わる形になっても、別々のタイミングでカードを移動させているものは、[[キーワード処理]]の「入れ替える」と見なさない。

|マテン龍樹 SR 闇/自然文明 (6)|
|クリーチャー:ジャイアント・ドラゴン/不死樹王国 8000|
|マッハファイター|
|W・ブレイカー|
|このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から5枚を墓地に置いてもよい。|
|このクリーチャーがバトルに勝った時、自分の墓地にあるカードすべてと、自分のマナゾーンにあるカードすべてを入れ替えてもよい。|
|<フシギバース>[闇/自然(10)](自分のクリーチャーを1体タップしてマナゾーンに置き、[闇/自然(10)]からそのクリーチャーのコストを引いた数のコストを支払って、このクリーチャーを自分の墓地から召喚してもよい。ただし、コストは[闇/自然(2)]より小さくならない)|

**概要 [#y1230862]

入れ替えるにも2種類ある
+各ゾーンのそれぞれ1枚(1体)のカードが入れ替わるもの
+各ゾーンのカードすべてが入れ替わるもの

**1.について [#e6fdcd43]
-[[カード]]同士の入れ替えが成立しない場合、能力は不発となる''。何かしらの効果で、どちらかのカードが元にとどまる場合、入れ替えは不発に終わる。さらに、2020年11月19日以降の正式裁定では、どちらかのゾーンのカードの[[除去置換効果]]などが発生する場合、その置換効果も発生せず、双方のカードの状態に一切変化がなくなる。バトルゾーンのクリーチャーが入れ替わる場合、[[解除]]や[[龍回避]]を持ったクリーチャーは裏返ることはなく、[[真・エスケープ]]を持ったクリーチャーによってシールドが手札に加わることもない。

-[[バトルゾーン]]にある[[クリーチャー]]が攻撃時に他のクリーチャーと入れ替わる場合、元の[[クリーチャー]]の位相([[タップ]]状態か[[アンタップ]]状態か)と[[攻撃]]を引き継ぐ。
--例えば[[《二刀流トレーニング》]]や[[《チョクシン・ゴー》]]などで入れ替える前の[[クリーチャー]]が[[アンタップ]]状態になっているのなら、入れ替わった[[クリーチャー]]も[[アンタップ]]状態で出て来る。
ただし、その他の[[付与]]された[[能力]]、および[[効果]]や[[クロス]]・[[装備]]などの対象は引き継がれない。[[召喚酔い]]の可否も引き継がれず、こうして出て来た[[クリーチャー]]は[[召喚酔い]]をしているため、[[攻撃]]後にもう一度[[タップ]]して[[攻撃]]するという事は基本的に出来ない。
---また、[[攻撃]]中の状態が引き継がれているので[[《タンスかみなりヒゲおやじ》]]などの[[パワーアタッカー]]を持つ[[クリーチャー]]を入れ替えて出した場合、問題なく[[パンプアップ]]される。
//↑パワーアタッカーは常在型能力なので、発生源のクリーチャーがいなくなった時点で効果は無くなる。
//↑入れ替え元じゃなくて入れ替え先想定かと

-[[カード]]同士の入れ替えが成立しない場合、''能力は不発となり、カードは移動しない''。何かしらの効果で、どちらかのカードが元にとどまる場合が該当する。さらに、2020年11月19日以降の正式裁定では、どちらかのゾーンのカードの[[除去置換効果]]などが発生する場合、その置換効果も発生せず、双方のカードの状態に一切変化がなくなる。バトルゾーンのクリーチャーが入れ替わる場合、[[解除]]や[[龍回避]]を持ったクリーチャーは裏返ることはなく、[[真・エスケープ]]を持ったクリーチャーによってシールドが手札に加わることもない。
--[[《インフィニティ・ドラゴン》]]のように確実ではないが、置換効果を処理した際にバトルゾーンに残る可能性があるクリーチャーとの革命チェンジも不発に終わる。[[《インフィニティ・ドラゴン》]]の山札の上を見る効果すらも発動しない。
--クリーチャー全体の移動を[[強制]][[効果]]で封じてしまうカードとの相性は最悪である。[[《侵略者 フェイスレス》]]、[[《Dの禁断 ドキンダムエリア》]]、[[《気高き魂 不動》]]らとの併用は本来の用途では不可能であるが、できるものだと思って同時搭載しているプレイヤーもそれなりに存在する。
--2020年11月19日以前は、革命チェンジが失敗しても、チェンジ先はバトルゾーンに出さなくても、[[除去置換効果]]は発生する裁定だった。あの悪名高い戦術、[[閣ループ>《爆熱DX バトライ武神》#kaku]]もこの裁定によって実行できたものであった。
//--[[《太陽王ソウル・フェニックス》]]の場合、構成[[クリーチャー]]のいずれか1枚しか戻せないため[[攻撃]][[クリーチャー]]が残ってしまう形になるが、チェンジ元を[[手札]]に戻しているのでチェンジは成立し、チェンジで出てきた[[クリーチャー]]が[[攻撃]][[クリーチャー]]になる。(2016年4月21日時点事務局暫定回答)
--[[リンク]]中の[[ゴッド]]や[[《太陽王ソウル・フェニックス》]]のように、バトルゾーンを離れる際に構成[[カード]]のいずれか1枚しか戻せないクリーチャーも、[[革命チェンジ]]は不発に終わる。
--''クリーチャー同士''の入れ替えのため、オーラが[[《太陽王ソウル・フェニックス》]]についている場合は、オーラが手札に戻る((オーラが付いた《太陽王ソウル・フェニックス》がバトルゾーンを離れる時、一番上のオーラがバトルゾーンを離れるという正式回答が出ている))。ため、革命チェンジは不発になる。
--''クリーチャー同士''の入れ替えのため、オーラが[[《太陽王ソウル・フェニックス》]]についている場合は、オーラが手札に戻る((オーラが付いた《太陽王ソウル・フェニックス》がバトルゾーンを離れる時、一番上のオーラがバトルゾーンを離れるという正式回答が出ている。))ため、革命チェンジは不発になる。
--[[サイキック・クリーチャー]]や[[ドラグハート・クリーチャー]]は[[手札]]に戻してから[[超次元ゾーン]]へ置かれるので問題なくチェンジが成立する。&br;なお、[[リンク解除]]持ちの[[サイキック・スーパー・クリーチャー]]は[[手札]]に戻ることなく[[セル]]が[[超次元ゾーン]]へ直接送還される処理になるので、不発になる。
--2体以上革命チェンジを[[トリガー]]させ、革命チェンジ1体目が失敗して対象が[[バトルゾーン]]に留まった場合、そのまま2体目のチェンジを実行できる。&br;例として[[《真・天命王 ネバーエンド》]]の[[攻撃]]時にチェンジしようとして[[真・エスケープ]]で留まった場合など。
--あくまで[[革命チェンジ]]によって手札に戻さないと成立しない。[[エターナル・Ω]]のように離れるかわりに手札に戻る[[置換効果]]で[[革命チェンジ]]で手札に戻す処理を上書きしてしまう処理が行われる場合も、不発に終わってしまう。
--入れ替え元が[[スター進化]]など、「離れるかわりに○○する」[[置換効果]]を持っている場合、''それによって正しいゾーンに構成カードが全て移動する場合''は入れ替えが成立する。
//--あくまで[[革命チェンジ]]によって手札に戻さないと成立しない。[[エターナル・Ω]]のように離れるかわりに手札に戻る[[置換効果]]で[[革命チェンジ]]で手札に戻す処理を上書きしてしまう処理が行われる場合も、不発に終わってしまう。
//スター進化の裁定変更。エターナルΩでも矛盾はしていないがこれは明言されていないので真偽不明。

-[[バトルゾーン]]にある[[クリーチャー]]が攻撃時に他のクリーチャーと入れ替わる場合、元の[[クリーチャー]]の位相([[タップ]]状態か[[アンタップ]]状態か)と[[攻撃]]を引き継ぐ。
-例えば[[《二刀流トレーニング》]]や[[《チョクシン・ゴー》]]などで入れ替える前の[[クリーチャー]]が[[アンタップ]]状態になっているのなら、入れ替わった[[クリーチャー]]も[[アンタップ]]状態で出て来る。
-ただし、その他の[[付与]]された[[能力]]、および[[効果]]や[[クロス]]・[[装備]]などの対象は引き継がれない。[[召喚酔い]]の可否も引き継がれず、こうして出て来た[[クリーチャー]]は[[召喚酔い]]をしているため、[[攻撃]]後にもう一度[[タップ]]して[[攻撃]]するという事は基本的に出来ない。
-また、[[攻撃]]中の状態が引き継がれているので[[《タンスかみなりヒゲおやじ》]]などの[[パワーアタッカー]]を持つ[[クリーチャー]]と入れ替わっている場合、問題なく[[パンプアップ]]される。

-前述した通り、入れ替えは同時に行われるため、カードの枚数を参照する[[誘発型能力]]が[[誘発]]した時、入れ替わった時の状態を参照する。
--例えば、自分のマナゾーンにカードが7枚あり、相手の[[《奇石 ミクセル》>《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》]]がバトルゾーンにいる時、進化元が1体いる[[《ジャンゴ・ニャーンズ》]]が、コスト8の[[《オラマッハ・ザ・ジョニー》]]と[[Jチェンジ]]で入れ替わった時、[[《ジャンゴ・ニャーンズ》]]とその進化元がマナゾーンに置かれたことによってマナゾーンのカードの枚数は8枚になっているので、《奇石 ミクセル》の効果で山札の下に置かれることはない。

***この能力を持つカード[#c389679e]
-[[《夜に吹くシト》]]
-[[《シャンデレラ・ボーイ》]]
-[[《「忍」の鬼 ジライヤ齋》]]
-各種[[革命チェンジ]]
-各種[[Jチェンジ]]

**2.について [#m36b79e0]
-片方のゾーンにカードが1枚もなくても、入れ替えは成立する。
--[[《魔天降臨》]]を唱えた時、手札にカードがなくても、マナゾーンのカードがすべて手札に戻る。
-1.と違い、''片方のゾーンにカードが1枚もなくても、入れ替えは成立する''。
--例として[[《魔天降臨》]]を唱えた時、手札にカードがなくても、マナゾーンのカードがすべて手札に戻る。

-置換効果等によって、元のゾーンにとどまったり、別のゾーンに移動するカードがあっても、その効果は発動し、残りのカードだけで入れ替えが成立する。
--相手の[[《カルマ大司教 ゾロスター》]]がバトルゾーンにいる時に、自分が[[《オールサンライズ》]]を唱えてシールドゾーンと山札のカードを総入れ替えする場合、[[《カルマ大司教 ゾロスター》]]の置換効果で自分のシールドはすべて手札に加わり、山札のカードはすべてシールドゾーンに置かれる形になる([[ライブラリアウト]]してしまう)。
--逆に[[《デュエマの鬼!キクチ師範代》]]がいる場合は、山札がすべてシャッフルされて、シールドのカードはすべて山札に行くと思われるが、それが山札のどこに置かれるかは不明。

//-置換効果ではない効果で、片方のゾーンのカードの移動が禁止されている時、入れ替えは不成立となり、両ゾーンのカードはどちらも移動しない。
//701.26c 置換効果『等』によって一部のカードの移動が正常に行われない場合でも、残りのカードの入れ替えは実行されます よって置換効果以外も対象

-2つのゾーンを''同時''に移動するため、片方のゾーンにカードが集中する瞬間は存在しない。
-[[マナゾーン]]と[[手札]]に[[カード]]がある状態で[[《魔天降臨》]]を使った場合、[[《紅神龍オグリストヴァル》]]も[[《ウマキン☆プロジェクト》]]も[[パワー]]が一瞬0になって[[破壊]]されるということはない。

***この能力を持つカード [#ua9ae839]
-[[《魔天降臨》]]
-[[《オールサンライズ》]]

**その他 [#f1a9b87b]

-[[《魔天降臨》]]の最新テキストでは「[[交換]]」と表現されている。

-[[シールド交換]]や[[手札交換]]など、俗に[[交換]]と呼ばれる[[カード]]([[効果]])のほぼすべては[[ゾーン]]移動を同時ではなく順番に処理する。これを利用したギミックを持つデッキに[[【マーシャルエクストラウィン】]]がある。

**参考 [#c2152d2a]
-[[用語集]]
-[[交換]]
-[[手札交換]]
-[[シールド交換]]
-[[革命チェンジ]]
-[[Jチェンジ]]
-[[《マテン龍樹》]]

----
[[公式Q&A]]

>Q.バトルゾーンに自分の[[《不筋男》]]がいる状況で、相手の[[《「忍」の鬼 ジライヤ齋》]]が攻撃し、鬼タイムの能力によって墓地のクリーチャーと入れ替わった時、入れ替わったあとのクリーチャーを[[《不筋男》]]の能力で破壊できますか?
A.いいえ、破壊できません。
テキストにある「そのクリーチャー」とは攻撃を開始したクリーチャーのことを指します。能力によって攻撃クリーチャーが入れ替わっているため、《不筋男》のみが破壊されます。(総合ルール506.3a)
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/33626]]
>Q.バトルゾーンに自分の[[《不筋男》]]がいる状況で、相手の[[《「忍」の鬼 ジライヤ齋》]]が攻撃し、鬼タイムの能力によって墓地のクリーチャーと''入れ替わっ''た時、''入れ替わっ''たあとのクリーチャーを[[《不筋男》]]の能力で破壊できますか?&br;類似例:[[《ムカチャッカ》]]
A.いいえ、破壊できません。&br;テキストにある「そのクリーチャー」とは攻撃を開始したクリーチャーのことを指します。能力によって攻撃クリーチャーが''入れ替わっ''ているため、[[《不筋男》]]のみが破壊されます。
#region2((総合ルール 506.3a)){{
506.3a クリーチャーが攻撃すること、またはクリーチャーに攻撃されることに対して誘発する能力は、クリーチャーが攻撃クリーチャーに指定された時点でのみ誘発します。クリーチャーが攻撃に参加した後で、そのクリーチャーの特性がその能力の誘発条件に合致するように変化しても誘発しません。
}}
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/33625]](2020.6.26)

>Q.自分の手札に[[《ジョギラゴン&ジョニー 〜Jの旅路〜》]]があり、自分のマナゾーンに[[《オラマッハ・ザ・ジョニー》]]がある状況です。自分の[[《ソーナンデス》]]が攻撃した時、自分は[[《ジョギラゴン&ジョニー 〜Jの旅路〜》]]の「革命チェンジ」の宣言をしました。先にマナゾーンの[[《オラマッハ・ザ・ジョニー》]]と「Jチェンジ」を行ってから、その[[《オラマッハ・ザ・ジョニー》]]と[[《ジョギラゴン&ジョニー 〜Jの旅路〜》]]を「革命チェンジ」で''入れ替え''られますか?
A.いいえ、できません。「革命チェンジ」を宣言した時点での攻撃クリーチャーは[[《ソーナンデス》]]ですので、先に「Jチェンジ」で別のクリーチャーと''入れ替え''た場合、更に''入れ替える''ことができません。「革命チェンジ」を先に解決した場合も同様で、''入れ替え''たクリーチャーをマナゾーンのクリーチャーと更に''入れ替える''ことはできません。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40164]](2021.9.24)

>Q.自分の[[《極幻空 ザハ・エルハ》]]がバトルゾーンにあるときに[[《オールサンライズ》]]を唱えました。この場合、処理はどうなりますか?
A.[[《オールサンライズ》]]の効果でシールドゾーンにあるカードをすべて裏向きにし、シャッフルして1つのシールドにした後、シールドゾーンのカードは[[《極幻空 ザハ・エルハ》]]の効果で山札に移動しないので、自分の山札だけがシールドゾーンにすべて移動します。&br;自分のシールドは[[《オールサンライズ》]]の効果でまとめたシールドと、山札から移動したカードで構成されたシールドの合計2つになり、山札は0枚になるのでゲームに敗北します。
#region2((総合ルール 701.26c)){{
:701.26c |2つのゾーンのカードをまるごと入れ替える効果が存在します。これらは、片方のゾーンのカードが0枚であっても解決されます。また、置換効果等によって一部のカードの移動が正常に行われない場合でも、残りのカードの入れ替えは実行されます。&br;例:《魔天降臨》、《オールサンライズ》
}}
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/41303]](2022.5.20)

>Q.自分のシールドが1枚もない状態で[[《オールサンライズ》]]を唱えました。この場合、処理はどうなりますか?
A.2つのゾーンにあるカードをまるごと''入れ替える''効果は、片方のゾーンにあるカードが0枚であっても実行されます。&br;山札のカードがすべてシールドゾーンに移動しますが、シールドゾーンから山札に移動するカードは1枚もないので、山札が0枚になり、ゲームに敗北します。
#region2((総合ルール 701.26c)){{
:701.26c |2つのゾーンのカードをまるごと入れ替える効果が存在します。これらは、片方のゾーンのカードが0枚であっても解決されます。また、置換効果等によって一部のカードの移動が正常に行われない場合でも、残りのカードの入れ替えは実行されます。&br;例:《魔天降臨》、《オールサンライズ》
}}
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/41304]](2022.5.20)

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