#author("2022-02-21T16:12:14+09:00","","")
*使う(キーワード処理) [#z8bafa29]
「使う」とは、やがて[[解決]]され[[効果]]を生成するように現在ある[[ゾーン]]から宣言・公開することである。

クリーチャーであれば「[[召喚]]する」、呪文であれば「[[唱える]]」がこれに当たる。

基本的には「自分の[[メインステップ]]に」「[[手札]]から宣言・公開し」「[[マナコスト]]を支払う」ことでカードを使うことができるが、カードの[[効果]]により「自分のメインステップ以外に」「手札以外のゾーンから」「コストを支払わずに」使うことができる場合もある。

自分のメインステップ以外にカードを使える能力には[[S・トリガー]]などが、手札以外のゾーンからカードを使える能力には[[マナ爆誕]]や[[リサイクル]]などが、コストを支払わずにカードを使える能力を持つクリーチャーには[[《サイバー・I・チョイス》]]や[[《夢の変形 デュエランド》]]などがある。

-「使う」はカードだけでなく[[能力]]に対しても使われることがあるので、混同しないよう注意([[《召集するタートル・ホーン》]]の『「[[S・トリガー]]」を使った時』、[[《呪紋の化身》]]の『[[S・トリガー]]を使えない』、[[タップ能力]]の『タップして次のTT能力を使ってもよい』など)。

**手順 [#d73cb68f]
「使う」は以下の手順から成る[[キーワード処理]]である。

+使用する[[カード]]を今ある[[ゾーン]]から公開し使用宣言を行う。[[マナゾーン]]以外で使用宣言したカードはこの時点で[[どこでもないゾーン]]へと移動する。プレイすることが適正かどうか(禁止されていないか、正規のコストが足りなくても代替コストを支払えるか等)はこの時点でチェックし、適正でなければ使用宣言ができない。
+[[代替コスト]]や[[追加コスト]]を持つ場合、どれを支払うか宣言する。
+コスト加重や[[コスト軽減]]がある場合、それらを適用する。
+総コストを支払う。[[マナゾーン]]から使用宣言したカードはこの時点をもってどこでもないゾーンへ移動する。カードを使う際に行うべき処理があればここで処理する。
+コストの支払い後、そのカードは即座に使われる。そのカードが[[モード]]を持つ場合、モードを選択する。カードを使用した事による[[誘発型能力]]はここでトリガーする。

**ルール [#b3873407]

使用された[[カード]]が[[解決]]されることにより、[[どこでもないゾーン]]を経由して所定の場所に置かれる。

-[[クリーチャー]]や[[クロスギア]]、[[鼓動]]、[[フィールド]]の場合は[[バトルゾーン]]に出される。
-[[呪文]]は[[呪文能力]]を処理した後[[墓地]]へ置かれる。
-[[城]]は[[シールドゾーン]]にある[[シールド]]に付ける形で出される。
-[[オーラ]]は[[バトルゾーン]]にある[[GRクリーチャー]]に付ける形で出される。このとき、すでにあるGRクリーチャーに付けるか、先に[[GR召喚]]を行ってからそのGRクリーチャーに付けるか選択できる。

[[効果]]の[[解決]]に割り込むようにカードを使うことはできない。例外として、[[侍流ジェネレート]]や[[ナイト流ジェネレート]]などの[[単発的効果]]によってカードを使う指示がある場合は、その[[効果]]の[[解決]]中に指示されたカードを使うことができる。

「使う」手順に介入する能力がある場合でも、介入されない部分には本来の手順を守る必要がある。
例えば[[G・ゼロ]]はコストを支払わずに[[召喚]]することや[[唱える]]ことを許可する[[常在型能力]]であるが、その能力がなくても[[クリーチャー]]や[[呪文]]が使える[[タイミング]]、つまり[[メインステップ]]でしか使うことはできない。

[[クロス]]は[[起動型能力]]であり、「[[クロスギア]]を[[クロス]]する」ことは「使う」に含まれない。よって[[《完全不明》]]の[[ターンの残りをとばす]][[ロック]]に引っかからない。

-当初は[[コスト]]の支払いに[[マナ]]が発生しているということで暫定的に「使う」に含まれていたが、[[バトルゾーン]]の状態変化にすぎない[[マナ]]の発生はプレイに含まないと現在は確定している。

-使うこと自体はコストを支払ったことにはならない。効果によってカードを使った場合は、実際にコストを支払ったかどうかをチェックする。

***カードを使う [#r196287e]
「カードを使う」とは[[カードタイプ]]が未確定であるときに用いられる。
使われたカードは、その[[カードタイプ]]によって次の[[キーワード処理]]を行ったものとして扱う。

+クリーチャー・カードを使う……「[[クリーチャー]]を[[召喚]]する」
+呪文カードを使う……「[[呪文]]を[[唱える]]」
+クロスギア・カードを使う……「[[クロスギア]]を[[ジェネレート]]する」
+城カードを使う……「[[城]]で[[シールド]]を[[要塞化]]する」
+フィールド・カードを使う……「[[フィールド]]を[[展開]]する」
+オーラ・カードを使う……「[[オーラ]]を使う」
+Artifact・カードを使う……「[[Artifact]]を使う」

上記をまとめて、[[テキスト]]では「(カードを)使う。」と表現されている。

|サイバー・I・チョイス R 水文明 (7)|
|クリーチャー:サイバー・コマンド 3000|
|S・トリガー|
|このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、「S・トリガー」を持つカードを1枚、自分の手札からコストを支払わずに使ってもよい。|

|完全不明 SR 水文明 (11)|
|クリーチャー:??? 16000|
|T・ブレイカー|
|相手のターン中、相手がマナゾーンにカードを置いた時またはカードを使った時、相手はターンの残りをとばす。|
|相手のクリーチャーが攻撃する時、その攻撃の後、相手はターンの残りをとばす。|

|極幻夢 ギャ・ザール SR 水文明 (5)|
|オレガ・オーラ:トリックス/デリートロン +2000|
|これを付けたクリーチャーが攻撃する時、カードを1枚引く。その後、コスト6以下の呪文またはオーラを自分の手札からコストを支払わずに使ってもよい。|
|オレガ・オーラ:これを自分のGRクリーチャー1体に付けるか、1体GR召喚してそれに付ける。そのクリーチャーがバトルゾーンを離れたら、これも同じゾーンに行き、その後、そのGRクリーチャーは自分の超GRの一番下に戻る。|

-クリーチャー・カードを使った場合はコストを支払った場合はもちろん、コストを支払わなかった場合でも[[召喚]]である。
-クロスギア・カードを使う場合は[[ジェネレート]]のみを行う。クリーチャーに[[クロス]]するまでは行わない。
--[[S・トリガーX]]で使った場合は[[注釈文]]に指示があるため[[ジェネレート]]から[[クロス]]まで行える。この際「ジェネレート」が「カードを使う」に該当するため[[《完全不明》]]の[[ターンの残りをとばす]][[ロック]]には引っかかる。
--なお、[[《星龍の記憶》]]などで[[S・トリガー]]が[[付与]]されて使ったクロスギアの場合は「クロスギア・カードを使う」ことになるため[[ジェネレート]]しか行えない。
-[[セル]]、[[ウエポン]]、[[フォートレス]]、[[鼓動]]、[[コア]]、[[儀]]、[[星雲]]、[[土地]]、[[ルール・プラス]]には「使う」に該当する語句が存在しない。
--このうち手札からコストを支払ってバトルゾーンに出すことができるものは[[鼓動]]の[[《禁断〜目醒めの刻〜》]]のみ。
-[[オーラ]]の場合はカード単位と同じ語句である「使う」が利用されている。

キーワード処理を行わずにクリーチャーやクロスギア、フィールドを「バトルゾーンに出す」のは「使う」ではない。


***オーラを使う [#sc3cbf4d]
処理としては「カードを使う」と同じだが、なまじ同じ語句であるため混同しないよう注意したい。

|幽影スピナ・ペドロ C 闇文明 (5)|
|オレガ・オーラ:マフィ・ギャング/デリートロン +4000|
|これを付けたクリーチャーに「パワード・ブレイカー」を与える。(「パワード・ブレイカー」を持つクリーチャーは、そのパワー6000ごとにシールドをさらに1つブレイクする)|
|このオーラを自分の墓地から使ってもよい。|
|オレガ・オーラ:これを自分のGRクリーチャー1体に付けるか、1体GR召喚してそれに付ける。そのクリーチャーがバトルゾーンを離れたら、これも同じゾーンに行き、その後、そのGRクリーチャーは自分の超GRの一番下に戻る。|


**その他 [#t0603cc4]
-カード内の[[テキスト]]で「使う」を意味する「プレイ」が用いられたことはないが、メーカーが[[公認大会]]開催店舗に配布しているマナー啓発のポスターでこの用語が使われたことがある。
//エピソード1期に確認

-「カードを使う」という概念が初めて[[テキスト]]に登場したのは[[《サイバー・I・チョイス》]]。その際、能力以外に対して「使う」と表記されたことにより、一部のプレイヤーを混乱させた。その後、[[デュエル・マスターズ総合ゲームルール]]で「使う」が[[キーワード処理]]として定義された。さらに[[《完全不明》]]の登場によって、「使う」への正しい認識がより重要性を増すことになった。

-本家[[Magic:The Gathering]]ではカードが複数のカードタイプを持つことがあるため、カードタイプ毎に語句が用意されておらず、「プレイ」で統一されている。

**参考 [#f7cb92f6]
-[[用語集]]
-[[キーワード処理]]
-[[《サイバー・I・チョイス》]]
-[[《完全不明》]]
-[[《極幻夢 ギャ・ザール》]]
-[[《幽影スピナ・ペドロ》]]

&tag(用語集,キーワード処理,使う);
*使う(ゲーム) [#tb44e848]
|希望のジョー星 R 無色 (3)|
|D2フィールド:ジョーカーズ|
|このゲームで使うカード、そのコスト、そのテキスト内のコストはすべて文明を失う。(無色となる)&br;(他のD2フィールドがバトルゾーンに出た時、このD2フィールドを自分の墓地に置く)|

>103.1.ゲームを始める前に、各プレイヤーはデッキおよび'''%%%ゲームに使うカード%%%'''を用意します。この時、両面カードは取り除いてかまいません。

[[《希望のジョー星》]]の「ゲームで使うカード」とは、「すべてのゾーンにあるカード」と同じ意味になる。→[[参考>https://twitter.com/syaba3/status/1278681059027152896]]

&tag(用語集);