#author("2020-05-14T01:11:18+09:00","","")
#author("2020-06-14T02:56:45+09:00","","")
*&ruby(スタート・ダッシュ){一撃奪取}; [#f378e7bd]

[[DMR-09]]で登場した、冠詞に「一撃奪取」とある[[クリーチャー]]の[[サイクル]]。

すべて[[アウトレイジ]]であり、毎ターン1体目のそのクリーチャーと文明と同じ文明を持つクリーチャーの[[コスト]]を軽減する効果をもつ。
[[アウトレイジ]]という[[種族]]の[[背景ストーリー]]やゲームでの役割上、同時期にフィーチャーされていた[[光臨]][[サイクル]]とは異なり、[[無色]]サポートは存在しない。


|一撃奪取(スタート・ダッシュ) トップギア C 火文明 (2)|
|クリーチャー:アウトレイジ 1000|
|各ターン、自分の火のクリーチャー1体目の召喚コストを1少なくしてもよい。ただし、コストは1より少なくならない。|

|一撃奪取(スタート・ダッシュ) ケラサス C 自然文明 (2)|
|クリーチャー:アウトレイジ 1000|
|各ターン、自分の自然のクリーチャー1体目の召喚コストを1少なくしてもよい。ただし、コストは1より少なくならない。|

すべて2[[マナ]][[パワー]]1000の[[コモン]]であり、軽量で使いやすい[[コスト軽減]]クリーチャーとしてお呼びがかかるだろう。[[自然]][[文明]]に頼らずに3[[ターン]]目に[[コスト]]4の[[クリーチャー]]にアクセス可能となったのは戦略上大きいと言える。

例えば[[【赤単速攻】]]では[[《一撃奪取 トップギア》]]→[[《早撃人形マグナム》]]、[[【白単速攻】]]では1[[マナ]][[イニシエート]]→[[《一撃奪取 アクロアイト》]]→[[《サイレンス トパーズ》]]と繋がるようになった。他にも、[[《夢幻騎士 ヴィシャス・デスラー》]]や[[《大船長 オクトパスカル》]]など、[[文明]]のみを指定する4[[マナ]]の[[進化クリーチャー]]がいくつか登場したため、それらにうまくアクセスできる点も注目されている。

ただし、「各ターンの自分のクリーチャー1体目」には自身も含む。そのためこれらの[[クリーチャー]]を[[召喚]]した[[ターン]]には、[[コスト軽減]]を使用することはまず出来ないので注意。

いずれも非常に使い勝手がよく、相性のいい[[デッキ]]では序盤からしっかり働いてくれるだろう。

-一般的な[[コスト軽減]]と異なり1[[ターン]]に1度限定であるため、1度に複数の[[カード]]の[[コスト]]を下げて連打する手は使えない。そのため性質は擬似的な[[マナブースト]]に近いと言える。

-[[進化元]]にするならば、[[DM-32]]の[[コスト軽減]][[サイクル]]と似たような働きが期待できる。

-アウトレイジでは、二つ名を共有するはじめての例になる。後に同じように共有する例として「万里の超常(エキセントリック・ウォール)」「不退転の遺志(ゴーストレート)」サイクルが登場した。

-[[《一撃奪取 アクロアイト》]]の[[フレーバーテキスト]]によれば、「一撃奪取」の二つ名は、アウトレイジの中でも「勇敢で仲間思いで、そして迅速な者たち」に与えられるらしい。他のクリーチャー達に先んじて出てくるあたりからこのような設定になったのだろうか。

-一撃奪取[[クリーチャー]]には5枚すべてに[[MODE→CHANGE]]版が存在する。初登場の[[DMR-09]]時点で[[《一撃奪取 ケラサス》]]が早くも[[MODE→CHANGE]]版を持ち、他の4枚も[[DMX-24>DMX-24 「輝け!デュエデミー賞パック」]]での再録で[[MODE→CHANGE]]版を得た。
-一撃奪取[[クリーチャー]]には5枚すべてに[[MODE→CHANGE]]版が存在する。初登場の[[DMR-09]]時点で[[《一撃奪取 ケラサス》]]が早くも[[MODE→CHANGE]]版を持ち、他の4枚も[[DMX-24]]での再録で[[MODE→CHANGE]]版を得た。

-このサイクルは[[DMX-16]]にて全員が再録されたのを皮切りに、[[E3>エピソード3]]〜[[革命ファイナル]]間の毎シリーズにおいて再録されている。初心者にも扱いやすいシンプルかつ強力なカードなので、新規プレイヤーが参入しやすいようにするための配慮だろう。また、限定戦・ブロック構築に[[ビートダウン]]戦略を導入する意図もあると思われる。
--[[新章デュエル・マスターズ]]以降は「一番隊」[[サイクル]]にその役割を譲っている。

-[[火]][[単色]][[構築済みデッキ(デュエル・マスターズ)]]の[[DMD-21>DMD-21 「デュエマ・スタートデッキ 無敵の火文明」]]、[[闇]][[単色]][[構築済みデッキ(デュエル・マスターズ)]]の[[DMD-22>DMD-22 「デュエマ・スタートデッキ 破滅の闇文明」]]、[[光]][[単色]][[構築済みデッキ(デュエル・マスターズ)]]の[[DMD-23>DMD-23 「デュエマ・スタートデッキ 奇跡の光文明」]]では、それぞれ1種類ずつ一撃奪取クリーチャーが再録された上、それと[[デザイナーズコンボ]]を持つ[[進化クリーチャー]]も1種類ずつ新規収録された。

-[[DMR-22]]では、これらを元にした多色の『虹彩奪取(レインボー・ダッシュ)』サイクルが登場。対応する2色のコスト軽減ができ、パワーが2000になったが、代わりに2ターン目に安定して出しづらい欠点を持つ。

-アニメVSR以降は[[勝太>切札 勝太]]や[[バサラ]]を始め、[[デッキタイプ]]を問わず多くの[[キャラクター]]が使用している。単純な強さや[[単色]]推しの[[環境]]に適していることに加え、3DCG化されたためモデルの使い回しが容易といった理由が考えられる。このためしばしば一撃奪取が互いの場に出ているという状況が発生する。

-後に登場した[[《ハヤテノ裁徒》]][[《ザパンプ》]]は「奪取」の名こそ冠していないものの、その性質から「呪文版一撃奪取」と呼べる。

**[[サイクル]] [#af4d9ece]
-[[《一撃奪取 アクロアイト》]]
-[[《一撃奪取 マイパッド》]]
-[[《一撃奪取 ブラッドレイン》]]
-[[《一撃奪取 トップギア》]]
-[[《一撃奪取 ケラサス》]]

**関連カード [#m295e373]
-[[《突撃奪取 ファルコン・ボンバー》]]

-[[《聖球 シルドアイト》]]
-[[《夢幻騎士 ダースレイン》]]
-[[《鳳皇 マッハギア》]]

-[[《虹彩奪取 アクロパッド》]]
-[[《虹彩奪取 マイレイン》]]
-[[《虹彩奪取 ブラッドギア》]]
-[[《虹彩奪取 トップラサス》]]
-[[《虹彩奪取 ケラサイト》]]

**参考 [#b4e2476a]
-[[アウトレイジ]]
-[[コスト軽減]]