#author("2020-03-26T06:57:37+09:00","","")
#author("2024-03-25T19:20:04+09:00","","")
*リアニメイト [#ea3e14ea]

[[クリーチャー]]を[[墓地]]から[[バトルゾーン]]に出すこと。
またはそのような[[カード]]や[[能力]]、[[デッキ]]の総称。
由来は''Reanimate''(「蘇生」を意味する英単語)から。[[Magic:The Gathering]]でも同様の用語が用いられている。
決してアニメイトにもう一度行くとかそう言う意味ではないため注意。
広義には墓地からカードを出す事全般を言うが、本頁では狭義の「[[コスト踏み倒し]]で」出す効果を扱うものとする。

一般的には、リアニメイトは[[墓地]]から[[コスト踏み倒し]]することを指し、[[コスト]]を支払う[[墓地召喚]]をこう呼ぶことは少ない。

|インフェルノ・ゲート R 闇文明 (5)|
|呪文|
|進化ではないクリーチャーを1体、自分の墓地からバトルゾーンに出す。|
|''※プレミアム殿堂''|
|BGCOLOR(#933):COLOR(white):''※プレミアム殿堂''|

|魔龍バベルギヌス VR 闇文明 (7)|
|クリーチャー:ドラゴン・ゾンビ/グランド・デビル 1000|
|このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、プレイヤーをひとり選ぶ。そのプレイヤーのクリーチャーを1体破壊してもよい。そうした場合、そのプレイヤーの墓地から、《魔龍バベルギヌス》以外の進化ではないクリーチャーを1体選び、バトルゾーンに出す。|
|''※殿堂入り''|
|BGCOLOR(#933):COLOR(white):''※殿堂入り''|

|インフェルノ・サイン P(UC) 闇文明 (5)|
|呪文|
|S・トリガー|
|コスト7以下の進化ではないクリーチャーを1体、自分の墓地からバトルゾーンに出す。|
|''※殿堂入り''|
|BGCOLOR(#933):COLOR(white):''※殿堂入り''|


[[コスト踏み倒し]]手段の一つであり、リアニメイトは[[デュエル・マスターズ]]においてとてもに強力な戦術である。というのも、そのリアニメイトカードを使うために必要な[[マナコスト]]を支払えばよいので、通常よりも[[軽い]]コストで[[クリーチャー]]を出すことができることもある。例えば、[[《インフェルノ・サイン》]]や[[《ミラクル・リ・ボーン》]]を使えば、5マナの消費で最大7マナの[[クリーチャー]]を出すことができる。
[[コスト踏み倒し]]手段の一つであり、リアニメイトは[[デュエル・マスターズ]]においてとても強力な戦術である。

また、元々[[墓地]]にあったカードを対象にするため、他の[[コスト踏み倒し]]手段と比べて損失する[[アドバンテージ]]量が非常に少ない。[[マナゾーン]]や[[手札]]からの[[コスト踏み倒し]]は[[ディスアドバンテージ]]になることもあるが、[[墓地]]のカードは基本的に自由に使うことができないので、[[墓地]]のカードが減る[[デメリット]]はほとんどなく、[[墓地]]の[[クリーチャー]]を自分の[[手札]]にあるかのように扱うことができる。
まず、元々[[墓地]]にあったカードを対象にするため、[[墓地]]の[[クリーチャー]]を自分の[[手札]]にあるかのように扱うことができる。
[[マナゾーン]]や[[手札]]からの[[コスト踏み倒し]]はリソースを枯らす要因になることもあるが、[[墓地]]のカードは[[《暴走龍 5000GT》]]や[[《魔導管理室 カリヤドネ》>《魔導管理室 カリヤドネ/ハーミット・サークル》]]など一部のカードを除き、[[墓地]]のカードが減ることに[[デメリット]]はほとんどない。

そして、使うためのコストよりも出せるクリーチャーのコストのほうが大きいことが多く、実質的な[[コスト軽減]]の側面もある。
例えば、[[《インフェルノ・サイン》]]や[[《ミラクル・リ・ボーン》]]を使えば、5マナの消費で最大7マナの[[クリーチャー]]を出すことができている。

[[コスト踏み倒しメタ]]が刺さってしまう点には注意。特に、[[新章デュエル・マスターズ]]に入ると、[[《異端流し オニカマス》]]や[[《洗脳センノー》]]などの手ごろなコスト踏み倒しメタが多く登場しているため、対策は必須。

[[墓地]]に[[クリーチャー]]がいなければ何の役にも立たないので、墓地のカードを増やす[[《ボーンおどり・チャージャー》]]や[[《カラフル・ナスオ》]]などを使って、[[墓地肥やし]]をする必要がある。そのため、こちらの墓地を山札に戻す[[《サイバー・N・ワールド》]]や[[《時空の封殺ディアス Z》]]なども[[リアニメイト]]の[[メタ]]となる。

リアニメイトは強力な戦術の一つとされているが、上記のような[[メタ]]カードも多い。そして、[[DMEX-02]]では[[コスト踏み倒し]]と[[墓地肥やし]]の両方のメタ能力を持った[[《ポクチンちん》]]が登場したことにより、それまで環境で大流行だった【ジャバランガループ】を筆頭に、リアニメイトを主軸としたデッキは一気に数を減らし、それ以降はリアニメイトは完全に下火になってしまっている。
リアニメイトは強力な戦術の一つとされているが、上記のような[[メタ]]カードも多い。また、[[DMEX-02]]では[[コスト踏み倒し]]と[[墓地肥やし]]の両方のメタ能力を持った[[《ポクチンちん》]]のようなカードも登場している。

//リアニメイトは強力な戦術の一つとされているが、上記のような[[メタ]]カードも多い。そして、[[DMEX-02]]では[[コスト踏み倒し]]と[[墓地肥やし]]の両方のメタ能力を持った[[《ポクチンちん》]]が登場したことにより、それまで環境で大流行だった【ジャバランガループ】を筆頭に、リアニメイトを主軸としたデッキは一気に数を減らし、それ以降はリアニメイトは完全に下火になってしまっている。
//ゴッド・オブ・アビス現在は多数のリアニメイトデッキが存在している。そもそも一時的に数を減らしたからと言ってその後もずっと下火とは限らない。

-[[デュエル・マスターズ]]では、[[不死鳥編]]の[[《インフェルノ・ゲート》]]で初めて登場した概念である。以降、リアニメイト[[能力]]を持つ多くの[[カード]]が登場している。

-主に[[闇]][[文明]]の[[カード]]が持つ[[能力]]である。また他[[文明]]にも、[[《湧水の光陣》]]・[[《神羅ライジング・NEX》]]など、少数だがリアニメイトが存在する。[[闇]]に次いで多いのは[[光]]である。

//-[[DM-32]]で登場した[[《死皇帝ハデス》]]は墓地からの[[召喚]]を許可する、[[コスト]]を支払う必要があるタイプのリアニメイト[[カード]]である。

-[[墓地]]のカードを[[手札]]に加える行為は[[サルベージ]]、または[[墓地回収]]と呼ばれる。一般に、そちらの方が消費する[[マナコスト]]が少ない傾向にある。

-リアニメイトの得意な[[種族]]には[[ドラゴン・ゾンビ]]がある。[[《魔龍バベルギヌス》]]や[[《黒神龍グールジェネレイド》]]などの優秀なリアニメイトを多く抱えている。
-リアニメイトはカードに書いてあるコストを参照するものがほとんどなため、自身でコスト軽減ができる[[《百万超邪 クロスファイア》]]や[[《暴走龍 5000GT》]]などとは相性が良くない。墓地のクリーチャーを手札に戻す[[《漆黒戦鬼デュランザメス》]]なども相性が悪い。

-リアニメイトはカードに書いてあるコストを参照するものが多いため、自身でコスト軽減ができる[[《百万超邪 クロスファイア》]]や[[《暴走龍 5000GT》]]などとは相性が良くない。墓地のクリーチャーを手札に戻す[[《漆黒戦鬼デュランザメス》]]なども相性が悪い。

-リアニメイトを行うカードには「インフェルノ」「地獄」といった文字をカード名に含めるものも少なくない。この2つの文字については[[《インフェルノ・ゲート》]]登場前は[[割り振り火力]]に多く見られた。

-同義語に「[[釣る>リアニメイト#q4cc4988]]」という用語がある。

-能動的に墓地肥やしせずに相手の[[破壊]][[除去]]に対応してバトルゾーンに戻す場合は「復帰」と表現することがある。

**その他 [#s7dc11d1]
-リアニメイト(蘇生)という名前であるが、バトルゾーンに出す→破壊→リアニメイトという手順を踏むのは非効率的である。戦術として取り入れる場合、何らかの手段で直接墓地に置く→リアニメイトする流れが基本となる。
--[[cip]]・[[pig]]を繰り返し再利用することを目的とする、[[重い]]カードの[[コスト踏み倒し]]が主軸ではない[[デッキ]]の場合その限りではない。

-リアニメイトの得意な[[種族]]には[[ドラゴン・ゾンビ]]がある。[[《魔龍バベルギヌス》]]や[[《黒神龍グールジェネレイド》]]などの優秀なリアニメイトを多く抱えている。
--[[新章デュエル・マスターズ]]で登場した[[マフィ・ギャング]]もリアニメイトする能力持ちが多い。

-[[DM-32]]で登場した[[《死皇帝ハデス》]]は墓地からの[[召喚]]を許可するものだが、リアニメイトとは区別されることが多い。(>[[墓地召喚]])
--[[《プロジェクト・ゴッド》]]や[[《百鬼の邪王門》]]のような「自身の効果で[[墓地肥やし]]し、その中からカードを選んで使う」効果もリアニメイトとは呼ばれにくい。ただ「墓地から出している」事には変わりないので、[[《復活の儀》]]などのカードは反応する。
--[[《魔光蟲ヴィルジニア卿》]]は、「[[墓地回収]]を行い、それをそのまま手札から[[コスト踏み倒し]]する」という、疑似的なリアニメイトを行うカードである。

-[[零龍卍誕]]させるためにはリアニメイトがほぼ必須となる。[[《復活の儀》]]は[[墓地召喚]]・[[フシギバース]]など[[コスト踏み倒し]]ではない手段でも反応するが、メジャーなのはリアニメイトを利用する戦術である。

-デュエル・マスターズで初となるリアニメイトカードは[[《インフェルノ・ゲート》]]。
このカードは自身のコストが軽めだったことも強みのひとつだが、なにより出せるクリーチャーにコストの指定がなかったことが非常に強力であり、[[プレミアム殿堂]]に至った。
--これ以降登場するリアニメイトは、使うためのコストが非常に高いものを除き、特定のコスト以下のクリーチャーしか出すことができないような調整となった。
--登場時でも[[《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》]]をリアニメイトすれば、5マナの[[コスト軽減]]になる。

-逆に使うためのコストに対して出せるクリーチャーのコストの差が小さい場合は評価が低くなりがちである。例として、[[《狂気と凶器の墓場》]]は使うためのコストから1高いクリーチャーしか出せないため、[[上位互換]]に近いカードも登場することとなった。
**リアニメイトを扱う主なデッキ [#g819ee62]
-[[【茄子サファイア】]]
-[[【ロマネスクリアニメイト】]]
-[[【ヴィルジニアリアニメイト】]]
-[[【ヘルゲート・ムーンライブラリアウト】]]
-[[【ロマノフサイン】]]
-[[【ロマノフリボーン】]]
-[[【カワハギゴースト】]]
-[[【黒単ヘルボロフ】]]

**主なリアニメイトカード [#wd062de7]
-[[《インフェルノ・ゲート》]]([[プレミアム殿堂]])
-[[《魔龍バベルギヌス》]]([[殿堂入り]])
-[[《インフェルノ・サイン》]]([[殿堂入り]])
-[[《魔光蟲ヴィルジニア卿》]]
-[[《極魔王殿 ウェルカム・ヘル》]]([[龍解]]前)→[[《極・魔壊王 デスゴロス》]]([[龍解]]後)([[殿堂入り]])
//-[[《魔光蟲ヴィルジニア卿》]]
-[[《極魔王殿 ウェルカム・ヘル》]]([[龍解]]前)→[[《極・魔壊王 デスゴロス》]]([[龍解]]後)([[殿堂入り]]→[[殿堂解除]])
-[[《ヨミジ 丁-二式》]]([[プレミアム殿堂]])
-[[《襲来、鬼札王国!》]]
//-[[《百鬼の邪王門》]]
-[[《灰燼と天門の儀式》]]
//ヴィルジニアは手札からなのでリアニメイトではない。邪王門は条件付きなので「リアニメイトカード」とは呼びにくい

**参考 [#jc7674aa]
-[[用語集]]
-[[墓地]]
-[[墓地利用]]
-[[墓地召喚]]
-[[墓地回収]]
-[[サルベージ]]
-[[墓地肥やし]]
-[[コスト踏み倒し]]
-[[フシギバース]]
-[[《インフェルノ・ゲート》]]
*釣る [#q4cc4988]

[[墓地]]から[[クリーチャー]]を直接[[バトルゾーン]]に出すこと。
動詞として使われる。
なので[[呪文]]や[[能力]]、[[デッキ]]のことは指さない。

&tag(リアニメイト,墓地,墓地利用,コスト踏み倒し);