#author("2020-01-25T02:19:36+09:00","","")
*マナ&ruby(きばん){基盤}; [#d7946b8f]

[[デッキ]]の[[カード]]を回すために、必要な色([[文明]])を[[マナゾーン]]に揃えるという考え方のこと。
あるいはそのために[[デッキ]]に投入される、特定のあるいは複数の[[文明]]を持った[[カード]]のこと。色基盤とも。

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[[デュエル・マスターズ]]の[[カード]]を[[マナコスト]]を払って[[プレイ]]するには、その[[カード]]と同じ[[文明]]の[[カード]]がなければならない。よって、ゲーム開始後はできるだけ早期にその[[デッキ]]の主要[[文明]]を[[マナゾーン]]に揃える必要がある。

そのため、[[マナ]]基盤を安定させる目的であえて[[文明]]を多く持つカードを投入する場合がある。極端な例では、[[青黒赤]]の[[デッキ]]では[[《虚空の力 レールガン》]]よりも[[《惨劇のアイオライト》]]を入れた方が、[[闇]][[文明]]の他の[[カード]]を[[使用できない状況>色事故]]に陥る確率が減る、といった具合。

3つ以上の[[文明]]を使用する[[デッキ]]では[[色事故]]の問題が生まれるため、[[マナ]]基盤を用いて必要な[[文明]]を確保するのが望ましい。

-当然[[多色]][[カード]]を[[デッキ]]に入れすぎると[[テンポアドバンテージ]]を損ないやすくなってしまう。また、ただ[[マナ]]に置くだけで[[プレイ]]しないような[[カード]]を、[[色]]が多いというだけで投入するのはデッキ自体の強さを損なってしまうなど、調整が難しい。中〜上級者向けの概念と言える。

-3つの[[文明]]を持つ[[カード]]は、[[マナ]]に置く際の[[デメリット]]が2色[[クリーチャー]]と大差ないため、[[マナ]]基盤として非常に優秀である。
[[《偽りの王 ヴィルヘルム》]]や[[《龍仙ロマネスク》]]など、[[プレイ]]しても強力な[[カード]]であればなおさら[[デッキ]]に優先して投入される。一方で種類が少なく偏りが大きいのも事実で、[[文明]]の組み合わせによっては貧弱あるいは癖の強い[[カード]]しかいない場合もあるので注意。
--[[友好色]]による組合せの3色レインボーは選択肢が広く、[[敵対色]]による組合せの3色レインボーは選択肢が狭い傾向にある。特に[[白黒赤]]と[[白青赤]]については[[DMR-04]]に入るまでそれぞれ1種類しか存在せず、どちらも[[非常にクセが強い>《鎧亜の凄技ジョゼ・ウィルバート》]][[スーパーレアカード>《魔魂葬のサードニクス》]]だった。

-5色デッキではマナ基盤となる[[多色]]が多めに投入される。中でも[[【5色フェアリー・ミラクル】]]では3[[ターン]]目に安定して[[《フェアリー・ミラクル》]]を[[唱える]]ために特に重要となる。

-[[無色]]は色マナを出さないのでマナ基盤たりえない。また[[5色レインボー]]はすべての[[文明]]を持ってはいるが、[[マナ数]]が0なのでこちらもマナ基盤と呼ばれて用いられることはない。

**参考 [#y81e397b]
-[[用語集]]
-[[マナ]]
-[[色事故]]