#author("2021-09-11T09:37:49+09:00","","")
#author("2021-10-04T17:45:40+09:00","","")
*ブロッククリーチャー指定ステップ [#z8577379]

|8|>|220|c
|>|>|BGCOLOR(silver):(相手の[[ターン終了ステップ]]((ただし、[[追加ターン]]を得ていた場合はこの限りではない。)))|h
|>|>|BGCOLOR(white):[[ターン開始ステップ]]|
|>|>|BGCOLOR(white):[[ドローステップ]]((先攻の最初のターンのみ、このステップは存在しない。))|
|>|>|BGCOLOR(white):[[マナチャージステップ]]|
|>|>|BGCOLOR(white):[[メインステップ]]|
|>|>|BGCOLOR(pink):[[攻撃ステップ]]|
|BGCOLOR(pink):|>|BGCOLOR(white):[[攻撃クリーチャー指定ステップ]]|
|~|>|BGCOLOR(pink):''ブロッククリーチャー指定ステップ''|
|~|BGCOLOR(white):[[バトルステップ]]|BGCOLOR(white):[[ダイレクトアタックステップ]]&br;([[ダイレクトアタック]]/[[シールド]][[ブレイク]])|
|~|>|BGCOLOR(white):[[攻撃終了ステップ]]|
|>|>|BGCOLOR(white):[[ターン終了ステップ]]|
|>|>|BGCOLOR(silver):(相手の[[ターン開始ステップ]]((ただし、[[追加ターン]]を得ている場合はこの限りではない。)))|f

[[ブロッカー]]などの[[攻撃先変更能力]]を使用するステップ。
非ターン・プレイヤーが、攻撃先を変更する能力を使用するクリーチャーを選ぶステップ。

このステップ中に、[[ガードマン]]能力なども使用するが、「相手プレイヤーを攻撃してブロックされなかった時」というテキストの[[サボタージュ能力]]は、最終的に[[ブロッカー]]能力が使われたか使われなかったかだけで判定される(総合ルール 507.3c.)。

**処理の流れ [#r9fa665b]

このステップに入るまでの流れは、[[攻撃クリーチャー指定ステップ]]を参照。

このステップを飛ばし、[[バトルステップ]]、または[[ダイレクトアタック]]ステップに移行。ブロックする場合は、ブロッカーを1体選んでタップする。これにより(たとえバトルまでの間にブロッカーがバトルゾーンを離れたとしても)正式にブロックが成立する。
+まず、非[[ターン・プレイヤー]]([[攻撃]]を受ける側のプレイヤー)は、[[ブロッカー]]、[[ガードマン]]、[[攻撃曲げ]]といった攻撃先を変更する能力を持つクリーチャーを1体以上選ぶ。1体も選ばない、あるいは選べない場合は次の[[バトルステップ]]または[[ダイレクトアタックステップ]]へ移行する。
--複数体を選ぶ場合は同時に選ぶ。選ぶクリーチャーは、適正にその能力を使用できる状態でなければならない。攻撃先を変更する能力を使用するために何らかの条件を必要とするクリーチャーは、その条件を満たせない状態では選ぶことができない。
--自身のクリーチャーに何らかのブロックを強制する効果がある場合、ブロッカー能力を使用するクリーチャーとしてそのクリーチャーを必ず選ばなければならない。複数のクリーチャーにブロックを強制する効果がある場合は、それらすべてを選ぶ必要がある。
+選んだクリーチャーの能力(タップやアンタップして攻撃先を変更しようとする処理)を解決する。能力を使用するクリーチャーを複数体選んでいた場合、それらの能力を非ターン・プレイヤーが好きな順番で1つずつ解決していき、結果的に、最後に解決した能力で攻撃先が決定される。
--最終的に、ブロッカー能力によってその能力を使用したクリーチャーに攻撃先が変更された場合、そのクリーチャーはブロッククリーチャーとして指定される。逆に、最終的に、ブロッカーではない能力によってその能力を使用したクリーチャーに攻撃先が変更された場合、そのクリーチャーはブロッククリーチャーではない。
---つまり、1回の攻撃で2体以上のブロッククリーチャーが存在することはない。
--「[[タップ]]/[[アンタップ]]されている間」の[[常在型能力]]は、その状態になった瞬間から有効になる。
+攻撃先変更が終わったら、[[ターン・プレイヤー]]がこのタイミングで行う[[使用宣言]]を行い、待機されている能力を好きな順番で処理する。
+その後、非[[ターン・プレイヤー]]が[[使用宣言]]を行い、待機されている能力を好きな順番で処理する。非[[ターン・プレイヤー]]の解決の結果、[[ターン・プレイヤー]]の[[誘発型能力]]が誘発した場合、先に[[ターン・プレイヤー]]のものを優先して解決していく。
+攻撃先のクリーチャーが取り除かれていないのであれば[[バトルステップ]]へ移行する。(プレイヤーに攻撃先を変更する能力が存在しないため、攻撃先を変更したら[[ダイレクトアタックステップ]]には移行しない。)
--ブロッククリーチャーが存在する場合、この時点では、「ブロック中」に適用される[[継続的効果]]はまだ消滅しない。

//+まず、非[[ターン・プレイヤー]]、すなわち攻撃を受けるクリーチャーは、[[ブロッカー]]、[[ガードマン]]、[[攻撃曲げ]]のいずれかの能力で、相手のクリーチャーの攻撃先を変更を行ってもよい。
//+「ブロック中」や「タップされている間」などの常在型能力が適用される。
//+攻撃先変更が終わったら、「このクリーチャーがブロックした時/ブロックされた時/ブロックされなかった時」関係の能力があれば、この時点で[[ターン・プレイヤー]]を優先に解決する。それによって、他の誘発型能力が誘発した場合、それもターン・プレイヤーを優先に解決していく。
//--ターン・プレイヤー側の[[ニンジャ・ストライク]]があれば、それを[[使用宣言]]して使うことができる。
//--攻撃先を変更する際にタップしたクリーチャーが、「このクリーチャーがタップした時」などの能力を持っていれば、それも解決する。
//+相手のクリーチャーとのバトルになれば[[バトルステップ]]へ、相手プレイヤーに攻撃が通れば[[ダイレクトアタックステップ]]へ移行。
//--この時点では、「ブロック中」に適用される[[継続的効果]]はまだ消滅しない。
// 2021年9月7日ルール変更にともない記述を変更
***補足 [#m5500c55]

+ステップの開始時、非[[ターン・プレイヤー]]([[攻撃]]を受ける側のプレイヤー)は、[[ブロッカー]]、[[ガードマン]]、[[攻撃曲げ]]といった[[攻撃先変更能力]]を任意の数選ぶ。
--このとき、[[可能であればブロックする]]など、[[攻撃先変更能力]]の使用を強制する[[効果]]がある場合、該当する[[能力]]を全て選ぶ必要がある。
+非[[ターン・プレイヤー]]は、選んだ[[能力]]を任意の順番で[[解決]]し、相手[[クリーチャー]]の[[攻撃]]先をその[[能力]]が指定する[[攻撃]]先に変更する。
相手[[クリーチャー]]の[[攻撃]]先は、最後に適用された[[能力]]が指定する[[攻撃]]先になる。
--[[攻撃先変更能力]]によって[[クリーチャー]]が[[タップ]]/[[アンタップ]]された場合、「[[タップ]]/[[アンタップ]]されている間」の[[常在型能力]]が有効になり、「[[タップ]]/[[アンタップ]]された時」の[[誘発型能力]]が[[誘発]]する。
+[[能力]]を全て解決し終わった時、最後に適用された[[能力]]が[[ブロッカー]]であれば、[[ブロック]]が成立する。
[[攻撃]]先となった[[ブロッカー]]は「[[ブロック]][[クリーチャー]]」となり、[[攻撃]]中の[[クリーチャー]]は「[[ブロック]]された[[クリーチャー]]」となる。
「[[ブロック]][[クリーチャー]]」および「[[ブロック]]された[[クリーチャー]]」の指定は、[[攻撃終了ステップ]]に入るか、どちらかの[[クリーチャー]]が[[攻撃]]から取り除かれた時に解除される。
--「ブロックした時/された時」の[[誘発型能力]]は「ブロッククリーチャー」が指定された時に[[誘発]]・[[解決]]され、このタイミング以降「ブロッククリーチャー」の指定が解除されるまでの間、[[ブロック]]中に有効な[[常在型能力]]が有効になる。
--[[ブロッカー]]でなければ[[ブロック]]は成立せず、「[[ブロック]]されなかった時」に誘発する[[誘発型能力]]が[[誘発]]・[[解決]]される。
+相手のクリーチャーとのバトルになれば[[バトルステップ]]へ、相手プレイヤーに攻撃が通れば[[ダイレクトアタックステップ]]へ移行する。
-ブロッククリーチャーがその攻撃から取り除かれたとしても、ブロックされたクリーチャーはブロックされたままである。
--[[ターン・プレイヤー]]が[[《古の羅漢バグレン》]]を出していたら、パワー1000以下のブロッカーはタップした瞬間にパワーが0以下になり破壊されるが、最終的な攻撃先がそのクリーチャーなら攻撃クリーチャーはブロックされたことになる。

-適正にその能力を使用できる状態ではない状況は以下のようなものが存在する。(赤太字は2021年9月7日の変更によるもの。)
--攻撃クリーチャーが「[[ブロックされない]]」「攻撃先は[[変更できない]]」状態である。
--ブロッカー能力を持っているが、タップ状態である。
--ブロッカー能力を持っているが、「ブロックできない([[プリン効果]]を受けているなど)」状態である。
--ブロッカー能力を持っておりアンタップ状態でもあるが、&color(red){''元々の攻撃先がそのクリーチャー自身である''};。
--ガードマン能力を持っておりアンタップ状態でもあるが、&color(red){''元々の攻撃先がプレイヤーである''};。

-2021年9月7日に行われた変更前は、「ブロックした時」=「このクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先をこのクリーチャーに変更した時」だった。
--変更後は攻撃先を変更しようとしただけでは「ブロックした時」は誘発せず、「最終的に、ブロッカー能力によってその能力を使用したクリーチャーに攻撃先が変更された時」だけで誘発するようになった。
--具体的には、[[《コスモ・ポリタン》]]が3体いた場合に3体をブロッククリーチャーに指定したら、変更前は3ドロー、変更後は1ドローを行えるということ。

-同変更前は、[[ブロッカー]]→[[ガードマン]]にたらい回しされたとしても、「ブロックはされた」ということで[[サボタージュ能力]]は発動できなくなっていた。
--変更後はたらい回しで最終的に[[ガードマン]]などが攻撃先に変更されたら、「ブロックされていない」として扱うため[[サボタージュ能力]]を発動できるようになった。
--地味に、攻撃側が使う「相手のクリーチャーがブロックした時」のタイミングに宣言する[[ニンジャ・ストライク]]にも影響がある。

**参考 [#i8c02832]
-[[用語集]]
-[[ステップ]]
-[[攻撃ステップ]]
-[[攻撃]]

&tag(用語集,攻撃ステップ,ステップ);