#author("2021-04-18T14:06:32+09:00","","")
#author("2021-04-23T11:00:25+09:00","","")
* フルパワー [#u7cd9456]

主に以下の3つについて使われる。

1.デッキを能動的な動きによる爆発力に特化した構築。
2.テーマとなるカード群のみを採用し、主流の色構成を守ったいわゆる純正構築
3.殿堂レギュレーションによる規制の影響を受けていない、あるいは受ける前の構築

**1の解説 [#e4ff691b]

例えば[[【ビッグマナ】]]なら[[マナブースト]]、[[手札補充]]に特化してフィニッシャーを出す以外の、能動的な動きに関与しない[[防御札]]や[[メタ]]カードを一切入れない構築を指す。入れるとしても、結果的に防御札やメタカードとして機能しているだけであって、それを目的に投入されているわけではない。[[ターボ]]構築は一種の[[フルパワー]]である。[[エピソード2環境]]で使用されていた[[緑単]]の[[【ターボゼニス】]]はその典型である。[[【轟破天九十九語】]]などもそれに近い動きをするが、中量級[[マッハファイター]]での除去を途中で挟むため、完全なフルパワーとは言い難い部分がある。

[[【速攻】]]は基本的にフルパワー構築であり、[[【赤青ドギラゴン剣】]]も[[S・トリガー]]が4枚程度で残りは手札補充、[[ビートダウン]]や[[1ショットキル]]に直接参加する札だけであった。[[《異端流し オニカマス》]]はコスト踏み倒しメタとして重宝されていたが、[[アンタッチャブル]]による場持ちの良さと[[ダイレクトアタック]]が持ち味のため、結局はフルパワー構築の色合いを出す要因の1つとなってしまった。

[[コンボデッキ]]系統なども早期の[[ループ]]、[[ソリティア]]成立による安全な勝利に大きな旨味があり、例えば[[【緑単ループ】]]もカウンター札を2、3枚程度に絞って残りをすべてループに関与する札で固めていた。ループパーツを兼ねる[[《革命の巨石》]]、素出しも楽で[[マナブースト]]によるコンボ始動を早める[[《天真妖精オチャッピィ》]]など、汎用性が高くない限りカウンター札が入らないのが実情であった。
[[【コンボ】]]系統なども早期の[[ループ]]、[[ソリティア]]成立による安全な勝利に大きな旨味があり、例えば[[【緑単ループ】]]もカウンター札を2、3枚程度に絞って残りをすべてループに関与する札で固めていた。ループパーツを兼ねる[[《革命の巨石》]]、素出しも楽で[[マナブースト]]によるコンボ始動を早める[[《天真妖精オチャッピィ》]]など、汎用性が高くない限りカウンター札が入らないのが実情であった。

逆にオーソドックスな[[【中速ビート】]]などでフルパワー構築にする場合、大抵[[オーバーキル]]な[[ファンデッキ]]に仕上がってしまう。

**2の解説 [#v553e542]

例えば[[【デ・スザーク】]]の場合、[[黒単]]でありほぼ[[魔導具]]のみで構成され、フィニッシャーも魔導具との関連性が高い[[無月の門]]持ちに任せる構築を純正と呼ぶ。デッキ成立最初期の場合、純正ではカードプールが不十分で満足なデッキパワーを発揮できないケースがあり、[[【デ・スザーク】]]や[[【ゲイル・ヴェスパー】]]はまさにその典型であった。

単なるテンプレ構築をノリでフルパワーと呼ぶこともあるが、これは半分正解で半分間違い。

**3の解説 [#ocf67d6b]

そのままの意味で、主に[[殿堂ゼロデュエル]]で使用される言葉。成立当時既に[[プレミアム殿堂]]に指定されており使えないカードが殿堂ゼロデュエルでは使えることもしばしばであり、殿堂ゼロデュエルにおける[[《無双竜機ボルバルザーク》]]投入型の[[【モルト NEXT】]]ではこの意味でのフルパワー構築である。

**参考 [#d07f2820]
-[[用語集]]
-[[デッキビルディング]]