#author("2020-04-12T18:25:21+09:00","","")
//将来的に要検討:DMPP-01からいつまでをまとめるか。○○編といった括りもないので、DMPP-04またはDMPP-05辺りで1区切りつけたほうがよさそうです。あとはページ名の変更についても要検討……(2020.03.04)
*デッキ・カードプールの&ruby(へんせん){変遷}; (デュエル・マスターズ プレイス)[#c96547eb]
**[[DMPP-01 第1弾「超獣の始動 -MASTER OF DUEL-」>DMPP-01]]期 [#qe80d575]
[[カードプール]]は第1弾220種に加え[[ベーシック]]カード70種の計290種。
[[《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》]]をキャンペーンで入手できた事から[[【ボルメテウスコントロール】]]が流行した。他には[[《ツインキャノン・ワイバーン》]]や[[《大勇者「ふたつ牙」》]]等のスーパーレアやベリーレアのパワーカードをふんだんに使用した[[【青赤緑ビートダウン】]] 、おなじみの[[【赤単速攻】]]、[[【リキッド・ピープル】]]など、[[【速攻】]]や【ビートダウン】が多く見られた。

「[[速攻]]は[[ビートダウン]]に強く、ビートダウンは[[コントロール]]に強く、コントロールは速攻に強い」という基本的な三すくみが成立しており、バランスが取れていた時期と言える。

[[《ミラージュ・マーメイド》]]は条件を満たせば3枚ドローという強烈なアドバンテージに加え、[[cip]]が無条件となり強化された[[サイバーロード]]の[[《ペコタン》]]と組み合わせやすいという点から水入りデッキで多く使われた。

[[《聖霊王アルカディアス》]]は一度出されると対抗手段が乏しく制圧力が高かった。特に[[呪文]]を多用する[[【ボルメテウスコントロール】]]に強烈に刺さり、一定の成果を出していた。【ターボバロム】も[[地雷]]として活躍した。

[[《二角の超人》]]は若干の弱体化を受けたが、[[マナ回収]]による[[手札補充]]のメリットが大きく、コントロールで広く採用された。

[[【赤単ヴァルボーグ】]]を除く[[【赤単速攻】]]や[[青単]]は[[ベリーレア]]以上のカードの必要枚数が少なく、課金をしなくてもデッキを作りやすかった。

[[ベーシック]]カードや[[レア]]以下のカードでも[[《アクア・ハルカス》]]、[[《光輪の精霊 ピカリエ》]]などの有用なカードも多く存在し、[[ベリーレア]]以上のカードに頼らずとも基本的なデッキを構築することが可能であった。
プレイヤーの中には無課金・微課金で楽しむ層もおり、カードを集めやすい・デッキを組みやすいという事情はTCG版以上に大きな影響を及ぼしている。

***この時期に活躍したカード・[[アーキタイプ]] [#y7b85c74]
-活躍したカード
--[[《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》]]
--[[《ツインキャノン・ワイバーン》]]
--[[《機神装甲ヴァルボーグ》]]
--[[《二角の超人》]]
--[[《光輪の精霊 ピカリエ》]]
--[[《聖霊王アルカディアス》]]
--[[《ミラージュ・マーメイド》]]
--[[《クリスタル・パラディン》]]
--[[《デーモン・ハンド》]]等の基本[[S・トリガー]]

-主流デッキ
--[[【赤単ヴァルボーグ】]]
--[[【白青コントロール】]]、[[青黒]]など水+αデッキ。
--[[【ボルメテウスコントロール】]]
--[[【赤青ビートダウン】]]([[《ホーリー・スパーク》]]がタッチで入る場合もある)
--[[【青赤緑ビートダウン】]]

**[[DMPP-02 第2弾「伝説の再誕 -RETURN OF LEGENDS-」>DMPP-02]]期 [#gd922bf9]
全85種が追加。[[《アストラル・リーフ》]]、[[《アクアン》]]、[[《超竜バジュラ》]]といった[[TCG版>デュエル・マスターズ]]で活躍したパワーカードが調整され参入した。

[[《アストラル・リーフ》]]はパワーが3000に変更になったことと、[[《マリン・フラワー》]]が不在であり最速2ターンでの召喚が不可能になる弱体化を受けた。
[[《アクアン》]]は手札に加える最大数が5枚から3枚に下方修正された。
[[《超竜バジュラ》]]は[[ランデス]]がランダムになり意図的にマナの色を削る動きができなくなった。
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2000火力に[[《クリムゾン・チャージャー》]]、[[《テンペストザウルス》]]が追加されたためパワー2000以下の[[ウィニー]]は肩身が狭くなった。

この弾で登場した[[《サウザンド・スピア》]]が、環境初期には多大な影響を与えることになった。
これまではとりあえず初動で出しておいて損のなかった[[《アクア・ハルカス》]]、[[《青銅の鎧》]]、[[《光輪の精霊 ピカリエ》]]はもちろん、新たに登場した[[《傀儡将ボルギーズ》]]や[[《光器ペトローバ》]]などの中型すらも刈り取るパワーカードとして多くのプレイヤーに認知されることになる。

[[《クリムゾン・チャージャー》]]や[[《サウザンド・スピア》]]以外にも[[《ブレイン・チャージャー》]]、[[《リバース・チャージャー》]]、[[《黒神龍ゾルヴェール》]]も獲得した[[【ボルメテウスコントロール】]]が流行した。前期から【ボルコン】を使っていた人だと、デッキ改造の出費がレア以下で済み、気軽に組めたということも関係している。
これによりパワー4000以下を並べるデッキが減り、環境が低速化することになる。

それらの影響によりブロッカーの信頼性が低い環境となり、対ブロッカー性の高い[[【リキッド・ピープル】]]は採用率を大きく落とした。

しかし、徐々に[[【ボルメテウスコントロール】]]は[[《アストラル・リーフ》]]や[[《アクアン》]]入りの構築にはリソースを奪いきれず攻撃に転じるスキが生まれにくいということが発覚。勝ちパターンに陰りが生まれたため採用率が低下することになる。
加えて、強力と思われていた[[《サウザンド・スピア》]]も、[[【ボルメテウスコントロール】]]のような特殊なデッキでもない限り、自分のクリーチャーも巻き込むデメリットの存在が非常に痛く気軽にデッキに組み込めるものではなかった。
環境の2大デッキとなった[[《アストラル・リーフ》]]と[[《アクアン》]]のデッキでは[[《サウザンド・スピア》]]を入れられない、または入れる必要がないという状況のため、非常に強力な効果を持ちながら採用されるデッキと遭遇する機会は減り、事実上[[《サウザンド・スピア》]]の脅威は消え去っていくことになった。

[[【速攻】]]は[[【ボルメテウスコントロール】]]による[[《サウザンド・スピア》]]での盤面リセット後も、攻めるための手札が維持できる[[《アストラル・リーフ》]]を入れた構築が大多数を占めるようになった。[[青赤]]、[[青緑]]が人気であり、[[《マーチング・スプライト》]]を活用する[[青単]]も存在する。
[[《アストラル・リーフ》]]を入れない[[【速攻】]]は、[[《凶戦士ブレイズ・クロー》]][[《スナイプ・モスキート》]][[《怒髪の豪腕》]][[《シビレアシダケ》]][[《レベリオン・クワキリ》]]を軸とした速さを突き詰めた形の[[【赤緑速攻】]]と、[[《アクアン》]]による手札補充と[[《光器ペトローバ》]]で火力に耐性を持たせる【白青ガーディアン】程度となった。【赤緑速攻】はSRを1枚も入れずに組むことができるので無課金層に好んで使われた。

[[《アストラル・リーフ》]]の[[cip]]の3ドローは[[ビートダウン]]以外でも優秀な効果だが、低パワーバニラの[[《エレガント・ランプ》]]を採用せざるをえない関係上、欠点をごまかせるビートダウンが基本となる。詳細は[[【アストラル・リーフ】(デュエル・マスターズ プレイス)]]を参照。

手札補充には[[《アクアン》]]も強力であり、[[【アクアンホワイト】]]、[[【アクアンブラック】]]、[[【アクアンホワイトブラック】]]が環境に進出した。水文明のマナには、この環境のカードプールでは最上位の[[S・トリガー]]である[[《アクア・サーファー》]]を無理なく採用できる。両者を4積みしても残り32枚は自由に選択できるので構築の幅は広い。
切り札には光の[[《聖天使クラウゼ・バルキューラ》]]、[[《守護聖天グレナ・ビューレ》]]、[[《聖霊王アルカディアス》]]などを、闇では[[《凶骨の邪将クエイクス》]]、[[《悪魔神バロム》]]などを核とすることが多い。
どちらの文明にも強力なS・トリガー([[《ホーリー・スパーク》]]、[[《デーモン・ハンド》]]など)があるため汎用性も損なわない。[[《光器ペトローバ》]]、[[《傀儡将ボルギーズ》]]を始め、便利なカードも多く登場している。

環境上位に君臨したものは[[【アストラル・リーフ】>【アストラル・リーフ】(デュエル・マスターズ プレイス)]]と【アクアン】、その他のデッキが追随する形となった。
この時期に【二角コン】と呼ばれるデッキタイプが登場した。

対戦バランスは、【リーフ】、【アクアン】、その他のデッキ間で有利・不利の相性関係が成立しており、特定のデッキが環境を支配することはなかった。
しかし、《リーフ》も《アクアン》も使わない場合は、[[《アクア・ハルカス》]]や[[《卵胞虫ゼリー・ワーム》]]など低資産カードだけではそのリソース差を覆すことが困難という問題が起こっている。
[[マッドネス]]が1枚も存在していないため、リソース確保が得意なデッキでリソース確保の苦手なデッキに[[ハンデス]]をしていると一方的に蹂躙してしまいがちである。
環境の採用カード(特にスーパーレア)の偏りも激しく、様々なデッキやカードに活躍する余地があった前期と比べると構築の幅は確実に狭くなった。

-ドラゴンは[[除去]][[cip]]を持つ[[《緑神龍ジオブリード》]]、[[S・トリガー]]持ちの[[《ボルテール・ドラゴン》]]、[[cip]]で[[墓地回収]]ができる低コストドラゴンの[[《黒神龍ゾルヴェール》]]など優秀なカードを獲得。[[《超竜バジュラ》]]は2枚ランデスという強みは据え置きで、[[《幻想妖精カチュア》]]の強化など追い風も受けていたが、環境を支配するほどではなかった((TCG版でも登場した[[闘魂編]]では結果を残せておらず、環境に進出したのは[[《緑神龍ミルドガルムス》]]、[[《母なる紋章》]]、[[《龍仙ロマネスク》]]などの登場がきっかけである。))。
[[《龍の呼び声》]]やキーカードの[[《紅神龍バルガゲイザー》]]を獲得した[[【連ドラ】]]もこの弾で成立したが、こちらも準環境止まりであった。

-火文明は他の4文明と比べると[[グッドスタッフ]]になるカードが著しく少なく最も不遇な文明となっている。第2弾のSR・VRである[[《超竜バジュラ》]]、[[《紅神龍バルガゲイザー》]]、[[《グラディアン・レッド・ドラゴン》]]、[[《ボルシャック・スピード・ドラゴン》]]はいずれも専用構築にしないとまともな戦力にならない。唯一[[《ボルシャック・スピード・ドラゴン》]]は単体でも使えなくはないが、単体運用なら[[《ツインキャノン・ワイバーン》]]の[[下位互換]]になりやすいという問題を抱えている。

***この時期に活躍したカード・[[アーキタイプ]] [#yf17cded]
-活躍したカード
--[[《アストラル・リーフ》]]
--[[《アクアン》]]
--[[《レベリオン・クワキリ》]]
--[[《光器ペトローバ》]] 
--[[《聖天使クラウゼ・バルキューラ》]]
--[[《傀儡将ボルギーズ》]]
--[[《サウザンド・スピア》]]等

-主流デッキ
--[[【アストラル・リーフ】(デュエル・マスターズ プレイス)]]
--[[【アクアンホワイト】]]、[[【アクアンホワイトブラック】]]([[【イニシエート】]]、[[【ガーディアン】]]、[[【エンジェル・コマンド】]]軸)
--[[【アクアンブラック】]]([[【青黒バロム】(デュエル・マスターズ プレイス)]])
--[[【ボルメテウスコントロール】]]
--[[【青赤緑ビートダウン】]]

**参考 [#r71b51f3]
-[[デッキ・カードプールの変遷(デュエル・マスターズ プレイス)]]
-[[デッキ集(デュエル・マスターズ プレイス)]]
-[[構築済みデッキ(デュエル・マスターズ プレイス)]]
-[[BASIC]]
-[[DMPP-01 第1弾「超獣の始動 -MASTER OF DUEL-」>DMPP-01]]
-[[DMPP-02 第2弾「伝説の再誕 -RETURN OF LEGENDS-」>DMPP-02]]

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