#author("2022-08-07T00:05:10+09:00","","")
*タマシード/クリーチャー [#hbbb2e80]

※正式な表記は''タマシード/クリーチャー''だが、ページ名はこのWikiの仕様上''タマシード/クリーチャー''と表記する

[[DM22-SD1]]で登場した新たな[[カードタイプ]]。

|深淵の支配者 ジャシン SR 闇文明 (4)|
|タマシード/クリーチャー:アビスロイヤル/ACE 9000|
|自分のターンのはじめに、自分の山札の上から1枚目を墓地に置いてもよい。その後、コスト3以下のクリーチャーを1体、自分の墓地から出してもよい。|
|自分の闇のクリーチャーまたは闇のタマシードが合計4つ以上なければ、バトルゾーンにあるこのタマシードはクリーチャーとして扱わない。|
|''W・ブレイカー''(このクリーチャーはシールドを2つブレイクする)|

[[タマシード]]と[[クリーチャー]]を兼ね備えた[[カードタイプ]]。
この部分だけでも「[[タマシード]]を1枚選んで(出す/手札に加える/何らかのコストにする)」でも「[[クリーチャー]]を1枚選んで(出す/手札に加える/何らかのコストにする)」でも対象にできるという優れた性質を持つ。

登場時点において、この[[カードタイプ]]は共通して[[種族]]に[[ACE]]を持ち、パワー表示が通常の黒枠白字とは逆になり、白枠黒字になっている。

条件を満たさなければ[[クリーチャー]]として扱われないためか低[[コスト]]ながら高い[[パワー]]を有している傾向にある。

***裁定不明 [#bebf6601]
2022年8月時点ではほとんどのルールが公表されていない。以下推測や疑問点を列挙する。

-カードの能力に、バトルゾーンでクリーチャーとなれる条件が記されており、それを達成できないとクリーチャーとして扱わない。(''確定情報'':[[https://youtu.be/RFeocOhpFbg?t=2790]])

-バトルゾーンでクリーチャーとして扱う状態になっても、依然としてタマシードとしても扱うことができると思われる。[[《サッヴァーク-MAX》]]など、タマシードのみを選べる効果に大きく影響する。

-[[シンカライズ]]を持っていないタマシード/クリーチャーは、クリーチャーとして扱われる条件を満たしていなければ[[進化元]]として指定できない(参考:[[《バライフの地版》]]の裁定 https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/41642/)

-[[cip]]が「このタマシードが出た時」で始まっているカードなら、[[「このクリーチャーがバトルゾーンに出た時」で始まる能力]]の[[メタ]]に引っかからない。
--よく似た「クリーチャーが[[出ることによって起こる効果]]」という能力には、クリーチャーとして扱われる条件を満たしつつ[[バトルゾーン]]に出た場合、その[[メタ]]に引っかかるようになってしまうと思われる。

-[[《神聖龍 エモーショナル・ハードコア》]]などのクリーチャーが対象となる能力無視は、タマシードのみの状態だと能力は無視できないが、タマシード/クリーチャーとして一度でも能力無視の効果を受け付けた瞬間にタマシード/クリーチャーの特性の[[バニラ]]((厳密にはテキストは失われず、別のカードで指定能力や指定テキストを持つカードの対象にできるので[[準バニラ]]という表現が正しい。))で固定される。(参考:[[《あたりポンの助》]]の裁定 https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/31679/)
--タマシード/クリーチャーは「原則2つのカードタイプを持つが、バトルゾーンで能力によって1つのカードタイプになることもある」テキストということからも間違いないだろう。

-[[封印]]された場合の裁定は発表待ち。
--というのも、[[封印]]は[[フィールド]]や[[Artifact]]といった[[非クリーチャー]]に付けていてもカードの能力やカードの存在は無視されないという裁定を適用すると違和感が生まれてしまうからである。
---クリーチャーとして扱うタマシード/クリーチャーを封印した場合、その瞬間クリーチャーの能力とクリーチャー・カードとその構成カードは存在が無視されるが、この裁定だとタマシードの能力とタマシード・カードとしての存在が無視されないことになる。クリーチャーとして扱う能力はカードが発生源だとすると、「クリーチャーとして扱う」「クリーチャーとして扱うことになった瞬間クリーチャー(=カードの存在)は無視される」という[[無限ループ]]が起こってしまう。他にもタマシードでもクリーチャーでもあるカードが[[非クリーチャー]]特有の性質([[《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》]]や[[《Black Lotus》]]のように[[カード指定除去]]として選べたり効果を発揮し続けたりする)を持つのはずるいようにも思われる。

-カードを[[使う]][[キーワード処理]]がどうなるかも不明。
--[[《聖霊王アルファディオス GS》]]がいる状態で、[[S・トリガー]]を得た[[《深淵の支配者 ジャシン》]]をバトルゾーンに出すことができるのか。もし「[[召喚]]」なら使用宣言すらできず、「[[使う]]」なら問題なく出すことができる。

-[[《怒流牙忍法 次元隠しの術》]]など、クリーチャーのみを[[出せない]]状態は、タマシード/クリーチャーはどうなるのか。
--出そうとする段階で未然にチェックされるのなら、手札などではクリーチャーの特性を持つため、条件達成と無関係に出すことができない。一方、実際に出る直前にチェックされるのなら、結果的にクリーチャーとして扱われないなら出すことができる((「[[出せない]]」とは、明らかに出せないとわかっているカードでも、出す行為はロックされず、実際に出る段階で本当に出せないかをチェックして「出る」か「出るのを不発に終わらせる」のかという裁定となっている。))。
---[[NEOクリーチャー]]がいつから[[NEO進化クリーチャー]]として扱うかの裁定は2022.04.08にアップデートされているため、タマシード/クリーチャーも総合ルールでどのタイミングからタマシード/クリーチャーとして扱うかの裁定が出るだろう。

-他にもクリーチャーのみに働く[[常在型能力]]・[[着地置換効果]]・[[状態定義効果]]は、''「今から出るタマシード/クリーチャーを含めてもクリーチャーとして扱わない」''、あるいは''「今から出るタマシード/クリーチャーを含めたらちょうどクリーチャーとして扱う」''というケースで、どのタイミングからタマシード/クリーチャーとして扱うかが重要になる。
--例えば、既に「[[《深淵の支配者 ジャシン》]]」指定中の[[《神聖龍 エモーショナル・ハードコア》]]がいる状態で、新たに[[《深淵の支配者 ジャシン》]]が出たら無条件でバニラ化するのか、[[《聖鎧亜キング・アルカディアスP'S》]]で[[《深淵の支配者 ジャシン》]]は無条件で[[着地置換効果]]が働くのか、[[《永遠のリュウセイ・カイザー》]]でタマシード/クリーチャーは無条件で[[タップイン]]するのかなどが謎である。

**その他 [#u2d6c031]
[[Magic:The Gathering]]には通常時はエンチャントだが、場に同じ色のカードが一定数あればクリーチャーとなる[[神サイクル>http://mtgwiki.com/wiki/%E7%A5%9E_(%E3%83%86%E3%83%BC%E3%83%AD%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%96%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%AF)]]が存在する。
タマシード/クリーチャーもこのサイクルの影響を受けて誕生した可能性が高い。

**参考 [#i11f41b2]
-[[タマシード]]
-[[クリーチャー]]
-[[カードタイプ]]
-[[ACE]]
-[[《深淵の支配者 ジャシン》]]

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