#author("2021-04-22T12:32:18+09:00","","")
*ゼン&アク [#c24ed8f4]

[[《究極神アク》]]と[[《超絶神ゼン》]]の[[G・リンク]]形態、およびそれらの通称。

転生版はこちら→[[《世紀末ゼンアク》]]
また、これらを[[切札]]に据えた[[デッキ]]はこちら→[[【ゼン&アク】]]

|究極神アク SR 水/闇文明 (7)|
|クリーチャー:ゴッド 9000+|
|W・ブレイカー|
|自分のゴッドが破壊される時、そのゴッドを墓地に置くかわりに自分の手札に戻してもよい。|
|G・リンク《超絶神ゼン》の左横|
|このクリーチャーがリンクしていて攻撃する時、相手のクリーチャーを1体破壊してもよい。|

|超絶神ゼン VR 光/自然文明 (7)|
|クリーチャー:ゴッド 8000+|
|ブロッカー|
|W・ブレイカー|
|G・リンク《究極神アク》の右横|
|このクリーチャーは、リンクしている時「Q・ブレイカー」を得、自分のターンの終わりにアンタップされる。|

この2体がG・リンクすると、以下のようになる。 

|超絶神ゼン/究極神アク 水/闇/光/自然文明 (7+7)|
|クリーチャー:ゴッド 17000|
|ブロッカー|
|Q・ブレイカー|
|自分のゴッドが破壊される時、そのゴッドを墓地に置くかわりに自分の手札に戻してもよい。|
|このクリーチャーが攻撃する時、相手のクリーチャーを1体破壊してもよい。|
|自分のターンの終わりに、このクリーチャーをアンタップする。|

特筆すべきその制圧力である。17000という高い[[パワー]]に加えて[[除去]]耐性と[[ブロッカー]]を持ち、[[アタックトリガー]]での[[確定除去]]で盤面を奪いつつ[[警戒]]で守りを固める。[[殴り返し]]をした場合、[[バトル]]と[[アタックトリガー]]と[[ブロッカー]]で実に3体分の[[クリーチャー]]を処理することが出来る。
[[モヤシ]]効果で、[[破壊]]では消耗せず時間稼ぎにしかならない。非常に粘り強く、[[能力]]が[[オーバーキル]]気味なのもあり、ゼン&アクだけでも[[デッキ]]の[[フィニッシャー]]を賄うことは十分可能。

またゼン&アクは[[マナ基盤]]としても優秀であり、[[フィニッシャー]]と[[マナ基盤]]を丸投げすることで多くのデッキ[[スロット]]を確保することが出来る。[[【ゼン&アク】]]は非常に拡張性の高い[[デッキ]]として知られ、高い[[環境]]適応力を持つ。
[[DMC-57 「ザ・ゴッド・キングダム」>DMC-57]]での[[《大地と永遠の神門》]]の登場以降は粘り強さと構築自由度が強化され、[[《究極神アク》]]の弱点である[[マナゾーン]]送りや[[ハンデス]]に強くなっただけでなく、ゼン&アクの[[マナ基盤]]と[[フィニッシャー]]の両立がより容易となった。

優秀な[[フィニッシャー]]ではあるが、[[1ショットキル]]性能はそこまで高いわけではない。
1度[[攻撃]]する事だけを想定するなら、[[確定除去]]1発と[[Q・ブレイカー]]だけであり、14[[マナ]]分と[[カード]]としては魅力に欠けるのがわかる。
ゼン&アクを運用する時は、この[[ゴッド]]の強みは[[デッキ]]の構築自由度に加え、粘り強い攻防や[[G・リンク]]時の盤面のまくり返しにあることを覚えておきたい。
そのことを踏まえ、[[タップ&デストロイ]]の手段があると、[[G・リンク]]時の立ち回りが楽になる。

難易度が高い上に[[オーバーキル]]ではあるが、[[《創造神サガ》]]や[[《破壊神サガ》]]はゼン&アクと合わせて非常に高いフィニッシュ力を発揮する。
ロマン気味ではあるものの、特に後者は[[オーバーキル]]故に勝利はほぼ約束されるため、そちらを目指した[[【ゼン&アク】]]を組んでみてもいいだろう。

[[環境]]では、高い適応能力で[[極神編]]・[[戦国編]]・[[神化編]]と活躍したが、[[覚醒編]]に入ると多くの[[【コントロール】]]の[[フィニッシャー]]が[[サイキック・クリーチャー]]に取って代わった。[[《時空の喧嘩屋キル》]]や[[《時空の鬼若コーシロウ》]]など相性の良い[[サイキック・クリーチャー]]も味方につけたが、[[《超次元ガード・ホール》]]は[[シールド]]送りを持つ天敵であった。
[[《ドンドン吸い込むナウ》]]が登場した[[エピソード1]]や[[ゼニス]]が登場した[[エピソード2]]以降は、さらに肩身を狭くした。

総じて、レイトゲームに強い優秀な[[ゴッド]]のフィニッシャーである。

-[[《超絶神ゼン》]]が[[光]]/[[自然]]、[[《究極神アク》]]が[[水]]/[[闇]]なので、この2体を[[マナゾーン]]に埋めるだけで4色構築における万全の[[マナ基盤]]が完成する。実際それが明確な採用理由であることもあって、「[[マナゾーン]]で[[G・リンク]]するのが仕事」と評されることもある。
[[マナ基盤]]をこなしつつ[[《母なる大地》]]系列の[[呪文]]や[[《大地と永遠の神門》]]を利用して[[バトルゾーン]]に出していくのは[[ゼン&アク]]の基本ギミックでもある。
--ここに[[火]][[文明]]を加えて[[《フェアリー・ミラクル》]]で[[マナブースト]]を行うのが[[【5色ゼンアク】]]である。[[《龍仙ロマネスク》]]や[[《偽りの王 ヴィルヘルム》]]による過剰[[マナブースト]]に加え、[[《無敵剣 カツキングMAX》]]でも[[マナゾーン]]にアクセスできるようになる。

-[[背景ストーリー>極神編背景ストーリー]]ではすべてを無に返す強大な力を持った[[ゴッド]]として登場。[[《悪魔神バロム・エンペラー》]]が率いる[[闇]]の軍勢と激突する。
争いの後に消滅したと思われていたが、[[神化編]]にて「神世界都市」と共に復活。再び5文明と対峙する。

-[[《ミラクルとミステリーの扉》]]と[[《リアルとデスの大逆転》]]の[[フレーバーテキスト]]から、《ゼン》と《アク》の思想は真逆である事が読み取れる。
真逆の思想を持つ彼らが何故[[G・リンク]]しているのか気になるところ。
また、収録されたパック名も「超絶VS究極」と、《ゼン》と《アク》が対立している事を示唆するようなものとなっている。

-[[《ゴッド・サーガ》]]のイラストにいるのはこの2体。

-[[DMC-57 「ザ・ゴッド・キングダム」>DMC-57]]の中心となる[[ゴッド]]。[[G・リンク]]時にイラストの中央に現れる巨大な[[クリーチャー]]が[[《創造神サガ》]]として[[カード]]化され、同[[デッキ]]中で[[シナジー]]を形成している。

-漫画「デュエル・マスターズFE」では、[[ヘヴィ・デス・メタル]]を狙ってインドを襲撃した[[ザキラ]]に対して大僧正が使用。しかし一度は[[G・リンク]]したものの、[[《デーモン・ハンド》]]と[[《暗黒王デス・フェニックス》]]の連続攻撃により1ターンで倒され、再び召喚された《アク》もヘヴィ・デス・メタルの前に敗れ去る。ザキラに「何が究極神だ」と馬鹿にされてしまい、この初登場では散々な扱いである。
また、映画2作目の後日談で[[神月 ミカド]]が使用。[[《創造神サガ》]]の能力によってリンク状態が2体並び、切札勝舞のシールドとクリーチャーを全て破壊するが、[[《デュアルショック・ドラゴン》]]から進化した[[《超竜サンバースト・NEX》]]の活躍で勝舞の勝利に終わる。

-アニメ「ビクトリーV3」では[[ヨミ]]が使用。[[アタックトリガー]]で[[《百万超邪 クロスファイア》]]を[[破壊]]した際、漫画「SX」において[[創世神]]が[[《ボルシャック・クロス・NEX》]]を消滅させたように消し去り、[[勝太>切札 勝太]]に深い傷跡を遺した。

-リンク後の略称に関しては普通に左から読むと「アクゼン」だが、語呂の関係で「ゼンアク」と呼ぶ事が多い。コロコロや公式などではリンク後の呼称は「ゼンアク」で統一されている。

-おおせよしお作の漫画において、主人公のゼンアクの評価は「2体で1体なんてズルい」。[[ヘヴィ・デス・メタル]]や[[五元神]]などを無視しているような言い方だが、そもそも漫画が[[スーパーデッキ・サーガ]]の宣伝であるため仕方がないか。

**参考 [#p4252745]
-[[ゴッド]]
-[[G・リンク]]
-[[《究極神アク》]]
-[[《超絶神ゼン》]]
-[[【ゼン&アク】]]
-[[《世紀末ゼンアク》]]