#author("2020-07-24T13:30:17+09:00","","")
*スピードアタッカー [#i14a76a8]

|スピードアタッカー(このクリーチャーは召喚酔いしない)|

[[DM-05]]から登場した[[キーワード能力]]。またはこの能力を持つ[[クリーチャー]]の総称。

|解体屋ピーカプ C 火文明 (3)|
|クリーチャー:マシン・イーター 1000|
|スピードアタッカー|

|ツインキャノン・ワイバーン R 火文明 (7)|
|クリーチャー:アーマード・ワイバーン 7000|
|スピードアタッカー|
|W・ブレイカー|

基本的に[[火]][[文明]]の[[クリーチャー]]のみが持つ[[能力]]であり、登場以来、ほぼすべての[[エキスパンション]]にスピードアタッカーを持つ[[クリーチャー]]が収録されている。

この[[能力]]を持つ[[クリーチャー]]は非常に奇襲性が高く、[[【速攻】]]や[[ビートダウン]]などの攻撃的な[[デッキ]]で多用される。また歴代の強力な[[フィニッシャー]]とされる[[カード]]には、スピードアタッカーを持つ[[クリーチャー]]が少なからず存在する。

**ルール [#a461292f]
-スピードアタッカーを持つ[[クリーチャー]]は[[バトルゾーン]]に出した[[ターン]]中でも[[攻撃]]できる。

-[[召喚酔い]]状態の[[クリーチャー]]に後から[[スピードアタッカー]]を[[付与]]した場合、そのクリーチャーは[[攻撃]]できる。
--そのターン中に[[バトルゾーン]]に出たスピードアタッカー能力を持つ[[クリーチャー]]が、スピードアタッカーを失った場合、そのクリーチャーは再び[[召喚酔い]]状態になり[[攻撃]]できない。
[[《トット・ピピッチ》]]や[[《マイキーのペンチ》]]等、[[常在型能力]]で[[スピードアタッカー]]を付与する[[クリーチャー]]が[[除去]]された場合などが該当する。

-スピードアタッカーを持つ[[召喚酔い]]中の[[クリーチャー]]が、[[攻撃]]中に何らかの理由でスピードアタッカーを失った場合、[[攻撃]]は中止されない。(>[[攻撃]])

-[[進化クリーチャー]]や、[[リンク>G・リンク]]した[[ゴッド]]や、[[覚醒]]した[[サイキック・クリーチャー]]はルールにより[[召喚酔い]]しない。
--結果だけ見るとスピードアタッカー内蔵と同じだが「スピードアタッカー」能力ではないため、[[《波乗りザブンプル》]]等の影響は受けない。

-また、[[《ダイヤモンド・ソード》]]や[[《覚醒の精霊ダイヤモンド・エイヴン》]]などの[[効果]]を受けた[[クリーチャー]]は[[召喚酔い]]が無効となるが、この場合もスピードアタッカーが付加されたわけではない。>[[ダイヤモンド状態]]

**ゲーム中において [#vbcba292]
-味方クリーチャーにスピードアタッカーを付加するカードも多く存在し、それらのカードを出せるか出せないかで、そのゲームでの戦略が大きく変わる事もある。付加能力を持つカードも月日を重ねるごとに[[コストパフォーマンス]]が目に見えて上昇している。

-スピードアタッカーを通常の[[除去]][[カード]]で対処することは難しい。[[召喚酔い]]がないため、[[除去]]する前に1回は[[攻撃]]を通してしまうためである。[[ハンデス]]や[[シノビ]]や[[ブロッカー]]などで対処したい。

-[[アタックトリガー]]との相性は良く、通常よりも1ターン早く能力を使用することができる。全[[文明]]に存在する[[侵略]]や[[革命チェンジ]]が、[[火]][[文明]]で特に猛威を振るうのはこの相性が主な要因である。

-悪名高き[[《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》]]や[[《無双竜機ボルバルザーク》]]、[[《勝利宣言 鬼丸「覇」》]]、[[《“轟轟轟”ブランド》]]もスピードアタッカーを持っていた事が、[[殿堂入り]]、[[プレミアム殿堂]]の原因となった。本体は直接持たなくても、[[付与]]することで十分な強さを発揮する[[《暴龍警報》]]や[[《スクランブル・チェンジ》]]もまた[[殿堂入り]]している。
現在の環境でも、単体で持っているものなら[[《勝利のガイアール・カイザー》]]、[[《百万超邪 クロスファイア》]]、[[《暴走龍 5000GT》]]、[[《次元龍覇 グレンモルト「覇」》]]、味方に[[付与]]するものなら[[《闘将銀河城 ハートバーン》]]や[[《永遠のリュウセイ・カイザー》]]や[[《蒼き団長 ドギラゴン剣》]]、[[《BAKUOOON・ミッツァイル》]]などが活躍している。現在はインフレによって使われなくなっているが、[[《ツインキャノン・ワイバーン》]]も黎明期では、スピードアタッカーを持っているがゆえに、同じ[[W・ブレイカー]]でありながら、1コスト軽い[[《ボルシャック・ドラゴン》]]や[[《暗黒の騎士ザガーン》]]を押しのけて高い使用率を誇っていたため、この[[能力]]がいかに強力なものであるかが伺える。
**その他 [#t222b542]
-スピードアタッカーは2[[コスト]]分の[[能力]]と計算されており、スピードアタッカーを持たない[[クリーチャー]]より[[パワー]]が2000小さいか[[コスト]]が2大きいことが多いが、[[《爆竜 GENJI・XX》]]など[[コスト]]1(マイナス1000)程度で計算された[[クリーチャー]]も登場してきている。

-[[《ディオーネ》]]や[[《その子供、凶暴につき》]]、[[《聖者の精霊龍 セレナーデ》]]によりこの[[能力]]を無力化できる。

-上記の通り基本的に[[火]][[文明]]のみが持つ[[能力]]だが、例外として[[自然]][[文明]]に条件を満たすことでスピードアタッカーになる[[《パチパチ・クリキントン》]]が存在する。また、[[自然]][[文明]]の[[呪文]]、[[《運命の選択》]]も、条件を満たすことで場の[[クリーチャー]]1体をスピードアタッカーにすることができる。しかし、これら2つは[[火]][[文明]]の[[カード]]を使用しないとスピードアタッカーの[[効果]]が発動しない。

-[[DMR-07]]以降、[[《黄金龍 鬼丸「王牙」》]]などスピードアタッカーを持ったり与えたりする[[無色]][[クリーチャー]]が数体登場したが、いずれも[[背景ストーリー]]上元々[[火]][[文明]]の[[クリーチャー]]であったり、[[火]][[文明]]固有の[[種族]]を持っている。
--[[DMRP-01]]では[[ジョーカーズ]]である[[《ジョリー・ザ・ジョニー》]]が、スピードアタッカーを持つ純粋な[[無色]][[クリーチャー]]として登場した。

-[[《幻想妖精カチュア》]]・[[《ドラゴンフレンド・カチュア》]]など、[[ドラゴン]]に関係する[[カード]]の中には[[火]][[文明]]以外でもスピードアタッカーを付加するものがある。また[[サイキック・クリーチャー]]や[[ドラグハート]]の登場以降は、[[超次元ゾーン]]から[[《時空の戦猫シンカイヤヌス》]]や[[《勝利のガイアール・カイザー》]]、[[《龍魂城閣 レッドゥル》]]を呼び出すことで、[[火]]以外でも容易にスピードアタッカーを使用できるようになった。

-類似能力に[[フュリー・チャージ]]、[[逆フュリー・チャージ]]、[[マッハファイター]]があり、いずれも限定された攻撃目標でのみ[[召喚酔い]]を無視して[[攻撃]]できる([[マッハファイター]]に関しては[[アンタップ]]されている[[クリーチャー]]も[[攻撃]]できるという優位性を持つ)。これらの能力のテキストは「[[バトルゾーン]]に出た[[ターン]]、○○を[[攻撃]]できる」となっており、スピードアタッカーと違って[[召喚酔い]]には直接言及されていないが、[[召喚酔い]]に囚われず攻撃できる裁定になっている。

-略称は「スピアタ」、「SA」。『デュエルマスターズ 超全集 革命ファイナル』では後者の略称が用いられている。

-スピードアタッカーを持たないプレイヤー攻撃要因を俗に「置き打点」と呼ぶ場合がある。

**類似カード [#y16b30e5]
|>|>|>|>|CENTER:|c
||相手[[プレイヤー]]|[[タップ]]クリーチャー|[[アンタップ]]クリーチャー|備考|h
||>|>|CENTER:||c
|(普通のクリーチャーがバトルゾーンに出たターン)|BGCOLOR(gray):COLOR(white):攻撃できない|BGCOLOR(gray):COLOR(white):攻撃できない|BGCOLOR(gray):COLOR(white):攻撃できない||
|''スピードアタッカー''がバトルゾーンに出たターン|''攻撃できる''|''攻撃できる''|BGCOLOR(gray):COLOR(white):攻撃できない|ルールによって[[召喚酔い]]しないクリーチャー(([[進化クリーチャー]]や[[リンク]]した[[ゴッド]]等))。も同様|
|[[マッハファイター]]がバトルゾーンに出たターン|BGCOLOR(gray):COLOR(white):攻撃できない|''攻撃できる''|''攻撃できる''|出たターンのみアンタップクリーチャーも攻撃目標に選ぶことができる&br;出た次以降のターンはアンタップクリーチャーは攻撃目標に選べない|
|[[フュリー・チャージ]]がバトルゾーンに出たターン|BGCOLOR(gray):COLOR(white):攻撃できない|''攻撃できる''|BGCOLOR(gray):COLOR(white):攻撃できない||
|ターン指定[[アンタップキラー]]がバトルゾーンに出たターン|BGCOLOR(gray):COLOR(white):攻撃できない|BGCOLOR(gray):COLOR(white):攻撃できない|''攻撃できる''|「このターン攻撃できる」など、指定されたターン中の攻撃が認められたもののみ&br;ターン指定のないものは[[召喚酔い]]だと攻撃できない|
|[[逆フュリー・チャージ]]がバトルゾーンに出たターン|''攻撃できる''|BGCOLOR(gray):COLOR(white):攻撃できない|BGCOLOR(gray):COLOR(white):攻撃できない||

**スピードアタッカーに関連する効果を持つカード [#y4d707d4]
-[[《ディオーネ》]]
-[[《直神兵ワッショイエクスプレス》]]
-[[《その子供、凶暴につき》]]
-[[《その子供、可憐につき》]]
-[[《聖者の精霊龍 セレナーデ》]]
-[[《波乗りザブンプル》]]
-[[《トミカタウン》]]
**スピードアタッカーを[[付与]]させる主なカード [#g93fba98]
//-[[《マイキーのペンチ》]]
//-[[《スカイ・ジェット》]]
-[[《鎧亜の咆哮キリュー・ジルヴェス》]]
-[[《キリモミ・ヤマアラシ》]]
//-[[《キリモミ・スラッシュ》]]
//-[[《ダッシュ・チャージャー》]]
//-[[《スーパー・ゴーオン・ピッピー》]]
-[[《永遠のリュウセイ・カイザー》]]
//-[[《爆轟 マッカラン・ファイン》]]
//-[[《反撃の城 ギャラクシー・ファルコン》]]
-[[《時空の戦猫ヤヌスグレンオー》]]
-[[《龍魂城閣 レッドゥル》]]
//-[[《音速 ニトロフラグ》]]
//-[[《煉獄と魔弾の印》]]
-[[《蒼き団長 ドギラゴン剣》]]
//-[[《チキチキ・JET・サーキット》]]
-[[《スクランブル・チェンジ》]]
//-[[《刀の3号 カツえもん剣》]]
-[[《爆熱DX バトライ武神》]]
-[[《銀河大剣 ガイハート》]]
-[[《闘将銀河城 ハートバーン》]]/[[《超戦覇龍 ガイNEXT》]]
-[[《無敵王剣 ギガハート》]]/[[《最強熱血 オウギンガ》]]
-[[《爆銀王剣 バトガイ刃斗》]]
-[[《BAKUOOON・ミッツァイル》]]

**参考 [#g684943e]
-[[用語集]]
-[[召喚酔い]]
-[[進化]]
-[[覚醒]]
-[[G・リンク]]
-[[フュリー・チャージ]]
-[[逆フュリー・チャージ]]
-[[マッハファイター]]
-[[《解体屋ピーカプ》]]
-[[《ツインキャノン・ワイバーン》]]
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公式Q&A
>Q.[[《天上天下輪廻独尊》>《天地命動 バラギアラ/天上天下輪廻独尊》]]を使った後にバトルゾーンに出た相手の''スピードアタッカー''を持つクリーチャーは、クリーチャーを攻撃しなければいけませんか?
A.いいえ、これはクリーチャーにかかる効果ですので、唱えた時点でバトルゾーンにいなかったクリーチャーに効果はありません。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/31829]]


*疑似スピードアタッカー [#like_speed_attacker]
読んで字のごとく「スピードアタッカー」のような働きをするもののこと。

詳細は「[[召喚酔いに反する]]」というページを参照。

**その他 [#l5a08ef8]
-[[進化クリーチャー]]を疑似スピードアタッカーとして扱う戦術に関しては「[[進化速攻]]」という名前が付けられている。

-[[《時空の戦猫シンカイヤヌス》]](→[[キルヤヌス]])、[[《時空の踊り子マティーニ》]]などは[[覚醒]]の条件から擬似スピードアタッカーになりやすい。

-あくまでも[[スピードアタッカー]]ではない為、[[《ディオーネ》]]や[[《波乗りザブンプル》]]などによる[[スピードアタッカー]]用のメタカードでは攻撃妨害を行うことができない。
--[[《その子供、凶暴につき》]]や[[《龍装車 ピオドーロ》>《龍装車 ピオドーロ/毒汁100%》]]のように、疑似スピードアタッカーにもメタを張っているカードも存在する。

-[[《聖霊王エルフェウス》]]や[[《永遠のリュウセイ・カイザー》]]など、[[タップイン]]状態で[[バトルゾーン]]に出させるカードが効果的。
--ただし、[[《攻守の天秤》]]などにより[[アンタップ]]されれば攻撃を許してしまう。