#author("2021-08-09T10:00:00+09:00","","")
#author("2021-08-10T00:31:46+09:00","","")
*ササゲール [#wda84497]
|腐勇 ドルマーク-2 P 闇/火文明 (3)|
|クリーチャー ゴースト/ヒューマノイド/ディスタス 2000|
|G・ストライク(このクリーチャーを自分のシールドゾーンから手札に加える時、相手に見せ、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。このターン、そのクリーチャーは攻撃できない)|
|スレイヤー(このクリーチャーがバトルする時、バトルの後、相手クリーチャーを破壊する)|
|ササゲール2(ディスペクターを召喚する時、コストを2少なくしてもよい。そうしたら、このクリーチャーを破壊する。そのディスペクターのコストは0以下にはならない)|

[[王来篇]]で登場した[[キーワード能力]]。

[[ディスタス]]が持つ能力。[[自壊]]と引き換えに[[ディスペクター]]の[[コスト軽減]]を行う。

[[cip]]や[[pig]]などで序盤から役に立つ小型クリーチャーを立てつつ、用済みとなったササゲール持ちを砕けば大型[[ディスペクター]]の早期召喚を可能にする。
墓地にササゲールを使ったクリーチャーが残るのもポイントで、[[《滅将連結 パギャラダイダ》]]などの[[墓地利用]]とも組み合わせられる。

この能力の運用に際しては、根本的に「''[[コスト軽減]]は、その効果を発揮できずに終わったのなら同数の[[マナ加速]]で早出しを狙うことの劣化''」という弱点と付き合わなければならない。
クリーチャーの[[常在型能力]]で発動する[[コスト軽減]]の常として、[[除去]]に弱い。
そして、[[《一番隊 チュチュリス》]]や[[《チャラ・ルピア》]]などの[[コスト軽減]]能力を持つ他のクリーチャーは、生存してさえいれば複数回能力を使えるが、ササゲールを使用した[[クリーチャー]]は自壊してしまうという点でクセが強い。2回目以降の使用には何らかの形で[[リアニメイト]]を挟む必要がある。
さらに、ササゲールを使うと[[ディスタス]]が破壊されるため、[[ディスペクター]]を出してもクリーチャーの頭数が増えない。

加えて、「''ササゲールでの[[コスト軽減]]は原則1回しか使用できない''」という点がさらにネックとなっている。[[《一番隊 チュチュリス》]]や[[《チャラ・ルピア》]]などでは、除去されたり進化元に使ったりしない限り何度でも軽減ができる点で[[マナ加速]]にはない動きを可能にできるが、ササゲールにはそれがない。
実用においては、軽量ササゲール1体では、コスト8以上の超大型[[ディスペクター]]にはスムーズに続けにくいという問題がある。
順調に行けば、3ターン目にコスト3の「ササゲール2」、4ターン目に2体目の「ササゲール2」、5ターン目に4軽減してコスト9の[[ディスペクター]]を召喚できる。
ただ、4~5ターン目となるとそこそこの範囲の[[火力]]が飛び交う頃合いなので、ササゲール持ちが2体とも生き残っている可能性はあまり高くない。[[コスト軽減]]持ちクリーチャーは放っておくと大型クリーチャーを呼ばれるため、[[除去]]のヘイトを買いやすいのも生存率を下げている。

さらに、[[コスト軽減]]対象の[[ディスペクター]]の多くは[[多色]][[クリーチャー]]であるため、[[【5色コントロール】]]に投入しやすい。[[【5色コントロール】]]が[[《フェアリー・ミラクル》]]や[[《獅子王の遺跡》]]といった優秀な[[マナ加速]]を多く有していることも、「ササゲールを使うより[[マナ加速]]して出した方が強い」と評価される一因となっている。
現実的なラインでは、2ターン目に「ササゲール1」、3ターン目に「ササゲール2」と繋ぎ、4ターン目にコスト7の[[ディスペクター]]に続ける辺りになるか。
相手が2~3ターン目に[[墓地肥やし]]や[[マナブースト]]などの自身のリソースを増やす動きを取るのなら生存に期待はできる。
一方、コスト2付近は[[《赤い稲妻 テスタ・ロッサ》]]や[[《希望のジョー星》]]をはじめとしたメタカードの応酬も起こるターンでもあり、除去手段自体は握られている可能性が高い。ただ、ササゲールはメタカードに比べると脅威度は低く見られがちなのでスルーされることもままある。
//《Disノメノン》がマナブースト目的でササゲール持ちにバトルしてくることはあるかも

ササゲールを使って[[ディスペクター]]を出すということは、すなわちバトルゾーンの自分のクリーチャーの数が増えないということになる。
クリーチャーの頭数が増えないという弱点は、[[王来篇]]より前に登場していた「バトルゾーンで進化元が必要な[[進化クリーチャー]]」が使いづらかった理由と一致する。
[[ディスペクター]]はササゲールを使わなくても召喚したりコスト踏み倒ししたりできる範疇のコスト設定であるのもササゲールの[[コスト軽減]]に需要が低い理由だろう。
どんな使い方をするにせよ、[[除去]]される危険を見越したサブプランを用意する、もしくは何らかの保護手段を用意しておくことは必須と言えるだろう。

ササゲールの使い勝手と直接の関係はないが、ほぼすべてのササゲール持ちは[[ブロッカー]]や[[G・ストライク]]、[[cip]]や[[pig]]など別の能力も持つことで除去に弱いという部分を補っている。
//とはいえ[[《霊峰 メテオザ-1》]][[《魂晶 リゲル-2》]][[《勇聖 アールイ-2》]]などのササゲールを使わずとも有用なカードなら、下手をすれば「むしろササゲールを使うことがサブプラン」「そもそもササゲールは使う気がない」まで発展しかねないのはジレンマとなっている。
//ササゲール自体への支障が生まれないのならジレンマとは言わないかと

漫然と[[手打ち]]からの[[コスト軽減]]を狙うだけはあまり活躍できないので、[[墓地利用]]ができるカードとも組み合わせて使ってやりたい。

[[DMRP-18]]時点の[[環境]]シーンにおいては、[[【5色コントロール】]]の強力な[[マナブースト]]手段、ないしは[[《ナウ・オア・ネバー》>《天命龍装 ホーリーエンド/ナウ・オア・ネバー》]][[《襲来、鬼札王国!》]][[《ヘブンズ・ゲート》]]などのコスト踏み倒しを用いて出すことが主流となっており、ササゲールは活躍出来ているとはいえない。今後の強化に期待がかかる。

-対となる能力は、[[レクスターズ]]の[[シンカパワー]]となる。
--[[DMRP-18]]時点では、[[ベリーレア]]以上のカードでササゲール持ちは居ない。ゆえに「[[シンカパワー]]を使わなくてもあからさまに強い[[《大爆龍 ダイナボルト》]]」ような「ササゲールを使わなくてもあからさまに強い《○○》」が不在となっているのはやや寂しいところ。
--[[DMRP-18]]時点では、[[シンカパワー]]とは異なり[[ベリーレア]]以上のカードでササゲール持ちは居ない。

-「現在の[[フィールドアドバンテージ]]をより除去されにくい形に変換する」という観点で[[スター進化]]の対になっている。
--ただし、[[スター進化]]は変換元([[進化元]])がないと出すことすらできないのに対し、ササゲールは変換元として準備しなくても[[ディスペクター]]を出せる。

-[[《Dの地獄 ハリデルベルグ》]]と相性が良く、[[Dスイッチ]]で自爆による[[デメリット]]を帳消しにする事が出来る。
--この能力を持つクリーチャーはコスト4以下である事が多いので、[[スーパー・S・トリガー]]でリアニメイトする[[《撃髄医 スパイナー》]]も有力。

//-[[DMRP-18]]で登場した[[《砕慄接続 グレイトフル・ベン》]]がササゲール使用後のクリーチャーの再利用ができる動きを内包しているが、環境ではササゲールを使わずに《グレイトフル・ベン》がバトルゾーンに出され、[[マナ召喚]]では[[ディスタス]]ではないクリーチャー、もしくはササゲール持ちではない[[《Disアイ・チョイス》]]を召喚することに使われるというのが実態である。

-「''自分の''ディスペクター」とは書かれていないが、相手の[[ディスペクター]]を対象にすることはできない。

-デュエチューブによれば、[[能力]]名の由来は「自身の命を『捧げ』、[[コスト]]を『下げる』」とのこと。

-アニメ「デュエル・マスターズ キング!」では、[[ディスタス]]の体のお札が紫色に光ることで[[能力]]を発動する描写が見られた。

//-ササゲール数は[[文明]]の数によって変わる。
//フィーク2によって覆された

**「ササゲール」に関連する能力を持つカード [#zcd075cb]
-[[《機勇 スタバ-2》]]

**参考 [#h898de82]
-[[ディスタス]]
-[[《腐勇 ドルマーク-2》]]

-[[コスト軽減]]と、軽減対象が出たら[[自壊]]があるクリーチャー
--[[《黒神龍オンバシ・ラオーン》]]
--[[《コッコ・ドッコ》]]

-召喚する時、[[コスト軽減]]とクリーチャーの[[破壊]]があるクリーチャー
--[[《BAKUOOON・ミッツァイル》]]
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公式Q&A
>Q.「ササゲール」とは、どういう能力ですか?
A.種族にディスペクターを持つクリーチャーを召喚する時に、それを持つクリーチャーを破壊することでコストを指定数減らす能力です。ディスペクターが実際にバトルゾーンに出る前に「ササゲール」持ちクリーチャーは破壊されます。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/39542]]

>Q.自分の[[《滅将連結 パギャラダイダ》]]を召喚する時、[[《黙示 ゲンシャコ-1》]]の「ササゲール」で自身を破壊しました。[[《滅将連結 パギャラダイダ》]]の「出た時」の能力で、この破壊した[[《黙示 ゲンシャコ-1》]]を墓地からバトルゾーンに出せますか?
A.はい、出せます。[[《滅将連結 パギャラダイダ》]]がバトルゾーンに出るタイミングでは、[[《黙示 ゲンシャコ-1》]]はすでに墓地にあります。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/39538]]

>Q.「ササゲール」を持つクリーチャーが3体いる場合、自分のディスペクターを召喚する時のコストをまとめて下げられますか?
A.はい、下げられます。例えば「ササゲール1」を持つクリーチャーが3体いる状況で「ディスペクター」を召喚する場合、その3体を破壊することによってコストを3少なくできます。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/39541]]

>Q.ディスペクターを召喚する時に「ササゲール」を余分に使うことはできますか?
例えば、コスト6の[[《炎機混成 ボルスレン・バスター》]]を召喚する時、[[《腐聖 ブラッドウ-2》]]を4体破壊して、「ササゲール」でコストを8少なくすることはできますか?
A.はい、できます。その場合でも「ササゲール」の注釈にあるように、コストは0以下になりません。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/39540]]

>Q.種族にディスペクターを持つ、相手のクリーチャーを召喚する時も、自分の「ササゲール」を持つクリーチャーの能力を使えますか?
A.いいえ、使えません。「ササゲール」は自分のディスペクターを召喚する時にのみ使えます。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/39539]]

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