#author("2021-08-09T10:00:00+09:00","","")
#author("2024-03-12T09:50:17+09:00","","")
*ササゲール [#wda84497]
|腐勇 ドルマーク-2 P 闇/火文明 (3)|
|クリーチャー ゴースト/ヒューマノイド/ディスタス 2000|
|G・ストライク(このクリーチャーを自分のシールドゾーンから手札に加える時、相手に見せ、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。このターン、そのクリーチャーは攻撃できない)|
|スレイヤー(このクリーチャーがバトルする時、バトルの後、相手クリーチャーを破壊する)|
|ササゲール2(ディスペクターを召喚する時、コストを2少なくしてもよい。そうしたら、このクリーチャーを破壊する。そのディスペクターのコストは0以下にはならない)|
|''G・ストライク''(このクリーチャーを自分のシールドゾーンから手札に加える時、相手に見せ、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。このターン、そのクリーチャーは攻撃できない)|
|''スレイヤー''(このクリーチャーがバトルする時、バトルの後、相手クリーチャーを破壊する)|
|''ササゲール2''(ディスペクターを召喚する時、コストを2少なくしてもよい。そうしたら、このクリーチャーを破壊する。そのディスペクターのコストは0以下にはならない)|

[[王来篇]]で登場した[[キーワード能力]]。

[[ディスタス]]が持つ能力。[[自壊]]と引き換えに[[ディスペクター]]の[[コスト軽減]]を行う。
ここで、[[自壊]]は軽減の必要条件ではなく、使用した結果発動する[[デメリット]]だということ。例えば[[《星魂接続 パーフェクト・ワールド》]]で[[耐性]]持ちにこの能力を使わせたら、クリーチャーの頭数を減らさずに[[コスト軽減]]できる。

[[cip]]や[[pig]]などで序盤から役に立つ小型クリーチャーを立てつつ、用済みとなったササゲール持ちを砕けば大型[[ディスペクター]]の早期召喚を可能にする。
[[cip]]や[[pig]]などで役に立つ小型・中型クリーチャーを立てつつ、用済みとなったササゲール持ちを砕けば大型[[ディスペクター]]の早期召喚を可能にする。
墓地にササゲールを使ったクリーチャーが残るのもポイントで、[[《滅将連結 パギャラダイダ》]]などの[[墓地利用]]とも組み合わせられる。

この能力の運用に際しては、根本的に「''[[コスト軽減]]は、その効果を発揮できずに終わったのなら同数の[[マナ加速]]で早出しを狙うことの劣化''」という弱点と付き合わなければならない。
-対となる能力は、[[レクスターズ]]の[[シンカパワー]]となる。
--[[DMRP-19]]時点では、[[シンカパワー]]とは異なり[[ベリーレア]]以上のカードでササゲール持ちは居ない。
--[[DMRP-18]]ではそもそも[[アンコモン]]以下しかいなかった。[[DMRP-19]]でようやく[[レア]]に[[《霊宝 ヒャクメ-4》]]と[[《電磁 アクアン-2》]]が登場した。

加えて、「''ササゲールでの[[コスト軽減]]は原則1回しか使用できない''」という点がさらにネックとなっている。[[《一番隊 チュチュリス》]]や[[《チャラ・ルピア》]]などでは、除去されたり進化元に使ったりしない限り何度でも軽減ができる点で[[マナ加速]]にはない動きを可能にできるが、ササゲールにはそれがない。
-「現在の[[ボードアドバンテージ]]をより除去されにくい形に変換する」という観点で[[スター進化]]の対になっている。
--ただし、[[スター進化]]は変換元([[進化元]])がないと出すことすらできないのに対し、ササゲールは変換元として準備しなくても[[ディスペクター]]を出せる。

さらに、[[コスト軽減]]対象の[[ディスペクター]]の多くは[[多色]][[クリーチャー]]であるため、[[【5色コントロール】]]に投入しやすい。[[【5色コントロール】]]が[[《フェアリー・ミラクル》]]や[[《獅子王の遺跡》]]といった優秀な[[マナ加速]]を多く有していることも、「ササゲールを使うより[[マナ加速]]して出した方が強い」と評価される一因となっている。
-[[《Dの地獄 ハリデルベルグ》]]や[[《祈跡連結 ミルザビ・ミラ》]]と相性が良く、前者は[[Dスイッチ]]で、後者は自動で自爆による[[デメリット]]を帳消しにする事が出来る。
--この能力を持つクリーチャーはコスト4以下であることが少なくないため、[[スーパー・S・トリガー]]でリアニメイトする[[《撃髄医 スパイナー》]]も有力。

ササゲールを使って[[ディスペクター]]を出すということは、すなわちバトルゾーンの自分のクリーチャーの数が増えないということになる。
クリーチャーの頭数が増えないという弱点は、[[王来篇]]より前に登場していた「バトルゾーンで進化元が必要な[[進化クリーチャー]]」が使いづらかった理由と一致する。
[[ディスペクター]]はササゲールを使わなくても召喚したりコスト踏み倒ししたりできる範疇のコスト設定であるのもササゲールの[[コスト軽減]]に需要が低い理由だろう。
-「''自分の''ディスペクター」とは書かれていないが、相手の[[ディスペクター]]を対象にすることはできない。

-対となる能力は、[[レクスターズ]]の[[シンカパワー]]となる。
--[[DMRP-18]]時点では、[[ベリーレア]]以上のカードでササゲール持ちは居ない。ゆえに「[[シンカパワー]]を使わなくてもあからさまに強い[[《大爆龍 ダイナボルト》]]」ような「ササゲールを使わなくてもあからさまに強い《○○》」が不在となっているのはやや寂しいところ。
-[[デュエチューブ]]によれば、[[能力]]名の由来は「自身の命を『捧げ』、[[コスト]]を『下げる』」とのこと。

-[[《Dの地獄 ハリデルベルグ》]]と相性が良く、[[Dスイッチ]]で自爆による[[デメリット]]を帳消しにする事が出来る。
--この能力を持つクリーチャーはコスト4以下である事が多いので、[[スーパー・S・トリガー]]でリアニメイトする[[《撃髄医 スパイナー》]]も有力。
-アニメ『[[キング!>デュエル・マスターズ キング!]]』では[[ディスタス]]の体に付いている札が紫色に光ることで[[能力]]を発動する描写が見られた。
--一方、漫画『キング』では[[シンカパワー]]共々この能力は使用しなかった。

//-[[DMRP-18]]で登場した[[《砕慄接続 グレイトフル・ベン》]]がササゲール使用後のクリーチャーの再利用ができる動きを内包しているが、環境ではササゲールを使わずに《グレイトフル・ベン》がバトルゾーンに出され、[[マナ召喚]]では[[ディスタス]]ではないクリーチャー、もしくはササゲール持ちではない[[《Disアイ・チョイス》]]を召喚することに使われるというのが実態である。
**略歴 [#h9515f69]
[[DMRP-17]]から[[DMRP-18]]期の環境ではほぼ活躍は無かった。

-「''自分の''ディスペクター」とは書かれていないが、相手の[[ディスペクター]]を対象にすることはできない。
クリーチャーの[[常在型能力]]で発動する[[コスト軽減]]の常として[[除去]]に弱く、ササゲール持ちも[[《電脳 ハルカス-1》]][[《黙示 ゲンシャコ-1》]]など淡白な性能なものばかりであった。
また、ササゲールを使うと[[ディスタス]]が破壊されるため、[[ディスペクター]]を出してもクリーチャーの頭数が増えない、この時期のササゲール1体では優秀なコスト8以上の超大型[[ディスペクター]]には[[マナカーブ]]的にスムーズに続けにくいという問題もあった。
1ターン放置していてもすぐには脅威にはならないこと、すぐに除去されてしまった場合のディスアドバンテージが大きく、デッキにスロットを割く価値が低いことが問題点といえる。

-デュエチューブによれば、[[能力]]名の由来は「自身の命を『捧げ』、[[コスト]]を『下げる』」とのこと。
例外的に[[環境]]シーンでも活躍していたササゲール持ちクリーチャーは、[[《霊峰 メテオザ-1》]]などがあるが、単体性能を買われてのことでもっぱら[[ディスペクター]]が入らないデッキが活躍の場であった。

-アニメ「デュエル・マスターズ キング!」では、[[ディスタス]]の体のお札が紫色に光ることで[[能力]]を発動する描写が見られた。
サポートされる側の[[ディスペクター]]は、[[【5色コントロール】]]の強力な[[マナブースト]]手段、ないしは[[《ナウ・オア・ネバー》>《天命龍装 ホーリーエンド/ナウ・オア・ネバー》]][[《襲来、鬼札王国!》]][[《ヘブンズ・ゲート》]]などのコスト踏み倒しを用いて出すことが主流だった。

//-ササゲール数は[[文明]]の数によって変わる。
//フィーク2によって覆された
とはいえ、当時でも[[《魂晶 リゲル-2》]]や[[《霊騎 フィーク-2》]]など「何かしら優秀なアドバンテージを稼いで、その後ササゲールに転化する」方向性はササゲールを運用する上で重要であるという認識はあった。

[[DMSD-19]]、[[DMRP-19]]期では、[[《妖精 アジサイ-2》]][[《電磁 アクアン-2》]][[《霊宝 ヒャクメ-4》]]といったササゲール抜きでも1:X交換ができるものの登場により、一気に環境にも姿を見せた。
それぞれが単発利用でも、[[リアニメイト]]などを使った再利用でも高いバリューを生み出す。
また、[[ディスペクター]]側にも[[《禁断竜王 Vol-Val-8》]]というササゲールによる[[破壊]]と非常に相性の良いカードが登場した点も大きい。

これに伴い[[《ディスタス・ゲート》]]の採用率が伸び、その影響を受けて以前に登場したササゲール持ちの一部([[《猛菌 キューティ-2》]]など)も再評価された。
[[【5色コントロール】]]をはじめとして、ササゲールを主軸に置いた【4色ディスペクター】、【0色([[ジョー星>《希望のジョー星》]])ディスペクター】など様々なデッキタイプが考案されている。

この時期になると「[[除去]]されたら計画が狂うので弱い」という[[コスト軽減]]の弱点は、「[[除去]]されてもすでに及第点の仕事は終えており、[[除去]]されなかったら自分の動きが大きく強化できる」ということで相殺されている。

**「ササゲール」に関連する能力を持つカード [#zcd075cb]
-[[《機勇 スタバ-2》]]
-[[《星魂接続 パーフェクト・ワールド》]]

**参考 [#h898de82]
-[[ディスタス]]
-[[《腐勇 ドルマーク-2》]]

-[[コスト軽減]]と、軽減対象が出たら[[自壊]]があるクリーチャー
--[[《黒神龍オンバシ・ラオーン》]]
--[[《コッコ・ドッコ》]]
--[[《タンクリオ-L8》]]

-召喚する時、[[コスト軽減]]とクリーチャーの[[破壊]]があるクリーチャー
--[[《逆襲の支配者 ニュー・ディアボロス》]]
--[[《BAKUOOON・ミッツァイル》]]

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公式Q&A
[[公式Q&A]]

>Q.「ササゲール」とは、どういう能力ですか?
A.種族にディスペクターを持つクリーチャーを召喚する時に、それを持つクリーチャーを破壊することでコストを指定数減らす能力です。ディスペクターが実際にバトルゾーンに出る前に「ササゲール」持ちクリーチャーは破壊されます。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/39542]]

>Q.自分の[[《滅将連結 パギャラダイダ》]]を召喚する時、[[《黙示 ゲンシャコ-1》]]の「ササゲール」で自身を破壊しました。[[《滅将連結 パギャラダイダ》]]の「出た時」の能力で、この破壊した[[《黙示 ゲンシャコ-1》]]を墓地からバトルゾーンに出せますか?
A.はい、出せます。[[《滅将連結 パギャラダイダ》]]がバトルゾーンに出るタイミングでは、[[《黙示 ゲンシャコ-1》]]はすでに墓地にあります。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/39538]]

>Q.「ササゲール」を持つクリーチャーが3体いる場合、自分のディスペクターを召喚する時のコストをまとめて下げられますか?
A.はい、下げられます。例えば「ササゲール1」を持つクリーチャーが3体いる状況で「ディスペクター」を召喚する場合、その3体を破壊することによってコストを3少なくできます。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/39541]]

>Q.ディスペクターを召喚する時に「ササゲール」を余分に使うことはできますか?
例えば、コスト6の[[《炎機混成 ボルスレン・バスター》]]を召喚する時、[[《腐聖 ブラッドウ-2》]]を4体破壊して、「ササゲール」でコストを8少なくすることはできますか?
A.はい、できます。その場合でも「ササゲール」の注釈にあるように、コストは0以下になりません。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/39540]]

>Q.種族にディスペクターを持つ、相手のクリーチャーを召喚する時も、自分の「ササゲール」を持つクリーチャーの能力を使えますか?
A.いいえ、使えません。「ササゲール」は自分のディスペクターを召喚する時にのみ使えます。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/39539]]

&tag(用語集,キーワード能力,ササゲール,コスト軽減,ディスペクターサポート,自壊,ディスタス);
>Q.自分の[[《天光の精霊ミハイル》]]と[[《機勇 スタバ-2》]]がバトルゾーンにいる状況で、自分は[[《仙祖電融 テラスネスク》]]を召喚する時、[[《機勇 スタバ-2》]]の「''ササゲール''」でコストを2少なくしました。[[《天光の精霊ミハイル》]]の置換効果で[[《機勇 スタバ-2》]]はバトルゾーンに残りましたが、この場合でも[[《仙祖電融 テラスネスク》]]は「スピードアタッカー」と「マッハファイター」を得ますか?
A.はい、この場合でも[[《仙祖電融 テラスネスク》]]は「スピードアタッカー」と「マッハファイター」を得ます。結果的に[[《機勇 スタバ-2》]]が破壊されなくても、「''ササゲール''」能力を使っていないことにはなりません。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40239]](2021.9.24)

>Q.[[《パトファール-P4/サイレント・サイレン》]]の「出た時」の能力で[[《タンクリオ-L8》]]を選びました。&br;このターン中、メカである[[《シェケダン・ドメチアーレ》]]を召喚する時、離れなくなっている[[《タンクリオ-L8》]]の能力を使ってコストを2少なくできますか?&br;類似能力:「''ササゲール''」
A.はい、できます。[[《タンクリオ-L8》]]の能力は、このクリーチャーが離れなくなっている時にも使えます。&br;ただし、「離れない」効果の影響を受けていても、一度の召喚で[[《タンクリオ-L8》]]1体につき1回しか能力は使えません。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/44192]](2023.12.15)

&tag(用語集,キーワード能力,能力,ササゲール,コスト軽減,ディスペクターサポート,自壊);