#author("2022-05-25T00:27:35+09:00","","")
#author("2024-03-01T21:57:03+09:00","","")
*コンバット・トリック [#ec1a9f21]

「戦闘」(combat)と「騙し」(trick)より。

[[バトル]]を有利にするために用いられる[[カード]]の効果の総称。
「トリック」という名の通り、基本的には相手に見えない[[カード]]で行うものを指し、公開情報であるものはコンバット・トリックとは呼ばないことが多い。
「トリック」という名の通り、基本的には相手に見えない[[カード]]で行うものを指し、公開ゾーンの[[誘発型能力]]はコンバット・トリックとは呼ばない。

代表的なものに[[バイオ・T]]、[[ニンジャ・ストライク]]、[[アタック・チャンス]]などがある。相手にとって有利な状況で発生したはずのバトルをひっくり返し、相手の計算を崩すことができる。
-[[Magic:The Gathering]]の[[コンバット・トリック>http://mtgwiki.com/wiki/%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%90%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF]]から。そちらのゲームでは対戦相手のターンにもデュエマの[[キーワード処理]]である「マナコストを支払ってカードを[[使う]]」ことができるため、コンバット・トリックに使えるカードはデュエマとは桁違いである。シンプルな効果でもコンバット・トリックに使え、例えば[[《スパイラル・ゲート》]]に対応する[[《送還》>http://mtgwiki.com/wiki/%E9%80%81%E9%82%84/Unsummon]]なら相手が攻撃宣言を済ましてこのターンに攻撃してくるクリーチャー1体を除去し、結果的に不利となる戦闘をやり過ごすことができたりする。

代表的なものに[[バイオ・T]]、[[ニンジャ・ストライク]]などがある。相手にとって有利な状況で発生したはずのバトルをひっくり返し、相手の計算を崩すことができる。
クリーチャーに攻撃する際に[[アタック・チャンス]]で[[《千切秘伝ワイルド・ベジタブル》]]や[[《異星秘伝エイリアン・ストーム》]]などを唱えてバトルを制するのもコンバット・トリックに転用した例と言える。

[[エピソード1]]には固有のコンバット・トリック[[能力]]を持つ[[《オンセン・無敵タイム》]][[《超次元ごっつぁん・ホール》]]も存在する。
[[革命編]]からは[[侵略]]、[[革命ファイナル]]からは[[革命チェンジ]]がシリーズでプッシュされており、[[クリーチャー]]が突然強化される事は茶飯事となっている。

広義には自分への[[攻撃]]に対して発動する[[S・バック]]や[[革命0トリガー]]や一部の[[ニンジャ・ストライク]]、公開情報である[[ダイナモ]]や[[《エコロバルーン・ビートル》]][[《黒神龍ザンジバル》]]なども含まれる場合がある。
[[アビス・レボリューション]]では[[ニンジャ・チェンジ]]という能力も登場した。[[《聖なる混沌 クノイチマントラ》]]は突然味方のパワーを+3000する正統派コンバット・トリックのカードである。[[殴り返し]]や[[マッハファイター]]での除去が逆に[[自爆特攻]]に変換されてしまうことも少なくないだろう。

-コンバット・トリックとして非公開情報から選択して使えるのは基本的に[[手札]]の[[カード]]である。一見勝負のついた上での行動を行なったとしても、相手の[[手札]]を警戒した立ち回りであれば[[オーバーキル]]とは呼び難い。&br;逆に相手の[[手札]]がゼロの場合など、相手の[[手札]]にコンバット・トリックがない事を把握していれば、警戒は必要ない。
広義には自分への[[攻撃]]に対して発動する[[S・バック]]や[[革命0トリガー]]やバトルに関与しない[[ニンジャ・ストライク]]((例:[[《威牙忍クロカゲ》]]、[[革命0トリガー]]風にプレイヤーへの攻撃から守る目的で使った[[《光牙忍ハヤブサマル》]]や[[《バイナラドンデン》]]))なども含まれる場合がある。

公開情報から使う[[ダイナモ]]や[[《エコロバルーン・ビートル》]][[《黒神龍ザンジバル》]]などはバトルを有利にするが、それらが見えているなら相手はその影響を乗り越えるときのみバトルを開始してくるはずのため、立ち位置はバトルに対するゆるい[[ロック]]となり、コンバット・トリックとは意味合いが異なる。

-片方のプレイヤーだけが常時閲覧可能な[[非公開ゾーン]]はふつう[[手札]]だけである。一見勝負のついた上で[[ハンデス]]や[[コスト踏み倒しメタ]]の行動を行なったとしても、相手の[[手札]]を警戒した立ち回りであれば[[オーバーキル]]とは呼び難い。&br;逆に相手の[[手札]]がゼロの場合など、相手の[[手札]]にコンバット・トリックがない事を把握していれば、警戒は必要ない。
--後に山札の一番上を手札にあるかのように扱える[[《斬龍電融 オロチリュウセイ》]]系の能力で、手札以外からコンバット・トリックが可能になった。その《オロチリュウセイ》は「自分のターン中」の指定があり、[[ターン・プレイヤー]]時に相手のブロックに反応させて山札から[[ニンジャ・ストライク]]するといった使い方で起こりうる。
「非公開ゾーンだが閲覧可能」な領域としては[[水晶マナ]]もあるが、[[DM23-EX3]]時点ではコンバット・トリックに使えるカードは存在しない。

**参考 [#idbf3c6b]
-[[用語集]]
-[[バイオ・T]]
-[[ニンジャ・ストライク]]
-[[アタック・チャンス]]
-[[手札誘発]]
--[[アタック・チャンス]]など

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[[公式Q&A]]

>Q.相手の[[《ウラミ入道》]]の「攻撃する時」の能力で、相手はその[[《ウラミ入道》]]自身を破壊しました。自分は[[《光牙忍ハヤブサマル》]]の「ニンジャ・ストライク」を使えますか?&br;類似例:[[《ボルシャック・ドギラゴン》]]の「革命0トリガー」
A.いいえ、使えません。非公開ゾーンにあるカードの「相手のクリーチャーが攻撃する時」の能力や、「クリーチャーが自分を攻撃する時」の能力は、ターンプレイヤー側の攻撃する時にトリガーした待機状態の能力をすべて解決した後で、その使用宣言を行わないと使えません。使用宣言を行う前に攻撃クリーチャーもしくは攻撃先のクリーチャーがバトルゾーンを離れてしまうと、使用宣言が行えず、能力を使うこともできなくなります。
#region2((総合ルール 505.6a)){{
:505.6a |一旦クリーチャーが攻撃クリーチャーかブロッククリーチャーとして指定されたなら、そのクリーチャーが攻撃やブロックに参加することを禁止する能力がその後で発動したとしても、そのクリーチャーを現在行われている攻撃やブロックから取り除くことはありません。ただし、何らかの効果によって攻撃クリーチャーまたは攻撃先のクリーチャーが「その攻撃」から取り除かれた場合、その攻撃は即座に終了し、攻撃終了ステップへ移行します。この時、すでに解決待ちの効果は解決されますが、(506.3d で定義される)非ターン・プレイヤーの任意で使用を宣言できる能力を新たに追加することはできません。
>(総合ルール 506.3d)
:506.3d |非ターン・プレイヤー側の、使用宣言が必要な誘発型能力の宣言を行います。攻撃クリーチャーを指定した時点では条件を満たしていなかったものであっても、この時点で条件を満たしていれば使用宣言が可能です。
}}
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/41282]](2022.5.20)
#region2(類似裁定(2022.8.5)){{{
>Q.相手は[[《終焉の覚醒者 レッドゾーンBSR》]]で自分のタップ状態の[[《ロッキーロック》]]に攻撃し、その「攻撃する時」の能力で、攻撃していた[[《ロッキーロック》]]を封印しました。この時、自分は[[《終断χ ベガスランチャー》]]の「ニンジャ・ストライク」を使えますか?&br;類似例:[[《ボルシャック・ドギラゴン》]]の「革命0トリガー」
A.いいえ、使えません。「ニンジャ・ストライク」や「革命0トリガー」など、非公開ゾーンでトリガーする能力を使うには、使用宣言を行う必要があります。今回の場合、ターン・プレイヤーの効果解決中に攻撃先のクリーチャーが封印されたので、その攻撃は中止され、非ターン・プレイヤーは能力の使用宣言を行うことができません。
#region2((総合ルール 505.6a 506.1)){{
:505.6a |一旦クリーチャーが攻撃クリーチャーかブロッククリーチャーとして指定されたなら、そのクリーチャーが攻撃やブロックに参加することを禁止する能力がその後で発動したとしても、そのクリーチャーを現在行われている攻撃やブロックから取り除くことはありません。ただし、何らかの効果によって攻撃クリーチャーまたは攻撃先のクリーチャーが「その攻撃」から取り除かれた場合、その攻撃は即座に終了し、攻撃終了ステップへ移行します。この時、すでに解決待ちの効果は解決されますが、(506.3d で定義される)非ターン・プレイヤーの任意で使用を宣言できる能力を新たに追加することはできません。
>
:506.3d |非ターン・プレイヤー側の、使用宣言が必要な誘発型能力の宣言を行います。攻撃クリーチャーを指定した時点では条件を満たしていなかったものであっても、この時点で条件を満たしていれば使用宣言が可能です。
<
:506.1. |ターン・プレイヤーは攻撃クリーチャーを指定します。
::506.1a |まず、ターン・プレイヤーはどのクリーチャーが攻撃するかを選びます。(この選択は任意です) 選ぶクリーチャーは適正に攻撃できる状態でなければいけません。アンタップ状態でなければならず、また、そのターンの開始時から継続してバトルゾーンにいるか、何らかの効果によって攻撃できないことが無効になっているのでなければなりません。攻撃するために何らかの条件を必要とするクリーチャーは、その条件を満たせない状態で攻撃クリーチャーとして指定することができません。
::506.1b |ターン・プレイヤーは、自分のクリーチャーに何らかの強制(そのクリーチャーは攻撃する、あるいは何らかの条件を満たした場合そのクリーチャーで攻撃するという効果)がある場合、そのターン中にそのクリーチャーを攻撃させなくてはいけません。強制の働いているクリーチャーが攻撃に参加する順番は任意です。
::506.1c |ターン・プレイヤーは選んだクリーチャーをタップします。
::506.1d |以後、選ばれたクリーチャーは攻撃クリーチャーになります。「その攻撃」から取り除かれるか、または攻撃終了ステップまで、それは攻撃クリーチャーであり続けます。
::506.1e |ターン・プレイヤーはクリーチャーがプレイヤーまたはタップ状態のクリーチャーのどちらを攻撃するのかを指定します。
}}
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/41749]](2022.8.5)
}}}


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