#author("2023-07-30T09:45:38+09:00","","")
#author("2023-08-08T21:06:00+09:00","","")
*コスト [#vdbad0e7]

何かをするにあたって要求される(支払う必要がある)対価のこと。
細かく分けた場合、以下のものに分かれる。

+[[特性]]の1つ。通常カードの左上隅に記されている数字。''[[マナコスト]]''とも。
+「Aしてもよい/する。[[そうしたら]]〜」という書式の能力において、Aを指して言う言葉。''[[そうしたら]]''のページを参照。
+[[起動型能力]]の[[起動]]に必要な対価。''[[起動コスト]]''という名前がある。
+1.から派生した、マナそのものの俗称。「3コスト支払う」などの使われ方をする。
+1.から派生した、マナそのものを表すときの数詞。「3コスト支払う」などの使われ方をする。

テキスト上で「コスト」と書かれていた場合は1.を指す。

//*コスト(条件) [#dd7f0dd1]
**4.について [#d95b086d]

//|邪魂創世 P 闇文明 (4)|
//|呪文|
//|自分のクリーチャーを1体''破壊してもよい。そうした場合''、カードを3枚引く。|
カードのマナコストの値(nとする)をとって、俗に「(重さが)nコスト」「nコスト支払う」と言い回されることがある。
口語で「nコス」という省略形が用いられるくらいには浸透している。

//|ボルメテウス・武者・ドラゴン SR 火文明 (6)|
//|クリーチャー:アーマード・ドラゴン 6000|
//|このクリーチャーが攻撃する時、自分のシールドを1枚、''墓地に置いてもよい。そうした場合''、相手のパワー6000以下のクリーチャーを1体破壊する。|
//|W・ブレイカー|
恐らくこれは「コストnのカードを使うためにnマナ支払う」が略されたものだと思われる。
本来その中身を数えるはずのものが、それ自体を数える形式で代用されるのは他にも例がある(「動画の再生数が1万回」→「動画が1万再生」など)。

//[[能力]]の[[効果]]節に「Aをする(してもよい)。''そうした場合(そうしたら)''、Bをする。」と書かれていた場合、Aがコストに該当する。
//Aを行えない場合はBを実行する事が出来ない。
しかしながら、この表現そのものは「コストの個数」を数えているような文面にもとれ、上記のように本来の「コスト」にはこの使い方も存在しないので、違和感を覚えるプレイヤーも多い。
より正確な表現としては「''コスト(が)n''」または「''nマナ''」が存在するため、なるべくそちらを使ったほうが良いだろう。

//例えば、[[《ボルメテウス・武者・ドラゴン》]]が[[攻撃]]する時、自分の[[シールド]]を[[墓地]]に送れなければ相手の[[クリーチャー]]を[[除去]]することはできない。
-実際にコスト自体の個数を数えるシュチュエーションはないため、その意味だと誤解されようがない。
これが広く使われるようになった原因でもあり、同時に他のプレイヤーから違和感を持たれる理由でもあると考えられる。

//ただし、[[《ボルカニック・アロー》]]の場合は単に「自分の[[シールド]]をひとつ選び、[[墓地]]に置く」と書かれているだけで、「コスト」には当てはまらない。よって、これが実行できなくても問題なく相手の[[クリーチャー]]を[[除去]]できる。
-コストは「金額」、マナは「円」と考えるとわかりやすい。「コストを支払う=金額を支払う」「5マナ支払う=5円支払う」なら意味が通るが、「5コスト支払う=5金額を支払う」なら途端に不自然な文章となってしまう。

//***コストのルール [#b1bce8d3]
//-コストが「Cを''すべて''Dする(してもよい)」の場合、Cに該当するカードが0枚であっても0枚Dを実行したとしてコストを支払ったことにできる。ただしCに該当するカードが1枚でもあればDしなければコストを支払ったことにならない。&br;例)[[《「謎」の頂 Z-ファイル》]]を召喚したとき、他にクリーチャーがいなくても0体破壊したとして[[リアニメイト]]を行うことが可能。
-とはいえ、「コスト」も「マナ」もそれぞれ別の意味を持ちうる語であるため、前後の文脈によっては「コストn」または「nマナ」では伝わりにくいが「nコスト」ならまだ伝わる、というケースも全くないわけではない。

//-コストが、[[継続的効果]]で増減や上書きされたり、[[置換効果]]で置き換えられたりするなどで、別の行動を行った場合でもコストを支払ったことになる。&br;例えば、[[《邪魂創世》]]で[[《アクア・ソルジャー》]]を選んだ場合、《アクア・ソルジャー》は[[破壊]]されるかわりに[[手札]]に戻るが、[[ドロー]]は問題無く行う事ができる。

//-効果が支払ったコストを参照する場合、置換されたコストを参照することは出来ない。ただし[[破壊]]によって支払ったコストの場合は例外で、[[破壊]]が置換されても「こうして破壊したクリーチャー1体につき」とある効果で数えることができる。&br;例えば、[[《復活の祈祷師ザビ・ミラ》]]の[[効果]]で[[《不滅の精霊パーフェクト・ギャラクシー》]]1体だけを[[破壊]]しようとして[[破壊]]が置換された場合でも、問題なく1体[[サイキック・クリーチャー]]を出すことができる。
//--かつては[[《ヒラメキ・プログラム》]]のような「''破壊された''クリーチャー」を参照するようなものは、実際に破壊のコストにしたクリーチャーが破壊されなければ、その効果を発揮できなかった。2021/10/22の裁定変更により、''一連の能力によってそのクリーチャーの情報を参照する場合''、[[破壊]]対象になったクリーチャーの実際の処理に関係なく、対象になったクリーチャーの情報を参照できるようになった。
//--[[《BAKUOOON・ミッツァイル》]]のような「コストとして破壊するテキスト」と「破壊されたクリーチャーを参照するテキスト」が別々になっている場合は、置換されずに破壊されたクリーチャーの分しか参照することができない。((召喚コスト軽減は破壊するテキストと同じ文章のため置換されても召喚コストは軽減され、GR召喚は破壊するテキストとは別なため置換されずに破壊されたクリーチャーのみを参照する。))

**4.について [#d95b086d]

-カードのマナコストの値(nとする)をとって「(重さが)nコスト」「nコスト支払う」と言い回されることがあるが、不適切な表現である。前者の場合、「あるカードのマナコストの値」ではなく「コストの個数」を数える言い方になってしまうため(カードはマナコストを一つしか持たない)。後者の場合、払うのは「n個のコスト」ではなく「n点の[[マナ]]」であるため。
「''コスト(が)n''」または「''nマナ''」と言ったほうが正確。
--コストは「金額」、マナは「円」と考えるとわかりやすい。「コストを支払う=金額を支払う」「5マナ支払う=5円支払う」なら意味が通るが、「5コスト支払う=5金額を支払う」なら途端に不自然な文章となってしまう。
--ただし、「コスト」も「マナ」もそれぞれ別の意味を持ちうる語であるため、前後の文脈によっては「コストn」または「nマナ」では伝わりにくいが「nコスト」ならまだ伝わる、というケースも全くないわけではない。「nコス」という省略形が口頭で用いられるくらいには、こちらの呼び方も浸透している。
--恐らくこれは「コストnのカードを使うためにnマナ支払う」が略されたものだと思われる。本来その中身を数えるはずのものが、それ自体を数える形式で代用されるのは他にも例がある(「動画の再生数が1万回」→「動画が1万再生」など)。特にこの場合、カードが持つマナコストは1つしかないため、コスト自体の個数を数えていると誤解されようがないので、広く使われるようになったと考えられる。

**参考 [#o8330ddb]
-[[用語集]]
-[[マナ]]
-[[マナコスト]]
-[[追加コスト]]
-[[代替コスト]]
-[[起動コスト]]
-[[サイキックコスト]]
-[[コスト軽減]]
-[[コスト増加]]
-[[コストパフォーマンス]]
-[[6マナ以上優位の法則]]
-[[名目コスト]]
-[[実質コスト]]
-[[コスト1]]
-[[コスト3]]
-[[コスト9]]

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