#author("2022-12-13T16:32:16+09:00","","")
#author("2023-05-14T22:00:04+09:00","","")
*エグザイル・クリーチャー [#k4f998f0]

[[エピソード3]]より登場した新タイプの[[クリーチャー]]。

基本的には通常の[[クリーチャー]]と変わりないが、それぞれ指定した名称を持つ[[エグザイル・クリーチャー]]を[[バトルゾーン]]に出せなくする[[能力]]を持つ。この[[デメリット]][[能力]]により通常の[[クリーチャー]]よりもコストパフォーマンスに優れる。

また、専用の[[能力]]である「[[ドロン・ゴー]]」を持つ[[カード]]が多く存在する。

|双(リトル)拳銃(ガンマン) ドラポン P 火文明 (4) |
|エグザイル・クリーチャー:アウトレイジMAX 4000|
|このクリーチャーが攻撃する時、相手のパワー3000以下のクリーチャーを1体破壊する。|
|ドロン・ゴー:このクリーチャーが破壊された時、名前に《拳銃》とあるエグザイル・クリーチャーを1体、自分の手札からバトルゾーンに出してもよい。|
|自分の他の、名前に《拳銃》とあるエグザイル・クリーチャーをバトルゾーンに出すことはできない。|

|弐超(ガンガン)拳銃(ガンマン) ドラゴ・リボルバー P 火文明 (7) |
|エグザイル・クリーチャー:アウトレイジMAX 8000|
|このクリーチャーが攻撃する時、相手のパワー6000以下のクリーチャーを1体破壊する。|
|W・ブレイカー|
|ドロン・ゴー:このクリーチャーが破壊された時、名前に《拳銃》とあるエグザイル・クリーチャーを1体、自分の手札からバトルゾーンに出してもよい。|
|自分の他の、名前に《拳銃》とあるエグザイル・クリーチャーをバトルゾーンに出すことはできない。|

|激流(アチョー)剣砲(クリムゾン) カツ∞キング P 水/火文明 (9)|
|エグザイル・クリーチャー:アウトレイジMAX 12000|
|このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、相手の「ブロッカー」を持つクリーチャーを無限の数破壊する。その後、カードを1枚引いてもよい。|
|T・ブレイカー|
|自分の他の、名前に《剣砲》とあるエグザイル・クリーチャーをバトルゾーンに出すことはできない。|

基本的には普通の[[クリーチャー]]の派生と思って差し支えは無い。

[[サイキック・クリーチャー]]や[[ドラグハート・クリーチャー]]とは異なり、通常の[[クリーチャー]]と同じように[[デッキ]]に入れて使用する。

[[手札]]から[[プレイ]]する際は、[[マナコスト]]を払って[[召喚]]する必要があるのも同様である。もちろん、条件を満たせば[[コスト踏み倒し]]も可能である。

[[ゲーム]]で使用するに当たっては、専用の[[能力]]の[[ドロン・ゴー]]をうまく活用することが重要。[[破壊]]されると[[手札]]から[[コスト踏み倒し]]できるので[[フィールドアドバンテージ]]を失いにくい。[[サーチ]]や[[ドローソース]]で確実に[[手札]]に握れるようにしたい。

反面、[[バトルゾーン]]に2枚以上出せないという無視できない[[デメリット]]がある。[[手札]]に何枚も来てしまうと[[事故]]となるので、[[デッキビルディング]]には気を付けたい。

-[[《超法無敵宇宙合金武闘鼓笛魔槍絶頂百仙閻魔神拳銃極太陽友情暴剣R・M・G チーム・エグザイル〜カツドンと仲間たち〜》>《チーム・エグザイル〜カツドンと仲間たち〜》]]もエグザイル・クリーチャーであるが、指定名称を[[バトルゾーン]]に出せなくする[[能力]]を持たない。

-禁止するのは「[[バトルゾーン]]に出すこと」だけであり、''複数存在することは可能''。例として、[[《時空の庭園》]]や[[墓地進化GV]]などを使って[[進化クリーチャー]][[の下]]に同じ[[カード名]]を持つエグザイル・クリーチャーを置き、[[《ロイヤル・ドリアン》]]を使って一番上の[[進化クリーチャー]]をはがした場合などに実現できる。もっとも、非常に手間がかかるので無理して狙う程ではない。

-複数出すことができない為、通常よりも[[バトルゾーン]]に[[アタッカー]]を並べることが難しくなる。[[エグザイル・クリーチャー]]を使用する際にはなるべく非エグザイルの[[クリーチャー]]も多く採用したい。

-[[アウトレイジ]]勢力の特徴的なクリーチャー群。[[アウトレイジOMG]]である[[《絶頂神話 カツムゲン》]]を除く全カードが[[アウトレイジMAX]]種族を持つ。そのため、全カードがフルフレーム仕様となっている。

-”[[エグザイル]](EXILE)”とは「放浪者」「亡命者」という意味である。開発当時に有名だった音楽グループのEXILEともかけたのだろう。その証拠に、[[そのグループの有名な曲を名前に持つクリーチャー>《精霊聖邪ライジング・サン》]]もエピソード3出身である。もっとも、アウトレイジとは[[真逆の存在>ゴッド・ノヴァOMG]]だが。

//-特定の組み合わせがないと活かしにくいカードが多いことが枷となっているのか、エピソード3終了後の再録機会にあまり恵まれない傾向がある。また、新規カードも非常に少なく、現在新たなプレイヤーがデッキを組むのは一時期の[[サバイバー]]や[[ウェーブストライカー]]と同程度に困難と言えるだろう。

-[[革命チェンジ]]は[[ドロン・ゴー]]と似たような効果を有しているが、ドロン・ゴーよりもより簡便に発動でき、変身元・変身先問わず恵まれている。このことがより一層ドロン・ゴー、ひいてはエグザイルを不遇にしてしまっている。

**背景ストーリーにおいて [#se84f048]
[[エピソード3背景ストーリー]]において、[[アウトレイジ]]陣営で中心的な役割を果たした[[クリーチャー]]の多くがエグザイル・クリーチャーだった。

***[[エピソード3]]での動向 [#w4e8258c]
体の一部を変形できる能力を持つ無法者集団、[[アウトレイジ]]。その中に[[ある日、全身を変形できる者が現れた>《魔龍レットイッド》]]。[[無法者中の無法者>《爆竜ンゴロ・ンゴロ》]]である彼らこそ、当記事にて扱うエグザイル・クリーチャー達である。

彼らの登場により[[アウトレイジ]]達は[[反オラクルの意志を固め>《緑神龍ガラギャガス》]]、[[決起>《蒼神龍スカイ・フォース》]]。そしてエグザイル・クリーチャーの登場は、[[オラクル]]陣営が教勢を確固たるものにしつつあった世界の[[パワーバランスを揺るがし>《封魔フーマー》]]、そのまま[[《神人類 ヨミ》]]の討伐をもって[[オラクル]]陣営を[[崩壊させる>《無限の銃刃 ダン・クローリー》]]に至った。

その後無法者集団らしく内紛に明け暮れる[[アウトレイジ]]陣営だったが、《ヨミ》を敬慕したその弟子・[[《イズモ》]]は彼を斃したエグザイル・クリーチャーを[[憎悪した>《ホープレス・チャージャー》]]。《イズモ》は[[アウトレイジ]]の内紛や《ヨミ》亡き後の[[オラクル]]内での混乱の裏で[[《「黒幕」》]]として暗躍し、最終的に師の仇を打つべく[[《無法神類 G・イズモ》]]として現れた。

その強大さを前に[[エグザイル・クリーチャーらは再度団結>《双月怪鳥 パルプ・フィクション》]]。彼と拳を交わし、[[和解>《秘拳カツドン破》]]に至った。

[[アウトレイジ]]陣営内での内紛、[[オラクル]]陣営との死闘、そして戦いを通じての相互理解。エグザイル・クリーチャー達が中心となって辿ったそのプロセスの結果、[[オラクル]]陣営による世界の支配は打破され、[[オラクル]]陣営が望んだ世界の停滞も妨げられた。

***出自 [#o93240a1]
[[エピソード3背景ストーリー]]においてこの「[[エグザイル]]」とはどういう意味なのか明確に語られることはなかったが、[[王来篇]]が展開された2021年前後、彼らの秘められた出自と共に徐々に明らかにされつつある。

エグザイル・クリーチャーとはそもそも漂流大陸にて[[サバイバー達による支配に抗っていた>《終末の監視者 ジ・ウォッチ》]]存在だったことが判明した。彼らはその後[[漂流大陸>《漂流大陸の復活》]]から文字通り[[追放(Exile)され>《熱血大帝 カツカイザー》]]、その結果この世界に流れ着いた者たちであったとも語られた。
この世界に流れ着いた後は、そこに元々いた[[アウトレイジ]]の長と喧嘩し、そして分かり合った。そして自身も[[アウトレイジ]]になったのが、[[エピソード3]]等に登場したエグザイル・クリーチャーだった。

だが漂流大陸の消滅により、彼らは自身の出自に関する[[記憶を喪失>《無法設計図》]]していた。
[[エピソード3背景ストーリー]]終結後、世界に復活した[[サバイバー]]を[[アウトレイジ・オラクル連合軍>《シザー・アイGR》]]は数百万年にも及ぶ戦闘で[[撃退>《予言のイザナイ コットン》]]したが、[[サバイバー]]という旧敵との交戦を経てもなお、エグザイル・クリーチャーが記憶を取り戻すことはなかった。

しかしその後、[[《漂流大陸の復活》]]が発生。それをきっかけにエグザイル・クリーチャーは[[自らが漂流大陸からこの世界に来たことを思い出した>《友情の カツドン》]]。

だがそもそも漂流大陸自体が様々な他世界からの漂流者を載せた世界であり、実はエグザイル・クリーチャーたちも、漂流大陸に来る以前はそことはまた違う世界にいた可能性も示唆されている。[[《漂流大陸の復活》]]を契機とした記憶の回復により、一部のエグザイル・クリーチャーは漂流大陸にやってくる以前の記憶も取り戻しているという。

-彼らの出自については[[2021年11月26日付のデュエチューブの動画>https://youtu.be/v-BuqlMUEK4]]、同じく[[2022年10月26日付の動画>https://youtu.be/TvXf-arLyh4]]、[[DM22-EX1]]の[[フレーバーテキスト]]にて明かされている。
なお本項の多くはこのフレーバーテキストから読み取れる情報で構成されているが、「元々いた[[アウトレイジ]]の長と喧嘩し、そして分かり合った。そして自身も[[アウトレイジ]]になった」については2021年11月26日付の動画でのみ、「一部のエグザイル・クリーチャーは漂流大陸にやってくる以前の記憶も取り戻しているという。」については2022年10月26日付の動画でのみ語られている。

-体全体を変形させる能力は、[[テキスト]]上では[[ドロン・ゴー]]で換喩される。だが、[[《激流剣砲 カツ∞キング》]]、[[《錬金魔砲 ロビン・チャンプ》]]、[[《翔帆轟音 グローバ・ライズ》]]、[[《天空美麗 ミケラ・ジェンヌ》]]、[[《漢のキズナ カツブードン》]]などは[[エグザイル・クリーチャー]]にもかかわらず[[ドロン・ゴー]]を持っていない。

**エグザイル・クリーチャーに関連する効果を持つカード [#n380d2cf]
-[[《分析請負人 ディスカバリー》]]
-すべてのエグザイル・クリーチャー
-[[《ブータンの収穫》]]
-[[《EX秘伝カツトンファー》]]
-[[《呼ぶ者 サリックス》]]
-[[《冥界王 ブルース DEAD》]]
-[[《一極両得 ナグール&カブール》]]
-[[《一極両得 カッキー&ケッシー》]]
-[[《一極両得 マクノカ&ヌクノカ》]]
-[[《一極両得 ボッカン&ドックン》]]
-[[《一極両得 ドンドン&パンパン》]]
-[[《超法無敵宇宙合金武闘鼓笛魔槍絶頂百仙閻魔神拳銃極太陽友情暴剣R・M・G チーム・エグザイル〜カツドンと仲間たち〜》>《チーム・エグザイル〜カツドンと仲間たち〜》]]
-[[《友情の カツドン》]]
-[[《神聖牙 US パンク》]]
-[[《無法設計図》]]

**[[デュエル・マスターズ プレイス]]では [#c9d33486]
[[DMPP-20]]から登場。

やはりルール上のエグザイル・クリーチャーの扱いは特になく、それぞれのカードの能力で[[出せない]]対象が定義されているだけのままだが、「エグザイル・クリーチャー」であるという[[特性]]は新たに[[P'Sドロン・ゴー]]と[[P'Sドロン・ゴーV]]で利用される。

-TCGと同じく、レアリティに関係なくカードイラストは[[フルフレーム]]になっている。

**参考 [#mdd87158]
-[[用語集]]
-[[クリーチャー]]
-[[ドロン・ゴー]]
-[[カード名]]
-[[エグザイル]]
-[[アウトレイジMAX]]
-[[進化エグザイル・クリーチャー]]
-[[エグザイル・クリーチャー一覧]]

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