#author("2021-03-24T15:07:59+09:00","","")
*どこでもないゾーン [#xbdf6686]

プレイされたカードが解決、または処理されるまで置かれる領域。

[[デュエル・マスターズ総合ゲームルール]]が制定されて以降、カードを[[プレイ]]する場合はどの[[カードタイプ]]でも必ず一旦経由することになった。

**ルール [#i3951988]
-唱えている最中の[[呪文]]は、この場所に置かれる。
[[呪文]]以外の[[カードタイプ]]の場合、基本的には一旦この[[ゾーン]]に置かれた後、すぐに[[バトルゾーン]]などに置かれる。

-この[[ゾーン]]に置かれている[[カード]]は、他の[[カード]]の[[効果]]などで参照されたりカウントされたりしない。
--例えば、[[マナゾーン]]以外のゾーンから[[《オールデリート》]]を唱えた場合、その唱えた《オールデリート》自身は山札に行かず、墓地から[[《怨念集結》]]を唱えた場合、唱えた《怨念集結》自身は墓地にあるカードとしてカウントされない。

-[[カード]]が移動する際、''この領域を経由したかどうかは[[カード]]の[[能力]]で参照されない''。この点が他のゾーンと異なる。
--例えば[[《デュエマの鬼!キクチ師範代》]]がいる時に[[《聖霊左神ジャスティス》]]の[[能力]]で[[山札]]から[[呪文]]を[[唱える]]場合、[[呪文]]の[[プレイ]]によってその呪文はどこでもない[[ゾーン]]に置かれるが、この移動は《キクチ師範代》の[[置換効果]]が適用されない。[[呪文]]が解決され[[墓地]]に置く時に、はじめてその[[呪文]]は「[[山札]]から[[墓地]]へ移動している」とみなされ、《キクチ師範代》の[[能力]]が誘発する。
--[[《封鎖の誓い 玄渦》]]によってカードが墓地から離れない状態でも、[[《龍素記号Sr スペルサイクリカ》]]の能力で墓地から呪文を唱えることができる。しかし、《スペルサイクリカ》の「墓地から唱えた呪文を別のゾーンに移動させる」効果は発生せずに、墓地に置かれたままになる。


-このゾーンの[[ゲーム台]]上の位置は指定されていない。例えば解決中の[[呪文]]は「[[プレイ]]している」という意味で[[バトルゾーン]]と同じ場所に置かれることが多い。

-[[《サイバー・G・ホーガン》]]や[[《パーロックのミラクルフィーバー》]]などの能力で山札の一部を公開する場合は、山札のカード群が物理的に離れている状態であるが、どこでもないゾーンなどの別のゾーンに置かれている訳ではなく依然として山札にある。


**その他 [#c560da3b]
-俗に「解決領域」や「スタック」、「グレーゾーン」と呼ばれることがある。ただし、[[Magic:The Gathering]]の「スタック」に関するルールとは大きく異なるので注意。

-ゾーンというよりは8つのゾーンに当てはまらない「ゾーンではない場所・状態」を指している、といった方が実態に近い。
--一方で、「ゾーン」として存在するかのような表記がされている箇所もあり、ルール中で矛盾が起きている。
--数学レベルでは、「どこでもないゾーン」というゾーン名は自己言及のパラドックスを孕んでいる。

-[[デュエル・マスターズ総合ゲームルール]]で制定された。公式のかなり堅い文章内に突如間延びしたような名称が登場したため、プレイヤーの間で一時話題となった。制定した真木氏にいたるまでネタにするほどである。

**参考 [#d808e49d]
-[[用語集]]
-[[ゾーン]]
-[[呪文]]
-[[待機]]