#author("2023-12-09T15:55:51+09:00","","")
*このカードがどこからでも&ruby(ぼち){墓地};に&ruby(お){置};かれた&ruby(とき){時}; [#g5cacbb3]

ごく少数のカードに見られる誘発条件。
破壊された時([[pig]])の上位互換……と思いきや色々と差異がある。
以下は単なる表記ゆれにすぎない。
-「このクリーチャーがどこからでも''自分の''墓地に置かれた時」
-「この(''クリーチャー''/''呪文'')がどこからでも墓地に置かれた時」

**ルール [#kbf2720f]
***「破壊された時」との差異 [#ka5d2b16]
テキスト通り、この能力は[[墓地]]に置かれた時に墓地で誘発する。破壊された時([[pig]])は[[破壊]]されることが確定した時に[[バトルゾーン]]で誘発する能力であるため、以下の差異が生じる。

''「破壊された時」のテキストでは誘発しない、以下の状況で誘発する。''
-能力が[[無視]]されているこのカードが、墓地に置かれた場合。([[参考>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40024/]])
-[[進化クリーチャー]]の下に置かれていたこのカードが、進化クリーチャーの破壊に伴って墓地に置かれた場合。([[参考>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/31622/]])
-進化クリーチャーの下に置かれていたこのカードが、[[カード指定除去]]により墓地に置かれた場合。
-[[封印]]としてクリーチャーの上に[[裏向き]]で置かれていたこのカードが、封印外しにより墓地に置かれた場合。
--[[バトルゾーン]]の進化元や封印は特性を参照できないが、バトルゾーンから墓地に置かれることにより、特性を参照できるようになるため。

''「破壊された時」のテキストでは誘発していた、以下の状況で誘発しない。''
-「このクリーチャーがどこからでも墓地に置かれた時」の能力を持つクリーチャーを選んだ[[《アカシック・パラレル》]]などが、破壊された場合。
--「選んだクリーチャーになる」能力はバトルゾーンでのみ有効であり、破壊され墓地に置かれたクリーチャーはあくまでも《アカシック・パラレル》であるため。([[参考>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40909/]])

''「破壊された時」のテキストでは不利益が生じていた、以下の状況で不利益が生じない。''
-[[《ケンゲキオージャ 〜究極火焔〜》]]の[[特殊勝利]]能力を発動させずに除去することができる。
-[[《勝熱英雄 モモキング》]]などが持つ「''クリーチャーの能力''によって、[[相手がクリーチャーを選ぶ時、このクリーチャーは選べない>アンタッチャブル]]」を貫通して選ぶことができる。
--このようなテキストで見られる「クリーチャーの能力」は「バトルゾーンのクリーチャーの能力」に限定される裁定が存在するため([[参考>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/39639/]])。

***「このクリーチャーがどこからでも墓地に置かれ''る''時」との差異 [#ka219631]
「このクリーチャーがどこからでも(自分の)墓地に置かれ''る''時」の能力は、多くが[[置換効果]]による[[山札回復]]能力である。したがって同じ山札回復能力である[[《永遠の少女 ワカメチャ》]]と比較して説明する。

山札にこれらのカードが1枚だけある状態で[[《ヴォルグ・サンダー》]]が使われた場合、それぞれ以下のように作用する。
-「置かれる時」:「置かれる時」のカードを実際に墓地に置くことなく、山札を回復する。山札の枚数が0枚になるタイミングは発生しない。
-《ワカメチャ》:《ワカメチャ》を実際に墓地に置く。その結果、山札の枚数が0枚になるため、能力が誘発する前に[[ライブラリアウト]]により敗北する。

一方で、「置かれる時」の能力は[[置換効果]]であるため、置換効果により山札を破壊する[[《S級宇宙 アダムスキー》]]の場合、「置かれる時」の能力では山札回復できないが、《ワカメチャ》は山札回復できる。

**その他 [#a0be60d4]
-[[最初期に登場したカード>《闇侯爵ハウクス》]]には、「バトルゾーンから''墓地に置かれた時''」というテキストが存在していた。それらのカードには「このカードがどこからでも墓地に置かれた時」と同様、進化元から墓地に置かれても誘発するとの裁定が出ていた時期がある。
--現在では「破壊された時」にエラッタされている。
-[[《妖蟲闘竜サモハン》]]などの「このカードが''墓地に置かれた時''、それが墓地に置かれる直前に進化クリーチャーの下にあった場合、カードを1枚引いてもよい」は、進化クリーチャーの下にあった場合に限ってこの能力と同じように処理できる。([[参考>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa_old/37361/]])
-[[メガ・ラスト・バースト]]は[[注釈文]]が「このクリーチャーが離れて、手札、マナゾーン、または''墓地に置かれた時''、このカードの呪文側をコストを支払わずに唱えてもよい」であるが、進化元や封印のため能力が無視されている場合は誘発しない裁定である([[参考>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/43769/]])。「このクリーチャーが''離れて''」で始まる注釈文なため、[[離れた時]]と同様にバトルゾーンで誘発する能力という裁定だと考えられる。

&tag(用語集,誘発条件,どこからでも墓地に置かれた時,このカードがどこからでも墓地に置かれた時);