#author("2022-11-06T21:12:18+09:00","","")
#author("2022-11-06T21:24:23+09:00","","")
*【青黒緑有象夢造】 [#va5ab535]

[[《有象夢造》]]を妨害の軸として採用したデッキ全般のこと。蘇生対象かつ、[[マナブースト]]で2→4の動きを可能にする[[《悪魔妖精ベラドンナ》]]はマストで入る。

《ベラドンナ》が持つ[[ランダムハンデス]]の[[モード]]の動きを強化するために[[《特攻人形ジェニー》]]も入りやすく、かつては【青黒緑ハンデス有象夢造】としてページが作成されていた。
しかし、[[青黒緑]]の色と合うコスト2のクリーチャーの候補が非常に多く、[[《特攻人形ジェニー》]]抜きの構築も全く珍しくなくなった。

[[ハンデス]]を重視しない【有象夢造】も1つのページで取り扱えるようにするため、【青黒緑有象夢造】としてページを作成する。

|有象夢造 UC 水/闇文明 (4)|
|呪文:チーム零|
|''S・トリガー''(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)|
|カードを2枚引き、自分の手札を2枚捨てる。|
|コスト2以下のクリーチャーを2体まで、自分の墓地から出す。|

|悪魔妖精ベラドンナ P(UC) 闇/自然文明 (2)|
|クリーチャー:スノーフェアリー/ファンキー・ナイトメア 2000|
|このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、このクリーチャーを破壊してもよい。そうしたら、次のうちいずれか1つを選ぶ。|
|►相手の手札を1枚見ないで選び、捨てさせる。|
|►自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。|

**主要カード [#tcd799ca]
|[[《有象夢造》]]|[[手札交換]]、[[墓地肥やし]]、盤面整備を行える[[カウンター]]札|
|[[《悪魔妖精ベラドンナ》]]|初動。[[自壊]]を伴う[[モード]]で[[ハンデス]]か[[マナブースト]]を選べる。|
***準確定 [#qa3c4e5d]
|[[《天災 デドダム》]]|3枚から[[サーチ]]、[[マナブースト]]、[[墓地肥やし]]を1体でこなす。[[《デッドダムド》>《SSS級天災 デッドダムド》]]の[[侵略]]元、味方の[[封印]]外しまで担当できる。&br;伸ばしたマナは[[《絶望と反魂と滅殺の決断》]]や[[《CRYMAX ジャオウガ》]]などに利用する。|
|[[《SSS級天災 デッドダムド》]]|[[除去]]や[[封印]]外し。《デドダム》で墓地に置いても平気。[[侵略]]で[[ビートダウン]]も|
|[[《樹界の守護車 アイオン・ユピテル》]]|序盤から終盤まで使える[[《デッドダムド》>《SSS級天災 デッドダムド》]]の除去を射出させるための[[マッハファイター]]|

**候補カード [#h308536d]
#region2(コスト2以下のクリーチャー){{
|>|BGCOLOR(#aaa):攻めや詰めのアクション|
|[[《特攻人形ジェニー》]]|軽量[[ハンデス]]。[[クリーチャー]]なので[[サルベージ]]手段が豊富|
|[[《アクア・ベララー》]]|展開力を[[山札操作]]による[[ドローロック]]に変換するカード|
|[[《悪臭怪人ゴキーン》]]|疑似[[墓地回収]]、[[ドローロック]]|
|[[《霞み妖精ジャスミン》]]|[[《キユリのASMラジオ》]]といった中量級を見据えた場合に、[[《悪魔妖精ベラドンナ》]]と併用して採用する|
|[[《学校男》]]|[[スーサイド]]による[[墓地肥やし]]兼[[選ばせ除去]]&br;トレンドは「出てしまったクリーチャーを対処するより、[[コスト踏み倒しメタ]]でそもそも出させない」方向性なので、採用例は少なめ。&br;また、このデッキには出たクリーチャーの除去は[[マッハファイター]]のバトルおよび[[《デッドダムド》>《SSS級天災 デッドダムド》]]がある。|
|[[《学校男/ゾンビ・カーニバル》]]|~|
|[[《堕魔 ドゥポイズ》]]|~|
|[[《コオニ弁天》]]|~|
|>|BGCOLOR(#aaa):メタクリーチャー|
|[[《異端流し オニカマス》]]|[[コスト踏み倒しメタ]]であり、[[フィニッシャー]]にも使える|
|[[《ベイB セガーレ》]]|両ターンに発動される[[置換>置換効果]]方式の[[不正メタ>不正]]。コスト1の軽さだが置換で自身が離れるので一発限り|
|[[《キャディ・ビートル》]]|役割は上に同じ。相手ターンのみだが自身が残ったままなので複数回発動できる|
|[[《飛ベル津バサ「曲通風」》]]|[[G・ストライク]]。[[山札]]確認[[メタ]]&[[ジャストダイバー]]|
|[[《若き大長老 アプル》]]|[[G・ストライク]]。[[マナ]]、[[墓地利用メタ]]&[[ガードマン]]|
|[[《とこしえの超人》]]|[[G・ストライク]]。手札以外からの[[コスト踏み倒しメタ]]|
|[[《星空に浮かぶニンギョ》]]|[[G・ストライク]]。手札以外からの[[マナブースト]]、[[マナ送り]]メタ|
|[[《デスマッチ・ビートル》]]|[[効果バトル]]による[[コスト踏み倒しメタ]]持ちの[[ガードマン]]。&br;[[【モモキングJO】]]など通常の[[コスト踏み倒し]]対策に|
|[[《リツイーギョ #桜 #満開》]]|大量[[展開]]を防ぐ|
}}

#region2(コスト3以上のクリーチャー){{
|[[《CRYMAX ジャオウガ》]]|[[フィニッシャー]]|
|[[《Disジルコン》]]|[[cip]]で[[手札交換]]できる[[ブロッカー]]。[[マナ召喚]]も[[墓地召喚]]も可能|
|[[《インフェル星樹》]]|[[G・ストライク]]。[[非クリーチャー指定除去]]&[[手札補充]]|
|[[《奇天烈 シャッフ》]]|[[呪文メタ]]コマンド。[[ビートダウン]]相手には[[プリン効果]]で遅延札に|
|[[《イグゾースト・II・フォー》]]|《有象夢造》を再利用できるコマンド。[[呪文]]の後に[[プリン効果]]を追加|
|[[《イグゾースト・II・フォー》]]|コスト4以下の呪文を再利用できるコマンド。[[呪文]]の後に[[プリン効果]]を追加|
|[[《Wave ウェイブ》]]|コスト4以下の呪文をを再利用できる非コマンド。各ターンに1回、[[呪文]]に[[GR召喚]]の付加価値を追加|
|[[《龍素記号wD サイクルペディア》]]|コスト4以下の呪文を再利用できるコマンド。[[ブロッカー]]&[[ジャストダイバー]]。[[手札]]から[[呪文]]を唱えた時墓地から再詠唱|
|[[《虹速 ザ・ヴェルデ》]]|[[マナ召喚]]可能な[[マッハファイター]]。&br;[[コスト踏み倒しメタ]]の[[除去]]、封印外し、侵略元を担当|
|[[《解体人形ジェニー》]]|[[ピーピングハンデス]]|
|[[《神徒 メイプル-1》]]|~|
|[[《魂晶 リゲル-2》]]|[[マッハファイター]]。[[マナ回収]]、[[墓地回収]]|
|[[《龍素記号wD サイクルペディア》]]|[[ブロッカー]]&[[ジャストダイバー]] [[《デッドダムド》>《SSS級天災 デッドダムド》]]の[[侵略]]元&br;[[cip]]で[[墓地]]のコスト4以下の[[呪文]]を詠唱 [[手札]]から[[呪文]]を唱えた時墓地から再詠唱|
|[[《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》]]※|[[cip]]で[[宣言]][[コスト]]全[[バウンス]]/[[詠唱>唱える]]・[[召喚]][[ロック]]|
|[[《Q.Q.QX./終葬 5.S.D.》]]|[[山札]]利用[[メタ]]。状況次第ではサブ[[フィニッシャー]]にも|
|[[《サイバー・K・ウォズレック/ウォズレックの審問》]]|[[墓地]]から[[コスト]]3以下の[[呪文]]2枚まで[[踏み倒し]]。[[侵略]]元にも/&br;3コスト以下の面を持つカードが対象の[[ピーピングハンデス]]|
|[[《龍頭星雲人/零誕祭》]]|[[デッキ]]の[[防御札]]兼[[墓地肥やし]]要員として使い勝手が良くかつ呪文面の[[コスト]]が軽いので[[メタ]]クリーチャーを退かす為の[[手打ち]]もしやすい。|
}}

#region2(呪文){{
|[[《生命と大地と轟破の決断》]]※|コマンドを2体展開したり、ヴェルデの代用になったりと器用な動きが可能に|
|[[《絶望と反魂と滅殺の決断》]]|《デドダム》や《ヴェルデ》を[[リアニメイト]]。墓地からも詠唱可能|
|[[《キユリのASMラジオ》]]|2ターン目[[《悪魔妖精ベラドンナ》]][[マナブースト]]から3ターン目の強ムーブ候補。|
|[[《幻緑の双月/母なる星域》]]|序盤にマナゾーンに置いた[[《CRYMAX ジャオウガ》]]を引っ張り出す|
}}

//#region2(タマシード){{
//|[[《ジャスミンの地版》]]|[[タップイン]]の[[マナブースト]]|
//|[[《レヴィヤの地版》]]|[[ウィニー]]を[[マナゾーン]]から出せる[[カウンター]]札。&br;[[シンカパワー]]も同じ効果であり[[タマシード]]にも対応|
//|[[《深淵の食卓》]]|各ターン、自分のクリーチャーがはじめて[[攻撃]]する時、&br;それよりコストが小さい1体かタマシード1枚をリアニメイト|
//|[[《シラズ死鬼の封》]]|《有象夢造》同様[[リアニメイト]]による[[カウンター]]札。&br;コストの合計が4以下ならコスト3以上や3体以上にも対応|
//|[[《ヴィオラの黒像》]]|[[呪文メタ]]を受けない[[確定除去]]兼[[カウンター]]札。&br;[[《ドキンダム》>《伝説の禁断 ドキンダムX》]]や[[《ドルマゲドン》>《終焉の禁断 ドルマゲドンX》]]などが狙い目|
//}}

#region2(その他){{
|[[《希望のジョー星》]]※|文明利用の封殺。自分の元・多色カードを[[アンタップイン]]。ただしこちらも[[SSS級侵略]]と封印外しは行えなくなる。|
|[[《深淵の支配者 ジャシン》]]|[[ターンのはじめ>ターン開始ステップ]]にそれぞれ[[任意]]で1枚[[墓地肥やし]]&[[コスト]]3以下の[[クリーチャー]]を[[リアニメイト]]|
}}

**このデッキの回し方 [#v532692a]
[[ハンデス]]、[[除去]]、[[メタ]][[クリーチャー]]で相手を妨害してから、[[《有象夢造》]]で一気に展開する。軽量ハンデスクリーチャーで疑似[[《スケルトン・バイス》]]をしたり、メタクリーチャーや[[山札操作]]系を展開したりして盤面を制圧に持って行く。

//相手を完全に縛ったら[[《Q.Q.QX.》>《Q.Q.QX./終葬 5.S.D.》]]のシールド焼却を活かして安全に詰める。[[《生命と大地と轟破の決断》]]で2体出ししてシールド焼却を沢山行えれば理想。あわよくばエクストラウィンを狙うのもアリ。
//相手をそこまで厳密に縛らなくとも[[《SSS級天災 デッドダムド》]]を使って除去を撒きつつワンショットしたり[[《CRYMAX ジャオウガ》]]で雑殴りしたりするのもアリ。

[[《CRYMAX ジャオウガ》]]獲得以降は[[cip]]+3点→[[アンタッチャブル]]の[[《異端流し オニカマス》]]でトドメがポピュラーなフィニッシュプランとなる。

**長所 [#y83ec7c1]
環境に合わせて採用する軽量メタクリーチャーを選べるので拡張性が高い。それらは破壊に対してもすぐに戦線復帰できる。

[[《有象夢造》]]で4マナ2ハンデスができるのも大きい。

メタクリーチャー、除去、ハンデスのおかげで正体不明の[[地雷]]デッキにも耐性がある。

**短所 [#b4f234c6]
受けが薄く、リソース管理が難しいため、今引きやスピードアタッカーには若干弱い。

また、乱暴に手札を使うとこちらの方がジリ貧になってしまう。

**環境において [#m0f5bad5]
[[【青黒緑ハンデスGR】]]の基盤と[[【青黒緑デッドダムド】]]を折衷しつつ、[[オリジナル]]仕様にデザインした[[デッキ]]。

2枚積み程度の[[《SSS級天災 デッドダムド》]]を除けば後はクリーチャーは3[[コスト]]以下が大半で、4コスト以上のクリーチャーは精々[[メインデッキ]]の2割程度に過ぎない。[[クリーチャー]]も[[除去]]や[[ハンデス]]、[[ロック]]に関与しないものはなるべく採用しない。通常の[[【青黒緑デッドダムド】]]とは、素出し前提の[[非進化]][[コマンド]]比率が多くて2割程度で明らかにコマンド比率が低い点、侵略や革命チェンジへの依存度がほぼ無い点、[[《ウマキン☆プロジェクト》]]や[[《流星のガイアッシュ・カイザー》]]など明らかにこちらに入らない[[コマンド]]の有無などで区別可能。

[[超GR]]が採用され、[[【ダークネスコントロール】]]のような構築をしたものもある。

この記事で説明する型は1つの型に過ぎず、その定義は広範で尚且つ若干曖昧。脚注にもある通り、公式大会における発表ですら通常の[[【青黒緑デッドダムド】]]とこのデッキの区別を誤ることがある。

[[DMEX-16]]期になると[[《有象夢造》]]軸の[[ハンデス]]型の[[【青黒緑デッドダムド】]]として確立。この頃の環境では単に【青黒緑ハンデス】というデッキ名で伝わっている。ただ、この頃から侵略持ちが[[《SSS級天災 デッドダムド》]]3体のみで他の侵略持ちや[[《轟く革命 レッドギラゾーン》]]を採用せず、ハンデスがメインとなっている。また、[[《Disジルコン》]]や[[《魂晶 リゲル-2》]]が採用される場合もある。[[《Q.Q.QX./終葬 5.S.D.》]]もこの型に採用されるが、あくまで[[【青赤緑ドギラゴン閃】]]などの[[山札]]からの[[コスト踏み倒し]]や[[サーチ]]を牽制するのがメインで、エクストラウィンはオマケ。

[[《インフェル星樹》]]の登場からしばらくはそちらが[[マナブースト]]手段ではなく純粋な[[非クリーチャー]]指定除去として使われた。

[[《アクア・ベララー》]]型はDMEX-16での流行開始からしばらくすると勢いが収まったが、[[DMRP-22]]で[[《飛ベル津バサ「曲通風」》]]と[[《若き大長老 アプル》]]、稀に使われるレアケースの[[《星空に浮かぶニンギョ》]]と、続々メタカードを獲得したことでデッキのロック力が増したため、再び積極的に使われるようになった。

『[[超CSIV 宮城>超CS]]』([[オリジナル]])で優勝を果たし、遂に大型大会制覇を成し遂げた。続く『[[超CSIV 京都>超CS]]』([[オリジナル]])では4位入賞。

DM22-SD1期に入ると[[アドバンス]]では、2枚積みした[[《Wave ウェイブ》]]にGR召喚を一任した型が流行。

[[DM22-RP1]]期には、[[《幻緑の双月/母なる星域》]]を[[1枚積み]]して[[《CRYMAX ジャオウガ》]]をそちらの呪文面で適宜呼び出す型がオリジナルのチャンピオンシップで優勝した。この頃になるとすっかり[[《異端流し オニカマス》]]型も定着している。

『[[DMGP2022>公認グランプリ]]』Day2([[オリジナル]])ではベスト128進出者中使用率1位の16人((公式発表上は【青黒緑CRYMAXジャオウガ】として2位(10人)。他に7位に【青黒緑ハンデス有象夢造】(6人)がランクインしているが、構成が類似するため合算して考えることもできるとの見解が示されている。[[参考>https://dm.takaratomy.co.jp/coverage/dmgp2022b_bd/]]))を記録し、ベスト16以内では3位に1例、ベスト16に2例残った((公式にはベスト16以内に【青黒緑ハンデス有象夢造】が2人、【青黒緑CRYMAXジャオウガ】が1人残ったとされるが、【青黒緑CRYMAXジャオウガ】のレシピが明らかに【青黒緑ハンデス有象夢造】のそれであった。))。前者は[[《若き大長老 アプル》]]4枚、[[《キャディ・ビートル》]]、[[《異端流し オニカマス》]]、[[《樹界の守護車 アイオン・ユピテル》]]各3枚で、後者は[[《キャディ・ビートル》]]、[[《若き大長老 アプル》]]各4枚、[[《異端流し オニカマス》]]、[[《樹界の守護車 アイオン・ユピテル》]]各3枚というレシピであり、いずれもフィニッシャーは[[《CRYMAX ジャオウガ》]]であった。代わりにどちらのプレイヤーもカードパワーの低い[[《特攻人形ジェニー》]]は不採用とし、[[《有象夢造》]]を疑似[[《スケルトン・バイス》]]ではなく[[コスト踏み倒しメタ]]の復帰に主に使ったものとなっていた。

[[DM22-RP1]]発売から約1ヶ月が経過すると、[[《希望のジョー星》]]をスーパーサブとして利用する型が激増。
**参考 [#fe72bcd2]
-[[デッキ集 (一覧)]]
-[[コントロール]]
-[[侵略]]
-[[【青黒緑デッドダムド】]]
-[[【青黒緑ハンデスGR】]]