#author("2020-11-05T20:07:35+09:00","","")
#author("2020-11-08T11:39:57+09:00","","")
*【連ドラグナー】 [#u773eb31]

[[DMBD-14]]で環境に台頭したデッキタイプ。[[《爆熱剣 バトライ刃》]]/[[《爆熱天守 バトライ閣》]]/[[《爆熱DX バトライ武神》]]とドラグナーを使って、[[ドラゴン]]と([[ヒューマノイド]]の種族を併せ持った)[[ドラグナー]]を踏み倒していくデッキタイプ。

|爆熱剣 バトライ刃 VIC 火文明 (3)|
|ドラグハート・ウエポン|
|これを装備したクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から1枚目をすべてのプレイヤーに見せてもよい。それが進化でないドラゴンか進化でないヒューマノイドであれば、バトルゾーンに出す。それ以外なら山札の一番下に置く。|
|これを装備したクリーチャーは攻撃されない。|
|龍解:自分のターンの終わりに、そのターン、ドラゴンをバトルゾーンに出していれば、このドラグハートをフォートレス側に裏返してもよい。|

|爆熱天守 バトライ閣 VIC 火文明 (5)|
|ドラグハート・フォートレス|
|自分の火のドラゴンまたは火のヒューマノイドが攻撃する時、自分の山札の上から1枚目をすべてのプレイヤーに見せてもよい。それが進化ではないドラゴンまたは進化ではないヒューマノイドであれば、バトルゾーンに出す。それ以外なら、自分の山札の一番下に置く。|
|龍解:自分のターン中、ドラゴンをバトルゾーンに出した時、それがそのターンに出す最初のドラゴンでなければ、このドラグハートをクリーチャー側に裏返し、アンタップしてもよい。|

|爆熱DX バトライ武神 VIC 火文明 (8)|
|ドラグハート・クリーチャー:ガイアール・コマンド・ドラゴン 12000|
|このクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から3枚をすべてのプレイヤーに見せる。その中の進化ではないドラゴンと進化ではないヒューマノイドをすべてバトルゾーンに出す。こうして見せたカードが3枚ともドラゴンであれば、そのターン、バトルゾーンにある自分のクリーチャーはすべて「スピードアタッカー」を得る。その後、残りのカードを好きな順序で自分の山札の一番下に戻す。|
|T・ブレイカー|
|龍回避-このクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、バトルゾーンを離れるかわりに、フォートレス側に裏返す。|

|龍覇 グレンモルト「爆」 P 火文明 (8)|
|クリーチャー:ヒューマノイド爆/ドラグナー 8000|
|このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、コスト5以下の火のドラグハートを1枚、自分の超次元ゾーンからバトルゾーンに出す。(それがウエポンであれば、このクリーチャーに装備して出す)|
|スピードアタッカー|
|W・ブレイカー|

|爆龍覇 ヒビキ P 火文明 (4)|
|クリーチャー:ヒューマノイド爆/ドラグナー 2000|
|スピードアタッカー(このクリーチャーは召喚酔いしない)|
|このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分のマナゾーンにあるカードと同じ文明を持つ、コスト3以下のドラグハート・ウエポンを1枚、自分の超次元ゾーンからバトルゾーンに出してもよい。(このクリーチャーに装備する)|

**主要カード [#wb2a2f61]
|[[《爆熱剣 バトライ刃》]]|コンセプト|
|[[《爆熱天守 バトライ閣》]]|~|
|[[《爆熱DX バトライ武神》]]|~|
|[[《爆龍覇 ヒビキ》]]|バトライ刃を呼ぶ|
|[[《龍覇 スコッチ・フィディック》]]|~|
|[[《ヘブンズ・フォース》]]|[[《爆龍覇 ヒビキ》]]を2ターン目に出す|
|[[《龍覇 グレンモルト「爆」》]]|バトライ閣を呼べるスピードアタッカー|
|[[《王・龍覇 グレンモルト「刃」》]]|~|

**候補ドラグナー [#n2b3519a]
|[[《龍覇 ラブエース》]]|バトライ刃を出すことで次のターン確実に閣を残せる。光単色なので、[[《爆熱天守 バトライ閣》]]の[[アタックトリガー]]が発動しないのが難点|
|[[《龍覇 グレンアイラ》]]|最軽量のバトライ刃呼び出し元。[[マナ基盤]]になれる分、序盤に出しにくい|
|[[《爆龍覇 リンクウッド/「お前の相手はオレだ、ザ=デッドマン!」》]]|手札補充/バトライ刃の装備|
|[[《最終龍覇 ロージア》]]|ドラグハートを出せるドラゴンの[[S・トリガー]]、ブロッカー|
|[[《最終龍覇 グレンモルト》]]|フィニッシャー。ガイハートを呼び出す|
|[[《最終龍覇 ボロフ》]]|ドラグハートを出せるドラゴンの[[S・トリガー]]、墓地回収|
|[[《次元龍覇 グレンモルト「覇」》]]|バトライ閣を出せる他、状況に応じて出せる|
|[[《龍覇 グレンモルト》]]|状況に応じたドラグハートを [[【グレンモルト】]]も可能|

**その他候補カード [#j76a1ad5]
|[[《瞬閃と疾駆と双撃の決断》]]|3ターン目に[[《龍覇 グレンアイラ》]]を出して[[スピードアタッカー]]化|
|[[《フェアリー・ライフ》]]|マナブースト 《ヒビキ》に繋がる|
|[[《摩破目 ナトゥーラ・トプス/ストンピング・ウィード》]]|《バトライ》の邪魔にならず3コストで[[デッキトップ]]操作が出来る。|
|[[《フェアリーの火の子祭》]]|[[マナブースト]] [[火]]が多めなら|
|[[《ミステリー・キューブ》]]|コスト踏み倒し|
|[[《魂の呼び声》]]|選んだ好きな種族を山札の置く[[山札操作]]|
|[[《龍装05号 イヴィルヴィ/イーヴィル・フォース》]]|呪文面で[[《爆龍覇 ヒビキ》]]や[[《龍覇 グレンアイラ》]]を出し[[スピードアタッカー]][[付与]]。クリーチャー面もドラゴンであり無駄がない。|
|[[《爆砕面 ジョニーウォーカー》]]|《バトライ》が不発にならないマナブースト 《ヒビキ》に繋がる|
|[[《勇者の1号 ハムカツマン蒼》]]|[[革命チェンジ]]と[[cip]]で[[山札操作]]|
**その他候補ドラゴンとヒューマノイド [#c2499f4d]
|[[《魔龍バベルギヌス》]]※|モルト「爆」を出し入れするとバトライ閣が倍増|
|[[《マキシマムザ亮君(暴天覚醒MAXIMUM神羅曼象)》]]|[[NEO進化]]で[[除去]]しつつ[[呪文]]も封じる[[ヒューマノイド]]|
|[[《勝利宣言 鬼丸「覇」》]]※|[[追加ターン]]を得る[[フィニッシャー]]|
|[[《熱血龍 バトクロス・バトル》]]|ドラゴンの[[S・トリガー]]除去|
|[[《紅に染まりし者「王牙」/クリムゾン・ビクトリー》]]|[[ガチンコ・ジャッジ]]で[[ドラゴン]]踏み倒し/全体[[火力]]2000|
|[[《永遠のリュウセイ・カイザー》]]|全軍スピードアタッカー化|
|[[《龍世界 ドラゴ大王》]]|[[ドラゴン]]以外を封じる[[フィニッシャー]]|
|[[《大樹王 ギガンディダノス》]]|[[cip]]で相手の全手札を[[マナ送り]]/パワー50000以下に[[攻撃制限]]|
|[[《ニコル・ボーラス》]]|ほぼ[[オールハンデス]]として機能する|
|[[《偽りの王 ヴィルヘルム》]]|[[除去]]&[[ランデス]]&[[マナブースト]]|
|[[《無双竜鬼ミツルギブースト》]]|[[除去]]&[[マナブースト]]|

**特徴 [#i21c5f49]
【連ドラ】との違いとしてはこれらのドラグハートを出す関係上、[[ヒューマノイド]]が入るという点。これにより、[[《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》]]で詰むといったことはなくなったものの、[[《メンデルスゾーン》]]や[[《偽りの王 モーツァルト》]]といったドラゴンのみを参照するカードを使用し辛く、これまでの連ドラと全く同じスタイルで回すといったことはできない。(正確には[[《王・龍覇 グレンモルト「刃」》]]のみを使用すれば[[ドラゴン]]の比率を下げずに済むが、その場合[[【連ドラ】]]に《グレンモルト「刃」》と《バトライ閣》を出張させる形になる)

**デッキの回し方 [#tc18ebe4]
[[《爆熱剣 バトライ刃》]]を呼び出すカードは、[[コスト]]4の[[《爆龍覇 ヒビキ》]]が有力。[[火]][[文明]]の[[ヒューマノイド]]であり[[スピードアタッカー]]まで持つため、いきなり[[コスト踏み倒し]]を決めることができる。[[《ヘブンズ・フォース》]]を使えば、2ターン目に《爆龍覇 ヒビキ》を呼び出せる。攻撃せずに[[《爆熱剣 バトライ刃》]]を[[龍解]]させたいなら[[《龍覇 ラブエース》]]という選択肢もある。

また、《爆龍覇 ヒビキ》から[[《勇者の1号 ハムカツマン蒼》]]に[[革命チェンジ]]で出せば、[[《爆熱剣 バトライ刃》]]は超次元ゾーンに戻ってしまうが、[[山札操作]]で多色ドラゴンを格段に出しやすくなるので、[[《∞龍 ゲンムエンペラー》]]や[[《ニコル・ボーラス》]]のような相手の動きを封じることができるカードを踏み倒しやすくなる。

2ターンが難しくても、3ターン目に[[《瞬閃と疾駆と双撃の決断》]]か[[《イーヴィル・フォース》>《龍装05号 イヴィルヴィ/イーヴィル・フォース》]]を唱えて[[《龍覇 グレンアイラ》]]を出して[[スピードアタッカー]]化するというルートで踏み倒しを決めることができる。

2,3ターン目に[[《爆熱剣 バトライ刃》]]でうまく[[ドラゴン]]を出し、[[《爆熱天守 バトライ閣》]]に[[龍解]]できれば止めることは困難になるだろう。

他の呼び出し元として[[《爆龍覇 リンクウッド/「お前の相手はオレだ、ザ=デッドマン!」》]]や[[《龍覇 スコッチ・フィディック》]]も、火文明で踏み倒し対象のため相性がいい。ただし、[[文明]]が増えるため色バランスに注意。

[[マナブースト]]や[[《ミステリー・キューブ》]]などで[[《龍覇 グレンモルト「爆」》]]を出し《バトライ閣》から繰り出すタイプもある。[[スピードアタッカー]]による[[攻撃]]でめくれた[[《魔龍バベルギヌス》]]などで《モルト「爆」》を出し直せば、2つ目の《バトライ閣》を建てることも可能。

あとは後続のドラゴンたちで殴って、ドラゴンをさらに展開し[[《爆熱DX バトライ武神》]]に[[龍解]]させれば勝利は間違いなし。[[龍解]]する前に勝ってしまう事もありうる。

**環境において [#aaf2e551]
[[DMBD-14]]発売直後は、白黒赤の3色で組むことが主流であった。やはり、2ターン目から[[《ヘブンズ・フォース》]]から[[《爆龍覇 ヒビキ》]]を踏み倒して[[《爆熱剣 バトライ刃》]]を[[装備]]して、[[ドラグナー]]や[[ドラゴン]]を展開していく流れは強力であり、【連ドラグナー】はすぐさま環境トップに君臨した。

さらに[[DMRP-15]]発売以降は、[[《勇者の1号 ハムカツマン蒼》]]に[[《∞龍 ゲンムエンペラー》]]や[[《ニコル・ボーラス》]]という別の色を入れた型が主流になり、その強さに磨きがかかった。[[《勇者の1号 ハムカツマン蒼》]]の[[山札操作]]でそうした大型ドラゴンを確実に踏み倒せば、【連ドラグナー】の[[ミラーマッチ]]でもほぼ完封できるようになる。最速先攻2ターン目に、そうした動きに対応できるデッキが存在しないことが問題視された。[[《龍仙ロマネスク》]]や[[《トップ・オブ・ロマネスク》]]をコスト踏み倒しして増えた[[マナ]]で[[素出し>手打ち]]や[[フシギバース]]のプランに繋げるという[[コスト踏み倒しメタ]]に強い型も一定数見られた。

ところが、その最速2ターンの動きができる確率はかなり低いものであり、3ターンですら厳しいというそこそこの[[事故]]率を有するデッキであったため、[[DMRP-15]]発売直後は環境を圧巻していたが、事故の合間を縫って、[[【BUNBUN・ヴァイカー】]]や[[【バーンメアジョーカーズ】]]といった他のデッキに敗れていく事態が散見され、使用率と勝率が右肩下がりになっていった。
実際、有志の調査によって[[CS>チャンピオンシップ]]の10月の優勝率は3割以下であったことが明かされた。

[[DMEX-13]]期には[[《ロジック・サークル》]]を4枚投入して[[《ヘブンズ・フォース》]]での遂行に特化した[[白赤]]構築が上位入賞を果たした。
**対策 [#qf0b871e]
[[DMEX-13]]期には[[《ロジック・サークル》]]を4枚投入して[[《ヘブンズ・フォース》]]での遂行に特化した[[白赤]]構築が上位入賞を果たした。丁度この頃、[[《∞龍 ゲンムエンペラー》]]を[[ディスカード]][[コスト]]にする[[《ゴゴゴ・Cho絶・ラッシュ》]]型が環境に姿を現した。
**強さ・対策 [#qf0b871e]
まず、このデッキの恐ろしさと言えば、最速2ターン目から大型ドラゴンの踏み倒しができること。相手が先攻2ターン目に[[《∞龍 ゲンムエンペラー》]]や[[《ニコル・ボーラス》]]を展開されれば、メタカードを出してももう遅く、このような動きをされれば、運が悪かったと諦めるしかない。
[[《ZERO ハンド》]]であれば、《∞龍 ゲンムエンペラー》を後から破壊できるが、《ニコル・ボーラス》を出されればそれも捨てられるため、完全な対策にはならない。

2ターン目に出さなくとも3,4ターン目から大型ドラゴンを踏み倒すだけでも十分に強力。

軽量級ドラグナーを大量に積む上に早出し手段も少なくないため、事故率は低めでデッキの動きの再現率が非常に高い。体感では「[[《ヘブンズ・フォース》]]だけ引ければ十分回る」と言っても過言ではない。

[[コスト踏み倒しメタ]]を先に立てられても、[[耐性]]を付けて[[着地]]を補助する[[《無敵剣 プロト・ギガハート》]]や、[[アンタップキラー]]を[[付与]]して[[《異端流し オニカマス》]]も処理できるようにする[[《熱血剣 グリージーホーン》]]などで容易に対策できる。

[[《オリオティス・ジャッジ》]]のような後出しのコスト踏み倒しメタにも[[山札操作]]からの[[《∞龍 ゲンムエンペラー》]]や[[《ニコル・ボーラス》]]で対策可能。[[《熱血星龍 ガイギンガ》]]や[[《爆熱DX バトライ武神》]]などの[[耐性]]付き[[ドラグハート・クリーチャー]]が多いため、[[除去]](特に単体除去)に対しても強固。

1番な有力なメタは、相手の踏み倒し自体を防ぎパワーも低くない[[《洗脳センノー》]]である。また、マナを[[無色]]にさせる事でドラグハートをバトルゾーンに出させず除去されづらい[[《希望のジョー星》]]も有効。これらを大型ドラゴンが踏み倒される前に出せさえすれば単純な[[ビートダウン]]で容易に勝てるが、3コストなのが気がかり。

また[[《デスマッチ・ビートル》]]なら2コストで出せ、《プロト・ギガハート》や《グリージーホーン》に対策されずに踏み倒しメタが出来る。[[《∞龍 ゲンムエンペラー》]]以外のクリーチャーには相打ち以上にできる。《∞龍 ゲンムエンペラー》もドラグナーを素出しするまでは出せないため時間稼ぎにはなる。

[[呪文]]面とトレードオフで除去能力を持つ[[《龍装05号 イヴィルヴィ》>《龍装05号 イヴィルヴィ/イーヴィル・フォース》]]もいるため、メタを1体立てるだけでは安定しているとは言い難い。

**ルール上の注意 [#lc5ce08a]
[[《爆龍覇 ヒビキ》]]や[[《龍覇 ラブエース》]]は、マナゾーンにある文明のドラグハートしか出せないことを忘れてはいけない。特に、[[《ヘブンズ・フォース》]]でそれらを出した時に、マナゾーンに火文明のカードがないのに[[《爆熱剣 バトライ刃》]]を出すというルールミスが多発しているため注意。

**参考 [#wae33f4e]
-[[デッキ集(一覧)]]
-[[デッキ集/種族デッキ]]
-[[ドラゴン]]
-[[ヒューマノイド]]
-[[【連ドラ】]]