#author("2020-01-13T02:15:57+09:00","","")
#author("2020-04-13T05:56:11+09:00","","")
*【&ruby(あかくろそっこう){赤黒速攻};】 [#i147bd9f]

[[火]]と[[闇]]の[[カード]]で構成された[[【速攻】]]デッキ。

他の[[【速攻】]]に比べると[[パワー]]は低いが、より[[スーサイド]]色の強い戦術が可能。

|凶戦士ブレイズ・クロー C 火文明 (1)|
|クリーチャー:ドラゴノイド 1000|
|このクリーチャーは可能であれば毎ターン攻撃する。|

|ねじれる者ボーン・スライム C 闇文明 (1)|
|クリーチャー:リビング・デッド 1000|
|ブロッカー|
|このクリーチャーが相手プレイヤーを攻撃する時、攻撃の後、このクリーチャーを破壊する。|

[[闘魂編]]期から存在する長い歴史を持つ[[デッキ]]である。

[[火]]と[[闇]]の優秀な[[ウィニー]]を展開して相手を追い詰めていく。特に1[[マナ]][[ウィニー]]の層は厚いので、序盤から安定して[[クリーチャー]]を並べられる。
[[闇]]入りの[[【速攻】]]らしく[[《死神術士デスマーチ》]]や[[《死神竜凰ドルゲドス》]]などの[[墓地進化]]ももちろん採用可能。

[[《福腹人形コダマンマ》]][[《斬斬人形コダマンマ》]]から[[S・バック]]の[[《デュアルショック・ドラゴン》]]を出すなどの大胆な戦術も行うことができる。

**候補カード [#h03d19f9]
**1コスト [#l1985706]
|[[《凶戦士ブレイズ・クロー》]]|必須。【速攻】の火付け役|
|[[《螺神兵ボロック》]]|[[光]]か[[水]]がいると[[自壊]]|
|[[《ブルース・ガー》]]|[[ターン]]の始めに[[アンタップ]]されない|
|[[《勇気の爪 コルナゴ》]]|1[[ターン]]目に出せない[[アウトレイジ]]|

|[[《ねじれる者ボーン・スライム》]]|[[ウィニー]]、自壊して進化元に|
|[[《闇戦士ザビ・クロー》]]|【速攻】の申し子。破壊されても進化元に|
|[[《孤独の影ロンリー・ウォーカー》]]|1ターン目に出せば自壊して進化元に|
|[[《緊縛の影バインド・シャドウ》]]|全ての闇クリーチャーをタップイン|

**2コスト [#q8d389c6]
|[[《花美師ハナコ》]]|[[cip]]で[[シールド]]を[[手札]]に加えて[[手札補充]]。[[S・バック]]とシナジー|
|[[《斬斬人形コダマンマ》]]|~|
|[[《爆襲 アイラ・ホップ》]]|軽量[[S・バック]][[クリーチャー]]|
|[[《ピーカプのドライバー》]]|[[タップ能力]]で[[ブロッカー]]除去|
|[[《JK軍曹チョキパン》]]|[[ジャンケン]]で勝つと[[スピードアタッカー]]に|
|[[《炎舌実況DJ・ショー》]]|~|
|[[《斬込隊長マサト》]]|[[マーシャル・タッチ]]で[[スピードアタッカー]]に|
|[[《究極兵士ファルゲン》]]|[[マナ]]の数に応じて[[パワー]]が変動|
|[[《ライラ・ラッタ》]]|[[攻撃]]されると[[シールド]]を[[手札]]に。[[《デュアルショック・ドラゴン》]]とシナジー|
|[[《亥年の宴上者 ベンベー》]]|[[《ノーブル・エンフォーサー》]]に引っかからない[[アウトレイジ]][[バニラ]]|
|[[《爆走戦鬼レッド・ライダーズ》]]|[[cip]]で条件付き[[ランデス]]|

|[[《福腹人形コダマンマ》]]|手札の切れないウィニー|
|[[《変身人形イルルカ》]]|墓地進化サポート 進化元にも適している|
|[[《漆黒の猛虎 チェイサー》]]|条件付き[[スピードアタッカー]]|

**3コスト [#lf52f58e]
|[[《ライラ・アイニー》]]|3コストスピードアタッカー。[[《デュアルショック・ドラゴン》]]とシナジー|
|[[《禍々しき取引 パルサー》]]|手札を全て捨てて2枚ドローする[[アウトレイジ]]。手札がない状態なら[[《エナジー・ライト》]]に|
|[[《襲撃者エグゼドライブ》]]|[[ターン]]終了時に[[手札]]に戻る[[スピードアタッカー]]|
|[[《流星のエグゼドライブ》]]|~|
|[[《ハンマー野郎 オニドツキ》]]|[[cip]]で[[ブロッカー]][[除去]]|
|[[《穿神兵ジェットドリル》]]|[[マナブースト]]対策|
|[[《爆鏡 ヒビキ》]]|[[呪文メタ]]兼[[ランデス]]|
|[[《龍覇 アイラ・フィズ》]]|軽量[[ドラグナー]]|
|[[《無重力 ナイン》]]|[[アウトレイジ]]が条件の[[G・ゼロ]]|

|[[《禁術のカルマ カレイコ》]]|強力[[メタ]][[カード]]|
|[[《デュエマの鬼!キクチ師範代》]]|~|
|[[《停滞の影タイム・トリッパー》]]|敵[[マナ]][[タップイン]]|
|[[《ミラー怪人 ドテラバラ》]]|[[呪文メタ]]|
|[[《虚構の影バトウ・ショルダー》]]|~|

**4コスト [#b54834ca]
|[[《早撃人形マグナム》]]|[[コスト踏み倒しメタ]]の[[スピードアタッカー]]|
|[[《その子供、凶暴につき》]]|相手の[[進化]]と[[スピードアタッカー]]を[[メタ]]りつつ低コスト獣に[[スピードアタッカー]]を与える|
|[[《突撃奪取 ファルコン・ボンバー》]]|味方に[[スピードアタッカー]]を与える[[スピードアタッカー]]の[[アウトレイジ]]|
|[[《爆壁 ヒビキ 18y》]]|[[エスケープ]]持ちの[[スピードアタッカー]]。[[S・バック]]とシナジー|

**進化クリーチャー [#n78a931e]
|[[《ブレードグレンオー・マックス》]]|3コスト[[マナ進化]]。条件付き[[火力]]|
|[[《機神装甲ヴァルボーグ》]]|[[W・ブレイカー]]の[[進化]][[ヒューマノイド]]|

|[[《死神術士デスマーチ》]]|1[[マナ]][[墓地進化]]|
|[[《鬼面妖蟲ワーム・ゴワルスキー》]]|2[[マナ]][[墓地進化]]|
|[[《死神竜凰ドルゲドス》]]|3[[マナ]][[墓地進化]]|

**その他 [#kf597a82]
|[[《デュアルショック・ドラゴン》]]|[[S・バック]]で登場する大型。シールド回収能力と相性が良い。ミラーマッチ対策|
|[[《火炎流星弾》]]|必須。主力ブロッカー破壊|
|[[《ドリル・スコール》]]|[[ランデス]]。相手の大型カードを腐らせ、ターンを稼ぐ意味合いを持つ|
|[[《パワフル・ビーム》]]|[[ブロッカー]]を[[破壊]]し、[[闇]][[クリーチャー]]を[[W・ブレイカー]]に|
|[[《獅子幻獣砲》]]|[[クロスギア]]対策&[[ミラーマッチ]]対策|
|[[《ボルカニック・アロー》]]|ブロッカー破壊&ミラーマッチ対策|
|[[《フレイムランス・トラップ》]]|[[S・バック]]で5000[[火力]]|
|[[《めった切り・スクラッパー》]]|[[ミラーマッチ]]対策の[[S・トリガー]]|
|[[《超爆デュエル・ファイアー》]]|[[【ヘブンズ・ゲート】]]などへの[[メタ]]|
|[[《ファンタズム・クラッチ》]]|[[S・バック]]で[[除去]]|

[[【速攻】]]としての[[メリット]]は、[[火]]が入ることで[[ブロッカー]]の[[除去]]が得意なこと、[[《早撃人形マグナム》]]が入ることで[[コスト踏み倒しメタ]]ができることなど。

また、[[闇]]が入ることで[[《死神術士デスマーチ》]]をはじめとした各種[[墓地進化]]や、[[《デュエマの鬼!キクチ師範代》]]や[[《虚構の影バトウ・ショルダー》]]などの軽量[[メタ]][[カード]]を使うことができる。

[[《鬼切丸》]][[《密林の総督ハックル・キリンソーヤ》]][[《無頼勇騎タイガ》]]は積めないものの、こちらは[[《ブレードグレンオー・マックス》]]や[[《漆黒の猛虎 チェイサー》]]が使用可能であり、戦力は他の[[【速攻】]]に負けず劣らずである。

また、[[【黒緑速攻】]]のように1[[マナ]][[ウィニー]]が豊富であり、初手から安心して[[クリーチャー]]を出していける。[[デッキ]]全体の[[パワー]]は低いものの、[[破壊]]された[[闇]]の[[クリーチャー]]は[[墓地進化]]の[[種]]になるため無駄が無い。

**型分け [#yc741505]
以下【赤黒速攻】の大まかな区分を述べる。この中からいくつかを組み合わせることも可能である。

**基本型 [#r062469d]
特殊なギミックを用いず、[[ウィニー]]と各種[[進化クリーチャー]]で殴り切ってしまうタイプ。

**コダマショック型 [#adfe356a]
[[《福腹人形コダマンマ》]]と[[《斬斬人形コダマンマ》]]をフル投入し、[[S・バック]]持ちの[[《デュアルショック・ドラゴン》]]を利用するタイプ。この[[コンボ]]が成功すれば、一気に3打点分の[[クリーチャー]]を展開することができる。

ただし、[[シールド]]を2枚も失う[[デメリット]]が痛い上、[[【赤単速攻】]]とは異なり[[闇]]の[[カード]]も使う都合上、確実に[[S・バック]]を起動できるとは限らない点には注意したい。

**ランデス型 [#y3bfa5d8]
[[《爆走戦鬼レッド・ライダーズ》]]や[[《ドリル・スコール》]]で[[ランデス]]するタイプ。[[《ドリル・スコール》]]で[[マナゾーン]]から[[《爆走戦鬼レッド・ライダーズ》]]を落としたり、[[墓地進化]]の[[種]]を準備する。

[[《停滞の影タイム・トリッパー》]]の[[タップイン]]や[[《デュエマの鬼!キクチ師範代》]][[《虚構の影バトウ・ショルダー》]]などの[[メタ]][[カード]]で妨害することも可能であり、[[【速攻】]]の中でもかなりいやらしい動きが可能。

**アウトレイジ型 [#m6d1eb0a]
[[《勇気の爪 コルナゴ》]]や[[《漆黒の猛虎 チェイサー》]]が[[アウトレイジ]]であることを活かし、[[《無重力 ナイン》]]を[[G・ゼロ]]で展開するタイプ。

[[コスト踏み倒し]]で序盤に[[コスト踏み倒し]]ができるのは、非常に強力であり、両コダマによって僅かながらも[[手札補充]]が出来る点も噛みあっている。

なお、[[一撃奪取]][[サイクル]]は2色で組まれるこの[[デッキ]]とは相性が悪く、使われないことが多い。

**【赤黒速攻】の変遷 [#n03bde20]
主な活躍の場は[[闘魂編環境]]から[[聖拳編環境]]。

[[闘魂編環境]]では[[【赤単速攻】]]と並んで手軽で強い[[デッキタイプ]]の代表格であった。[[闘魂編環境]]では当時優秀だった[[【アクアンホワイト】]]等相手にも[[《火炎流星弾》]]などで有利に立ちまわれたため、[[メタゲーム]]へ進出。

また[[聖拳編環境]]でも、[[ボルバル]]の暴れる中数少ない勝てる可能性のある[[【速攻】]]の1つとして活躍した。

[[転生編]]では[[《爆走戦鬼レッド・ライダーズ》]]や[[《停滞の影タイム・トリッパー》]]の[[ランデス]]戦略も得たが、[[《地獄スクラッパー》]]の登場によって活躍を阻まれる。[[《放浪兵エルジージョ》]]を除きパワーの高いクリーチャーのいなかった【赤黒速攻】の使用率は大幅に下がり、[[不死鳥編]]から[[極神編]]にかけては[[【赤緑速攻】]]や[[【赤単速攻】]]が主流に。

[[戦国編]]では[[マナ進化]]の[[《ブレードグレンオー・マックス》]]なども登場したが、[[《密林の総督ハックル・キリンソーヤ》]]が使える[[【赤緑速攻】]]に囮、[[環境]]に上がる程ではなかった。
[[戦国編]]では[[マナ進化]]の[[《ブレードグレンオー・マックス》]]なども登場したが、[[《密林の総督ハックル・キリンソーヤ》]]が使える[[【赤緑速攻】]]に劣り、[[環境]]に上がる程ではなかった。

[[神化編]]になると更なる[[【速攻】]]のライバルとなる[[【青単速攻】]]と[[【黒緑速攻】]]が出現。特に後者は[[【速攻】]]の中でもトップクラスに早く、これ以降[[【速攻】]]の主流となっていく。ここから[[覚醒編]]まではとくに新たな収穫はなく、依然としてマイナーな立ち位置であった。

[[エピソード1]]になると、新たな戦力である[[《斬斬人形コダマンマ》]]と[[《闇戦士ザビ・クロー》]]を獲得。特に前者は[[《福腹人形コダマンマ》]]と合わせて[[シールド回収]]8枚体制を可能にし、[[《デュアルショック・ドラゴン》]]の高速[[召喚]]を狙う「コダマショック」を成立させた。非常に[[スーサイド]]色が強いながらも破壊力のある攻めが可能である。

その後、【赤黒速攻】はややマイナーながらも爆発力のある[[デッキ]]として活躍。[[エピソード3]]では[[《勇気の爪 コルナゴ》]][[《無重力 ナイン》]][[《漆黒の猛虎 チェイサー》]]などが登場し、少しずつ強化されている。

[[《ドリル・スコール》]]の[[殿堂入り]]は痛手だが、他の選択肢も多いので十分フォローできる。
今後の変化にも要注目である。

**参考 [#rf2678ce]
-[[デッキ集(一覧)]]
-[[デッキ集/速攻]]
-[[【速攻】]]
-[[赤単]]
-[[黒単]]
-[[赤黒]]