#author("2021-08-15T12:59:08+09:00","","")
*【赤緑ボルシャック】 [#k06bc96e]

[[【連ドラ】]]の派生形デッキのうち、序盤の[[《決闘者・チャージャー》>《ボルシャック・ドラゴン/決闘者・チャージャー》]]による水文明に匹敵するリソース補充と、終盤の[[《ボルシャック英雄譚》>《ボルシャック・クロス・NEX/ボルシャック英雄譚》]]で安定して大量の打点を並べることを重視したデッキ。
コンセプト上、従来の[[《決闘者・チャージャー》>《ボルシャック・ドラゴン/決闘者・チャージャー》]]を採用していたデッキより、意識的に《ボルシャック》カードの枚数を多く採用する。
デッキカラーは[[《ボルシャック・栄光・ルピア》]]を使うために[[赤緑]]となるが、[[タッチ]]で[[白]]が入ることもある。

|ボルシャック・ドラゴン P 火文明 (6)|
|クリーチャー:アーマード・ドラゴン 6000+|
|W・ブレイカー|
|攻撃中、自分の墓地にある火のカード1枚につき、このクリーチャーのパワーを+1000する。|
|BGCOLOR(#ccd):|
|決闘者・チャージャー P 火文明 (3)|
|呪文|
|自分の山札の上から3枚を表向きにする。その中から、《ボルシャック》と名前にあるカードをすべて手札に加え、残りを好きな順序で山札の一番下に置く。|
|チャージャー|

|ボルシャック・クロス・NEX SR 火文明 (9)|
|クリーチャー:アーマード・ドラゴン 12000+|
|スピードアタッカー|
|パワーアタッカー+5000|
|T・ブレイカー|
|すべてのプレイヤーは、コスト4以下のクリーチャーを召喚できない。|
|BGCOLOR(#ccd):|
|ボルシャック英雄譚 SR 火文明 (8)|
|呪文|
|自分の山札の上から6枚を見る。その中から、《ボルシャック》と名前にあるドラゴンを好きな数、バトルゾーンに出してもよい。残りを好きな順序で、山札の一番下に置く。|

|ボルシャック・栄光・ルピア P 火/自然文明 (3)|
|クリーチャー:ファイアー・バード/アーマード・ドラゴン 4000|
|このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から1枚目をタップしてマナゾーンに置く。それがドラゴンなら、自分の山札の上からさらにもう1枚、タップしてマナゾーンに置く。|

**主要カード [#bc34d423]
|[[《ボルシャック・ドラゴン/決闘者・チャージャー》]]|最大3枚の手札補充を行いつつ1マナブースト|
|[[《ボルシャック・クロス・NEX/ボルシャック英雄譚》]]|呪文側で大量の《ボルシャック》を並べ、クリーチャー側は[[《終末の時計 ザ・クロック》]]などを召喚させないようにできる|
|[[《ボルシャック・栄光・ルピア》]]|カード名でもマナブースト性能でも優れるキーカード|
|[[《ネオ・ボルシャック・ドラゴン/ボルシャックゾーン》]]|2ターン目のマナブーストカード|
|[[《メンデルスゾーン》]]|~|
|[[《ボルシャック・決闘・ドラゴン》]]|相手1体をマナ送りにしつつ、マナゾーンの《ボルシャック》を出せる((ただし出せるのは自分のマナゾーンにあるカードの枚数以下のコストを持つドラゴンのみ)) 自身を出せば連鎖もできる|

**候補カード [#fac15fa4]
|>|BGCOLOR(silver):《ボルシャック》と名前にあるカード|
|[[《ボルシャック・モモキングNEX》]]|毎ターンドラゴンを展開していける|
|[[《ボルシャックライシス・NEX》]]|味方が攻撃する度に[[ドラゴン]]が増殖する 全体[[スピードアタッカー]]に加え自身は[[ワールド・ブレイカー]]なのでエンド性能は高い|
|[[《龍騎旋竜ボルシャック・バルガ》]]|[[ブロッカー除去]]で露払いしつつ、手札以外から出すことに反応する[[コスト踏み倒しメタ]]をすり抜ける|
|[[《ボルシャック・スーパーヒーロー/超英雄タイム》]]|[[コスト踏み倒しメタ]]対策|
|[[《超竜キング・ボルシャック》]]|出てすぐ攻撃できるボルシャック 《栄光ルピア》から繋げば最速3ターンで出せる|
|[[《聖竜ボルシャック・ウルフェウス》]]|3ターン目の《モモキングRX》から進化して《ボルシャック英雄譚》にアクセスし、[[速攻]]相手に速度負けしないようにするプランもある|
|[[《ボルシャック・サイバーエクス》]]|2種類の除去が使える[[革命チェンジ]]ボルシャックだが青を含む多色カードというのが玉に瑕|
|>|BGCOLOR(silver):それ以外|
|[[《闘争類拳嘩目 ステゴロ・カイザー/お清めシャラップ》]]|[[ドラゴン]]として扱えるマナブースト兼墓地利用メタ 自然文明なので《ボルドギ》を重ねられない点には注意|
|[[《王来英雄 モモキングRX》]]|《モモキング》や《ボルドギ》に即進化できる自然の[[マナ基盤]]|
|[[《地封龍 ギャイア》]]|[[クリーチャー]]による[[カウンター]]を封じる|
|[[《古代楽園モアイランド》]]|[[呪文]]による[[カウンター]]を封じるが、火のクリーチャーでもドラゴンでもない|

**防御札[#pa0b5d4d]
|[[《ボルシャック・ドギラゴン》]]|ボルシャックの数少ない[[防御札]] 構築によっては不純物が多く頼りにならない事も|
|[[《ボルシャック・ドラゴン GS》]]|貴重な防御札だが、防御性能はやや心細い|
|[[《ボルシャック・バトクロス》]]|防御札 [[パンプアップ]]の性質上場合によっては[[腐る]]が、場に残れる|
|[[《ボルシャック・大和・ドラゴン/大和ザンゲキ剣》]]|打点補強/条件付で''[[置換効果]]で''高[[火力]]|
|[[《ボルシャック・NEX/スーパー・スパーク》]]|そのターンを凌ぐための[[S・トリガー]]|

**動かし方 [#y35124ac]
序盤は[[《ボルシャック・栄光・ルピア》]]などでマナブースト。手札は[[《決闘者・チャージャー》>《ボルシャック・ドラゴン/決闘者・チャージャー》]]で補充しながらマナも増やせる。
マナが伸びたら[[《ボルシャック英雄譚》>《ボルシャック・クロス・NEX/ボルシャック英雄譚》]]や[[《ボルシャック・モモキングNEX》]]で[[ボルシャック]]を並べながら攻める。
「2ターン目に[[《メンデルスゾーン》]]、3ターン目に[[《決闘者・チャージャー》>《ボルシャック・ドラゴン/決闘者・チャージャー》]]でパーツを集めつつ[[《ボルシャック・栄光・ルピア》]]」の最速パターンを決めれば、4ターン目には9マナに達する。勿論、《決闘者・チャージャー》のおかげで「マナを増やしたはいいが[[息切れ]]で後がない」という状況も回避できる。
普通に横並びさせれば打点が過剰になるため、[[殴り返し]]に[[クリーチャー]]を使う余裕も生まれる。

高速で伸びるマナを活かして[[《地封龍 ギャイア》]]や[[《古代楽園モアイランド》]]を[[カウンター]]封じに使うという構築もある。

**長所 [#tf3829c5]
豊富な初動と[[《決闘者・チャージャー》>《ボルシャック・ドラゴン/決闘者・チャージャー》]]の補充でマナをかなり伸ばしやすい。それこそ、4ターン目に[[《地封龍 ギャイア》]]をポン置きするほどマナが貯まるというのもざら。

懸念となる[[コスト踏み倒しメタ]]も豊富なマナを使って[[《ボルシャック・決闘・ドラゴン》]]で沈めたり、余ったマナでついでのように[[《超英雄タイム》>《ボルシャック・スーパーヒーロー/超英雄タイム》]]でどかすなど、動きの邪魔になる事なく対処可能。
起動はそれなりに早い上に一度起動すれば[[【連ドラ】]]的に大量のドラゴンが並ぶため、爆発力は既存の[[【連ドラ】]]に引けを取らない。

[[《ボルシャック英雄譚》>《ボルシャック・クロス・NEX/ボルシャック英雄譚》]]さえ唱えれば[[殴り返し]]しつつ[[ワンショット]]を行う頭数を用意できるため、[[【速攻】]]系統に対しては《ボルシャック英雄譚》が間に合えばという条件付きで有利。

[[《王来英雄 モモキングRX》]]から[[《ボルシャック・モモキングNEX》]]にアクセスするプランの場合、多少の運は絡むが3ターンキルも現実的に達成しやすい。

**短所 [#na0d60cf]
防御力はあまり高くない。
また、爆発力と除去による直線的な攻めの性能は高いもののトリッキーな動きはできない。
過剰打点を並べる事は容易だがカウンター封じは[[《地封龍 ギャイア》]]や[[《古代楽園モアイランド》]]などの出張パーツを考慮しなければ[[《ボルシャック・クロス・NEX》]]しかないので[[S・トリガー]]には弱く、除去以外の方法での相手の妨害は難しい。
[[《聖魔連結王 ドルファディロム》]]は天敵。[[ボルシャック]]は単色が多いので数を並べても大半が呆気なく消し飛び、こちらの[[S・トリガー]]呪文は軒並み封じられ、[[《ボルシャック・ドギラゴン》]]はパワーで届かない。

**変遷 [#i086b632]
雛形となったのは、[[《ボルシャック・クロス・NEX/ボルシャック英雄譚》]]の呪文側に着目した[[【ボルシャック・NEX】]]。
序盤は全力でマナブーストしてコスト8の呪文を唱えるという動きはここで確立されていたが、到達までの遅さと[[コスト踏み倒しメタ]]で簡単に止まってしまう問題があった。
また、[[【モルト NEXT】]]などでも連続してドラゴンを出せる(ボルシャック以外も出せる)ので優位性に乏しかった。

[[王来篇]]第1弾では、[[《王来英雄 モモキングRX》]]+[[《聖竜ボルシャック・ウルフェウス》]]で、最速3ターン目に[[《ボルシャック英雄譚》>《ボルシャック・クロス・NEX/ボルシャック英雄譚》]]をコストを支払わずに唱える型も開拓された。

そして、[[DMBD-16]]でフィーチャリングされると、優秀な[[ボルシャック]]が増えたことで一気に環境レベルのデッキへと成長を遂げる。
特に[[《決闘者・チャージャー》>《ボルシャック・ドラゴン/決闘者・チャージャー》]]の手札補充能力は眼を見張る程高くなり、[[《メンデルスゾーン》]]や[[《ボルシャック・栄光・ルピア》]]といった優秀なマナ加速カードを連打しながらもほとんど息切れせずに戦えるのは従来の[[【連ドラ】]]系のデッキにはなかった大きな強み。
新たなエースカードである[[《ボルシャック・決闘・ドラゴン》]]は初動のカード群で[[マナ]]送りになった[[ボルシャック]]を引っ張り出すことができるので非常に無駄が無く、そしてかねてからの弱点であった[[コスト踏み倒しメタ]]も[[《超英雄タイム》>《ボルシャック・スーパーヒーロー/超英雄タイム》]]などである程度克服しており、デッキ全体の動かしやすさに大きく貢献した。

それらのカード群により非常にスピーディーな[[マナ加速]]手段と高い継戦能力を獲得するに至り、[[チャンピオンシップ]]でも上位入賞が報告されるなど確かな実力を持つ強力な[[デッキ]]へと進化した。[[《ボルシャック・クロス・NEX》>《ボルシャック・クロス・NEX/ボルシャック英雄譚》]]が[[DMBD-16]]・[[DMBD-17]]期に爆増した[[【ゼロ・ルピアループ】]]に刺さるというのも大きい。

**参考 [#ad45774c]
-[[ボルシャック]]
-[[【連ドラ】]]

&tag(デッキ集,【連ドラ】);