#author("2020-03-04T00:21:20+09:00","","")
*【&ruby(あかしろ){赤白};“&ruby(ゴゴゴ){轟轟轟};”ブランド】 [#sa014de9]

**概要 [#l18094ef]
[[【“轟轟轟”ブランド】]]に光を入れた型。従来の2ターンキルを目指す[[【“轟轟轟”ブランド】]]とは違い、[[《ヘブンズ・フォース》]]から[[メタ]]クリーチャーなどを展開するデッキとなっている。2019年7月1日付けで[[《“轟轟轟”ブランド》]]の殿堂入りが決定したため、このデッキタイプも終焉を迎える。

|ヘブンズ・フォース UC 光文明 (2)|
|呪文|
|S・トリガー|
|コストの合計が4以下になるように、好きな数の進化ではないクリーチャーを自分の手札からバトルゾーンに出す。|

|“轟轟轟”ブランド MAS 火文明 (7)|
|クリーチャー:ビートジョッキー 9000|
|マスターG・G・G:自分の手札がこのカードだけなら、このクリーチャーをコストを支払わずに召喚してもよい。|
|スピードアタッカー|
|W・ブレイカー|
|このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分のマナゾーンに火のカードがあれば、カードを1枚引く。その後、自分の手札を好きな枚数捨ててもよい。こうして捨てた手札1枚につき、相手のパワー6000以下のクリーチャーを1体、破壊する。|

|ナゾの光・リリアング SR 光文明 (2)|
|クリーチャー:メタリカ/スペシャルズ 2000|
|キズナ(このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分のクリーチャー1体のKP能力を使う)|
|KP−光のコスト3以下の呪文を1枚、コストを支払わずに自分の手札から唱えてもよい。|
|エスケープ(このクリーチャーが破壊される時、墓地に置くかわりに自分のシールドを1つ手札に加えてもよい。ただし、その「S・トリガー」は使えない)|

**主要カード [#m7734ffd]
|[[《“轟轟轟”ブランド》]]※|核。[[《ヘブンズ・フォース》]]を使って手札を消費し、召喚を狙う|
|[[《ヘブンズ・フォース》]]|核。[[メタ]]クリーチャーを展開する。|
|[[《ナゾの光・リリアング》]]|光のコスト3以下の呪文を踏み倒す2コストウィニー。呪文[[手打ち]]よりも激しく手札消費できる|

**ヘブンズフォースから出す候補カード [#qd14506f]
|[[《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》]]|[[コスト踏み倒しメタ]]クリーチャー|
|[[《制御の翼 オリオティス》]]|[[ミラーマッチ]]で打点ずらしが光る[[ブロッカー]]付き[[コスト踏み倒し]]メタクリーチャー|
|[[《正義の煌き オーリリア》]]|[[ラビリンス]]で相手はコスト5以下の呪文を唱えられなくなる。手札消費が減るが[[ロック]]性能は強力|
|[[《音奏 プーンギ》]]|相手の呪文を唱えるコストを1増やし、唱えるたびにGR召喚|
|[[《こたつむり》]]|相手の[[スピードアタッカー]]などを止める|
|[[《単騎連射 マグナム》]]※|強力無比なカウンター獣封じ|
|[[《瞬封の使徒サグラダ・ファミリア》]]※|タップされていると[[S・トリガー]]呪文を封じる|
|[[《スニーク戦車 オーリー/トゲ玉・キャノンボール》]]|ヘブンズフォースからサグラダと一緒に出してスピードアタッカーにすることで1ターン早く殴れる|
|[[《紅の猛り 天鎖》]]|[[ラビリンス]]で[[ドロー]]。次々と[[G・G・G]]持ちを投げると強い|
|[[《グレイト“S-駆”》]]|[[G・G・G]]で[[スピードアタッカー]]になる|
|[[《ミサイル“J-飛”》]]|~|
|[[《轟車 “G-突”》]]|[[G・G・G]]で攻撃可能になる[[W・ブレイカー]]。打点が高く[[ブロッカー]]を突破できる|
|[[《希望の親衛隊ラプソディ》]]|1コストクリーチャー|
|[[《予言者クルト》]]|~|
|[[《黙示賢者ソルハバキ》]]|実質1コストのクリーチャー|
|[[《ゴリガン砕車 ゴルドーザ/ダイナマウス・スクラッパー》]]|4コストにしてデメリットなしの2打点|

**その他候補カード [#lc32f3f0]
|[[《ロジック・サークル》]]|[[《ヘブンズ・フォース》]]や[[《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》]]などをサーチ|
|[[《超次元サプライズ・ホール》]]|超次元戦術の要|
|[[《サイコロプス》]]|除去札|
|[[《BAKUOOON・ミッツァイル》]]|中盤以降の爆発力を担保。[[ST>S・トリガー]]で捲った[[GR召喚]][[呪文]]から出した[[GR獣>GRクリーチャー]]を起点にカウンター的な召喚も|
|[[《Dの牢閣 メメント守神宮》]]|[[ブロッカー]]化、[[Dスイッチ]]による足止めなど|

**超次元ゾーン [#a2ab769d]
|[[《時空の戦猫シンカイヤヌス》]]|《“轟轟轟”》などで瞬時にループ覚醒し、出したばかりの光のウィニーなどを[[SA>スピードアタッカー]]化しよう|
|[[《時空の英雄アンタッチャブル》]]|素のコストが相手の《ミクセル》に引っかかりにくい。《シンカイヤヌス》の[[ループ覚醒]]から連鎖的に[[覚醒]]すると吉|
|[[《イオの伝道師ガガ・パックン》]]|[[呪文メタ]]|
|[[《小結 座美の花》]]|相手の[[ブロッカー]]を一体の攻撃だけで全てタップさせることが出来る|
|[[《時空の喧嘩屋キル》]]|相手ターン中に出して脇の《“轟轟轟”》や《ドーピードープ》を参照して[[覚醒]]しよう|

**超GRゾーン [#a2ab769d]
|[[《ドドド・ドーピードープ》]]|GRにしては高[[パワー]]の[[W・ブレイカー]]|
|[[《ロッキーロック》]]|[[タップ]]された状態で[[破壊]]されると[[GR召喚]]|
|[[《バツトラの父》]]|[[攻撃]]止め|
|[[《マシンガン・トーク》]]|[[cip]]で自分の[[クリーチャー]]を1体、[[アンタップ]]|
|[[《発起の意志 ラパエロ》]]|[[警戒]]|
|[[《ワイラビIV》]]|[[パワー]]4000の[[バニラ]]|

**このデッキの回し方 [#k7c1a485]
[[《ヘブンズ・フォース》]]で手札を激しく消費する点と[[G・G・G]]を組み合わせたデッキで、[[《ヘブンズ・フォース》]]で手札を消費し[[《“轟轟轟”ブランド》]]を早期に踏み倒すのが理想の流れ。

[[《時空の戦猫ヤヌスグレンオー》]]を[[ループ覚醒]]要員として[[超GR]]を[[水]]の[[GRクリーチャー]]で固める構築もある。

**長所 [#n57fcf07]
[[《ヘブンズ・フォース》]]から出すクリーチャーの候補は基本的に[[メタ]]ができるクリーチャーが多い。

優秀な軽量システムクリーチャーを多数採用しているため、最悪[[《“轟轟轟”ブランド》]]が引けなくても勝てる。[[《“轟轟轟”ブランド》]]への依存度が低い点では赤単の[[【“轟轟轟”ブランド】]]より優秀。

[[《瞬封の使徒サグラダ・ファミリア》]]や[[《正義の煌き オーリリア》]]のおかげである程度詰めの性能も発揮できる。
[[《正義の煌き オーリリア》]]は、1ターン目に殴れるクリーチャーを出しておき、2ターン目に[[《ヘブンズ・フォース》]]から出し、先ほど出したクリーチャーで殴ると[[ラビリンス]]を発動できる。先行であれば[[《フェアリー・ライフ》]]などの初動を封じたり、[[ミラーマッチ]]で相手の[[《ヘブンズ・フォース》]]を封じる動きが出来たり、[[《ドンドン吸い込むナウ》]]や[[《オリオティス・ジャッジ》]]の手打ちや[[S・トリガー]]を防いだりできるため決まれば非常に強力である。

[[《ヘブンズ・フォース》]]を[[S・トリガー]]で[[プレイ]]するタイミングによっては[[《制御の翼 オリオティス》]]で攻めを防いだ後、返しのターンに並べたウィニーで猛攻を仕掛けるということも十分できる。

一見すると[[《紅の猛り 天鎖》]]はG・G・Gを阻害してしまうが、採用カードの多くが低コストなので要は片っ端から[[プレイ]]してしまえば手札がG・G・Gの邪魔になることはない。

**短所 [#y96f6aad]
[[《ヘブンズ・フォース》]]から出すクリーチャーの大半が2コストなので、[[《キング・ザ・スロットン7/7777777》]]に弱い。たった3コストで場が壊滅してしまうので対策が必要。

2コスト帯の[[踏み倒し]][[メタ]]クリーチャーなどに弱い。[[《ヘブンズ・フォース》]]はコスト踏み倒しなので場に出されると《ヘブンズ・フォース》から一気に手札消費することが出来ないどころか、[[《“轟轟轟”ブランド》]]が着地しづらい状況になる。

採用している[[コスト踏み倒しメタ]]が[[マナゾーン]]の枚数を上回る[[コスト]]のクリーチャーの着地を阻害する方式なので、低コスト高パワーの上に[[革命チェンジ]]で非力なウィニーを変換する[[《タイム3 シド》]]は厄介。[[《Dの牢閣 メメント守神宮》]]の[[Dスイッチ]]で貯めた打点を[[タップ]]されてから[[《龍装者 バルチュリス》]]を追加の[[殴り返し]]に出されたら大打撃。

[[《ドンジャングルS7》]]は除去する手段がない上にパワーラインでも勝てないので、「出されたら負け」「出す前に殴り切る」と割り切るしかないだろう。

[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]は天敵。コマンドがほぼ存在しないので[[全体封印>全体除去]]されたらまず復帰はできない上に、[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]を[[除去]]して[[特殊敗北]]能力を突ける札もデッキにはない。

**【赤白“轟轟轟”ブランド】の変遷 [#ee48302c]

このデッキは、2018年7月から8月にかけて使用された、[[《“轟轟轟”ブランド》]]と[[《単騎連射 マグナム》]]以外はすべて光のカードという【白単“轟轟轟”ブランド】が原型。そちらには[[《転々のサトリ ラシャ》]]などの光の1コストのウィニーが使用された。

[[DMRP-07]]期には[[《紅の猛り 天鎖》]]型が使用され、ロングゲームを志向する場合がままあった。

[[DMEX-03>DMEX-03 「ペリッ!!スペシャルだらけのミステリーパック」]]期になると[[《ナゾの光・リリアング》]]を獲得し、同時に[[《超次元サプライズ・ホール》]]が主流採用カードとなった。

[[DMEX-04>DMEX-04 「夢の最&強!!ツインパクト超No.1パック」]]期になるとアドバンテージの取りづらい光の1コストウィニーは敬遠されるようになり、代わりに[[《ヘブンズ・フォース》]]で呼び出すと強い4コストクリーチャー(特に[[《正義の煌き オーリリア》]])が好まれるようになった。

2019年3月1日にロックの要であった[[《瞬封の使徒サグラダ・ファミリア》]]が殿堂入り。赤白構築ではあまり使わない[[《ドリル・スコール》]]も殿堂入りとなっており、ロック性能は当初大幅に下がったと見られていた。

[[超天篇]]になると[[GR召喚]]戦術が加わり、[[【速攻】]]というよりは寧ろクリーチャーの潰し合いを絡めた[[中速]]に近い動きを見せるようになった。代わりに殴り合いの環境では[[手札]]が相手の[[ブレイク]]によって増えてしまいフルスペックを発揮できない通常の[[G・G・G]]持ちはデッキから減っていった。

[[DMRP-09]]で[[《音奏 プーンギ》]]を獲得。[[《奇石 ミクセル》>《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》]]で[[クリーチャー]]によるカウンターを、[[《音奏 プーンギ》]]により呪文カウンターを十分ケアできることから、既に[[殿堂入り]]となった[[《瞬封の使徒サグラダ・ファミリア》]]は不採用が当たり前となった。

「[[DMGP-8th>公認グランプリ]]」では、[[《Dの牢閣 メメント守神宮》]]搭載型がメジャーとなった。その影響か、[[DMSD-10>DMSD-10 「超GRスタートデッキ キラのギラミリオン・ギラクシー」]]期には[[《BAKUOOON・ミッツァイル》]]や[[《Dの牢閣 メメント守神宮》]]を活かしたコントロール寄りのゲーム運びもざらになった。

そして、ついに2019年7月1日付けで[[《“轟轟轟”ブランド》]]が[[殿堂入り]]。その躍進に終止符が打たれる。そのデッキ構築論は後に[[【赤白サンマックス】>【サンマックス】#o8f0ed5c]]に活かされることとなった。

**その他 [#na5fc198]

『[[DMGP-8th>公認グランプリ]]』を控えてトップメタのデッキとして人気が高まったこと、[[《ナゾの光・リリアング》]]や[[《ドドド・ドーピードープ》]]などの高額カードが積まれることなどから、2019年4月初頭のレートでは美品で1から組むと45000円は下らない高額デッキとなっていた。従来の[[【速攻】]]では考えられない初心者泣かせな面がある。
[[【速攻】]]であることを考慮しなくてもこの数字は相当に高額な部類であり、この時期の2[[ブロック構築]][[環境]]において圧倒的な一強と呼べるほどの支配率を誇ることや[[デッキ]]自体の理不尽さも相まってヘイトを集めやすかった。

「[[DMGP-8th>公認グランプリ]]」Day1([[双・超マーク2ブロック構築>双・超マーク2ブロック構築環境]])ではトップ8進出者中4人が使用という実績を残したが、最高成績は3位と、同大会同部門で優勝を果たした[[【赤緑印鑑パラキン覇道轟轟轟】>【赤緑“轟轟轟”ブランド】#g5272ef9]]などの個性的なデッキに押された感がある。

**参考 [#q6c91a41]
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-[[デッキ集(一覧)]]
-[[デッキ集(分類)]]