#author("2020-04-05T13:23:08+09:00","","")
*【赤単ブランド】 [#edf5af8b]
[[DMRP-02]]で登場した[[《“罰怒”ブランド》]]、[[《“轟轟轟”ブランド》]]を[[フィニッシャー]]とした[[【赤単速攻】]]。

[[ビートジョッキー]]が比較的多めに入っているが、種族間での[[シナジー]]に特化された[[【ビートジョッキー】]]とは区別される。そのため、[[ビートジョッキー]]のサポートカードである[[《DB“ファンク”C-軍》]]は入らず、[[《一番隊 チュチュリス》]]や[[《ダチッコ・チュリス》]]も抜かれることも多い。特に[[超天篇]]

[[ビートジョッキー]]を指定する強力な[[コスト軽減]]や[[《“罰怒”ブランド》]]の[[マスターB・A・D]]などのおかげで3ターンキルのルートが複数用意できるなど、非常に[[速攻]]性能が高い。

|“罰怒(バッド)”ブランド MAS 火文明 (7)|
|クリーチャー:ビートジョッキー 9000|
|マスターB・A・D(このクリーチャーを、コストを2少なくし、さらに、このターンに召喚した自分の他の火のクリーチャー1体につき追加で2少なくして召喚してもよい。そうしたら、このターンの終わりに自分のクリーチャーを1体破壊する。ただし、このクリーチャーのコストは0以下にならない)|
|W・ブレイカー|
|自分の火のクリーチャーすべてに「スピードアタッカー」を与える。|


**主要カード [#dbec02c8]
|[[《“罰怒”ブランド》]]|[[マスターB・A・D]]による早出しと自軍SA化を武器とする|
|[[《ダチッコ・チュリス》]]|4[[コスト]]以上のビートジョッキーを早出し|
|[[《“轟轟轟”ブランド》]]※|【速攻】の弱点を[[マスターG・G・G]]によるコスト踏み倒しに変換|
|[[《一番隊 チュチュリス》]]|ビートジョッキーを1コスト軽減|
|[[《ホップ・チュリス》]]|上質な[[ウィニー]]|
|[[《ステップ・チュリス》]]|~|
|[[《BAKUOOON・ミッツァイル》]]※|[[GRクリーチャー]]展開のサブプラン|

***アタッカー・除去 [#c004e126]
|[[《凶戦士ブレイズ・クロー》]]|[[火]]の[[ウィニー]]の定番|
|[[《無重力 ナイン》]]|[[G・ゼロ]]で出てきては打点形成、[[マスターB・A・D]]の補助をこなす|
|[[《ナグナグ・チュリス》]]|[[cip]]による強制バトルでパワー3000以下を破壊|
|[[《爆炎シューター マッカラン》]]|《チュチュリス》非対応で[[cip]]の[[トリガー]]に火マナが3枚上必要だが、除去の範囲は《ナグナグ》より広い|
|[[《ガンザン戦車 スパイク7K》]]|[[パンプアップ]]と[[追加ブレイク]]が付いた2打点|
|[[《ランド覇車 ガンブルマン》]]|火力付きの[[NEOクリーチャー]]|
|[[《ボール“BOMB”ボマー》]]|最低1マナで出てくるSA2打点|
|[[《ラウド “NYZ” ノイジー》]]|[[シールド回収]]と[[S・バック]]起動を行える2打点|
|[[《スチーム・ハエタタキ》]]|1コスト4000[[火力]]|
|[[《デュアルショック・ドラゴン》]]|コダマショックやカウンターで打点形成。|

***サポート [#kbd5324f]
|[[《アッポー・チュリス》]]|[[pig]]で1[[ドロー]]|
|[[《ブルマン・チュリス》]]|[[手札交換]]できる[[NEOクリーチャー]]|
|[[《一撃奪取 トップギア》]]|ターン1制限だが[[種族]]制限のないコスト軽減|
|[[《単騎連射 マグナム》]]※|[[S・トリガー]]封じ|
|[[《斬斬人形コダマンマ》]]|シールド回収で手札補充。コダマショックで打点形成|

***防御札 [#c7f1fb61]
|[[《爆殺!! 覇悪怒楽苦》]]|強力な[[スーパー・S・トリガー]]|
|[[《ドドンガ轟キャノン》]]|[[手打ち]]もギリギリ有り得る|
|[[《ボルシャック・ドギラゴン》]]|ターンを凌いで3打点として利用も|
|[[《禁断〜封印されしX〜》]]/[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]※|[[《テック団の波壊Go!》]]対策|

**環境において [#p496ec2a]
[[《“罰怒”ブランド》]]が登場してからこのデッキタイプが確立され、十分な3ターンキルのルートを手に入れ、実際に3ターンキルが横行する非常に攻撃性の高いデッキに仕上がった。
[[新章デュエル・マスターズ]]期のトップメタである[[【緑単ループ】]]は典型的な[[チェイン・コンボ]]であり、せいぜい防御札がピン挿しの[[《光牙忍ハヤブサマル》]]と1〜2枚の[[《光牙忍ライデン》]]、多くて2枚積みの[[《革命の巨石》]]程度しかないため、身も蓋もない言い方をすれば[[ループ]]が始まる前に殴りさえすればそのまま殴り切れるという訳であった。

しかし、[[S・トリガー]]に弱い、[[ドローソース]]がないため必要パーツが揃いにくかったり息切れしたりする、といった理由から、のちに《“罰怒”ブランド》を主軸としたデッキとしては[[【赤青ブランド】]]が主流化していった。
その背景には[[【ロージアミラダンテ】]]がこのデッキを受けながら勝つデッキとして息を吹き返したという事情がある。

しかし、「デュエル・マスターズグランプリ-5th>公認グランプリ」ではベスト32入りを果たした[[【赤青ブランド】]]よりも上を行くベスト16に入賞。デッキレシピはアウトレイジに若干特化して[[コダマ>《斬斬人形コダマンマ》]][[ショック>《デュアルショック・ドラゴン》]]も取り入れた3ターンキルルートが豊富なものであった。

[[双極篇]]になると新たなブランドである[[《“轟轟轟”ブランド》]]が登場。【赤単ブランド】は[[【“轟轟轟”ブランド】]]へと発展し、速攻特有の手札枯渇をコスト踏み倒しに変換できる。そのため、既存の【ビートジョッキー】との相性も悪くない。むしろ[[《“轟轟轟”ブランド》]]を組み込んだ事で更なる3ターンキルルートが増えたとも解釈できる。
しかし、手札を消費しながらクリーチャーや呪文の[[コスト踏み倒し]]が行える[[《ナゾの光・リリアング》]][[《ヘブンズ・フォース》]]との相性の良さや、[[《奇石 ミクセル》>《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》]]という[[メタカード>メタゲーム#Mcard]]を投入した[[【赤白“轟轟轟”ブランド】]]へと発展し、赤単であるこのデッキタイプは環境から姿を消す。

[[DMRP-10]]期には、[[《“轟轟轟”ブランド》]]が[[殿堂入り]]してしまった。

しかし、[[DMBD-09>DMBD-09 「アルティメット・クロニクル・デッキ 2019 必勝!! 闘将ブレードオーガ」]]・[[DMBD-10>DMBD-10 「アルティメット・クロニクル・デッキ 2019 SSS!! 侵略デッドディザスター」]]期では状況が一変。環境のトップに君臨していた[[【青黒緑デッドダムド】]]が、「5コストの[[《無修羅デジルムカデ》]]が立てられるまで守りが固められない」「[[受け札>防御札]]の[[《テック団の波壊Go!》]]や[[《ドンドン水撒くナウ》]]は[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]への対処が困難」といった弱点を持つことから、再び【赤単ブランド】に注目が集まる。CSでの優勝、準優勝の報告も見られ、環境上位に食い込んだ。

[[DMBD-09>DMBD-09 「アルティメット・クロニクル・デッキ 2019 必勝!! 闘将ブレードオーガ」]]・[[DMBD-10>DMBD-10 「アルティメット・クロニクル・デッキ 2019 SSS!! 侵略デッドディザスター」]]期に確立された[[《GIRIGIRI・チクタック》]]軸の場合は《GIRIGIRI・チクタック》と並行して1コストクリーチャーも重用されるが、事前に1[[ブレイク]]を入れれば十分なので動かすと必然と2ブレイク目以降のブレイクとなる[[《ホップ・チュリス》]]は基本使われない。

「[[DMGP-9th>公認グランプリ]]」ではトップ8進出者3人が使用し、準優勝を記録した。
//しかし決勝戦3本目で[[《知識と流転と時空の決断》]]2枚がS・トリガーとして捲れたことで[[《BAKUOOON・ミッツァイル》]]1体、[[《“魔神轟怒”ブランド》]]2体を含む5体8打点による[[1ショットキル]]が阻まれており、不運なイメージを残した。

[[DMBD-11>DMBD-11 「ガチヤバ4! 無限改造デッキセットDX!! ジョーのビッグバンGR」]]・[[DMBD-12>DMBD-12 「ガチヤバ4! 無限改造デッキセットDX!! ゼーロのドラゴンオーラ」]]期には【赤単ブランド】と呼び切るほどには[[《“罰怒”ブランド》]]に特化していない、安定した4ターンキルを目指す【ビートジョッキー】が流行。2ターン目のコスト軽減から[[《DROROOON・バックラスター》]]などの4[[コスト]]の[[GR召喚]]クリーチャーに繋げ、4ターン目に[[《“罰怒”ブランド》]]と[[《BAKUOOON・ミッツァイル》]]を1体ずつ並べ、1回の単体除去では止まらないようにする構築となっている。[[《こたつむり》]]で1ターン遅延するというやり方もできる。代わりに、必ずしも3ターン目に走り出す必要がないこの型では手札が足りなくなる恐れが比較的薄いので[[《花美師ハナコ》]]と[[《斬斬人形コダマンマ》]]は不採用。

[[DMEX-08]]期に[[【零龍墓地ソース】>【墓地ソース】#a0949b61]]が登場すると、同じく3ターンキルできる上にロック性能も高いあちらに立場を譲るようになる。

**参考 [#p4fa3b98]
-[[デッキ集(一覧)]]
-[[デッキ集/速攻]]
-[[デッキ集/種族デッキ]]
-[[【赤青ブランド】]]
-[[【“轟轟轟”ブランド】]]
-[[【クラッシュ“覇道”】]]


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