#author("2020-08-18T15:56:40+09:00","","")
*【&ruby(だいち){大地};サイクリカ】 [#v079aed8]

[[殿堂ゼロデュエル]]環境に存在する、[[《龍素記号Sr スペルサイクリカ》]]と[[《母なる大地》]]のコンボで[[cip]]や[[呪文]]をループさせるデッキ。''サイクリカループ''とも呼ばれる。

|龍素記号Sr(エスアール) スペルサイクリカ SR 水文明 (7)|
|クリーチャー:クリスタル・コマンド・ドラゴン 6000|
|このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、コスト7以下の呪文を1枚、自分の墓地からコストを支払わずに唱えてもよい。そうした場合、唱えた後、墓地に置くかわりに自分の手札に加える。|
|W・ブレイカー|
|このクリーチャーが破壊される時、墓地に置くかわりに自分の山札の一番下に置く。|

|母なる大地 R 自然文明 (3)|
|呪文|
|S・トリガー|
|バトルゾーンにあるクリーチャーを1体選び、持ち主のマナゾーンに置いてもよい。そうした場合、そのマナゾーンにあるカードの枚数とコストが同じかそれ以下の、進化クリーチャーではないクリーチャーを1体、そのマナゾーンから選ぶ。そのプレイヤーはそのクリーチャーをバトルゾーンに出す。|
|''※プレミアム殿堂''|
殿堂ゼロでは[[《母なる大地》]]で[[《龍素記号Sr スペルサイクリカ》]]を出すと、《母なる大地》を消費せずに[[マナ]]の[[クリーチャー]]を踏み倒すという動きが簡単にできる。これによって[[cip]]を使いまわす[[無限ループ]]デッキである。


**主要カード [#ce734762]
|[[《母なる大地》]]☒|[[ループ]]パーツ、[[ループ]]始動、メタクリーチャー除去など八面六臂の動き|
|[[《蒼狼の始祖アマテラス》]]☒|[[ループ]]パーツ。[[《母なる大地》]]など[[コスト]]4以下の呪文を自在に打ち分けられる|
|[[《龍素記号Sr スペルサイクリカ》]]|[[ループ]]パーツ。引いてもマナに埋めることがほとんど|
|[[《ドンドン吸い込むナウ》]]|[[《母なる大地》]]や[[《オブラディ・ホーネット/「Let it Bee!」》]]をサーチしつつ除去|
|[[《マーシャル・クロウラー》]]|盾落ちケアを兼ねた[[ループ]]パーツ|

**ブーストカードの候補 [#gb2e9a87]
|[[《フェアリー・ライフ》]]|基本[[マナブースト]]。最優先|
|[[《桜風妖精ステップル》]]|[[ループ]]パーツ、大地の種にも|
|[[《シビレアシダケ》]]と[[同型再販]]|大地の種に|
|[[《霞み妖精ジャスミン》]]|[[マナブースト]]|
|[[《再生妖精スズラン》]]|~|
|[[《レインボー・ストーン》]]|アマテラスから唱えられる[[サーチ]][[呪文]]|
|[[《神秘の宝箱》]]|~|

**その他 [#z6b8922a]
|[[《ヒラメキ・プログラム》]]☒|《アマテラス》から《サイクリカ》をリクルートできる|
|[[《オブラディ・ホーネット/「Let it Bee!」》]]|[[《正義の煌き オーリリア》]][[《奇天烈 シャッフ》]]といった各種メタカードへの回答|
|[[《原始 サンナップ》]]|マナを無限に起こすためのカード|
|[[《ハリケーン・クロウラー/ブレイン・チャージャー》]]|~|
|[[《水上第九院 シャコガイル》]]|無限ブーストを活かした勝ち筋。上の二枚を採用する必要がなくなる|

**ループの手順 [#f67ee34a]

+場に適当なクリーチャーがあり、マナゾーンが6マナ以上でコンボパーツ([[《龍素記号Sr スペルサイクリカ》]]、ループさせたいクリーチャー、[[《ボルバルザーク・エクス》]]などマナ回復ができるクリーチャー)が埋まっている状態を作る。
+ここで[[《母なる大地》]]を唱えてマナから《サイクリカ》を出す。《サイクリカ》の効果で墓地の《母なる大地》をもう一度唱え、サイクリカをマナに戻した後ループさせたい[[cip]]持ちのクリーチャーを場に出す。その後《サイクリカ》の効果で《母なる大地》は手札に戻ってくる。
+再度手札から《母なる大地》を唱えて《サイクリカ》を出し、同じ要領でマナから《ボルバルザーク・エクス》などを出す。マナが回復して《母なる大地》も手札に戻ってくるのでループを繰り返せる。

2.の時にはサイクリカ自体をもう一度出してもよいので、墓地の[[呪文]](7マナ以下)を唱えながら回収することもできる。こうやってループを繰り返し、cipや呪文を使いまわして手札とマナを増やしながら、[[《黒神龍ザルバ》]]などの勝利手段にもっていく。
フィニッシャーには《黒神龍ザルバ》や[[《トンギヌスの槍》]]をループさせるタイプの他、いわゆる[[【パクリオループ】]]が使われることもある。また、[[《次元流の豪力》]]からの[[《時空の戦猫ヤヌスグレンオー》]]を何度も[[ループ覚醒]]させてドローしながらスピードアタッカーを量産するタイプもあり、このタイプは[[《奇天烈 シャッフ》]]の登場で安定性が増している。

[[ループ]]に入るルートが多彩であり、5マナでも[[《母なる大地》]]→[[《蒼狼の始祖アマテラス》]]→[[《ヒラメキ・プログラム》]]と繋げることで、先行3[[ターン]]目に更地から[[ループ]]始動が可能。
制圧されていても今引きの《アマテラス》だけでゲームエンドへ持ち込める爆発力と安定性を持ち、相手への妨害手段や妨害への対抗策を積む余裕もありデッキ全体の[[カードパワー]]が高い。
[[速攻]]対策のカードは多く積まれないが、4投されやすい[[《母なる大地》]][[《ドンドン吸い込むナウ》]]が[[S・トリガー]]を持つため、[[《蒼き団長 ドギラゴン剣》]]などで[[1ショットキル]]を狙おうものなら大抵耐えられて逆に返しのターンで[[1ショットキル]]されてしまう。
[[《龍素記号Sr スペルサイクリカ》]]登場後[[殿堂ゼロデュエル]]を象徴する[[デッキ]]のひとつになっている。

-以前は上述したように[[マナ回復]]に[[《ボルバルザーク・エクス》]]が使われていたが、その後は[[【緑単ループ】]]のように[[《原始 サンナップ》]]を何度もループさせるタイプや無限ブーストのみで[[《水上第九院 シャコガイル》]]で勝利する型が主流である。
-[[《蒼狼の始祖アマテラス》]]で好きな呪文を唱えられることもあり、[[ループ]]デッキの例に漏れずプレイング難度がかなり高い。使いこなすには練習が必要だろう。

[[《「本日のラッキーナンバー!」》>《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》]]の登場後はそちらをループさせてから、[[《マーシャル・クロウラー》]]で4枚暴発した[[《母なる大地》]]で[[《次元流の豪力》]]を出し入れして《サイクリカ》で[[《母なる大地》]]で大地を回収してまた同じ手順を繰り返すことでサイキック・クリーチャーを出し切って、[[《時空の戦猫ヤヌスグレンオー》]]で[[スピードアタッカー]]化したクリーチャー達で[[1ショットキル]]する構築も見られるようになった。

-2019年10月の裁定変更によって、[[《ヒラメキ・プログラム》]]の[[コスト]]になったクリーチャーが、実際に破壊されないと[[踏み倒し]]が行えなくなってしまった(詳しくは[[《ヒラメキ・プログラム》#ルールについて>《ヒラメキ・プログラム》#rule]]にて)。[[《龍素記号Sr スペルサイクリカ》]]は[[破壊置換効果]]で破壊されずに山札に置かれるので、《サイクリカ》を種にして[[《マーシャル・クロウラー》]]を出すことができなくなってしまった。いわいるマークロループがやりにくくなったのは大きな弱体化である。

-なお[[殿堂ゼロデュエル]]で無くとも、[[《アクア鳥人 ロココ》]]の[[常在型能力]]が働いている状態で[[《緊急再誕》]]を使用すれば、[[破壊]]した[[《龍素記号Sr スペルサイクリカ》]]や[[《ボルバルザーク・エクス》]]を[[手札]]に戻した直後に踏み倒せるため同様の無限ループを行える。ただし[[システムクリーチャー]]が必要で攻められやすい[[手札]]にコンボパーツを確保する上、重要なサポートである[[《蒼狼の始祖アマテラス》]]も使えないため大地サイクリカほどの強さは見せていない。

**参考 [#n0c12394]
-[[デッキ集(一覧)]]
-[[デッキ集/即死コンボ]]
-[[《龍素記号Sr スペルサイクリカ》]]
-[[殿堂ゼロデュエル]]
-[[即死コンボ]]
-[[無限ループ]]