#author("2020-02-09T05:24:14+09:00","","")
#author("2020-02-23T20:48:55+09:00","","")
*【&ruby(ぼち){墓地};ソース】 [#p1224293]

[[《百万超邪 クロスファイア》]]の登場により考案されるようになり、[[《暴走龍 5000GT》]]の登場で一気にメタ格に食い込むほどの躍進を見せた[[墓地利用]]デッキの総称。
基本的には[[水]]または[[闇]]を中心に組まれ、[[赤]]はタッチ気味に投入されるが、[[《百万超邪 クロスファイア》]]のほかに積むアタッカーや、[[《暴走龍 5000GT》]]を搭載するかしないかで構成は大きく変わる。そのため、どちらかといえば「[[《百万超邪 クロスファイア》]]が早めにでてくる[[ビートダウン]]デッキ」というイメージで差支えない。
とはいえ、[[墓地]]が増えるほど強力なカードを出しやすいことや[[《盗掘人形モールス》]]の存在から従来の[[ビートダウン]]に比べて[[破壊]]に強い側面を持ち、非常に強力である。

|百万超邪 クロスファイア P 火文明 (7)|
|クリーチャー:アウトレイジ 7000+|
|G・ゼロ−自分の墓地にクリーチャーが6体以上あり、自分の《百万超邪 クロスファイア》がバトルゾーンになければ、このクリーチャーをコストを支払わずに召喚してもよい。|
|スピードアタッカー|
|パワーアタッカー+1000000(攻撃中、このクリーチャーのパワーは+1000000される)|
|W・ブレイカー|

|暴走龍 5000GT VIC 火文明 (12)|
|クリーチャー:アウトレイジ 12000|
|このクリーチャーを召喚するコストは、自分の墓地のクリーチャー1体につき1少なくなる。ただし、コストは1より少なくならない。|
|このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、サイキック・クリーチャーを全て破壊する。その後、パワー5000以下のクリーチャーを全て破壊する。|
|誰もパワー5000以下のクリーチャーを召喚できず、サイキック・クリーチャーをバトルゾーンに出すことができない。|
|スピードアタッカー|
|T・ブレイカー|

**主要カード [#t4366a7d]
|[[《暴走龍 5000GT》]]|サイキック、軽〜中量[[クリーチャー]]を封じる大型[[フィニッシャー]]|
|[[《百万超邪 クロスファイア》]]|[[G・ゼロ]]&[[スピードアタッカー]]と、抜群の奇襲性|

**候補カード [#q2d4d5bd]
|[[《アクア・メルゲ》]]☒|[[手札交換]]兼[[墓地肥やし]]要員 |
|[[《一なる部隊 イワシン》]]|墓地に落ちればタダで[[手札交換]]|
|[[《爆撃男》]]|墓地に落ちればタダで[[パワー低下]]-2000|
|[[《戦略のD・H アツト》]]|[[手札交換]]兼[[墓地肥やし]]要員|
|[[《【問2】ノロン⤴》]]|~|
|[[《メルゲ否男/「今も我らの願いはただひとつ」》]]|[[手札交換]]しつつ実質2枚の[[墓地肥やし]]|
|[[《激竜王/ガイアール流激烈竜王破・滅》]]|クリーチャー面はオマケ/[[《クロスファイア》>《百万超邪 クロスファイア》]]を強化|
|[[《カツラデランス/「アフロ行きま〜す!!」》]]|~|
|[[《ほめほめ老/ホメホメ老句》]]|[[手札交換]]しつつ実質3枚の[[墓地肥やし]]|
|[[《フェイト・カーペンター》]]|~|
|[[《シンカイタイフーン》]]|~|
|[[《日曜日よりの使者 メーテル》]]|~|
|[[《盗掘人形モールス》]]※|[[墓地回収]]要員 |
|[[《白骨の守護者ホネンビー》]]|[[墓地肥やし]]兼[[墓地回収]]の[[ブロッカー]]|
|[[《埋葬の守護者ドルル・フィン》]]|[[墓地肥やし]][[ブロッカー]]|
|[[《学校男》]]|[[墓地肥やし]]兼[[除去]]|
|[[《堕魔 ドゥポイズ》]]|~|
|[[《双砲 ロードスター》]]|[[墓地肥やし]]、ビートダウン要員|
|[[《プラチナ・ワルスラS》]]※|[[手札補充]]、ビートダウン要員|
|[[《疾封怒闘 キューブリック》]]※|条件を満たせばノーコスト[[バウンス]]|
|[[《暗黒鎧 ダースシスK》]]|[[代替コスト]]として3枚の墓地肥やし|
|[[《終末の時計 ザ・クロック》]]|防御用[[S・トリガー]]|
|[[《唸る鉄腕 ギリガザミ》]]|~|
|[[《炸裂の影デス・サークル》]]|~|
|[[《黒神龍オドル・ニードル》]]|~|
|[[《地獄門デス・ゲート》]]|~|
|[[《熱血龍 バトクロス・バトル》]]|~|
|[[《撃髄医 スパイナー》]]|~|
|[[《マッド・デーモン閣下/デーモン・ハンド》]]|~|
|[[《アーチャー・チュリス/ボルカニック・アロー》]]|~|
|[[《メガゴーワン・チュリス/ゴゴゴ・Go1・ナックル》]]|~|
|[[《エメラル》]]※|[[シールド交換]]で[[S・トリガー]]を仕込む|
|[[《アクア・スーパーエメラル》]]|同上 [[ブロッカー]]|
|[[《インフェルノ・サイン》]]※|リアニメイト[[S・トリガー]]|
|[[《光牙忍ハヤブサマル》]]※|[[シノビ]] [[墓地回収]]と合わせて使いまわす |
|[[《怒りの赤髭 ゴセントラス/目覚めし鋼牙のブレイン》]]|[[手札補充]]と[[墓地肥やし]]をしつつ[[《天災超邪 クロスファイア 2nd》]]の[[G・ゼロ]]条件を満たす|
|[[《新世界 シューマッハ》]]|~|
|[[《追憶人形ラビリピト》]]|《5000GT》、《オブザ08号》召喚に反応して全[[ハンデス]]|
|[[《“轟轟轟”ブランド》]]※|[[手札]]がこのカードのみならタダ出し|
|[[《堕魔 グリール》]]|[[アタックトリガー]]で墓地を肥やす[[NEOクリーチャー]]|
|[[《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》]]※|クリーチャー面でコスト踏み倒しメタ対策、呪文面でロックかつ墓地肥やし|
|[[《龍装鬼 オブザ08号/終焉の開闢》]]|墓地のクリーチャーの数を参照するコスト軽減かつ[[cip]]でのパワー低下、呪文面で墓地肥やし|
|[[《フェルナンド・ソシュール/プライマル・スクリーム》]]|[[呪文]]面で[[墓地肥やし]]|
|[[《卍 デ・ルパンサー 卍/葬爪》]]|~|
|[[《貝の理解者 カチカッチン/サンキュー・ホタッテ》]]|~|
|[[《満開軍艦 グラービエ/過激カキアゲイン》]]|~|

ベースとなるカードは上に挙げたようなカードたちであるが、[[【ヴィルジニアリアニメイト】]]との混合タイプや、[[アウトレイジ]]の種族シナジーを生かしたタイプ、[[《ヒラメキ・プログラム》]]を使って高速で墓地を肥やしてくるタイプなどバリエーションは豊富である。以下は、フィニッシャーの一例。

**フィニッシャー [#jf3d985a]
|[[《大邪眼B・ロマノフ》]]|大型[[ハンデス]]、[[T・ブレイカー]]|
|[[《黒蟲奉行》]]|[[確定除去]]付き[[W・ブレイカー]]|
|[[《魔光蟲ヴィルジニア卿》]]|上記2枚を[[踏み倒す>コスト踏み倒し]]切り札|
|[[《魔水晶スタートダッシュ・リバイバー》]]|展開しつつ奇襲 《モールス》を進化元に|
|[[《死神術士デスマーチ》]]|軽量[[墓地進化]] 詰めの一押しに|
|[[《死神竜凰ドルゲドス》]]|~|
|[[《偽りの名 ドレッド・ブラッド》]]|[[墓地肥やし]]しつつ何度でも現れる[[W・ブレイカー]]|
|[[《死皇帝ハデス》]]|ドレッド・ブラッドやクロスファイアを[[ヒラメいて>《ヒラメキ・プログラム》]]呼び出す|
|[[《天災超邪 クロスファイア 2nd》]]|[[《戦略のD・H アツト》]]などで墓地を肥やしつつ出せる[[G・ゼロ]]&[[スピードアタッカー]]|

序盤は[[《戦略のD・H アツト》]]、[[《フェイト・カーペンター》]]を始めとした各種[[手札交換]][[カード]]を使い[[墓地]]を溜める。この過程で[[フィニッシャー]]である上記2体が[[墓地]]に行ってしまうこともあるが、あとで[[《白骨の守護者ホネンビー》]]や[[《盗掘人形モールス》]]等で墓地回収できる。
理想の流れとしては
2T目に[[《戦略のD・H アツト》]]
3T目に[[《フェイト・カーペンター》]]
4T目に[[《白骨の守護者ホネンビー》]]
と繋いで[[《百万超邪 クロスファイア》]]を呼び出す。その後は、増えた墓地を利用しつつ攻撃していく。

-[[《ヒラメキ・プログラム》]]を採用する場合は、3T目に[[《埋葬の守護者ドルル・フィン》]]を呼び、4T目に[[ヒラメいて>《ヒラメキ・プログラム》]][[《白骨の守護者ホネンビー》]]を呼び出すことで、9枚肥やししてから1枚回収というエグい動きが可能。[[《ヒラメキ・プログラム》]]を使う前に[[《偽りの名 ドレッド・ブラッド》]]を呼んでおけば、[[《死皇帝ハデス》]]を呼び出しつつ「[[墓地]]から」[[《百万超邪 クロスファイア》]]を出すことも不可能ではない。

**【墓地ソース】の歴史 [#h95f72c6]
***エピソード3期 [#v14cea9c]
初期は[[【メルゲループワンショット】]]に近い構成だったが、[[《アクア・メルゲ》]]、[[《盗掘人形モールス》]]の[[殿堂入り]]に伴い、[[《金属器の精獣 カーリ・ガネージャー》]]で[[ビートダウン]]を仕掛けつつ、[[《百万超邪 クロスファイア》]]や[[《暴走龍 5000GT》]]に繋ぐタイプが主流となった。

[[DMR-11]]で[[《天災超邪 クロスファイア 2nd》]]が登場してからは、[[《スクランブル・タイフーン》]]や[[《日曜日よりの使者 メーテル》]]によって[[《天災超邪 クロスファイア 2nd》]]と[[《百万超邪 クロスファイア》]]を手札に呼びつつ、両方の[[G・ゼロ]]を同時に満たして攻めるタイプも登場した。[[《疾封怒闘 キューブリック》]]の存在もあり、「[[《スクランブル・タイフーン》]]を唱えるだけで[[バトルゾーン]]の[[クリーチャー]]を1〜3体[[バウンス]]しつつ、[[スピードアタッカー]]の[[W・ブレイカー]]持ちが2体並ぶ」という超強力な[[ビートダウン]]が可能だった。

***ドラゴン・サーガ期 [#yc327a8f]
上記の[[コンボ]]が強力すぎたためか、2014年5月24日付けで[[《疾封怒闘 キューブリック》]]が[[殿堂入り]]。それからは元のように[[墓地]]を肥やしつつ[[《金属器の精獣 カーリ・ガネージャー》]]や[[《百万超邪 クロスファイア》]]、[[《暴走龍 5000GT》]]でビートダウンを仕掛ける[[フルクリーチャー]]気味の構成が主流となり、[[ドラゴン・サーガ環境]]でも結果を残している。[[DMR-13]]で登場した超強力フィニッシャー[[《熱血星龍 ガイギンガ》]]を[[《百万超邪 クロスファイア》]]で殴り返せるところ、[[ドラグナー]]や[[サイキック・クリーチャー]]のほとんどを[[《暴走龍 5000GT》]]で封殺できるところも環境にマッチしていた。

基本的には[[墓地肥やし]]が主戦術であるため、[[墓地]]を更地にする[[《お清めトラップ》]]や[[《サイバー・N・ワールド》]]、[[《埋没のカルマ オリーブオイル》]]を使われると展開が遅れてしまい厳しくなる。また、[[《疾封怒闘 キューブリック》]]が[[殿堂入り]]してからは相手クリーチャーの除去手段が乏しくなったため、[[殲滅返霊]]持ちの[[《時空の封殺ディアス Z》]]に完封されることが増えた。
しかしながら、デッキ全体として[[ビートダウン]]力が非常に高いために、[[《百万超邪 クロスファイア》]]さえ出せれば物量で押し切れてしまうこともよくあるのが、このデッキが[[環境]]に残った理由だろう。

***革命編期 [#u7c38cc1]
[[DMD-22>DMD-22 「デュエマ・スタートデッキ 破滅の闇文明」]]で殴れるホネンビーとも言える[[《夢幻騎士 ダースレイン》]]が登場し、最速で4ターンキルが可能なまでに速効性が増した。[[進化]]元になれる[[闇]]の[[クリーチャー]]であり、[[墓地肥やし]]も行える[[《オタカラ・アッタカラ》]]も注目されている。

***革命ファイナル期 [#ie2d1a4b]
[[DMR-23]]期には[[《プラチナ・ワルスラS》]]、[[《【問2】ノロン⤴》]]を獲得。

***新章デュエル・マスターズ期 [#x4b1ea32]
そして[[DMRP-01]]期には[[《異端流し オニカマス》]]を獲得。
これらは《夢幻騎士 ダースレイン》と異なりオーソドックスなタイプの[[【墓地ソース】]]の構築をほとんど崩さずそのまま挿すことができる。
これらによって相手の[[コスト踏み倒し]]を封じつつ、ドローと[[墓地肥やし]]のついでに5ターン程度で殴り切ることができるようになった。防御性能、安定感、攻撃性の3つが同時に増した点からこれらのカードの登場は大きな転機であった。

更に[[DMRP-03]]では更なる新規戦力[[《一なる部隊 イワシン》]]、[[《爆撃男》]]を獲得。特に《イワシン》の存在は大きく、殿堂入りした《アクア・メルゲ》の様に流れるように墓地を肥やすことが可能になった。
一部トッププレイヤーの積極的な宣伝もあり、再び環境上位に舞い戻る事になる。大半のパーツが数多く[[再録]]されておりフィニッシャーたる5000GTを何とかすれば構築難易度は易いという事、デッキの動きやギミック自体も簡単という事もあり、なかなか流行していたデッキと言える。

2018年3月1日の[[殿堂レギュレーション]]改訂では構築によって出張することがあった[[《単騎連射 マグナム》]]と[[《音精 ラフルル》]]が殿堂入りとなるが、元々なくても十分に環境で戦えたので大した弱体化にはならなかった。

同時期の[[DMRP-04魔 「デュエル・マスターズ 新4弾 誕ジョー!マスター・ドルスザク!!〜無月の魔凰〜」>DMRP-04魔]]にて[[スーパー・S・トリガー]]で[[クリーチャー]]を[[リアニメイト]]する[[《撃髄医 スパイナー》]]を投入している[[デッキ]]も現れはじめた。

***双極篇期 [#j9e9acfb]
2018年7月14日には[[《プラチナ・ワルスラS》]]が殿堂入りし、手札を貯めこみつつ墓地を肥やす戦法は困難になった一方、それによって空いた3ターン目に[[《埋葬の守護者ドルル・フィン》]][[《終焉の開闢》>《龍装鬼 オブザ08号/終焉の開闢》]]等を使用することでいかに早く墓地を肥やすかが重要になった。[[《戦略のD・H アツト》]]や[[《【問2】ノロン⤴》]]を[[進化元]]にする必要性も薄れたことで、[[《暗黒鎧 ダースシスK》]]も注目されている。
また、手札の消費が激しいことを逆手にとって[[《“轟轟轟”ブランド》]]が採用されるようになった。
他には[[ツインパクト]]と言う特性上、[[呪文]]を[[唱える]]ことで[[クリーチャー]]も確実に1枚[[墓地]]に送り込める[[《「アフロ行きま〜す!!」》>《カツラデランス/「アフロ行きま〜す!!」》]]が[[《勇愛の天秤》]]にはない[[メリット]]を持った新たな[[墓地肥やし]]として注目されている。 

このように主に[[赤黒]]型が模索されておりそうしたリペア型の[[チャンピオンシップ]]上位入賞が相次いだが、2018年8月11日の[[超CS II>超CS]]でベスト8入賞を果たした構築は[[青黒赤]]構築であり、[[《終焉の開闢》>《龍装鬼 オブザ08号/終焉の開闢》]]や[[《追憶人形ラビリピト》]]などの闇単色、[[《龍装者 バルチュリス》]]や[[《“乱振”舞神 G・W・D》]]のような火単色を組み込みつつも、基本は[[《プラチナ・ワルスラS》]]殿堂入り以前のように水のカードを中心としたものであった。当該プレイヤーは[[《龍装鬼 オブザ08号》>《龍装鬼 オブザ08号/終焉の開闢》]]による[[コントロール]]という意味合いがあったと話している。

しかし[[DMEX-02>DMEX-02 「デュエマクエスト・パック 〜伝説の最強戦略12〜」]]で登場した[[《ポクチンちん》]]の存在は重く、これ1枚によって環境からますます遠のいたデッキとなってしまった。そんな中でも2019年1月の[[チャンピオンシップ]]優勝が報告されている。[[《爆撃男》]]で[[《奇石 ミクセル》>《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》]]を始めとする[[ウィニー]]に干渉できる上に、[[《暴走龍 5000GT》]]をひとたび着地させれば起点となる[[《“龍装”チュリス》]]ごとデッキを完封できるなど、[[【白青赤ドギラゴン剣】]]に対して非常に有利なのが大きく、この明確な有利があるおかげで地雷として活躍できたのである。
しかし[[DMEX-02]]で登場した[[《ポクチンちん》]]の存在は重く、これ1枚によって環境からますます遠のいたデッキとなってしまった。そんな中でも2019年1月の[[チャンピオンシップ]]優勝が報告されている。[[《爆撃男》]]で[[《奇石 ミクセル》>《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》]]を始めとする[[ウィニー]]に干渉できる上に、[[《暴走龍 5000GT》]]をひとたび着地させれば起点となる[[《“龍装”チュリス》]]ごとデッキを完封できるなど、[[【白青赤ドギラゴン剣】]]に対して非常に有利なのが大きく、この明確な有利があるおかげで地雷として活躍できたのである。

[[《ほめほめ老/ホメホメ老句》]]が登場するとデッキの[[墓地肥やし]]能力が格段と上がり、[[墓地]][[リセット]]を受けた後に一気に[[墓地肥やし]]することで[[《ポクチンちん》]]の影響をある程度克服することが可能になった。2019年1月から2月にかけては[[チャンピオンシップ]]優勝も目立つようになった。

***超天篇期 [#z8651e8d]
[[【クラッシュ“覇道”】]]が勢いを伸ばすと、カウンター札が[[クリーチャー]]中心のそちらのデッキに[[《暴走龍 5000GT》]]が刺さるということで中々環境でも見かけるデッキとなった。ところが[[DMRP-11]]期に[[【青赤緑ミッツァイル】>【ミッツァイル】#r9a585b1]]が環境を席巻して以降はしばらく勢いが衰えた。

ところが2020年1月1日殿堂レギュレーション改訂を機に[[【ドッカンデイヤー】]]に有利であることが発覚し、後述の【零龍墓地ソース】のチャンピオンシップ優勝が報告された。以降の歴史は【零龍墓地ソース】に詳しい。

*【零龍墓地ソース】 [#zerobochi]
[[DMRP-12]]で[[《滅亡の起源 零無》]]/[[《零龍》]]が登場したことによって生まれた型。DMRP-12発売直後に流行した[[【零龍ギャスカ】]]の構築論が取り入れられている。

|[[《滅亡の起源 零無》]]/[[《零龍》]]|[[零龍卍誕]]で強力な全体除去&高い戦闘能力を持つクリーチャーに|
|[[《暗黒鎧 ザロスト》]]|[[《復活の儀》]]のリンク条件を満たす|

新戦力の[[《暗黒鎧 ザロスト》]]、[[《復活の儀》]]も使って、とにかく序盤から大量の[[墓地肥やし]]を行って、[[《暴走龍 5000GT》]]の最速[[召喚]]、[[《滅亡の起源 零無》]]の最速[[零龍卍誕]]を狙う。[[《「今も我らの願いはただひとつ」》>《メルゲ否男/「今も我らの願いはただひとつ」》]]で[[ディスカード]]した[[《暗黒鎧 ザロスト》]]を2[[ターン]]目の[[ターン開始ステップ]]に自己[[リアニメイト]]し、[[《復活の儀》]]を達成しつつ[[《暗黒鎧 ダースシスK》]]に繋げる動きが強力。早ければ2ターン目に、順当なところで3ターン目から4ターン目に[[《暴走龍 5000GT》]]が降臨する。

この型はDMRP-12発売から約3週間が経過した頃の非公式対戦ツール環境で結果を残して周知された。

**長所 [#yd8e39fd]
とにかく速さが強み。従来の【墓地ソース】より遥かに早い段階で《5000GT》を出せるようになっているため、[[超GR]]をメインに戦うデッキはおろか、[[クリーチャー]]を主体に戦うデッキに対して、ほぼ機能停止に追い込むことができる。

従来の【墓地ソース】の欠点だった[[《暗黒鎧 ダースシスK》]]や[[《「今も我らの願いはただひとつ」》>《メルゲ否男/「今も我らの願いはただひとつ」》]]が抱える手札消費の激しさによりジリ貧になりやすいという欠点は、[[零龍卍誕]]によって挽回できるので機能しづらい。3ターン目までに[[《ポクタマたま》]]がGR召喚されるかどうかも2020年1月1日[[殿堂レギュレーション]]改訂以降では運次第と言えるので、[[墓地利用メタ]]に弱い点もそれほどネックになりづらい。

**短所 [#ff474b20]
速度に特化した分受けが弱いため、[[速攻]]が相手の場合早期に《5000GT》を出せないと厳しい。また、《5000GT》の刺さらない[[【5色フェアリー・ミラクル】]]等の[[呪文]]を主軸とした[[コントロール]]にも短期決着を付けられないと弱い。

**環境において [#be97e20a]
[[DMRP-12]]発売後の環境はGRクリーチャーが多く行きかっていたため、《5000GT》を出せばほぼ勝ちであった。このことから、[[S・トリガー]]をケアするための過剰打点を並べるよりも速さが求められたため、[[《追憶人形ラビリピト》]]は投入されない。2020年1月1日以降に環境トップに立った[[【ドッカンデイヤー】]]にも強く、そちらを破ってでの[[CS>チャンピオンシップ]]での優勝報告が上がった。【4色ドッカンデイヤー】では、[[S・トリガー]]の[[《テック団の波壊Go!》]]くらいしか《5000GT》を除去する手段がなかったため、とても優位に立ちあえたのであった。

このデッキが活躍する流れを受けて、2020年1月中旬には従来の[[《テック団の波壊Go!》]]に加えて[[《九番目の旧王》]]を投入して防御を固めた【4色ドッカンデイヤー】が環境に登場。

[[DMEX-08]]で[[《激竜王/ガイアール流激烈竜王破・滅》]]を獲得。

**参考 [#ja6d153f]
-[[デッキ集(一覧)]]
-[[デッキ集/ビートダウン]]
-[[デッキ集/種族デッキ]]
-[[《百万超邪 クロスファイア》]]
-[[《暴走龍 5000GT》]]
-[[墓地肥やし]]
-[[【メルゲビートダウン】]]