#author("2021-02-14T19:37:24+09:00","","")
*【ヘブンズ・ゲート】(デュエル・マスターズ プレイス) [#k42f4b67]

**概要 [#w0e66574]

[[DMPP-04]]で[[《ヘブンズ・ゲート》]]が登場したことにより誕生した[[デッキタイプ]]。高コストの[[ブロッカー]]を[[コスト踏み倒し]]し、強力な[[クリーチャー]]で盤面を制圧する。TCG版同様、「【天門】」と呼ばれることが多い。

|ヘブンズ・ゲート VR 光文明 (6)|
|呪文|
|S・トリガー|
|光の「ブロッカー」を持つ、進化ではないクリーチャーを2体まで、自分の手札からバトルゾーンに出す。|

#contents

*【5色ヘブンズ・ゲート】 [#d7fd4890]

5色デッキにすることで、[[《剛撃聖霊エリクシア》]]が[[《天海の精霊シリウス》]]を凌駕するコストパフォーマンスを発揮することと、[[《悪魔聖霊バルホルス》]]、[[《血風聖霊ザーディア》]]を踏み倒せた際のアドバンテージが大きいこと、[[マナ基盤]]としての役割と10ターン経過のさせやすさから[[《無双竜機ボルバルザーク》]]を無駄なく扱えることから、5色でデッキを構築させたもの。

その完成度の高さから、[[DMPP-04]]期、[[DMPP-05]]の[[DP殿堂]]前までは【ヘブンズ・ゲート】がほぼ【5色ヘブンズ・ゲート】と同義と見なされていた。

「[[【5色デッキ】]]」の「【天門】」なので「【5c天門】」と呼ばれることも多い。

一時期は【緑抜き】が優勢になったが、環境が回った結果[[《剛撃聖霊エリクシア》]]が攻撃中の[[《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》]]、[[《超神星マーキュリー・ギガブリザード》]]などよりもパワーが高いブロッカーという特長により、【5色ヘブンズ・ゲート】も再評価される流れとなった。

*【緑抜き4色ヘブンズ・ゲート】 [#m2a55251]
[[《無双竜機ボルバルザーク》]]の[[DP殿堂]]により、1枚しか入れない《ボルバルザーク》のために緑を入れるより、もっと別のカードを入れるべきだという発想から誕生した。

[[DMPP-05]]時は緑抜きではフィニッシュに困っていたが、[[DMPP-06]]で[[《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》]]が登場したことにより、緑抜きでも十分なフィニッシュ力を手に入れた。

[[BATTLE ARENA]] 3rdのデッキ分布では、5色と緑[[抜き4色]]がちょうど半々ぐらいだった([[ソース>https://youtu.be/o6sf6W70sZw?t=8343]])。

**主要カード [#z62fede7]
左が緑色になっているものは、【5色ヘブンズ・ゲート】時の採用カード
|[[《ヘブンズ・ゲート》]]|コンセプト|
|[[《悪魔聖霊バルホルス》]]|[[無限ブロッカー]]が優秀 相手クリーチャーの除去も担う|
|[[《血風聖霊ザーディア》]]|ブロッカー [[シールド追加]]と条件付き[[割り振り火力]]を持つ|
|[[《ロスト・ソウル》]]|除去コントロールを突破するために採用優先度は非常に高い|

|BGCOLOR(green):|[[《剛撃聖霊エリクシア》]]|ブロッカー 最大でパワー18000の[[Q・ブレイカー]]になる|
|~|[[《無双竜機ボルバルザーク》]]※|フィニッシャー|

**候補カード [#n536ade7]
|[[《エナジー・ライト》]]|激しい手札消費をカバーするドローソース|
|[[《プリズム・ブレイン》]]|不安定だがデッキに多色が多いので4マナ3枚補充になりやすい|
|[[《ブレイン・チャージャー》]]|[[チャージャー]]付きドローソース 《ヘブンズ・ゲート》に4→6と繋がる|
|[[《ホーリー・メール》]]|《ヘブンズ・ゲート》をシールドに仕込む 埋めたのは《ヘブンズ・ゲート》だと読まれやすいことには留意|
|[[《英知と追撃の宝剣》]]|最大1:4交換になる ランデスして相手の《ロスト・ソウル》妨害にも|
|[[《リバース・チャージャー》]]|[[チャージャー]]付き[[墓地回収]]|
|[[《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》]]|マナが伸びやすいこのデッキでは《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》より優先されることが多い|
|[[《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》]]|《メルキス》とは異なりシールド焼却はS・トリガー獣に強い|
|[[《腐敗勇騎ガレック》]]|ミラーで刺さるブロッカー破壊&ハンデス|
|[[《炎槍と水剣の裁》]]|小型を一斉除去し、手札を最大5枚になるまで補充できる|
|[[《コメット・チャージャー》]]|[[ブロッカー破壊]]で[[チャージャー]]|
|[[《アクアン》]]|水単色を減らした場合のドローソース 墓地に落ちたクリーチャーは《リバチャ》で回収|
|[[《陽炎の守護者ブルー・メルキス》]]|《アクアン》のマナ基盤になる、[[ミラーマッチ]]で効果を発揮する[[アタッカー]]|
|[[《腐敗電脳アクアポインター》]]|《アクアン》のマナ基盤になる《ブレイン・タッチ》内蔵獣|
|[[《魂と記憶の盾》]]|《アクアン》のマナ基盤になる優秀な軽量除去|
|[[《アクア・リバイバー》]]|《アクアン》のマナ基盤になる[[S・トリガー獣]] 相手の使う単騎[[シールド焼却]]を繰り返し[[チャンプブロック]]できる|
|[[《インフェルノ・ゲート》]]|破壊された《ザーディア》《サファイア》などを再利用できる|
|[[《護法の精霊アムシオン》]]|[[アンタッチャブル]]化とブロック時[[パンプアップ]]付与で弱くはないが、即効性には劣る|

|BGCOLOR(green):|[[《フェアリー・ライフ》]]|《宝剣》サポート 1ターン早く《ヘブンズ・ゲート》を手打ちすることにも|
|~|[[《二角の超人》]]|《ボルバル》に代わる自然マナ 色の揃った終盤なら《ボルバル》[[マナ回収]]から[[追加ターン]]も|
|~|[[《剛撃戦攻ドルゲーザ》]]|《ボルバル》に代わる自然マナ ノンサポでもcipで2ドロー|

**このデッキの回し方 [#m0f33056]
序盤は[[《エナジー・ライト》]]や[[《ブレイン・チャージャー》]]などのドローソースで[[《ヘブンズ・ゲート》]]や[[コスト踏み倒し]]候補の[[ブロッカー]]を補充していく。準備が整ったら《ヘブンズ・ゲート》で高コストのブロッカーを出し、相手に反撃の術を失わせる。相手が速攻で、《ヘブンズ・ゲート》を手打ちするのが間に合わない場合は[[《ホーリー・メール》]]で《ヘブンズ・ゲート》をシールドに埋める動きも優秀。

盤面を制圧したら、後は臨機応変にフィニッシュの手段を変える。防御力の高さと攻めに転じた時の破壊力をうまく勝利に結び付けたい。

**長所 [#g75df199]
[[4枚積み]]した[[《ヘブンズ・ゲート》]]がシールドに1枚でもある確率は''約42.7%''。

速攻デッキにとって、[[《ヘブンズ・ゲート》]]で出される強力なブロッカーに真っ向から挑むのはほぼ不可能である。
[[《ヘブンズ・ゲート》]]以外にも、[[《デーモン・ハンド》]]や[[《アクア・サーファー》]]といった[[S・トリガー]]を持つ扱いやすいカードを無理なくデッキに入れることができ、速攻デッキにも強い。

コントロール相手にも、多めに積んであるドローソースで手札を補充し、隙を見て[[《ヘブンズ・ゲート》]]や[[《ロスト・ソウル》]]でアドバンテージを得る動きが強力。

1枚で多くの仕事をこなせるカードが多いため、空いた枠で環境に合わせたカードを入れられる。
**短所 [#ibbd1d72]
ドローソースが多いとはいえ、大量の[[ハンデス]]や[[《ロスト・ソウル》]]で手札が枯渇すると、《ヘブンズ・ゲート》が機能しなくなりジリ貧になりがちである。 

守備は基本的に《ヘブンズ・ゲート》に頼っているため、速攻相手であっても、シールドに1枚も《ヘブンズ・ゲート》がなく、それでいて6マナ溜まる前に決着がつく速度で攻めてきた場合は《ヘブンズ・ゲート》の手打ちをする間もなくあっさり負けてしまう。

また、ブロッカー除去はこのデッキの大敵。[[ウェーブストライカー]]でブロッカー2体破壊の[[《スカイフレーム・リザード》]]や、[[《クリスタル・パラディン》]]などは非常に厄介な存在となる。デッキに軽量除去を入れる枠も厳しく、[[ウェーブストライカー]]の[[横並び]]を阻止しづらい点でも相性が悪い。

相手に8マナあるなら[[《地獄の門番 デスモーリー》]]などコスト4の除去カードを1ターンに2枚使えるため、一刻も早く[[《ロスト・ソウル》]]で叩き落とす必要がある。
[[《ガイアクラッシュ・クロウラー》]]や[[《聖霊王アルカディアス》]]で[[《ロスト・ソウル》]]を封じられつつ盤面制圧されてしまえば、もはや[[ライブラリアウト]]で負け一直線である。
[[《英知と追撃の宝剣》]]も[[《魂と記憶の盾》]]も採用していない場合、12マナ支払って[[《デーモン・ハンド》]]するぐらいしか[[《ガイアクラッシュ・クロウラー》]]を除去することができないので特に注意したい。[[《アクア・サーファー》]]では次のターンにまた出されるだけで対策にならない。

[[呪文]]を3回も封じる[[《超神星マーキュリー・ギガブリザード》]]は天敵とも言える。先出しされてしまうとほとんど何も出せなくなり、除去手段もかなり限られてしまう。

***構築難易度の面での短所 [#x1b6cee0]
要求されるスーパーレアの枚数・種類が極めて多い。
[[《血風聖霊ザーディア》]]、[[《悪魔聖霊バルホルス》]]、[[《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》]]、[[《無双竜機ボルバルザーク》]]、[[《剛撃聖霊エリクシア》]]、[[《ロスト・ソウル》]]、[[《アクアン》]]、[[《炎槍と水剣の裁》]]……etc.

デッキカラーや意識したい相手の違い、[[New Division]]で使えないといった要因で採用されないカードもあるとはいえ、試運転で枚数調整を繰り返す場合は豊富な[[カード資産]]が必須と言える。

環境デッキには、1種類のスーパーレアが4枚だけでも成立するものは多数存在するため、無課金・微課金プレイヤーにとっては構築にかなりの勇気が必要となる。
ベリーレアの[[《ヘブンズ・ゲート》]]4枚も決して安くはないだろう。

**その他 [#zaf9f226]
[[4枚積み]]していたとしても、裏を返せば''約57.3%''の確率で初期シールドの5枚に1枚も[[《ヘブンズ・ゲート》]]が入っていない。

[[《ヘブンズ・ゲート》]]しか速攻デッキ対策が入っていないのであれば、約57.3%と半分以上の割合で負けてしまう計算となる。

さらに、手札にブロッカーがいない状態で、1枚目のブレイクでシールドの[[《ヘブンズ・ゲート》]]を引いたり、[[無限ブロッカー]]の[[《悪魔聖霊バルホルス》]]が[[《火炎流星弾》]]などで[[除去]]されブロッカーの数が足りず[[横並び]]にダイレクトアタックされる、デッキの下のほうに[[《ヘブンズ・ゲート》]]が固まっていて手打ちすらできないで終わるという負け筋もある。

実際には[[《ヘブンズ・ゲート》]]以外の[[S・トリガー]]や[[《ホーリー・メール》]]で速攻デッキへの勝率を高くすることはできるが、それでも運次第では有利なはずの速攻デッキに一方的に負けることもある((山札の残りが25枚のとき、シールドブレイク+山札から引いた手札の合計15枚に1枚も《ヘブンズ・ゲート》が来ない確率は約13.8%なので、無視できる確率ではない。))ということは覚えておきたい。
翻って、【速攻】側から見た【天門】もトリガーの運が悪ければほぼ勝てない相手であるため、環境に存在するだけでデッキ選択を躊躇させる力を持っている。

-[[《光翼の精霊サイフォス》]]、[[《聖核の精霊ウルセリオス》]]、[[《光器サーシャ》]]など、コストがネックとなり使いづらかった光ブロッカーを、《ヘブンズ・ゲート》で踏み倒しすることで活躍の機会が見いだせるようになった。ただし環境にはその姿は見られない。
--同様に、TCG版で採用されることの多かった[[《天海の精霊シリウス》]]や[[《閃光の求道者ラ・ベイル》]]も使われることは稀。実戦では、基本的に[[デュエプレ]]実装時に性能が変化した[[ブロッカー]]が採用される。

-手っ取り早くこのデッキを作りたいなら[[DMPD-04]]を購入するといいだろう。

**公式大会 [#lecfba12]

-2020年9月12日、13日に行われた第1回[[公式大会>BATTLE ARENA]]での使用率は19.9%(1位)。さらに、準々決勝に進んだ上位8人中5人、準決勝に進んだ上位4人全員がこの【5色ヘブンズ・ゲート】であった。

-優勝者のボルサリーノ@海軍大将選手のデッキレシピ((リストは[[大会動画>https://youtu.be/IBCycM6Mljs?t=14262]]より))。[[DMPP-05]]のカードを1枚も採用しておらず、この[[デッキ]]が[[DMPP-04]]までのカードで完結した強さを持っていたことを証明した。

|カード名|文明|枚数|h
|>|>|~■クリーチャー|
|[[《腐敗電脳アクアポインター》]]|水/闇|2|
|[[《アクア・サーファー》]]|水|4|
|[[《剛撃聖霊エリクシア》]]|光/自然|3|
|[[《無双竜機ボルバルザーク》]]※|火/自然|4|
|[[《悪魔聖霊バルホルス》]]|光/闇|4|
|[[《血風聖霊ザーディア》]]|光/火|3|
|>|>|~■呪文|
|[[《エナジー・ライト》]]|水|4|
|[[《ブレイン・チャージャー》]]|水|4|
|[[《リバース・チャージャー》]]|闇|2|
|[[《ヘブンズ・ゲート》]]|光|4|
|[[《デーモン・ハンド》]]|闇|3|
|[[《ロスト・ソウル》]]|闇|3|

-2020年11月に開催された第2回の公式大会でも20.9%と頭一つ抜けた使用率を誇った。使用率2位の[[【アウゼスコントロール】>【アウゼス】(デュエル・マスターズ プレイス)]]に【アウゼス天門】が含まれていることを考えると、いかに[[《ヘブンズ・ゲート》]]のカードパワーが突出しているかがわかる結果になった。

-2021年2月の第3回公式大会での使用率は第3位の12.1%。過去2大会に比べると使用率は下がったが、それでも一線級の強さがあるのは一目瞭然であった。また、前述のように今大会の【ヘブンズ・ゲート】では5色の構築と緑抜き4色の構築の使用率がそれぞれ半々程度だったとのこと。8名での決勝戦にも2名が進出している。
*【ペガサス天門】 [#g7504fe7]
[[【聖獣王ペガサス】(デュエル・マスターズ プレイス)]]を参照

*参考 [#xd0238e9]
-[[デュエル・マスターズ プレイス]]
-[[デッキ集(デュエル・マスターズ プレイス)]]

-[[【ヘブンズ・ゲート】]](TCG版)