#author("2020-03-13T21:57:00+09:00","","")
#author("2020-03-14T06:58:08+09:00","","")
*【ドルマゲドン&ruby(エックス){X};】 [#t83167b1]

[[革命ファイナル]]のラスボスであり5枚1組、規格外の[[コスト]]と[[パワー]]、[[デッキ]]の40枚枠に含まれないと異例づくしの[[カード]][[《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》]]/[[《終焉の禁断 ドルマゲドンX》]]を軸に据えた[[デッキ]]。
だたしその性能の代償として[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]以上に制約が厳しく、[[封印]]を取り除く手段も限られているためより特化した[[デッキ]]構築が求められる。

[[革命ファイナル]]終盤から[[新章デュエル・マスターズ]]にかけては[[【黒赤デッドゾーン】]]と同義であったが、[[双極篇]]になって[[《S級不死 デッドゾーン》]]への依存度が下がったため現在では【ドルマゲドンX】と呼ばれることが殆ど。

//-この[[デッキ]]に[[《暗黒の騎士ザガーン》]]を投入した【ザガマゲドン】という[[ファンデッキ]]が存在する。

この項では赤黒構築のものを紹介する。

|>|FORBIDDEN STAR(フォービドゥンスター)〜世界最後の日〜 FFLC 闇/火文明 (マナコストなし)|
|>|最終禁断フィールド|
|>|この最終禁断フィールドは、ゲーム開始時、四隅に封印を1つずつ付けてリンクしたフィールドとしてバトルゾーンに置く。(カードを封印するには、自分の山札の上から1枚目を裏向きのままそのカードの上に置く)|
|>|バトルゾーンにある自分の封印は、各ターンに1つだけ、闇または火のコスト5以上のコマンドを召喚または「侵略ZERO」を使ってバトルゾーンに出すことによってのみ、外すことができる。(外した封印は墓地に置く)|
|>|自分は、コマンド、イニシャルズ、あるいは名前に《禁断》とあるクリーチャーでしか攻撃できない。|
|>|この最終禁断フィールドはバトルゾーンを離れない。|
|(左上)α:このカードから封印が外された時、相手のパワー1111以下のクリーチャーを1体、破壊する。|(右上)δ:このカードから封印が外された時、このターン、自分のクリーチャー1体に「スレイヤー」を与える。|
|(左下)β:このカードから封印が外された時、このターン、自分のクリーチャー1体に「パワーアタッカー+2222」を与える。|(右下)γ:禁断爆発:このカードから封印が外された時、この最終禁断フィールドに封印が1つもなければ、裏返し、1体のクリーチャーとして合体させる。|
|>|BGCOLOR(white):禁断爆発後⇒[[《終焉の禁断 ドルマゲドンX》]]|
|>|''※殿堂入り''|

|終焉の禁断 ドルマゲドンX FFLC 闇/火文明 (999)|
|最終禁断クリーチャー:(種族なし) 999999|
|T・ブレイカー|
|このクリーチャーが禁断爆発した時、相手は自身のクリーチャーすべてに封印を1つ付ける。(クリーチャーが封印されている間、両プレイヤーはそのクリーチャーを無視する)|
|相手は自身のクリーチャーに付いている封印を墓地に置けない。|
|このクリーチャーに封印を付けることはできない。|
|このクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、かわりにこのクリーチャーの禁断コアを2枚、このカードの下に置いてもよい。そうしたら、自分のシールドを1つ墓地に置く。|
|このカードがバトルゾーン以外のゾーンにあれば、クリーチャーをすべて破壊し、自分はゲームに負ける。|
|BGCOLOR(white):禁断爆発前⇒[[《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》]]|
|''※殿堂入り''|

2〜3[[ターン]]目は[[《勇愛の天秤》]]などで[[手札]]を整えつつ[[《終断δ ドルハカバ》]]を[[墓地]]に仕込む。3ターン目に[[チャージャー]][[呪文]]を唱えられたら4ターン目からコスト5以上の[[コマンド]]を召喚して封印解除に取り掛かる。
[[《禁断V キザム》]]などの[[コマンド]][[S・トリガー獣]]は守りを維持しつつ封印も外せられるため一石二鳥。また、それらの多くが《FORBIDDEN STAR》の封印解除時の能力と相性が良い点も見逃せない。
《ドルハカバ》や[[《終断α ドルーター》]]など[[イニシャルズX]]の能力には「自分の[[フィールド]]があれば」という発動条件が課せられているが、そもそも[[最終禁断フィールド]]の[[《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》]]はゲーム開始時から存在するため実質無条件に等しい。ただし、一旦[[禁断爆発]]すると当然その後はフィールドも消失し、新たに[[D2フィールド]]を[[展開]]しない限り[[準バニラ]]となってしまうので注意。

**主要カード [#e487c36f]
|[[《終焉の禁断 ドルマゲドンX》]]※|[[禁断爆発]]時に全体[[封印]]。999999の[[パワー]]と[[除去]][[耐性]]を誇る|

**闇または火のコスト5以上のコマンド候補 [#l8c18eff]
|[[《悪魔龍 ダークマスターズ》]]|最大3枚の[[ピーピングハンデス]]を放つ|
|[[《復讐 ギャロウズ》]]|[[手札]]の[[進化クリーチャー]]を見せれば3[[マナ]]で[[召喚]]可能な[[スレイヤー]]|
|[[《終断γ ドルブロ》]]|[[逆スレイヤー]]持ちの[[S・トリガー]][[ブロッカー]]。《FORBIDDEN STAR》の右上の能力と相性が良い|
|[[《禁断V モードス》]]|[[cip]]でコスト3以下の闇または火獣を[[リアニメイト]]|
|[[《轟速 ザ・マッハ》]]|[[cip]]で[[進化クリーチャー]]を[[サーチ]]する[[スピードアタッカー]]|
|[[《終断δ ドルハカバ》]]|実質無条件で[[墓地召喚]]可能な[[スピードアタッカー]]|
|[[《絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート》]]※|[[侵略]]や[[革命チェンジ]]元に最適なデッキの潤滑油|
|[[《ZEROの侵略 ブラックアウト》]]|[[侵略ZERO]]で相手ターンに[[封印]]解除|
|[[《轟獣X ゲリランチャー》]]|[[ドキンダム・ガチャ]]が使用禁止の公式大会では5枚目以降の《ブラックアウト》|
|[[《威牙の幻ハンゾウ》]]|[[ニンジャ・ストライク]]7で登場し[[パワー低下]]-6000|
|[[《禁断V キザム》]]|[[cip]]で[[パワー低下]]と[[強制バトル]]を併せ持つ[[S・トリガー獣]]。《FORBIDDEN STAR》の左上及び右上の能力と相性が良い|
|[[《メガ・マグマ・ドラゴン》]]|自身の[[召喚コスト]]を軽減+5000の全体[[火力]]|
|[[《メガ・マナロック・ドラゴン》]]※|[[cip]]と[[アタックトリガー]]で複数枚[[マナ]]を[[フリーズ]]できる。デッキのカードパワー増強にうってつけ|
|[[《熱血龍 バトクロス・バトル》]]|[[cip]]で[[強制バトル]]を仕掛け、その後[[山札の下]]に戻る[[S・トリガー獣]]|
|[[《月の死神ベル・ヘル・デ・スカル》]]|[[マナ回収]]か[[墓地回収]]を選べる[[S・トリガー獣]]|
|[[《凶鬼09号 ギャリベータ》]]|[[墓地召喚]]を持ち、[[墓地肥やし]]と[[手札補充]]を兼ねる|
|[[《マッド・デーモン閣下/デーモン・ハンド》]]|クリーチャー面は[[cip]]および[[ハンド]]に反応して[[サルベージ]]、呪文面は[[確定除去]][[S・トリガー]]|
|[[《凶鬼02号 ドゴンギヨス》]]|2枚の[[ディスカード]]で3[[マナ]]の早期[[召喚]]ができる。相手の[[マナ]]を[[タップイン]]させつつ、[[墓地肥やし]]もできる|

**その他候補カード [#n90c9303]
|[[《勇愛の天秤》]]|[[手札交換]]しながら《ドルハカバ》などを[[墓地]]に置く|
|[[《終断α ドルーター》]]|~|
|[[《ほめほめ老/ホメホメ老句》]]|上記2枚と同じだがこちらはランダム[[ディスカード]]|
|[[《ボーンおどり・チャージャー》]]|3→5と繋げる|
|[[《リロード・チャージャー》]]|~|
|[[《爆霊魔 タイガニトロ》]]|[[マナ武装]]5で大量ハンデス|
|[[《襲来、鬼札王国!》]]|墓地に落ちたクリーチャーをリアニメイト|
|[[《復讐 ブラックサイコ》]]|[[侵略]]及び[[革命チェンジ]]では[[封印]]こそ外せないものの強力な[[フィニッシャー]]|
|[[《S級不死 デッドゾーン》]]|~|
|[[《禁断の轟速 レッドゾーンX》]]|~|
|[[《Kの反逆 キル・ザ・ボロフ》]]|~|


**サンプルレシピ [#y447ea20]

「超CS in 熊本」ベスト8
レシピは大会事務局が公表

***メインデッキ [#w272c3b9]
|■[[カード名]]|[[文明]]|枚数|
|■[[クリーチャー]]|| |
|[[《爆霊魔 タイガニトロ》]]|[[闇]]|4|
|[[《終断γ ドルブロ》]]|[[闇]]|4|
|[[《復讐 ブラックサイコ》]]|[[闇]]|1|
|[[《S級不死 デッドゾーン》]]|[[闇]]|4|
|[[《威牙の幻ハンゾウ》]]|[[闇]]|1|
|[[《Kの反逆 キル・ザ・ボロフ》]]|[[闇]]|1|
|[[《光牙忍ハヤブサマル》]]|[[光]]|1|
|[[《終断α ドルーター》]]|[[闇]]/[[火]]|3|
|[[《終断δ ドルハカバ》]]|[[闇]]/[[火]]|4|
|[[《絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート》]]|[[闇]]/[[火]]|1|
|[[《禁断V キザム》]]|[[闇]]/[[火]]|4|
|■[[呪文]]|[[文明]]|枚数|
|[[《ボーンおどり・チャージャー》]]|[[闇]]|4|
|[[《魔狼月下城の咆哮》]]|[[闇]]|3|
|[[《魔天降臨》]]|[[闇]]|1|
|[[《リロード・チャージャー》]]|[[闇]]/[[火]]|4|
|■[[最終禁断フィールド]]|[[文明]]|枚数|
|[[《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》]]|[[闇]]/[[火]]|1|

***超次元ゾーン [#a00dc0e7]
|■[[サイキック・クリーチャー]]|[[文明]]|枚数|
|[[《時空の喧嘩屋キル》]]|[[火]]|1|
|[[《時空の英雄アンタッチャブル》]]|[[光]]|1|
|[[《ヴォルグ・サンダー》]]|[[闇]]|1|
|[[《時空の凶兵ブラック・ガンヴィート》]]|[[闇]]|1|
|[[《勝利のプリンプリン》]]|[[光]]/[[水]]/[[自然]]|2|
|[[《勝利のリュウセイ・カイザー》]]|[[水]]/[[闇]]/[[火]]|1|
|[[《勝利のガイアール・カイザー》]]|[[闇]]/[[火]]/[[自然]]|1|

**デッキの回し方 [#pb25c0bb]

序盤は[[《終断α ドルーター》]]での[[手札交換]]をしつつ[[《リロード・チャージャー》]]などで[[墓地肥やし]]と[[マナブースト]]を行い、5マナ域に到達させたら[[《終断δ ドルハカバ》]]を[[墓地召喚]]して侵略で攻める。終盤は[[《S級不死 デッドゾーン》]]など素出しするには重めのクリーチャーを召喚して出すなどして[[禁断爆発]]することによって相手全体への封印を施し、そのまま[[《終焉の禁断 ドルマゲドンX》]]の[[除去]][[耐性]]に任せて[[ダイレクトアタック]]する。

[[ビートダウン]]が相手の場合は[[《復讐 ギャロウズ》]]を3[[ターン]]目に出し封印を外したり[[《終断α ドルーター》]]で[[ごり押し]]して相手の[[シールド]]を削ることも時には必要。[[コントロール]]が相手の場合は[[《爆霊魔 タイガニトロ》]]で[[ハンデス]]を行って縛るのが重要。

もし[[《異端流し オニカマス》]]のような除去耐性のある[[コスト踏み倒しメタ]]に遭遇したら、とにかく封印を外すことが重要。[[《終焉の禁断 ドルマゲドンX》]]の全体封印は選んでいるわけではなく、また除去耐性のある[[T・ブレイカー]]なのでコスト踏み倒しメタによって勢いを削がれた分を挽回するにはうってつけ。

**長所 [#paa3a14a]

[[《復讐 ブラックサイコ》]]と[[《絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート》]]が無制限であったころは[[手札]]も切れにくく[[《Kの反逆 キル・ザ・ボロフ》]]で侵略先の[[ハンデス]]や[[除去]]を繰り返し使えたため、[[ビートダウン]]から[[コントロール]]、果ては[[ループ]]に至るまで様々なタイプのデッキに有利な部分があった。特に[[【緑単ループ】]]などのように[[コンボ]]パーツとしての盤面や手札を整える必要があるデッキには、こちらの始動が間に合えば絶大な妨害性能を発揮した。

[[《終焉の禁断 ドルマゲドンX》]]の[[常在型能力]]によって相手の封印は[[墓地]]に置けなくなるためたとえS・トリガーで凌がれても逆転されにくく、今引きのスピードアタッカー1体程度なら[[《終断γ ドルブロ》]]で[[ブロック]]できる。
[[《絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート》]]が殿堂入りする前はそれを[[《Kの反逆 キル・ザ・ボロフ》]]で繰り返し利用することもできたため、ピン挿しの[[《光牙忍ハヤブサマル》]]を回収して相手の反撃に備えるということもあながち机上の空論と断定しづらかった。

**短所 [#ec885ff4]

順当なところでは封印がすべてはずれるのが6ターン目から7ターン目あたりになり、侵略で攻め始めるのは4ターン目あたりからになる。そのため、それより早く殴り切るデッキには不利が付く傾向にある。[[ウィニー]]系統に対して[[《禁断V キザム》]]が捲れると挽回できるが、[[S・トリガー獣]]を封じるロック獣が立っているとそれも叶わない。

先攻と後攻とでは手札を使い切るタイミングがずれることから[[《爆霊魔 タイガニトロ》]]の刺さりがまるで違い、特に後攻では最速で[[《爆霊魔 タイガニトロ》]]を出しても刺さらないことが少なくないのが痛い。[[コスト踏み倒しメタ]]が立っている状況では侵略先は素出しすべきなので、そうした状況下では5マナに到達した時点でやることが無くなるのもしばしば。

**【ドルマゲドンX】の変遷 [#e7340841]

全盛期は[[DMR-23]]期。当時は[[《異端流し オニカマス》]]のような[[除去]][[耐性]]付きの[[コスト踏み倒しメタ]]は存在せず、継続的に[[侵略]]で[[ビートダウン]]を行うことは容易であった。

その[[《異端流し オニカマス》]]が登場した[[DMRP-01]]期には[[《異端流し オニカマス》]]のコスト踏み倒しメタ能力がバウンスであることを逆手に取って、相手が[[《異端流し オニカマス》]]で除去したら[[サイキック・クリーチャー]]の[[cip]]を使い回して[[アドバンテージ]]を取る【青黒緑ドルマゲドン】が成立。

[[DMRP-08]]発売直前には、[[【黒緑ドルマゲドン】]]がメタゲーム入り。
型自体は[[新章デュエル・マスターズ]]に存在していたが、2019年1月下旬の[[チャンピオンシップ]]優勝を果たしたことで著名になった。
//エメラルーダ入りのドルマゲドンはかなりマイナーであり動画投稿者云々の記述も必要性を感じないため削除しました。

以降の変遷は[[【黒緑ドルマゲドン】]]の項に詳しい。

**《ドルマゲドンX》と相性の良いデッキ [#vc73bef7]
-[[【レッドゾーン】]]
-[[【モルト NEXT】]]
-[[【黒単ヘルボロフ】]]
-[[【ターボドルバロム】]]
-[[【ウェディング・ゲート】]]
**参考 [#s1fec9a5]
-[[デッキ集(一覧)]]
-[[デッキ集/除去コントロール]]
-[[侵略ZERO]]
-[[赤黒]]
-[[《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》]]
-[[《終焉の禁断 ドルマゲドンX》]]
-[[【黒緑ドルマゲドン】]]