#author("2022-06-14T17:47:06+09:00","","")
#author("2022-07-24T15:04:36+09:00","","")
*【サイバー&ruby(あおたん){青単};】 [#z036080a]

[[種族]]に[[サイバー]]を持つ[[クリーチャー]]を主力にした[[【青単速攻】]]。[[神化編環境]]と[[エピソード2環境]]で活躍したデッキ。

|エンペラー・ティナ C 水文明 (1)|
|進化クリーチャー:サイバーロード/オリジン 4000|
|ブロッカー|
|進化−自分の「サイバー」と種族にあるクリーチャーまたはオリジン1体の上に置く。|

|パラダイス・アロマ C 水文明 (3)|
|クリーチャー:サイバー・ウイルス 2000|
|G・ゼロ−バトルゾーンにサイバーロードが1体でもあれば、このクリーチャーをコストを支払わずに召喚してもよい。|
|BGCOLOR(#933):COLOR(white):''※殿堂入り''|


主力[[種族]]は[[サイバーロード]]と[[サイバー・ウイルス]]。
[[神化編]]で[[サイバー]]種族から[[進化]]する有能な軽量進化クリーチャーである[[《エンペラー・ティナ》]]、[[《エンペラー・ヒミコ》]]、[[《アストラル・ラッシュ》]]、[[《エンペラー・マリベル》]]が登場。

[[進化速攻]]のしやすいこれら[[進化クリーチャー]]を主力とする。
また、[[エピソード2]]で登場した[[《エンペラー・ベーシックーン》]]と[[《トロン》]]を搭載したタイプも存在する。

**基本的な構成 [#g77508a7]
**サイバーロードの候補 [#o769b7c8]
|[[《トロン》]]|1マナの[[進化元]]|
|[[《電磁封魔ルチアーノ》]]|[[進化元]]として墓地に送られるとドロー|
|[[《電磁封魔ロッキオ》]]|[[山札操作]][[ウィニー]]|
|[[《電磁王機ピッコリ・コイルンガー》]]|[[手札交換]][[ウィニー]]|
|[[《チェレンコ》]]|[[シールド]]操作[[ウィニー]]|
|[[《ムゥリャン》]]|[[《ローズ・キャッスル》]]で焼かれない|
|[[《エメラル》]]※|[[cip]]で[[シールド交換]]。[[殿堂入り]]|
|[[《クラゲン》]]|[[cip]]で[[進化クリーチャー]]を[[山札の上]]に|
|[[《ツイート》]]|[[青単]]なら3[[マナ]]で[[パワー]]5000|
|[[《斬隠テンサイ・ジャニット》]]|[[ウィニー]]を[[バウンス]]する[[シノビ]]|
|[[《クゥリャン》]]|[[cip]]で1枚[[ドロー]]|
|[[《エメラルの海幻》]]|[[cip]]で1枚[[ドロー]]する[[タマシード]]。&br;[[シンカパワー]]で[[シールド交換]]|
|[[《コーライルの海幻》]]|[[S・トリガー]]の[[タマシード]]。&br;[[cip]]で[[山札の下]]に送り1枚ドローさせる|

**サイバー・ウイルスの候補 [#bbf966e3]
|[[《マリン・フラワー》]]|1マナの[[進化元]]|
|[[《T・アナーゴ》]]|~|
|[[《カクタキュー #ナイトリバー #KAWAE》]]|[[cip]]で[[手札交換]]。[[バズレンダ]]で追加可能|
|[[《ジェリー・ローニン》]]|[[山札の上]]が[[サイバー]]なら[[手札補充]]|
|[[《パラダイス・アロマ》]]※|[[G・ゼロ]]:[[サイバーロード]]。[[殿堂入り]]|
|[[《パラダイス・アロマ》]]|[[G・ゼロ]]:[[サイバーロード]]。[[元殿堂入りカード>殿堂解除]]。&br;[[タマシード]]は[[G・ゼロ]]の対象にならないので注意|
|[[《ペロリ・ハット》]]|[[連鎖]]で展開|
|[[《K・マノーミ》]]|[[マナ武装]]3、[[cip]]で[[バウンス]]|
|[[《ツクモ・スパーク》]]|[[デメリット]]付きの軽量[[バウンス]]|
|[[《フォーチュン・ボール》]]|擬似[[侵略モード]]による[[cip]]で2枚[[ドロー]]|
|[[《T プルルン》]]|[[cip]]で[[シールド交換]]する[[S・トリガー獣]]|
|[[《キューティー・ハート》]]|[[速攻]]対策の[[S・トリガー獣]]|
|[[《猛菌 キューティ-2》]]|~|
|[[《T プルルン》]]|[[cip]]で[[シールド交換]]する[[S・トリガー獣]]|
|[[《アロマの海幻》]]|1マナの[[進化元]]になる[[タマシード]]。&br;[[シンカパワー]]で[[ブロックされない]]を付与|
|[[《アストラルの海幻》]]|[[cip]]で[[手札交換]]する[[タマシード]]|

**サイバー・クラスターの候補 [#v754d7b3]
|[[《Disグラークラ》]]|[[置きドロー]]、[[ジャストダイバー]]。&br;[[攻撃制限]][[デメリット]]持ちの[[W・ブレイカー]]|
|[[《「流水の大楯」》]]|[[ギャラクシールド]]展開時と[[cip]]で[[プリン効果]]|

**進化の候補 [#x3ef9dad]
***サイバー・ウイルス進化 [#b875ece7]
|[[《アストラル・リーフ》]]|[[元殿堂入りカード>殿堂解除]]。爆発力目当てに投入される|

***サイバーロード進化 [#p6e67913]
|[[《エンペラー・ベーシックーン》]]|手札を切らさずに攻めていける|
|[[《エンペラー・マルコ》]]|[[cip]]で3枚[[ドロー]]の[[W・ブレイカー]]|

***サイバー進化 [#p6d6ec25]
|[[《エンペラー・マリベル》]]|[[メテオバーン]]で[[バウンス]]。《ルチアーノ》と好相性|
|[[《エンペラー・ティナ》]]|最軽量のサイバー進化。[[ブロッカー]]|
|[[《エンペラー・ヒミコ》]]|[[cip]]で1枚[[ドロー]]する[[アタッカー]]|
|[[《アストラル・ラッシュ》]]|[[cip]]で[[クラッチ]]による[[ドロー]]&[[バウンス]]|
|[[《超電磁マクスウェル Z》]]|[[呪文を制限>呪文ロック]]する大型。味方も影響を受けるので注意|

***水のクリーチャー進化 [#i61eacd4]
|[[《電磁艦 シンペラー・マルコ》]]|[[NEO進化クリーチャー]]として出せば3枚[[ドロー]]|
|[[《革命船長 リーフ》]]|[[水]]の自軍があれば[[S・トリガー獣]]化。[[革命]]2で3枚[[ドロー]]|
|[[《大船長 オクトパスカル》]]|[[パワー]]6000で[[ブロックされない]][[W・ブレイカー]]|
|[[《コバンザ <ジャニット.Star>》]]|[[ジャストダイバー]]を持つ[[コスト踏み倒しメタ]]|
|[[《マニフェスト <マルコ.Star>》]]|[[cip]]で1体[[バウンス]]、 [[攻撃時>アタックトリガー]]に3枚[[ドロー]]1[[ディスカード]]|
|[[《マニフェスト <リーフ.Star>》]]|[[ターンの終わり>ターン終了ステップ]]に[[バウンス]]と引き換えに2[[コスト軽減]]。&br;[[攻撃時>アタックトリガー]]に任意のカードを2枚まで[[サーチ]]|

**ツインパクトの候補 [#lb0d287a]
|[[《氷牙レオポル・ディーネ公/エマージェンシー・タイフーン》]]|[[呪文]]面で[[手札補充]]。&br;《マクスウェル Z》に注意|
|[[《氷牙フランツI世/魔弾オープン・ブレイン》]]|~|

**サイバー以外の種族 [#rf7fd8cb]
|[[《一撃奪取 マイパッド》]]|[[水]]の[[クリーチャー]]を[[コスト軽減]]|
|[[《Re:奪取 マイパッド》]]|~|
|[[《終末の時計 ザ・クロック》]]|[[S・トリガー獣]]。[[ターンの残りをとばす]]|
|[[《アクア・エボリューター》]]|[[水]]の[[進化クリーチャー]]を[[コスト軽減]]|
|[[《アクア・ジェスタールーペ》]]|[[連鎖]]で展開する[[置きドロー]]|
|[[《アクア・サーファー》]]|[[バウンス]]持ち[[S・トリガー獣]]|

**その他 [#t720b62a]
|[[《海底鬼面城》]]※|[[置きドロー]]の[[城]]|
|[[《海底鬼面城》]]※|[[置きドロー]]の[[城]]。[[殿堂入り]]|
|[[《ストリーミング・シェイパー》]]※|[[青単]]なら必須の超強力[[手札補充]]。[[殿堂入り]]|
|[[《スパイラル・ゲート》]]※|軽量[[バウンス]]。[[殿堂入り]]|
|[[《スパイラル・ゲート》]]|軽量[[バウンス]]。[[元殿堂入りカード>殿堂解除]]|

**基本的な戦法 [#yfb71994]
[[《海底鬼面城》]]をはじめとした[[ドローソース]]で[[手札]]を確保しながら[[進化速攻]]を繰り返す。[[速攻]]の中ではやや遅く、[[中速]]に分類されることもあるが、[[手札補充]]が可能な分粘り強く戦うことができる。[[青単]]で組まれることから[[《ストリーミング・シェイパー》]]も使用可能。

[[進化元]]は[[《マリン・フラワー》]][[《トロン》]][[《エメラル》]][[《チェレンコ》]][[《電磁封魔ロッキオ》]][[《電磁王機ピッコリ・コイルンガー》]][[《電磁封魔ルチアーノ》]][[《パラダイス・アロマ》]]等を基本とする。

20枚以上投入できる2コスト以下のサイバーロードからアロマを出すことにより、殴り手の数で大きくリードすることができる。[[《エンペラー・ティナ》]]に[[進化]]させ、たった1コストでの疑似[[スピードアタッカー]]にするなど、フレキシブルな[[ビートダウン]]が可能。

と、これらの戦術が強力であったのはエピソード2環境までであり、【サイバー青単】のパワー、打点、展開力では[[革命編環境]]以降の真剣勝負ではほぼ通用しない。

**その他 [#n40baef5]
-[[《エンペラー・ベーシックーン》]]は[[サイバーロード]]からしか[[進化]]できない点に注意。[[サイバー・ウイルス]][[進化]]の[[《アストラル・リーフ》]]とはやや噛み合わせが悪いため、[[進化元]]の比率を慎重に考える必要がある。

-2010年5月15日付で[[《パラダイス・アロマ》]]と[[《スパイラル・ゲート》]]が[[殿堂入り]]したが、[[《海底鬼面城》]]や各種[[サイバー]][[進化]]などのキーカードは殆どが健在。しかし展開力に関しては[[《パラダイス・アロマ》]]に頼っていた面が大きいため、やや弱体化した。

-[[《海底鬼面城》]]と[[ドロー]]を備えたサイバーの組み合わせにより、粘り強い[[攻撃]]ができるようになっている。この点から、ある意味[[【鬼面城ビート】]]の一種とも言える。

-[[王来篇]]期の[[シングルカード]]レートでは、[[《アストラル・リーフ》]]をカットした妥協構築なら40枚全てノーマルカードストレージクラスの構築費用でも組むことができる。
**【サイバー青単】の変遷 [#t286c7c5]
[[極神編]]で[[《エンペラー・マルコ》]]が登場すると、[[青単]]で組まれた[[【マルコビート】]]が組まれる。だが、[[青赤緑]]で組まれたタイプの方が安定性が高く、次第に取って代わられていった。

[[DM-30]]で軽量[[サイバーロード]]の[[《チェレンコ》]]や[[《海底鬼面城》]]が登場すると、[[【青単マルコ】>【青単速攻】]]における[[サイバーロード]]の比率が高くなっていく。この頃から[[《パラダイス・アロマ》]]が投入され始め、後の【サイバー青単】に近づく。それでも、3色以上使った[[【マルコビート】]]より[[速攻]]性では勝っていたものの、単色故のカードプールの少なさから、やはり[[メタゲーム]]での活躍はあちらに軍配が揚がっていた。

主な活躍の場は[[神化編]]である。
[[DM-32]]で[[《電磁封魔ロッキオ》]][[《電磁王機ピッコリ・コイルンガー》]]などの[[進化元]]、[[《エンペラー・ティナ》]]や[[《アストラル・ラッシュ》]]などの[[進化クリーチャー]]が登場したことで成立。

[[基本セット]]から[[闘魂編]]の[[環境]]で名をはせた[[《アストラル・リーフ》]]を組みこんだ新たな[[青単]]として台頭を始める。[[《パラダイス・アロマ》]]の[[G・ゼロ]]と[[《海底鬼面城》]]での[[ドロー]]を武器に[[神化編環境]]で頭角を現し、[[【黒緑速攻】]]と並ぶ[[速攻]][[デッキ]]として活躍した。安定して4ターンキルが実現できる[[【速攻】]]は当時としては画期的であった。

[[DM-34]]では[[《エンペラー・マリベル》]]と[[《電磁封魔ルチアーノ》]]が登場し、更に強化された。

[[神化編環境]]で暴れたこの[[デッキタイプ]]だったが、2010年5月15日で主要なパーツであった[[《スパイラル・ゲート》]]と[[《パラダイス・アロマ》]]が[[殿堂入り]]となり、弱体化する。

[[覚醒編]]では[[《アクア・ジェスタールーペ》]]を獲得し、そちらを使ったタイプも見られたが、[[エピソード1]]までの間この[[デッキタイプ]]の強化はなされなかった。

[[エピソード2]]に入ると他の[[種族]]に混じって[[サイバーロード]]もプッシュされ、[[進化クリーチャー]]の[[《エンペラー・ベーシックーン》]]と[[進化元]]に便利な[[《トロン》]]が登場し、新たな型が生まれた。

ただし、[[《エンペラー・ベーシックーン》]]は全ての[[サイバー]]から[[進化]]できるわけではないため、[[サイバー・ウイルス]]からしか[[進化]]できない[[《アストラル・リーフ》]]との兼ね合いが課題となっている。

[[エピソード3]]以降公式によるプッシュらしいプッシュも無くなり、ドラゴン・サーガになると同じコストでパワーと打点の高い[[進化クリーチャー]]に恵まれた[[【リキッド・ピープル】]]の後塵を拝するようになった。

[[革命編]]以降は[[侵略]]・[[革命チェンジ]]の登場により、基礎スペック的に環境デッキと張り合うのは難しくなった。
新規サイバー・ウイルスが多数登場したものの、このデッキを環境に押し上げる力を持つものはなかった。
[[十王篇]]ではメインエンジンの[[《海底鬼面城》]]を[[殿堂入り]]で失った。

[[革命編]]終期に[[《革命船長 リーフ》]]が登場するが[[環境]]には全く影響を及ぼさなかった。
[[革命ファイナル]]終盤で[[《プラチナ・ワルスラS》]]が登場した時は「[[《アストラル・リーフ》]]や[[《パラダイス・アロマ》]]を殿堂解除すべきでは?」という救済を求める意見が出るまでこのアーキタイプが力不足と判断されていた。
[[サイバー]]や[[サイバー・ウイルス]]はこれからの展開には脅威にならないと判断されたのか、[[双極篇]]終期に[[《アストラル・リーフ》]]が、[[王来MAX]]終期に[[《パラダイス・アロマ》]]が[[殿堂解除]]された。

[[新章>新章デュエル・マスターズ]]になると既存の種族はほとんど収録されなくなり、[[サイバー]]そのものも強化はされなかった。
[[双極篇]]終期には[[サイバー]]や[[サイバー・ウイルス]]はこれからの展開には脅威にならないと判断されたのか、なんと[[《アストラル・リーフ》]]が[[殿堂解除]]された。
《アストラル・リーフ》その物のスペックは現在でも眼を見張るものはあるが、進化元や相性の良かったカード群がインフレに置いて行かれる形になっており、サイバー主軸でデッキを組むこと自体がデメリットとも言えるようになった。

超天篇で[[《ジェリー・ローニン》]]を獲得。超インフレした現在ではささやかだが、一応強化となった。



**参考 [#p1c95c9f]
-[[デッキ集 (一覧)]]
-[[デッキ集/速攻]]
-[[青単]]
-[[【青単速攻】]]
-[[サイバー]]
-[[サイバーロード]]
-[[サイバー・ウイルス]]
-[[サイバー・クラスター]]

-[[【サイバービートダウン】 (デュエプレ)]]

&tag(デッキ集,速攻デッキ,【青単速攻】);