#author("2022-01-03T22:34:12+09:00","","")
#author("2022-01-05T11:45:32+09:00","","")
*【ガントラビート】 (デュエプレ) [#ed9907bc]
**概要 [#m4e0394d]

[[《ガントラ・マキシバス》]]による序盤のシールドブレイクから、[[《ガルベリアス・ドラゴン》]]など中型クリーチャーに繋げる中速ビートダウンデッキ。
【ガントラ大和】や【運命ガントラ】と呼ばれることもある。
[[ワンショット]]ではない[[ビートダウン]]だと、相手の手札に除去札やブロッカーを与えてしまうのが弱点だが、《ガルベリアス》や[[《霊翼の宝アルバトロス》]]などがその弱点を見事に穴埋めしてくれる。

[[《運命の選択》]]を最大限生かすために、白赤緑の3色が確定で入る。
[[《烈流神》]]ナーフ前は青入りの[[4色]]が主流だったが、ナーフ後は黒入り[[4色]]が主流となった。ただし、[[白赤緑]]3色、あるいは5色の構築もある。
COLOR(red){''※このページには能力変更前の《烈流神》を前提に書かれた古い記述があります。''}

|ガントラ・マキシバス C 火/自然文明 (3)|
|クリーチャー:ドリームメイト 4000|
|攻撃する時、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。|

**主要カード [#k2fff823]
|カード名|役割|h
|[[《ガントラ・マキシバス》]]|攻撃しながら[[マナブースト]]|
|[[《運命の選択》]]|《ガントラ・マキシバス》などを[[スピードアタッカー]]にして山札から出す|
|[[《居合のアラゴナイト》]]|色、性能が優秀。《運命の選択》 で出せ、手札に関係ない[[スピードアタッカー]]|
|[[《ガルベリアス・ドラゴン》]]|条件付き中型[[スピードアタッカー]]。ブロックされない能力は相手の[[《エル・カイオウ》>《霊王機エル・カイオウ》]]、[[《ビューティシャン》>《猛菌恐皇ビューティシャン》]]、[[《ゼンアク》>《超絶究極神》]]などで達成できる|
|[[《霊翼の宝アルバトロス》]]|アルカ夫婦でロックされていても突破できる、擬似[[アンブロッカブル]]|
|[[《烈流神》]](修正前)|[[モヤシ]]での序盤のアタッカーおよび7マナ溜まった時点での[[今引き]]にて回避不能のリーサルを生み出すパワーカード|

**候補カード [#edf2a3e6]
|カード名|役割|h
|[[《ボルシャック・大和・ドラゴン》]]|中型[[スピードアタッカー]]だがこのデッキではほぼ[[準バニラ]]なので、基本的には5枚目以降の《ガルベリアス・ドラゴン》となる|
|[[《聖鎧亜ジャック・アルカディアス》]]|ウィニーの除去もできる優秀な[[S・トリガー]]|
|[[《ホーリー・スパーク》]]|[[オールタップ]]が出来る呪文|
|[[《バリアント・スパーク》]]|メタモーフで[[オールタップ]]が出来る呪文。[[《蒼狼の始祖アマテラス》]]から唱えられる。|
|[[《霊騎ミューズ・ルブール》]]|[[ウィニー]]主体のデッキに刺さる[[オールタップ]]|
|[[《衝撃のロウバンレイ》]]|[[ブロッカー]]除去持ちのスピードアタッカー|
|[[《転倒専機コロビナー》]]|[[タップキル]]に使える受け札|
|[[《夢見がちモッフル》]]|前よりにするなら|
|[[《無頼勇騎ゴンタ》]]|~|
|[[《フェアリー・ライフ》]]|《選択》を3ターン目に打てるようにしつつ7マナのカードを使いやすくする|
|[[《アクア・サーファー》]]|水を足すなら。優秀な受け札|
|[[《蒼狼の始祖アマテラス》]]|水を足すなら。《選択》 等の呪文を山札から唱える。|
|[[《無頼封魔アニマベルギス》]]|闇を足すなら。《選択》と合わせて使用すれば、実質4コストのWブレイカー|
|[[《竜極神》]]※|闇を足すなら。[[パワーカード]]|
|《竜極神ゲキ》|[[汎用性]]の高いリアニメイト|
|《竜極神メツ》|使いやすい全体[[火力]]|
|《竜極神ゲキメツ》|絶対的[[フィニッシャー]]|
|[[《超神星DEATH・ドラゲリオン》]]|闇を足すなら。伸びたマナから出せる全体除去兼疑似スピードアタッカー|
|[[《不浄の魔人ジャラ》]]|《DEATHドラゲリオン》の種になる受け札。[[《破壊龍神》]]メタにも|
|[[《ヤミノサザン》]]|《DEATHドラゲリオン》の種になる受け札。ウィニーを除去。|
|[[《策略と魅了の花籠》]]|このデッキタイプでの貴重な確定除去。《烈流神》のマナ基盤としても有用。|
|[[《デーモン・ハンド》]]|このデッキタイプでの貴重な確定除去。《アルバトロス》採用時のマナ基盤としても有用。|

**このデッキの回し方 [#q26536b7]

[[《ガントラ・マキシバス》]]で攻撃しながら[[マナブースト]]し、中型クリーチャーに繋げる。
3ターン目《ガントラ・マキシバス》、4ターン目[[《運命の選択》]]のどちらが初動でも次のターンに[[《ガルベリアス・ドラゴン》]]や[[《ボルシャック・大和・ドラゴン》]]に繋がる。
6マナに到達したあとは、防御を[[S・トリガー]]に任せつつ[[ビートダウン]]する。

**長所 [#b2360dcf]
[[《ガントラ・マキシバス》]]のパワー4000が優秀で、[[《聖鎧亜ジャック・アルカディアス》]]や[[《ファントム・バイツ》]]などの速攻対策に強い。

主要カードである《ガントラ》は《選択》と合わせて実質8枚体制、各種中型[[スピードアタッカー]]も8枚以上入ることがざら。
そのためデッキの再現性が高く、プレイングも分かりやすい。

[[防御札]]が豊富に投入されており、[[【速攻】>【速攻】 (デュエプレ)]]にも耐性がある。

[[スピードアタッカー]]が多く、5ターン目ごろからの中型[[W・ブレイカー]]の連発は相手への圧力が大きい。
またそのスピードアタッカーの豊富さから、[[受け]]を多数投入したデッキながら[[今引き]]もかなり強い。
マナがたまりやすく、手札補充が少ないながら後半は[[マナチャージ]]の必要がなくなるので、[[手札]]が切れにくい。

極端な話、デッキ内の[[コンボ]]は「《ガントラ》から中型[[スピードアタッカー]]に繋ぐ」だけであり、かつ必須カードと呼べるのは《ガントラ》《選択》《アラゴナイト》《ガルベリアス》(と《ジャック・アルカディアス》)だけなので、デッキ構築の幅が非常に広い。

強さとは関係ないことだが、採用されるカードの大半が[[レア]]以下のため、要求されるDMポイントの消費が安価で済む。

**短所 [#x2dafbba]

[[シールド]]を積極的に[[ブレイク]]する必要があるため、相手の[[手札]]が潤う瞬間が存在する。
[[【黒緑速攻】>【黒緑速攻】 (デュエプレ)]]のように手札を使う間も与えず勝てるわけではなく、相手の[[【黒緑ドルバロム】>【バロム】 (デュエプレ)]]などが間に合ってしまうことも。
仮に[[《悪魔神ドルバロム》]]を出されても最小限の被害で済ませるために[[《運命の選択》]]で[[リクルート]]できる[[《薫風妖精コートニー》]]を採用するのも良いだろう。

[[《ガントラ・マキシバス》]]の依存度がかなり高く、マナブーストができないと中心となる6コストクリーチャーが出るのが6ターン目になってしまう。
特に、3ターン目の《ガントラ》を[[《霊鳥と水晶の庭園》]]や先行時の[[《魂と記憶の盾》]]で除去されると、《選択》を握っていない限りマナブーストができず大きくテンポを崩されてしまう。

序盤の[[《霊王機エル・カイオウ》]]はかなりの天敵となる。[[《ガントラ・マキシバス》]]が攻撃しないとマナが伸びず、マナを伸ばすために捨て身の攻撃をすると、結果として[[《フェアリー・ライフ》]]と同じ手札1枚消費で1ブーストにしかなっていない。ただし、[[《ガルベリアス・ドラゴン》]]は[[水]]文明である《エル・カイオウ》に反応してブロックされなくなるので、逆利用ができる可能性はある。

序盤の《ガントラ・マキシバス》の[[パワー]]は確かに頼りになるものの総合的なパワーは物足りない部類。
《ガルべリアス・ドラゴン》以外のクリーチャーのパワーが6000以下なので[[《ボルメテウス・武者・ドラゴン》]]が相手だと片っ端から除去されてしまう。
[[【ヘブンズ・ゲート】]]のようなデッキが相手の場合、1度でも発動されると確定サーチができない[[《衝撃のロウバンレイ》]]かを素引きしなければそれだけで戦意を喪失してしまう。

遭遇率は低いが、[[《護りの角フィオナ》]]は最大の天敵。
単純にパワー勝負で勝てず、[[ブロッカー]]でもないため《ロウバンレイ》の除去が効かない。
おまけに[[タップ]]されていれば攻撃の標的を《フィオナ》自身に固定されてしまうため、[[《ホーリー・スパーク》]]などを用いた反撃戦法も通用しない。

速攻で相手のシールドを0にして、今引きスピードアタッカーでフィニッシュというのが目標なので、[[《腐敗聖者ベガ》]]や[[《英霊王スターマン》]]などの[[シールド追加]]手段を持つデッキには苦戦を強いられるだろう。

相手に盤面制圧された後に[[《聖鎧亜キング・アルカディアス》]]を出されると、脱出手段が非常に限られてしまう。
このデッキに入るような単色クリーチャーの場合、最低2コストなので、《ガルベリアス》を各ターン1回の着地置換効果から守るには最低8マナは必要となる。基本的には相手の除去札が尽きるまで引いた多色クリーチャーを召喚し続けるしかない。
シールドが1つもない場合には、《アラゴナイト》or《運命の選択》+《バリアント》でブロッカーを貫通して[[ダイレクトアタック]]することはできる。ただし、環境に刺さりが悪いと判断して《バリアント》も《ホーリー》も全抜きした【ガントラビート】ではこの方法は使えない。

[[《ディオーネ》]]がいたら[[スピードアタッカー]]が、[[《霊騎ラファーム》]]がいたら《烈流神》(烈神アギョウに反応)を含めたすべてのいきなり殴れるクリーチャーで出たターンの攻撃を禁止されてしまう。

[[《霊騎ラファーム》]]を無理なく採用できる[[【アーク・セラフィム】>【アーク・セラフィム】 (デュエプレ)]]は苦手な相手。
[[《霊騎アラク・カイ・バデス》]]を2体以上並べられたら、[[S・トリガー]]での[[オールタップ]]が[[警戒]]の付与で無力化され、[[《ガルベリアス・ドラゴン》]]の[[アンブロッカブル]]媒体にできる水クリーチャーは非採用、あるいは[[《霊王機エル・カイオウ》]]ぐらいしか採用されていない。その《エル・カイオウ》は[[《ガントラ・マキシバス》]]が苦手とするパワー負けするブロッカーである。

**環境において[#Meta]
[[DMPP-09]]期、スペル・デル・フィンカップにおいて上位プレイヤーが使用していたことで突如として脚光を浴びた。この時ユーザー間で広まったレシピは[[白赤緑]]型の[[《ボルシャック・大和・ドラゴン》]]を採用したものであった。
環境に[[ブロッカー]]が増えていくと同時に、それらに対して強気に立ち回れる[[《烈流神》]]と、その出したターン中の[[G・リンク]]を行いやすくする[[《フェアリー・ライフ》]]を採用した青入り[[4色]]型が増加した。
その背景にはデッキ内の水のカードが8~10枚程でも十分に[[《烈流神》]]を使いこなせることが明らかになったこともある。
[[《驚天の超人》]]の[[ナーフ]]後も単純なスペックの高さで[[トップメタ]]であり続けた。
[[DMPP-09EX]]期においては、コントロールデッキや[[《暗黒凰ゼロ・フェニックス》]]が多く存在しており、それらにはトリガービート特有の大量[[S・トリガー]]は無関係にビートダウンするはめになるということも少なくなかった。
したがって、[[《フェアリー・ライフ》]]を除いた[[S・トリガー]]が15枚以下という構築も珍しくはなくなった。
[[DMPP-10]]期では、[[【武者・ドラゴン】>【武者・ドラゴン】 (デュエプレ)]]対策として増加した[[《聖鎧亜キング・アルカディアス》]]を意識して、[[召喚]][[ロック]]をすり抜けられる[[《霊翼の宝アルバトロス》]]、《キング》を除去しうる[[《デーモン・ハンド》]]、[[パワーカード]]の[[《竜極神》]]を組み込んだ黒入り[[4色]]が主流となった。
[[《烈流神》]]が[[ナーフ]]されたことも流行を後押しした。
[[DMPP-10EX]]期においては[[サムライ]][[メタ]]として[[《邪眼銃士アレクセイ候》]]を採用した黒入り[[4色]]型が主流になっている。
[[DMPP-11]]期では、[[《蒼狼の始祖アマテラス》]]を使い汎用性を高めた青入り[[4色]]型、[[《超神星DEATH・ドラゲリオン》]]と[[《不浄の魔人ジャラ》]]を使い[[《破壊龍神》]]や[[速攻]]への耐性を高めた黒入り[[4色]]型が併存している。

**その他 [#r589acb2]
かつて存在していた[[【驚天トリガービート】>【驚天トリガービート】 (デュエプレ)]]から[[《驚天の超人》]]や[[《勇騎聖者ジェット・アール・イー》]]を抜き、代わりに[[《ガントラ・マキシバス》]]や[[《ボルシャック・大和・ドラゴン》]]などの[[スピードアタッカー]]を入れたような構成を取る。
【驚天トリガービート】が現役だったことはその偽装構築という強みもあったが、[[《驚天の超人》]]の下方修正によりそちらが消滅し、相手の誤認がない状態で戦う必要が生まれた。

元となったデッキがトリガービートなだけに、このデッキもトリガービート寄りではあるものの、[[《驚天の超人》]]が抜けたため[[S・トリガー]]の依存度はそちらより下がっている。
そのため、トリガーが15枚以下のデッキレシピも多数存在する。

公式4コマ漫画である[[デュエマシティの日常]]特別編においては、その汎用性の高さが[[ネタにされている。>https://twitter.com/dmps_info/status/1472114414371295232/photo/1]]

//**サンプルレシピ 
//とりあえず最初は載せなくても可
//|■カード名|文明|枚数|コメント|
//|■クリーチャー|| ||
//|[[《》]]|文明|枚数||
//|■呪文||||
//|[[《》]]|文明|枚数||
//|■クロスギア||||
//|[[《》]]|文明|枚数||

**参考 [#bfb8ad31]
-[[デッキ集 (一覧)]]
-[[デッキ集 (デュエプレ)]]
-[[デッキ集/ビートダウン]]
-[[《ガントラ・マキシバス》]]

&tag(デッキ集 (デュエプレ));