#author("2021-11-20T14:46:34+09:00","","")
*【カイザー「&ruby(ばき){刃鬼};」】 [#q434e8c4]

[[《「必勝」の頂 カイザー「刃鬼」》]]の[[コスト踏み倒し]]能力を活かした重量級デッキ。単に【刃鬼】【「刃鬼」】と呼ばれることも。

|「必勝」の頂 カイザー「刃鬼」 VIC 無色 (11)|
|クリーチャー:レッド・コマンド・ドラゴン/ハンター/ゼニス 14000|
|このクリーチャーを召喚してバトルゾーンに出した時、相手のシールドを数え、その回数相手とガチンコ・ジャッジする。その後、こうして自分がガチンコ・ジャッジに勝った数、ハンターを1体、自分の墓地、マナゾーン、または手札からバトルゾーンに出す。|
|T・ブレイカー|
|エターナル・Ω|

基本的な構成として、[[マナブースト]]のための[[自然]]、優秀な[[ハンター]]を多く擁する[[火]]の2色を主要色とし、動きを安定させるために[[水]]を足す場合が多い。
[[《「必勝」の頂 カイザー「刃鬼」》]]さえ出してしまえば余程の対手でなければ[[ガチンコ・ジャッジ]]で2〜3回は勝利できるため、そのまま[[《永遠のリュウセイ・カイザー》]]や[[《不敗のダイハード・リュウセイ》]]を場に踏み倒しワンショットキルを行うか、[[《勝利宣言 鬼丸「覇」》]]を踏み倒しエクストラターンを得てゲームエンドに持ち込むことができる。
そのためいかに早く「刃鬼」を出せる11[[マナ]]に辿りつくかがカギとなってくる。

[[ガチンコ・ジャッジ]]の勝筋の目安の1つとして、デッキの中に[[コスト]]6以上のカードを、いかに多く投入できるかがある。もちろん軽量[[マナブースト]]や[[ドロー]]をするカードとの割合を調整しながらのデッキ構築となるので、プレイヤーの手腕が試される。

環境に合わせて、後述のようにタッチで[[光]]や[[闇]]を投入するタイプも登場した。[[エピソード3]]〜[[ドラゴン・サーガ]]期の殿堂入りの影響をあまり受けておらず(ほぼ[[《勝利宣言 鬼丸「覇」》]]のみ)、その間、常にメタゲームの一角を占める有力デッキであり続けていた。

-「刃鬼」で踏み倒したいクリーチャー以外を[[ハンター]]で固める必要も無いため、[[ハンター]][[デッキ]]としてより[[グッドスタッフ]]としての側面が強い。
--[[《キングダム・オウ禍武斗/轟破天九十九語》]]の登場後は、[[《「必勝」の頂 カイザー「刃鬼」》]]すら全抜きした[[ハンター]]軸の[[【轟破天九十九語】]]が誕生するまでになっている。
--[[《ドンジャングルS7》]]の登場後は[[《キングダム・オウ禍武斗/轟破天九十九語》]]を主軸としない型ですら、[[《ドンジャングルS7》]]とそちらによる[[コスト踏み倒し]]先を[[《「必勝」の頂 カイザー「刃鬼」》]]とは独立した勝ち筋とするケースが見られるようになった。

-当初は[[グッドスタッフ]]的な構築が多かったが、[[超天篇]]になって[[《闘争類拳嘩目 ステゴロ・カイザー/お清めシャラップ》]]や[[《轟牙忍 ハヤブサリュウ》]]といった優秀なドラゴンも出続けている為、[[《メンデルスゾーン》]]による[[ドラゴン]]軸のデッキにするのも手である。踏み倒したい[[ハンター]]も大体はドラゴンである事が多い。また、採用カードに優秀なコマンドが増えたことから、[[《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》]]採用型が同じ頃に流行した。[[《ソーナンデス》]]、[[《ドンジャングルS7》]]、[[《ポットパイハット小僧/シチュー引き回し》]]を[[Jチェンジ]]で回しつつそれらを活かして防御を固める[[ジョーカーズ]][[シナジー]]利用型もある。

-[[超天篇]]終盤には[[《天災 デドダム》]]、[[《“魔神轟怒”万軍投》]]、[[《スゴ腕プロジューサー/りんご娘はさんにんっ娘》]]、[[重量級]][[マナドライブ]][[GRクリーチャー]]を取り入れた(というよりそれらに主軸を乗っ取られた)型が成立。

-[[王来篇]]期後半になると、[[《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》]]、[[《流星のガイアッシュ・カイザー》]]などのデッキ構築を歪めない[[汎用性]]の高い6コスト以下の多色ドラゴンを活かして[[革命チェンジ]]で攻めるサブプランを取り入れた型が愛好家界隈の中で流行。

**主要カード [#t707981f]
|カード名|役割|h
|[[《「必勝」の頂 カイザー「刃鬼」》]]|[[コンセプト]]|
|[[《永遠のリュウセイ・カイザー》]]|[[ハンター]] 自軍[[スピードアタッカー]]化|
|[[《不敗のダイハード・リュウセイ》]]|[[ハンター]] [[シールド焼却]]|
|[[《勝利宣言 鬼丸「覇」》]]※|[[ハンター]] [[エクストラターン]] |

**候補カード [#j2ee45c3]
|~クリーチャー(ドラゴン)|~ |
|[[《ボルシャック・スーパーヒーロー/超英雄タイム》]]|[[ハンター]] 全体[[火力]]|
|[[《無双竜鬼ミツルギブースト》]]|[[ハンター]] [[ブースト]]兼[[火力]]|
|[[《闘争類拳嘩目 ステゴロ・カイザー/お清めシャラップ》]]|[[ハンター]] [[ブースト]]兼[[墓地利用]]妨害等、多彩な役割を担う|
|[[《ボルバルザーク・エクス》]]※|[[ハンター]] [[マナ]][[アンタップ]] |
|[[《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》]]|[[ハンター]] [[シノビ]][[メタ]]兼[[ライブラリアウト]]対策|
|[[《姫様宣言プリンプリン》]]|[[ハンター]] [[cip]]や[[バトル]]勝利で[[《時空の支配者ディアボロス Z》]]等を出す|
|[[《リュウセイ・天下五剣カイザー》]]|[[ハンター]]版[[《伝説のレジェンド ドギラゴン》]]|
|[[《龍覇 ザ=デッドマン》]]|《ニガ=アブシューム》と組み合わせて「刃鬼」のコスト軽減|
|[[《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》]]|全[[バウンス]]+強力な[[ロック]]効果|
|[[《紅に染まりし者「王牙」/クリムゾン・ビクトリー》]]|[[ハンター]] クリーチャー面は更なる[[踏み倒し]]。呪文面は全体2000[[火力]]|
|[[《流星のガイアッシュ・カイザー》]]|相手のタダ出しに反応してタダ出し cipで2ドロー コスト10以上4軽減 速攻メタとてんこ盛り|
|[[《ベイビー「刃鬼」/「俺たちも必ず勝つ!!」》]]|クリーチャー面は展開メタ 呪文面は[[マナブースト]]|
|~クリーチャー(ドラゴン以外)|~ |
|[[《青銅のバンビシカット/「我が力、しかと見よ!」》]]|[[ハンター]] 初動[[マナブースト]]/[[ガチンコ・ジャッジ]]に強い[[除去]][[S・トリガー]]|
|[[《全員集合!アクア・三兄弟/超次元ジェイシーエイ・ホール》]]|[[ハンター]] [[コスト踏み倒しメタ]]/[[サイキック・クリーチャー]]展開[[S・トリガー]]|
|[[《最終決戦だ!鬼丸ボーイ/超次元オニシュラ・ホール》]]|[[ハンター]] [[除去]][[S・トリガー獣]]/[[サイキック・クリーチャー]]展開全体[[火力]]|
|[[《シビレアシダケ/インビンシブル・パワー》]]|初動[[マナブースト]]/[[ガチンコ・ジャッジ]]に強い|
|[[《パクリオ》]]|[[ハンデス]]兼[[ガチンコ・ジャッジ]]回数増加|
|[[《龍覇 M・A・S》]]|[[【速攻】]]対策 置き[[ドローソース]]|
|[[《サイバー・N・ワールド》]]|[[手札補充]]|
|[[《アクア・インテリジェンス 3rd G》]]|[[ハンター]] [[ガチンコ・ジャッジ]]補助|
|[[《強奪者 テラフォーム》]]|[[マナブースト]] [[【墓地ソース】]]メタにも|
|~呪文|~ |
|[[《フェアリー・ライフ》]]|2[[コスト]][[マナブースト]]|
|[[《ピクシー・ライフ》]]|~|
|[[《ガチンコ・ルーレット》]]|3[[コスト]][[マナブースト]] |
|[[《セブンス・タワー》]]|~|
|[[《獅子王の遺跡》]]|多色マナ武装4で3マナブースト|
|[[《フェアリー・シャワー》]]|[[マナブースト]] 兼 [[手札補充]]|
|[[《ドンドン吸い込むナウ》]]|[[S・トリガー]]で[[バウンス]]と[[手札補充]]を兼ねる|

|[[《メンデルスゾーン》]]|ドラゴン軸にするなら。最大2枚マナブースト |
|[[《再誕の社》]]※|強力な2枚マナブースト |
|[[《超次元フェアリー・ホール》]]|実質的な[[マナ]]回収 ブースト|
|[[《爆進イントゥ・ザ・ワイルド》]]|大型[[マナブースト]] 最速「刃鬼」を意識するなら|
|[[《トンギヌスの槍》]]|汎用性の高い[[カード]][[除去]]|
|[[《蒼龍の大地》]]|[[S・トリガー]]で[[マナゾーン]]から[[コスト踏み倒し]]&[[効果バトル]]|
|[[《超次元ガロウズ・ホール》]]|[[バウンス]]兼[[サイキック・クリーチャー]]呼び出し|
|[[《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》]]|置きドロー|
|[[《キングダム・オウ禍武斗/轟破天九十九語》]]|マナからクリーチャーを踏み倒す|
**[[超次元ゾーン]] [#zfebff87]
|[[《アルプスの使徒メリーアン》]]|[[《超次元ホワイトグリーン・ホール》]]で登場時盾を増やせる[[ブロッカー]]|
|[[《勝利のプリンプリン》]]|タッチ光型防御の要|
|[[《タイタンの大地ジオ・ザ・マン》]]|[[マナ]]回収|
|[[《魂の大番長「四つ牙」》]]|[[マナブースト]]|
|[[《勝利のガイアール・カイザー》]]|[[アンタップキラー]]|
|[[《紅蓮の怒 鬼流院 刃》]]|[[ビートダウン]]相手に対して強力な睨みに|
|[[《龍波動空母 エビデゴラス》]]|除去されにくい置き[[ドローソース]]|
|[[《勝利のリュウセイ・カイザー》]]|相手の[[マナ]]を[[タップイン]]|
|[[《時空の凶兵ブラック・ガンヴィート》]]|[[ビートダウン]]対策|
|[[《始原塊 ジュダイナ》]]|[[マナゾーン]]から「刃鬼」を召喚|
|[[《侵攻する神秘 ニガ=アブシューム》]]|マナゾーンを5色化し《ザ=デッドマン》の能力でコスト軽減|
*タッチ光型 [#h55b5ea0]
通称「白刃鬼」。[[自然]]、[[火]]、[[水]]の三色に加えて、[[光]]を投入したタイプ。[[《超次元ホワイトグリーン・ホール》]]や[[《光牙忍ハヤブサマル》]]、[[《怒流牙 サイゾウミスト》]]など、主に[[ビートダウン]]に強いカードを投入し、[[ビートダウン]]耐性を上昇させている。また、[[《閃光のメテオライト・リュウセイ》]]の投入により、[[《「必勝」の頂 カイザー「刃鬼」》]]から[[《不敗のダイハード・リュウセイ》]]と一緒に場に出し相手の[[クリーチャー]]をすべて[[タップ]]し、そこに攻撃することで安全に[[シールドを焼却>シールド焼却]]する芸当もできる。
[[革命編環境]]では[[【黒単ヘルボロフ】]]や[[【赤単速攻】]]、[[【モルト NEXT】]]に強い[[《調和と繁栄の罠》]]の存在からこちらのデッキタイプが主流になっていた。
[[《百族の長 プチョヘンザ》]]が、当時再録のなかった[[《調和と繁栄の罠》]]の補完をするような型も、[[環境]]で結果を残しつつあった。

決して一般的ではないが[[【ヘブンズロマネスク】]]に仕上げてカウンターによる[[ターボ]]を行ったり、大量に積んだ[[光]]の[[クリーチャー]]で[[《ミラクル・ミラダンテ》]]の[[革命0トリガー]]を安定して運用したりと、[[光]]の[[【クリーチャーコントロール】]]に寄せた構築もある。ただし、構築によっては[[《「必勝」の頂 カイザー「刃鬼」》]]で呼び出すクリーチャーを[[マナ]]置きするのにやや工夫が必要になる。

**候補カード [#gae466fc]
|カード名|役割|
|クリーチャー(ドラゴン)||
|[[《閃光のメテオライト・リュウセイ》]]|[[ハンター]] [[cip]]で[[スパーク]] 自軍に[[SA>スピードアタッカー]]付与|
|[[《メヂカラ・コバルト・カイザー/アイド・ワイズ・シャッター》]]|[[ハンター]] 相手を妨害して時間稼ぎ|
|[[《光神龍オメガ・アルティメット》]]|[[ハンター]] [[クルー・ブレイカー]]で大量ブレイク|
|[[《無双龍聖イージスブースト》]]|[[ハンター]] 防御札&《プチョヘンザ》の革命チェンジ元。[[マナ加速]]が利点|
|[[《ザオヴァナイン・カイザー》]]|[[ハンター]][[cip]]と[[アタックトリガー]]で呪文封じ|
|[[《青寂の精霊龍 カーネル》]]|防御札&《プチョヘンザ》の革命チェンジ元。防御力なら《イージス》より上|
|[[《龍素記号Sr スペルサイクリカ》]]|[[墓地]][[回収]] [[《調和と繁栄の罠》]]などと強烈なシナジー|
|[[《タイム3 シド》]]|呪文メタ。ドラゴンなので《ダイハード》によってシールド焼却することができる|
|[[《龍仙ロマネスク》]]|大型マナブースト |
|[[《トップ・オブ・ロマネスク》]]|2マナブーストする[[ブロッカー]]|
|[[《轟牙忍 ハヤブサリュウ》]]|防御用[[シノビ]]|
|[[《百族の長 プチョヘンザ》]]|相手[[クリーチャー]][[タップイン]]|
|クリーチャー(ドラゴン以外)||
|[[《綺羅王女プリン/ハンター☆エイリアン仲良しビーム》]]|[[ハンター]] [[ガチンコ・ジャッジ]]時踏み倒し可能な[[ブロッカー]]/[[ガチンコ・ジャッジ]]に強い[[除去]][[S・トリガー]]|
|[[《勝利の女神ジャンヌ・ダルク》]]|[[ハンター]] [[ブロッカー]]にして時間稼ぎ|
|[[《光牙忍ハヤブサマル》]]※|防御用[[シノビ]]|
|[[《光牙王機ゼロカゲ》]]|~|
|[[《怒流牙 サイゾウミスト》]]|~|
|呪文・D2フィールド||
|[[《魂と記憶の盾》]]|軽量除去兼[[ガチンコ・ジャッジ]]回数増加|
|[[《龍装の悟り 天命/ヘブン・デ・エンドレーサ》]]|1コスト多い《魂と記憶の盾》。[[ドラゴン]]でもあり、ガチンコ・ジャッジにも強い|
|[[《スローリー・チェーン》]]|[[S・トリガー]]で[[クリーチャー]]の[[攻撃]]を禁止|
|[[《超次元ホワイトグリーン・ホール》]]|[[《勝利のプリンプリン》]]を出して[[シールド追加]]|
|[[《調和と繁栄の罠》]]|[[クリーチャー]]の[[攻撃]]を禁止 単色デッキに対し[[効果]]を発揮|
|[[《反撃のサイレント・スパーク》]]|[[S・トリガー]] ドローにもなる[[スパーク]]|
|[[《アポカリプス・デイ》]]|条件つき全体除去|
|[[《大革命のD ワイルド・サファリ・チャンネル》]]|多色カードのマナ数を2倍に、[[Dスイッチ]]で《刃鬼》を[[マナ召喚]]する[[D2フィールド]]|

*タッチ闇型 [#d449dae0]
通称「黒刃鬼」。[[自然]]、[[火]]、[[水]]の三色に加えて、[[闇]]を投入したタイプ。[[《腐敗無頼トリプルマウス》]]や[[《ガチンコ・ジョーカー》]]、[[《ロスト・ソウル》]]などの強力な[[ハンデス]]を搭載することで、[[コントロール]][[デッキ]]への対応力が向上。[[アドバンテージ]]の塊である[[《偽りの王 ヴィルヘルム》]]を出せば、[[《「必勝」の頂 カイザー「刃鬼」》]]に楽に繋げることができる。強力な[[超次元]]メタであり[[【イメンループ】]]に強い[[《希望の親衛隊ファンク》]]を投入できるのも長所。又、[[進化]]ではあるものの1枚[[《悪魔神バロム・ハンター》]]を忍ばせる事も出来るのが特徴。

**候補カード [#u3a935a5]
|カード名|役割|
|クリーチャー(ドラゴン)||
|[[《偽りの王 ヴィルヘルム》]]|[[確定除去]] 兼 [[ランデス]] 兼 [[マナブースト]]|
|クリーチャー(ドラゴン以外)||
|[[《威牙の幻ハンゾウ》]]|除去用[[シノビ]] |
|[[《希望の親衛隊ファンク》]]|[[ハンター]] [[超次元]]・[[【速攻】]]メタ|
|[[《腐敗無頼トリプルマウス》]]|[[ハンデス]] 兼 [[マナブースト]]|
|[[《天災 デドダム》]]|[[マナ基盤]]、[[マナブースト]]、[[手札補充]]全てをこなせる汎用カード|
|[[《悪魔神バロム・ハンター》]]|[[ハンター]] ハンター以外を全て抹殺|
|呪文||
|[[《裏切りの魔狼月下城》]]☒|多色マナ武装4で3枚[[ハンデス]]|
|[[《ロスト・ソウル》]]|大型[[ハンデス]]|
|[[《ガチンコ・ジョーカー》]]|~|
|[[《拷問ロスト・マインド》]]|~|
|[[《テック団の波壊Go!》]]|[[S・トリガー]]・コスト5以下のカードを全て[[バウンス]]orコスト6以上のクリーチャーを除去|
*【5色フェアリー・ミラクル】型 [#j8607cb3]
通称「5色刃鬼」。[[自然]]、[[火]]、[[水]]の三色に加えて、[[光]]と[[闇]]を投入し【5色フェアリー・ミラクル】のような構成をとるデッキ。[[《獅子王の遺跡》]]の登場以降は本格的にこのタイプのデッキが組まれるようになった。[[《フェアリー・ミラクル》]]を安定して発動する為に多色カードを多く採用することになる。

**候補カード [#p218060f]
|カード名|役割|
|クリーチャー(ドラゴン)||
|[[《界王類邪龍目 ザ=デッドブラッキオ》]]|5色で組む意義であり、カウンターの要|
|クリーチャー(ドラゴン以外)||
|[[《墓守の鐘ベルリン》]]|[[ハンター]] [[ハンデス]][[メタ]]|
|[[《聖鎧亜クイーン・アルカディアス》]]|多色以外の呪文を封殺|
|[[《青守銀 シルト/解体事変》]]|各[[プレイヤー]]が[[手札]]から[[シールド追加]]/[[ピーピングハンデス]]|
|呪文||
|[[《フェアリー・ミラクル》]]|このデッキの生命線|
|[[《猟奇と耽美の人形劇》]]|[[シールドゾーン]]への[[ピーピングハンデス]]|
|[[《超次元ガード・ホール》]]|[[除去]]付き[[超次元]][[呪文]]|
|[[《支配のオラクルジュエル》]]|強力な[[S・トリガー]]|
|[[《天使と悪魔の墳墓》]]|選ばない[[除去]]・[[ランデス]]|
**環境において [#u71623ef]

[[エピソード2]]終期に登場し、その決定力の高さから[[ドラゴン・サーガ]]終期まで[[【ビッグマナ】]]の代表格として常に[[トップメタ]]の一角に居座り続けていた。

しかし、[[革命編]]に突入すると環境は[[高速化]]し、[[ビッグマナ]]に到達する前に[[ダイレクトアタック]]に持ち込まれてしまうことが急増したため、当然このデッキも環境から落ちる。[[【ビッグマナ】]]の大半の天敵である[[《メガ・マナロック・ドラゴン》]]も登場したことも、環境落ちに拍車をかけている。[[《メガ・マナロック・ドラゴン》]]は後の覇者デッキである[[【モルト NEXT】]]に投入されるようになったため、なおさらである。

「デュエル・マスターズ[[グランプリ>公認グランプリ]]3rd」では、その環境の異常なまでの高速化に追いつけないことを証明するかのごとく、ベスト64にすら入らなかった。

[[新章デュエル・マスターズ]]に突入すると、さらに向かい風は強くなり、[[《異端流し オニカマス》]]や[[《デスマッチ・ビートル》]]を始めとする[[コスト踏み倒しメタ]]が幅を利かせるようになってしまう。
また自らシールドを削って《「刃鬼」》を無力化させる[[《黒神龍ブライゼナーガ》]]と、[[ドラゴン]]の攻撃を防ぐ[[《偽りの王 モーツァルト》]]が搭載された[[【ブライゼシュート】]]という天敵デッキが台頭し、高速化に追いつけないどころの話ではなくなってしまう。

[[双極篇]]では、[[《轟破天九十九語》>《キングダム・オウ禍武斗/轟破天九十九語》]]が登場。マナゾーンからクリーチャーを無条件で[[コスト踏み倒し]]をし、かつ大半の[[コスト踏み倒しメタ]]にも耐性があり、《「刃鬼」》よりコストが低い。
[[【ビッグマナ】]]としては、[[【轟破天九十九語】]]に圧倒的に劣るようになり、《「刃鬼」》そのものも《轟破天九十九語》の型落ちとまで言われてしまうようになった。そのまま、《「刃鬼」》は《轟破天九十九語》を[[グッドスタッフ]]として使うようになってしまい、このデッキ自体も《轟破天九十九語》を主軸として《「刃鬼」》を象徴的に1枚据える程度になってしまう。


[[超天篇]]に入ると[[《無修羅デジルムカデ》]]が登場。[[タップイン]]で[[スピードアタッカー]]を腐らせ、未然に1ショットキルを防ぐ。まだまだ追い打ちは続いた。

しかし、[[DMEX-06]]で[[《メヂカラ・コバルト・カイザー/アイド・ワイズ・シャッター》]]、[[《爆裂遺跡シシオー・カイザー》]]が登場し、かなりの強化を受ける。前者は[[呪文]]面に防御[[S・トリガー]]がついた[[ツインパクト]][[ハンター]]、後者は[[マナブースト]]と[[火力]][[除去]]を行う[[S・トリガー]][[ハンター]]である。
その影響で愛好家界隈が活気を増す。[[DMEX-06]]発売数日前の[[チャンピオンシップ]]では優勝報告がなされるという、環境落ちして以降の快挙が成し遂げられた。

さらに、このデッキをテーマにした[[構築済みデッキ]]の[[DMBD-09]]にて、[[《リュウセイ・天下五剣カイザー》]]、[[《聖闘の精霊龍 セイント・カイザー/ライブラ・シールド》]]、[[《闘争類拳嘩目 ステゴロ・カイザー/お清めシャラップ》]]といった強力な[[ハンター]]が登場。そちらのデッキで[[《不敗のダイハード・リュウセイ》]]が[[再録]]されていないことから、一部では《不敗のダイハード・リュウセイ》抜きの[[白青緑]]タッチ[[赤]]型を考案する動きも見られた。しかし、直後の『[[超CSIII in 山形>超CS]]』においてはベスト128進出者が誰も使っておらず、決勝ラウンド進出を逃してしまった。

[[DMRP-11]]期には[[《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》]]採用型がチャンピオンシップ4位入賞した。

[[DMEX-06]]期から[[DMRP-11]]期までを見ると偶に[[チャンピオンシップ]]4位以内入賞を果たすなど、[[地雷]]としては健闘を見せている。

その後は[[ミッツァイル・マスターズ]]など[[超GR]]の影響で鳴りを潜めるが、[[DMBD-13]]期には[[《姫様宣言プリンプリン》]]などの強化パーツを獲得。同時期に[[超GR]]関係のカードが[[殿堂レギュレーション]]改訂で規制を受けた事もあり、度々大会入賞報告が見られるなど奮闘を果たした。

[[王来篇]]では[[《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》]]、[[《T・T・T》]]、[[《ドンドン火噴くナウ》]]、[[《砕慄接続 グレイトフル・ベン》]]といった強化パーツを手にしており、[[DMBD-16]]・[[DMBD-17]]期にはそれらを採用した【5色刃鬼】がチャンピオンシップ優勝を果たした。[[王来篇環境]]を支配する【5色コントロール】が基盤となっており、[[《「必勝」の頂 カイザー「刃鬼」》]]にこだわらない[[コントロール]]プランが取れるのも持ち味。[[《「必勝」の頂 カイザー「刃鬼」》]]本体が[[「このクリーチャーがバトルゾーンに出た時」で始まる能力]]持ちとして扱われず、相手の[[《地封龍 ギャイア》]]が刺さりにくいのも強みであり、[[《永遠のリュウセイ・カイザー》]]や[[《闘争類拳嘩目 ステゴロ・カイザー/お清めシャラップ》]]、[[《不敗のダイハード・リュウセイ》]]などcipを持たないクリーチャーを呼び出すことで[[ワンショット]]自体は妨げられずに済む。

[[DMEX-17]]期には[[《流星のガイアッシュ・カイザー》]]、[[《超神龍バイラス・カースド》]]、[[《ベイビー「刃鬼」/「俺たちも必ず勝つ!!」》]]、[[《無双の超越者ファイナル・ストームXX NEX》]]を獲得し、これでもかという強化を受けた。DMEX-17発売からしばらくの間、ポツポツとドラゴン軸で[[《超神龍バイラス・カースド》]]ルート重視の型がチャンピオンシップ上位入賞を果たした。[[《無双の超越者ファイナル・ストームXX NEX》]]を3枚投入してフィニッシュ時に追加ターンを確実に得る型も入賞していた。
**その他 [#f8481923]

-[[【ボルメテウスコントロール】]]、[[【モルト NEXT】]]に並んで、環境落ちしてもなお、根強い愛好家が多いデッキである。

-[[フィニッシャー]]を中心に[[ビクトリー]]や[[スーパーレア]]が多く、全盛期は構築費用が高額な部類だった。環境落ちしてからも、[[プロモーション・カード]]で統一しようとすると、車が買えるほどの金額が必要となる。
--[[公認グランプリ]]・[[チャンピオンシップ]]サポートシステムの景品は、このデッキタイプの必須カードから選ばれる傾向がある。このことがフルプロモ仕様化の難易度を格段に高めている。

-弱点としては[[【ビッグマナ】]]であるため、[[《天使と悪魔の墳墓》]]には特に気を付けたい。スペースの都合上高コストクリーチャーは枚数が少なく被害も少なく済むが、軽量ブーストがマナゾーンに溜まってしまった場合には被害が大きくなってしまう。

-このカイザー「刃鬼」を含む[[【ターボゼニス】]]は、元来デッキ構築の自由度が高いデッキタイプなので、新旧のカードプールを見直すことで、また新たな[[コンボ]]や戦術が発見される期待値は高いといえるだろう。

**参考 [#vad62b12]
-[[デッキ集 (一覧)]]
-[[デッキ集/ターボ・ビッグマナ]]
-[[デッキ集/種族デッキ]]
-[[デッキ集/コスト踏み倒しコンボ]]
-[[《「必勝」の頂 カイザー「刃鬼」》]]
-[[DMBD-09 「アルティメット・クロニクル・デッキ 2019 必勝!! 闘将ブレードオーガ」>DMBD-09]]

-[[【ハンター】]]

-[[【鬼丸「王牙」】]]

&tag(デッキ集,ターボ・ビッグマナデッキ,種族デッキ,コスト踏み倒しコンボデッキ);