#author("2023-04-17T13:44:20+09:00","","")
#author("2023-04-17T15:17:55+09:00","","")
*【オボロティガウォック】 [#z04aeee1]

[[【オボロセカンド】]]のデッキ構築論を基調としつつ、[[《天災超邪 クロスファイア 2nd》]]を[[《絶海の虎将 ティガウォック》]]に総入れ替えしたアーキタイプ。[[双極篇]]に成立。[[《天災超邪 クロスファイア 2nd》]]を全抜きする過程でデッキも【オボロセカンド】よりビートダウン色が薄まっていった。
[[【オボロセカンド】]]のデッキ構築論を基調としつつ、[[《天災超邪 クロスファイア 2nd》]]を[[《絶海の虎将 ティガウォック》]]に総入れ替えしたアーキタイプ。[[双極篇]]に成立。
[[《天災超邪 クロスファイア 2nd》]]を全抜きする過程でデッキも【オボロセカンド】よりビートダウン色が薄まっていった。
多くの多色カードが[[グッドスタッフ]]気味に組まれる、構築難易度・プレイ難易度ともに非常に高いデッキタイプ。

[[《天災超邪 クロスファイア 2nd》]]を全抜きするのが基本だが、時期によっては採用するケースが無いこともない。

|月光電人オボロカゲロウ C 水文明 (2)|
|クリーチャー:グレートメカオー 1000|
|このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分のマナゾーンにある文明ひとつにつき、カードを1枚引いてもよい。その後、引いたカードと同じ枚数の手札を、好きな順序で自分の山札の一番下に置く。|

|絶海の虎将 ティガウォック SR 水文明 (7)|
|クリーチャー:ムートピア 6000|
|このクリーチャの召喚コストを、このターン自分が引いたカード1枚につき1少なくしてもよい。ただし、コストは0以下にならない。|
|ブロッカー|
|W・ブレイカー|
|このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、カードを3枚まで引く。|

**デッキパーツ [#odd9fb3a]

***共通カード [#hc7a7c7d]
|[[《月光電人オボロカゲロウ》]]|主要カード|
|[[《海龍神の魔風》]]|5枚目以降の[[《月光電人オボロカゲロウ》]]|
|[[《絶海の虎将 ティガウォック》]]|早期の打点補強、[[ドロー]]加速、自前の[[ブロッカー]]による防御|
|[[《単騎連射 マグナム》]]※|ほぼすべてのクリーチャーによるカウンターを封殺|
|[[《天災 デドダム》]]|[[マナブースト]]、[[ドロー]]、[[墓地肥やし]]をこなす初動カード|

***ダイス型の主要パーツ [#j9186ba5]
|[[《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》]]|カウンター戦術の要|
|[[《英知と追撃の宝剣》]]※|1枚で2[[除去]]2[[ランデス]]の[[パワーカード]]|
|[[《超次元ガロウズ・ホール》]]|カウンターで打てる[[除去]]付[[超次元呪文]]。[[《カマス》>《異端流し オニカマス》]]ですら[[ブロッカー]]で処れる|

***覇道型の主要パーツ [#uda62756]
|[[《勝利龍装 クラッシュ“覇道”》]]|脇に[[《ティガウォック》>《絶海の虎将 ティガウォック》]]を[[打点]]として総攻撃|
|[[《サイコロプス》]]|[[《オリオティス・ジャッジ》]]の[[手打ち]]特化版|
|[[《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》]]|[[コスト踏み倒しメタ]]/[[呪文ロック]]|
|[[《“必駆”蛮触礼亞》]]|ほぼ[[《“覇道”》>《勝利龍装 クラッシュ“覇道”》]]専用機だがB・A・D2発動の8コストで出さないことも無い|

***カツキング型の主要パーツ [#n389e362]
|[[《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》]]|核となる革命チェンジ元|
|[[《時の法皇 ミラダンテXII》]]※|[[召喚規制>召喚ロック]]|
|[[《百族の長 プチョヘンザ》]]|盤面一掃、場に残れば相手に[[タップイン]]強要|

***その他候補カード [#r159c25c]
|[[《“乱振”舞神 G・W・D》]]|1ターンに最大2枚山札を掘り進められるクリーチャー|
|[[《ボーイズ・トゥ・メン》]]|5色デッキ定番の[[トリーヴァ>白青緑]]色基盤|
|[[《テック団の波壊Go!》]]|[[色]]、[[効果]]共に優秀な[[全体除去]]|
|[[《オリオティス・ジャッジ》]]|早出し、踏み倒し系統に効果覿面の[[S・トリガー]]全体除去|
|[[《ニコル・ボーラス》]]|[[cip]]で実質[[オールハンデス]]、[[攻撃時>アタックトリガー]]に[[確定除去]]|
|[[《SSS級天災 デッドダムド》]]|[[《デドダム》>《天災 デドダム》]]とセットで使われる[[汎用>汎用性]]除去|
|[[《怒流牙 サイゾウミスト》]]|1回の攻撃を確実に凌げる重量級[[ニンジャ・ストライク]]|
|[[《超次元ホワイトグリーン・ホール》]]|引けば強い防御[[超次元呪文]]|
|[[《天使と悪魔の墳墓》]]|[[ビッグマナ]]対策|
|[[《革命類侵略目 パラスキング》]]|早期の打点補強、[[革命]]2で[[コスト軽減]]|
|[[《拷問ロスト・マインド》]]|刺さる対面ではゲームエンド級の大規模ハンデス|
|[[《魔天降臨》]]※|[[手札]]には困らないのでタイミングを誤らなければ&br;実質[[デメリット]]無しのオール[[ランデス]]|
**超次元ゾーン [#xf117c6e]
|[[《勝利のガイアール・カイザー》]]|[[SA>スピードアタッカー]]1[[打点]]、疑似[[MF>マッハファイター]][[侵略]]元|
|[[《勝利のプリンプリン》]]|[[《ホワグリ》>《超次元ホワイトグリーン・ホール》]]と相性抜群の[[足止め>プリン効果]]手段|
|[[《時空の凶兵ブラック・ガンヴィート》]]|[[ビートダウン]]対策になる[[除去]]|
|[[《勝利のリュウセイ・カイザー》]]|疑似[[ランデス]]|
|[[《シルバー・ヴォルグ》]]|[[サイキック]]の比較的大型な[[ブロッカー]]|
|[[《アクア・アタック<BAGOOON・パンツァー>》]]|[[置きドロー]]|
|[[《時空の司令 コンボイ・トレーラー》]]|[[《オボロ》>《月光電人オボロカゲロウ》]]を[[ターン開始時>ターン開始ステップ]]に[[踏み倒し]]て[[覚醒]]|

**このデッキの回し方 [#uc3aa253]
デッキの型が無数に存在するので回し方は一概に言えないが、一例としては以下の通りである。

基本は4ターン目以降に動くデッキであり、4ターン目に[[《月光電人オボロカゲロウ》]]から[[《絶海の虎将 ティガウォック》]]を出すのがメインの動き。そこから状況に合わせて除去やハンデスなどの妨害を仕掛ける。最後に[[《単騎連射 マグナム》]]と[[《音精 ラフルル》]]が用意できたら安全なフィニッシュに向かう。

[[手札]]を奪ってから[[《魔天降臨》]]で一方的にゲームエンド級の被害を相手に与えるという勝ち方もある。

**長所 [#e2be1948]
手札は余るほど手に入るため、一度[[《絶海の虎将 ティガウォック》]]でドローすればオールハンデス以外のハンデスには強固。序盤に[[《拷問ロスト・マインド》]]でごっそり削られるでもしない限り手札には困らない。

当然というか対応力が高く勝ち筋が広いので、プレイングによる上ブレもその分高くなる。

[[殿堂入り]]の[[パワーカード]]による制圧が売りなので、時にテンプレにこだわらず最大値の高い殿堂入りカードを採用して実際に動かすと中々の活躍を果たすだろう。

基本的な勝ち筋に対して相手の[[《異端流し オニカマス》]]は腐りがち。それ以外のメタカードは要は[[除去]]すれば問題ない。

**短所 [#i2df5d0b]
最序盤は色事故、手札事故に悩むこともままある。また、コスト踏み倒しが多めなので徹底的にメタを張られると弱い。

[[《絶海の虎将 ティガウォック》]]でドローする前に軽量ハンデスを連打されて手札が枯れるケースは不利な展開。特に[[《月光電人オボロカゲロウ》]]が出る前に[[《ウォズレックの審問》>《サイバー・K・ウォズレック/ウォズレックの審問》]]で[[ピーピングハンデス]]されるのは典型的な負けパターンの1つ。

4ターン目以内に殴り切る[[【速攻】]]には弱く、それらのデッキには[[S・トリガー]]が十分捲れるか否かにゲームが左右される。

[[《単騎連射 マグナム》]]と[[《音精 ラフルル》]]は既に場に出ている[[ブロッカー]]には干渉しないので、クリーチャー比率の少ない方だとブロッカーにも弱め。

**【オボロティガウォック】の変遷 [#m725dfa6]

[[DMRP-05]]期には[[中速ビートダウン]]である[[【ジョット・ガン・ジョラゴン】]]がシェアを伸ばし始めたため、中途半端に並んだ相手クリーチャーに加えて自分のクリーチャーで[[《アポカリプス・デイ》]]の発動条件を満たし、そしてそれを6コストで手打ちするという場面も現実的に見られるようになった。

[[DMRP-07]]期にはフィニッシャーに[[《勝利龍装 クラッシュ“覇道”》]]を据えた型が確立した。丁度この頃は[[【チェンジザダンテ】]]が全盛期で、[[《時の法皇 ミラダンテXII》]]の[[召喚]][[ロック]]にコスト10の[[《勝利龍装 クラッシュ“覇道”》]]が引っ掛からないことから注目された型。通常の【クラッシュ“覇道”】と異なり徹底的に[[メタ]][[カード]]で牽制してから走り出すのが特徴。

詳しい確立時期は不明だが、[[【ベイビーミラダンテ】]]との折衷型として中盤から終盤にかけての制圧に特化した型も[[双極篇]]に流行していた。[[《蒼き団長 ドギラゴン剣》]]との折衷型すらチャンピオンシップ4位以内入賞を果たしている。

[[双極篇]]末期になるとデッキを[[超次元]][[呪文]]やカウンター札に寄せた完全なコントロール型が主体になった。この頃になるとデッキに5、6枚挿した[[水]]の受け札をサーチして[[《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》]]の[[Dスイッチ]]によって[[踏み倒し]]で唱えることが主流の動きになった。

[[DMRP-11]]期には[[《マリゴルドIII》]]、[[《続召の意志 マーチス》]]を獲得。[[マナゾーン]]に[[埋めた>埋まる]][[《単騎連射 マグナム》]]などにアクセスする芸当を覚えただけでなく大量のGR召喚手段からさらに展開する術を手に入れた。この頃には[[《BAKUOOON・ミッツァイル》]]で[[《煌銀河 サヴァクティス》]]→[[《時の法皇 ミラダンテXII》]]→[[《ジャミング・チャフ》>《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》]]と繋げる型も流行。ノーコストで[[《BAKUOOON・ミッツァイル》]]の種になる上にそちらで破壊すれば[[G・ゼロ]]の1体制限もすり抜けることができるため、[[《天災超邪 クロスファイア 2nd》]]を入れた型も結果を残している。

[[DMEX-08]]期にはデッキを[[【4色ドッカンデイヤー】>【ドッカンデイヤー】#Dokkan4c]]に寄せたリペア型が成立。[[デッキ]]に[[光]]を入れる理由であった[[《音精 ラフルル》]]が2020年1月1日の[[殿堂レギュレーション]]改訂で[[プレミアム殿堂]]に指定されたため、デッキが[[光]][[抜き4色]]になったのである。

[[DMRP-13]]期には[[《U・S・A・BRELLA》]]、[[《リツイーギョ #桜 #満開》]]、[[《その子供、可憐につき》]]を取り入れた型がチャンピオンシップ優勝を果たした。

[[DMBD-13]]・[[DMBD-14]]期にはまた[[《BAKUOOON・ミッツァイル》]]で[[《煌銀河 サヴァクティス》]]→[[《時の法皇 ミラダンテXII》]]→[[《ジャミング・チャフ》>《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》]]と繋げる型が使われるようになった。頭数を確保する手段としては[[《“魔神轟怒”万軍投》]]が重用されるようになった。この型がまた流行した背景には通常のコスト踏み倒しに反応するコスト踏み倒しメタが減ったというのがある。

[[《勝熱英雄 モモキング》]]の登場を機に、そちらを使ってワンショットする型も成立。[[DMSP-02]]期の[[オリジナル]][[環境]]では、この型がチャンピオンシップ優勝を果たしている。

ところが[[【5色コントロール】]]系統のデッキパワーが格段と上がった[[王来篇環境]]になると、[[リソース]]にはまるで困らなくなったため、[[《月光電人オボロカゲロウ》]]と[[《絶海の虎将 ティガウォック》]]を軸にすることがもはやデメリットとなり、デッキの基盤を維持しつつもその2者が抜ける格好となった(それが王来篇環境における[[【5色ザーディクリカ】]])。

それでも、[[《超次元リュウセイ・ホール》]]、[[《イデア・パラドックス》]]などの相性の良い新規が登場するたびに入賞報告がされる。

[[ゴッド・オブ・アビス]]期には[[《絶海の虎将 ティガウォック》]]の持つ[[ブロッカー]]や諸々の[[除去]]、[[《一王二命三眼槍》]]による[[敗北回避能力]]で凌いでから[[《流星のガイアッシュ・カイザー》]]による[[コスト軽減]]と自己[[コスト軽減]]で[[《鬼ヶ王魔 エンド・ジャオウガ》]]を叩き付け、鬼エンドによる追加ターンを活かして総攻撃する型が一定数使われるに至った。

『[[DMGP2023-1st>公認グランプリ]]』Day2([[オリジナル]])ではベスト128に1人残った。
**参考 [#a3c8659b]
-[[デッキ集 (一覧)]]
-[[デッキ集/5色デッキ]]
-[[コスト軽減]]
-[[【オボロセカンド】]]

&tag(デッキ集,5色デッキ);