#author("2021-05-09T22:47:19+09:00","","")
*《&ruby(ザ){The};&ruby(じゃあく){邪悪}; &ruby(きなり){寄成};ギョウ》 [#f46272bc]

|The邪悪 寄成ギョウ SR 水/闇/自然文明 (11)|
|クリーチャー:ジュラシック・コマンド・ドラゴン 12000|
|T・ブレイカー|
|相手のクリーチャーが出て、その能力がトリガーする時、かわりに自分がその能力を使う。|
|相手のターンのはじめに、クリーチャーを1体、相手の墓地から選んでもよい。そうしたら、相手はそれをタップして出す。|

[[DMEX-15]]で登場した[[水]]/[[闇]]/[[自然]]の[[ジュラシック・コマンド・ドラゴン]]。

相手のクリーチャーの[[cip]]を置換効果で無効化するどころか、''自分が使う''という前例のない能力を持つ。

[[cip]]を無力化するだけでも強力だが、相手の[[cip]]を使って[[アドバンテージ]]を獲得できる。相手からすれば[[cip]]持ち[[クリーチャー]]を出すだけで相手に[[アドバンテージ]]を与えてしまうため、容易に[[クリーチャー]]を展開できなくなる。
特に[[グッドスタッフ]]的なヘヴィ級を集められる[[【5色コントロール】]]に対しては天敵となる。
//中でも[[《聖魔連結王 ドルファディロム》]]ら[[ディスペクター]]が持つ[[EXライフ]]を奪い続ければ驚異的な除去耐性を獲得する事も可能。
//↑EXライフはトリガー能力ではないはず。あと能力としてEXライフ自体を持ってないと耐性はない。色々と不十分な記述

また、相手の[[ターン開始ステップ]]に相手の[[クリーチャー]]1体を[[タップイン]]状態で[[リアニメイト]]させる能力も持ち合わせている。
[[cip]]を奪う[[能力]]と合わせることで相手の墓地の[[クリーチャー]]の[[cip]]を強制的に強奪でき、[[タップイン]]なので[[攻撃]]に使われる危険も少ない上に、[[cip]]を使った後は[[タップキル]]する事で、次のターンに再度[[リアニメイト]]して[[cip]]を奪うことができる。
同じく、[[S・トリガー]]で出てきた[[クリーチャー]]の[[cip]]も無力化できるため、詰めとしても優秀。[[《革命目 ギョギョウ》]]や[[《メヂカラ・コバルト・カイザー》>《メヂカラ・コバルト・カイザー/アイド・ワイズ・シャッター》]]の能力を能動的に発動できるのもポイント。
ただし、[[《終末の時計 ザ・クロック》]]には注意。能力を奪ったところで、結局無力化できずにそのターンの[[攻撃]]を止められてしまう。

深く考えなくとも、[[《父なる大地》]]で相手のcipを能動的に発動することができる。豪快さを求めるなら、[[《Dの妖艶 マッド・デッド・ウッド》]]で相手に大量展開させるのも良さそうである。


欠点は11マナと重く、このクリーチャー自体は[[cip]]を持たないところ。能力発動には多少のタイムラグもあり、相手の[[墓地]]が少ないとせっかくの強奪能力もしょっぱくなってくる。
幸いにも[[青黒緑]]の[[3色]]・[[コマンド・ドラゴン]]なので[[踏み倒し]]で出す際には事欠かない。[[退化]]との相性もよく、[[cip]]を持たないため[[退化]]させて出しても[[能力]]をフルに使えるほか、[[墓地進化]]と[[手札進化]]に対応しているため[[退化]]元の選択肢も幅広い。変わったところでは[[《ライマー・ランサー》]]と[[《蝕王の晩餐》]]で出すことも可能。
能力の強奪を狙うなら[[除去]]や[[ハンデス]]で積極的に削っていくべき。[[《偽りの王 ヴィルヘルム》]]や[[《偽槍縫合 ヴィルジャベリン》]]、[[《焦土と開拓の天変》]]などはこのクリーチャーを[[召喚]]するまでの時間稼ぎも出来るので一石二鳥。

-性質上仕方ないが、殆ど[[呪文]]のデッキや[[オレガ・オーラ]]が中心のデッキ、[[【バニラビート】]]の様に[[cip]]を持たないクリーチャーが多い速攻デッキは苦手。その時は優秀な[[文明]]を生かしてマナ基盤になってもらおう。

-相手の墓地に[[《終末の時計 ザ・クロック》]]が落ちていたらほぼゲームエンド。相手のターンの始めに[[《終末の時計 ザ・クロック》]]を出させて[[ターンの残りをとばし>ターンの残りをとばす]]、返しの自分ターンに[[殴り返し]]で破壊、を繰り返す事で事実上無限に[[追加ターン]]を獲得できる。バトルゾーンに自分の[[《終末の監視者 ジ・ウォッチ》]]がいれば、相手の墓地にクリーチャーがいる限り同等のコンボを行える。
--ただし、[[ドローステップ]]の前にターンをとばすため、このコンボだけでは相手を[[ライブラリアウト]]させることは出来ない。勝利するには他の行動も必要である。




-[[cip]]を奪う[[能力]]は[[強制]]であるため、[[《怨念怪人ギャスカ》]]のような[[cip]]で[[デメリット]]を持つ[[クリーチャー]]を出されるとその[[デメリット]]を押し付けられてしまう。大きな[[デメリット]]を持つ[[クリーチャー]]でなくとも、[[強制]]で[[山札]]からの[[マナブースト]]、[[ドロー]]、[[墓地肥やし]]が出来るクリーチャーを出されると山札の残り枚数次第ではライブラリアウトさせられる可能性もある。
--なお、[[cip]]を奪うこと自体は[[強制]]だが、奪った[[cip]]が[[任意]]であれば使わなくてもよい。

-相手のクリーチャーの能力を奪うカードには[[《パック・リーマン》]]がいるが、あちらの[[裁定]]が不明確な部分が多い問題がこのカードにも当てはまる。不明確な裁定は以下の通り。
--このクリーチャーは多色クリーチャーだが、単色クリーチャーから奪った能力によって相手のクリーチャーを選ぶ時、[[《勝熱英雄 モモキング》]]を選べるか。
--[[《友斬のマジ・スマーン》]]や[[《ボルシャック・ドギラゴン》]]のような能力の対象に「このクリーチャー」を含む能力の場合、《The邪悪 寄成ギョウ》自身を「このクリーチャー」として扱うか。
---類例として、[[《ジョット・ガン・ジョラゴン》]]の場合は《ジョット・ガン・ジョラゴン》を「この[[クリーチャー]]」として扱う、と裁定が出されている。
--相手が[[バズレンダ]]などで[[追加コスト]]を支払ってクリーチャーを出した時、その追加で払った回数分効果が使えるか。
--[[《ボルシャック・サイバーエクス》]]のような、出た時に[[モード]]から選んで効果を使うカードの場合はどうなるか。
---効果の発生源が《寄成ギョウ》だとしたら選択肢を読むことができず何も起こらないことになる。
--[[ファイナル革命]]など、[[「このクリーチャーが出た時」>「このクリーチャーがバトルゾーンに出た時」で始まる能力]]で''始まらない''能力は奪えるか。

//-[[《ボルシャック・ドギラゴン》]]など、テキスト中に「この[[クリーチャー]]」を指定する[[能力]]をかわりに使った場合どうなるかは裁定待ち。
//類例として、[[《ジョット・ガン・ジョラゴン》]]の場合は《ジョット・ガン・ジョラゴン》を「この[[クリーチャー]]」として扱う、と裁定が出されている。
//上と統合

//-[[《ボルシャック・サイバーエクス》]]のような、出た時に[[モード]]から選んで効果を使うカードの場合にどうなるかは不明。
//--効果の発生源が《寄成ギョウ》だとしたら選択肢を読むことができず何も起こらないことになる。
//上と統合

-相手クリーチャーをタップインさせて殴り返す点はアニメ「VS」第39話の[[ホカベン]]戦での[[《永遠のリュウセイ・カイザー》]]を用いて[[ライブラリアウト]]するまでいたぶり続けた展開を、バトルゾーンに出し入れする点は「VSR」第47話の[[ルシファー]]戦で[[《時間龍 ロッキンスター》]]を[[《父なる大地》]]で出し入れした展開を彷彿とさせる。

**関連カード [#sf327b1c]
-[[《パック・リーマン》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#w5228773]
-[[DMEX-15]]&br;'''どんな手を使ってでも勝つ邪悪な男、それが[[寄成ギョウ>ギョウ]]!'''

**収録セット [#x895dcbe]
-illus.[[Yosuke Yabumoto]]
--[[DMEX-15 「20周年超感謝メモリアルパック 魂の章 名場面BEST」>DMEX-15]](9/100)

**参考 [#ge85d0e5]
-[[ジュラシック・コマンド・ドラゴン]]
-[[T・ブレイカー]]
-[[cip]]
-[[置換効果]]
-[[ターン開始ステップ]]
-[[リアニメイト]]
-[[タップイン]]
-[[青黒緑]]

-[[ギョウ]]

&tag(クリーチャー,水文明,闇文明,自然文明,多色,コスト11,ジュラシック・コマンド・ドラゴン,コマンド・ドラゴン,コマンド,ドラゴン,パワー12000,T・ブレイカー,cipメタ,トリガーする時,置換効果,能力横取り,ターン開始時,リアニメイト,タップイン,SR,スーパーレア,Yosuke Yabumoto);