#author("2024-01-08T17:53:39+09:00","","")
#author("2024-01-09T15:38:58+09:00","","")
*《&ruby(クラヤミノコンゲン){DARK MATERIAL}; &ruby(コンプレックス){COMPLEX};》 [#top]

|DARK MATERIAL COMPLEX SR 闇文明 (1)|
|クリーチャー:パンドラボックス 25000|
|''ワールド・ブレイカー''(このクリーチャーは相手のシールドをすべてブレイクする)|
|このクリーチャーはタップして出る。|
|他のクリーチャーが離れた時、または自分のターンのはじめに、自分の山札の上から1枚目を表向きにして、このクリーチャーの下に置いてもよい。|
|このクリーチャーの下のカードが7枚以下なら、このクリーチャーは離れず、アンタップしない。|
|このクリーチャーの下に8枚目のカードが置かれた時、このクリーチャーをアンタップする。|
|このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーの下にあるカードを1枚、墓地に置いてもよい。そのカードがクリーチャーなら、自分の墓地から出す。|

[[DM23-RP4]]で登場した[[闇]]の[[パンドラボックス]]。

[[コスト]]1、[[パワー]]25000の[[ワールド・ブレイカー]]。
出る時に[[タップイン]]し、この[[クリーチャーの下]]に[[カード]]が8枚置かれるまで[[バトルゾーン]]を[[離れず>離れない]]、またその間如何なる方法でも[[常在型能力]]で[[アンタップしない]]。
[[ターンのはじめ]]か、[[クリーチャー]]が[[バトルゾーン]]を[[離れる]]度に、[[山札]]を1枚この[[クリーチャーの下]]に[[表向き]]で敷くことができ、8枚目が置かれたら[[誘発型能力]]で[[アンタップ]]する((8枚以上カードがある状態だと[[ターン起因処理]]などでのアンタップも解禁される。ただし、離れない除去耐性も失う。))。
また、[[アタックトリガー]]で、この[[クリーチャーの下]]にある[[カード]]を[[墓地]]に置け、それが[[クリーチャー]]であれば[[墓地から出す>リアニメイト]]ことができる。

**基本的な運用 [#n8bb38c2]

[[ワールド・ブレイカー]]というフィニッシャー向けの[[ブレイカー]]能力に目を奪われがちだが、環境で確立した使われ方は[[離れない]]で疑似[[《無限掌》]]を内蔵しているアタッカーという部分である。

色の合うデッキで、余った闇1マナで適当なタイミングで《DARK MATERIAL COMPLEX》を召喚しておき、普通に試合を進めていく。
すると、自他問わず[[除去]]のやりとり、お互いの[[革命チェンジ]]など、そして自分の[[ターン開始ステップ]]により、あっという間に下にカードを溜めることができる。

ポイントは、実際に攻撃を開始するまでは7枚以下をキープしておき、離れない置物を維持すること。

盤面が充実してきた所で8枚目のカードを入れてアンタップし攻撃開始。
当然ながら、相手は[[ワールド・ブレイカー]]が押し通るのを許すわけにはいかないため、あらゆる手段を用いて延命を試みるだろう。
ところが、パワー25000の離れないクリーチャーを止めるのはなかなか難しい。
例えば、小型ブロッカーによるいわゆる[[チャンプブロック]]で延命を試みた場合はブロックしたクリーチャーが破壊されてしまう。
例えば[[S・トリガー]]や[[革命0トリガー]]、[[《百鬼の邪王門》]]などで横の打点を止めようとすると、今度はバトル効果を始めとした各種除去がメジャーな手段となるだろう。
それら、「離れた時」に誘発して再度8枚目を下に入れアンタップ。再び[[アタックトリガー]]で下のカードを7枚にしながら攻撃して貫通するという寸法である。
よって、《DARK MATERIAL COMPLEX》を除去によって止めるのは極めて難しい。
盤面からの排除、という意味であれば、
[[《秩序の意志》]]などで[[封印]]してしまうのが数少ない対処法と言えるだろうか。
盤面が充実してきた所で8枚目のカードを入れてアンタップし攻撃開始。相手は[[S・トリガー]]や[[革命0トリガー]]、[[《百鬼の邪王門》]]などで延命しようとしてくるだろう。
ところが、パワー25000の離れないクリーチャーはなかなか止めることができず、[[チャンプブロック]]で延命することが大半である。
その「離れた時」に誘発して8枚目を入れアンタップ。再び[[アタックトリガー]]で下のカードを7枚にしながら攻撃して貫通するという寸法である。横のクリーチャーを除去しようと、《DARK MATERIAL COMPLEX》が起き上がってまた攻撃してくるという地獄絵図である。

現実的な受け方としては、[[《一王二命三眼槍》]]の[[敗北回避]]でクリーチャーの犠牲を出さずに攻撃を完遂させてアンタップを封じる、[[《踊戯音愛 パステル/♪摩訶不思議 マジカルプリズン キンキラリン》]]の[[メガ・ラスト・バースト]]となどが持つ[[攻撃もブロックもできない]][[継続的効果]]で《DARK MATERIAL COMPLEX》を止めるなどだろう。
ただし、[[アタックトリガー]]ごとに[[リアニメイト]]で打点やカウンター対策も生えてくるため、
迎撃に成功したとしても攻撃された回数に応じて、逆転は困難なものとなるだろう。
現実的な受け方としては、[[《一王二命三眼槍》]]の[[敗北回避]]でクリーチャーの犠牲を出さずに攻撃を完遂させてアンタップを封じる、[[《踊戯音愛 パステル/♪摩訶不思議 マジカルプリズン キンキラリン》]]([[メガ・ラスト・バースト]]経由)や[[《裏斬隠 カクシ・レシピ》]]([[ニンジャ・ストライク]]経由)など[[攻撃もブロックもできない]][[継続的効果]]で《DARK MATERIAL COMPLEX》の複数攻撃を止めるなどだろう。

[[《天災 デドダム》]]で簡単に外されてしまうのを承知の上で[[《秩序の意志》]]の[[S・バック]]で[[封印]]するのも対処法のひとつ。

ただし、[[アタックトリガー]]ごとに[[リアニメイト]]で打点やカウンター対策も生えてくるため、迎撃に成功したとしても攻撃された回数に応じて、逆転は困難なものとなる。

-このカードの下のカードが7枚の状態でバトル相手がスレイヤーの場合、バトル相手が負けて破壊されて下のカード追加→バトル後スレイヤーという処理順となるためうっかり8枚にしてしまうと破壊されることに注意。

**その他テクニックなど [#pcbf2e08]

[[離れない]]置物として見ると、[[ゲーム開始時にバトルゾーンに存在出来るカード]]を除けば最軽量のコスト1である。先出ししておけば2ターン目以降から[[《デッドリー・ラブ》]]や[[《母なる星域》>《幻緑の双月/母なる星域》]]のような動き出しに代償がある効果、[[《堕魔 ドゥポイズ》]]のような相手からの[[選ばせ除去]]をすべてチャラにできる。

ただし、「[[離れない]]」系に属するカードなので、「○○するかわりに」離れさせる[[置換効果]]に関しては離そうとすることを試みることすらできず、[[鬼S-MAX進化]]で無限に[[敗北回避]]するなどはできない。
[[《闇王ゼーロ》]]の[[代替コスト]]詠唱でも破壊対象にできない。コスト1獣として高級[[《天斬の悪魔龍 ジュランデス》]]感覚で適当に採用しないように。

順当に使う場合、[[リセット]]全般と相性が良い。「他のクリーチャーが離れた時」は[[《アポカリプス・デイ》]]、[[《深海の伝道師 アトランティス》]]、[[《シス=魔=シャル》]]といったカードで一気に複数回誘発させることができ、さらにあくまで「[[任意]]で1枚下に置く」効果の重複なので[[リセット]]のせいで下に置きすぎるという暴走もない。
相手の[[《飛翔龍 5000VT》]]などへのカウンターとしても使える。相手のターン中には7枚ちょうどでストップしておくことで、自分のターン開始時で8枚にしながら自己アンタップすることができるので相手ターン中に耐性を失うことはない。

アンタップするタイミングは[[誘発型能力]]によるもののため、[[ターン起因処理]]のアンタップしか禁止しない[[フリーズ]]も実質無効。

[[《有象夢造》]]の[[自壊]]コンボでも効率よく「離れた時」の回数を稼ぐことができる。《DARK MATERIAL COMPLEX》自身もコスト2以下獣なのでそちらから着地させることが可能。

[[《ビックリーノ》]]の[[自壊]]を相手の[[S・トリガー]]に反応させることで[[タップ]]系の[[防御札]]を貫通することもできる。

時間経過でバトルゾーンに内容を見られるカードを溜めていくタンクとしても使える。
なお前述の通り、あくまでこのカード自身を対象にはできないが、[[鬼S-MAX進化]]とこのクリーチャーの「下にカードを溜め込める」性質の相性自体は悪くない。「離れた時」という条件は1ターンに複数回達成しやすく、[[《禁断英雄 モモキングダムX》]]にも劣らないカードタンクとしての役割を得られる。

-例のごとく[[封印]]への耐性はないため、それを受けると動きを封じられる。[[コマンド]]を出して復帰できるかは構築次第だろう。

//[[無視]]されると[[離れない]]耐性を失ってしまい[[コスト火力]]や[[スレイヤー]]であっさり処理されてしまうので注意。
//↑いったいどんなデッキを仮想敵にしているのですか?《エモーショナル・ハードコア》とスレイヤーを共存させたデッキ?cipで無視の《ゼーロJr.&ゲンムエンペラー》とコスト火力の《邪招待》を共存させたデッキ?
//《勝熱と自由と弾丸の決断》と火力やスレイヤーは共存し得るし(【アナカラーハンデス】とか)、エモコアが入るなら《電磁魔天イエス・ザナドゥ》が除去飛ばしてくるでしょ 

-能力を[[無視]]されると、[[離れない]]耐性を失ったパワーが高いだけのクリーチャーになってしまう。最も痛いのは[[《∞龍 ゲンムエンペラー》]]によるもので、パワーですら勝てない。一応それ以外には[[《激竜王》]]と同等のバトルの強さは発揮でき、[[《神聖龍 エモーショナル・ハードコア》]]など発生源の[[殴り返し]]はできるが、それまでである。多くの[[無視]]効果の使い手は発揮開始がおおむね4ターン目以降となるため、使われる前にフィニッシュするなどを心がけたい。
--なお[[アンタップ]]制限も同時に解除される為、無視させる側にも若干のリスクが伴う。アンタップ後に発生源を潰されたり効果時間が終了して[[テキスト]]を取り戻されると、即座に[[離れない]][[ワールド・ブレイカー]]に蹂躙されかねない。制圧力の高い[[無視]]クリーチャーを出したからとあぐらをかかず、早々に[[ダイレクトアタック]]で試合を終わらせたり、[[《勝熱と弾丸と自由の決断》]]→別の除去と1ターン中に叩き込んで(([[モード]]の裁定で、呪文1枚で能力を無視してから山札送りにはできない。))バトルゾーンから脅威を消し去りたい。

-お互いにタップ状態の《DARK MATERIAL COMPLEX》を展開している場合、自身が横並びさせている打点を意図的に相手の《DARK MATERIAL COMPLEX》に自爆特攻させることにより、一気にこちらのカウントを進め、攻勢に移ることができる。
--当然ながら相手のカウントも大きく進んでしまう。次のターンには何もせずとも相手が動き始めてしまうような、自身が不利な状況で行うとよいだろう。
***コンボ系 [#l9a85ca3]
-3ターン目に[[《アクア鳥人 ロココ》]]+[[《夢幻なる零龍》]]で[[メインステップ]]に好きな回数クリーチャーを出して離れさせることができ、アタッカーとして動き出せるようになる。1ターン目か2ターン目に《DARK MATERIAL COMPLEX》を出しておいて[[召喚酔い]]を消しておき、その下に[[《禁断竜王 Vol-Val-8》]]のような[[アタックトリガー]]で出したいクリーチャーが装填されるまで[[《夢幻なる零龍》]]を離れさせれば3ターンキルが可能。
最速を狙うには要求値がそこそこ高い((2ターン目までに《DARK MATERIAL COMPLEX》を出した上で、3ターン目にパーツ2枚+アンタップマナの3枚、後述の《シャコガイル》ワンショットルートを狙うならさらに[[《【問2】 ノロン》]]が必要。[[ドローソース]]や[[手札交換]]を考慮しなければ3ターン目までに引けるカードは先攻で7枚、後攻で8枚で、そのうち文明要求も含むとコンボパーツに5〜6枚を必要とする。))が、4ターン目で展開するなら[[ドローソース]]を挟む余地がある。
//[[青黒]]なら《COMPLEX》を引き込む[[ドローソース]]にも困らない。
//↑最速と両立するには1ターン目の《ガード・グリップ》や、2ターン目の《エマージェンシー・タイフーン》などしかなく、困らないは過大評価。《DARK MATERIAL COMPLEX》を召喚するアンタップ闇マナも必要。
--[[《シラズ死鬼の封》]]は必要な3体を1枚で出すことができるが、出たばかりの《DARK MATERIAL COMPLEX》は召喚酔いしている。狙うなら、下に7枚だけ溜めて耐性を維持し、次の自分のターンのはじめに8枚にして走り出すべきだろう。
もちろん、先に《DARK MATERIAL COMPLEX》が出ていればそのターン中に攻撃まで可能。
--山札が1枚になるまで[[《夢幻なる零龍》]]を[[《アクア鳥人 ロココ》]]でループさせ、最後にこのクリーチャーで[[《水上第九院 シャコガイル》]]を[[リアニメイト]]しつつ[[《【問2】 ノロン》]]に[[革命チェンジ]]すれば勝ち確定である。

-[[《ドンドン打つべしナウ》]]などの[[攻撃誘導]]が優秀な延命になる。パワー25000未満にはバトルで勝つし、それ以上のパワーや[[スレイヤー]]が相手でも[[離れない]]ので疑似攻撃ロックを終了させることもできない。

-例としてふさわしくなさそうだが、[[《爆流忍法 不死鳥の術》]]のような[[カード指定除去]]にメリットのある効果を使う際、1枚の手札消費で複数枚の公開情報を得られるこのカードが欲しくなる場面があるかもしれない。[[《Black Lotus》]]や[[《禁断〜解放せしX〜》]]などは[[封印]]として瞬時にカードタンクになるが、それは裏向きなので差別化できる。

-以下の方法で連続攻撃が可能。基本的な運用と重複しているが、自身でワールド・ブレイク→もう一度自身でダイレクトアタックの[[ワンショット]]を狙っている時点で意図が異なる。[[【青黒緑有象夢造】]]向き。
--《DARK MATERIAL COMPLEX》の下に、ちょうど8枚のカードがある時に攻撃し、[[アタックトリガー]]で下のカードを7枚にして次のいずれかの条件のクリーチャーを出す。
---A:[[cip]]で[[自壊]]や別のゾーンに離れてしまうクリーチャー(例:[[《特攻人形ジェニー》]]、[[《世紀末ヘヴィ・デス・メタル》]])
---B:[[cip]]で相手や味方を除去できるクリーチャー
---C:[[《百発人形マグナム》]]などがおり、攻撃時もしくはそのカードが出た時にクリーチャーを離れさせられる状態で、任意のクリーチャー
--すると、《DARK MATERIAL COMPLEX》の「他のクリーチャーが離れた時」が誘発し、7枚から8枚に回復。それに誘発してアンタップし、連続攻撃が可能。ただし、[[ダイレクトアタックステップ]]に入る前に下のカードが8枚以上となってしまうため、ワールド・ブレイクで出た[[S・トリガー]]の除去が効いてしまうのには注意。

***その他実用性の低いコンボ [#q881bc03]
#region2(){{
-[[【超無限墓地退化】]](または[[【禁断スター退化】]])のギミックで、一番上を進化クリーチャー、その下に《DARK MATERIAL COMPLEX》と1枚以上のクリーチャーとすることで好きなクリーチャーを出せる。ただし非進化であれば[[《超神星DOOM・ドラゲリオン》]]、パワー14000未満なら[[《グレート・グラスパー》]]など他にも手段はあるため、退化による任意のカードの踏み倒しを狙うなら踏み倒し先は吟味したい。

-以下の方法で、本来とは異なる方法でアンタップした《DARK MATERIAL COMPLEX》を存在させられる。能力に[[攻撃できない]]制約は持たないため、その場合は普通に攻撃できる。
++[[《弩闘!桃天守閣》]]の存在下で出すと、[[タップイン]]を置き換えてアンタップインする。バトルゾーンでタップ→アンタップにしたわけではないため、「アンタップしない」の[[常在型能力]]をすり抜けることができる。
++「アンタップしない」能力が[[無視]]されている状態で《DARK MATERIAL COMPLEX》そのもの、またはそれになる予定のエレメントをアンタップさせ、その後に能力[[無視]]効果をキャンセルするか[[再構築]]で能力を復活させる。
---最も手軽なのは、上に軽量進化クリーチャーを置き、自分の[[ターン開始ステップ]]の処理でその進化クリーチャーがアンタップされ、[[再構築]]で《DARK MATERIAL COMPLEX》にするというもの。[[《ジャリ <デスマ.Star>》]]などで可能。
--[[召喚酔い]]していなかったらそのまま[[ワールド・ブレイカー]]を叩き込める他、あえて攻撃せずアンタップしたまま相手にターンを返し、自前の能力で下にカードが1枚以上集まってから攻撃を開始するのも良い。7枚以下なら[[離れない]]効果は生きているため比較的安全だが、クリーチャーをタップさせる効果の[[《T・T・T》]]などを使われタップインの素出しで出した状態と同じことになるリスクもあるため、あくまで理論上そのようなことができるとだけ認識しておけばよい。
}}

**ルール [#rule]

-エレメントの下にカードを置くのは[[《とこしえの超人》]]で反応しない([[公式Q&A>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/39678/]])。なので《DARK MATERIAL COMPLEX》の下にカードを置くことができる。

-[[《禁断英雄 モモキングダムX》]]の裁定より、[[《巡霊者メスタポ》]]か[[《Q.Q.QX.》>《Q.Q.QX./終葬 5.S.D.》]]で山札を表向きにできない場合、裏向きのまま《DARK MATERIAL COMPLEX》の下にカードを移動させる([[公式Q&A>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/41471/]])。

-8枚目の[[カード]]が''置かれた''時に[[アンタップ]][[能力]]が[[トリガー]]する。すなわち[[カード指定除去]]や自身の[[アタックトリガー]]などで[[構成カード]]が10枚→9枚と推移したらアンタップはしない。

**環境において [#ped5e67f]
登場当初は有力な採用先候補であった[[【零龍ロココCOMPLEX】]]自体が3ターンキルコンボとしては要求値の高いもので評価が高くなく、あまり期待されていなかった。挙動が独特過ぎるため[[【零龍ロココCOMPLEX】]]以外の使い道が登場前にあまり開拓されていなかったのもある。

だが[[DM23-RP4]]発売初日、これを[[《飛翔龍 5000VT》]]対策兼膠着状態打破用として[[1枚積み]]した型の[[【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】]]が70人規模の[[オリジナル]]の[[チャンピオンシップ]]で3位入賞。
[[アタックトリガー]]で[[《CRYMAX ジャオウガ》]]を出せれば、《DARK MATERIAL COMPLEX》には下に推定7枚のカードがあるため、[[鬼S-MAX進化]]の「離れる時、かわりに」を2回使える状態であり、《CRYMAX ジャオウガ》が生き残りやすい。[[《CRYMAX ジャオウガ》]]をこれ以外で事前に呼び出すパターンであっても、状況に応じてメタクリーチャーを呼び出すだけで十分強い。
それを皮切りに、これを採用した型が続々入賞。

同じく[[DM23-RP4]]発売初日、これを2枚採用し、合計10枚採用の0コスト自動[[自壊]]クリーチャーや[[無月の大罪]]で育てるサブプランを取り入れた【黒単零龍】がアドバンスのチャンピオンシップで優勝(ただし32人規模)。

[[DM23-RP4]]発売から1週間後、[[【零龍ロココCOMPLEX】]]がアドバンスのチャンピオンシップで優勝。運次第で[[フィニッシャー]]が下敷きにならない場合、[[《アーテル・ゴルギーニ》]]や[[《忍蛇の聖沌 c0br4》]]で2体目以降を[[リアニメイト]]して[[コンボ]]を再試行するという構築となっていた。同じ頃、[[《タンクリオ-L8》]]の[[自壊]]と[[シナジー]]があるのみならず、[[革命チェンジ]]の中継点への[[殴り返し]]や[[全体除去]]を[[リソース]]に変えられるということで、[[【白黒メカ】]]に[[4枚積み]]された事例まで見られた。[[【零龍ロココCOMPLEX】]]に関しては[[《奇天烈 シャッフ》]]や[[《Disノメノン》]]で雑に詰める型もあった。

2024年の松の内明けには[[【黒単アビスロイヤル】]]での採用実績が見られた。

クリーチャーが離れる効果では《DARK MATERIAL COMPLEX》の誘発剤になってしまい防御札として対策にならないということから、[[《♪やせ蛙 ラッキーナンバー ここにあり》>《ボン・キゴマイム/♪やせ蛙 ラッキーナンバー ここにあり》]]や[[《奇天烈 シャッフ》]]といった[[攻撃制限]]でそもそも攻撃させないのがメタとして有効である。攻撃を開始されてもシールドから[[G・ストライク]]さえ出ればとりあえずは半無限攻撃を止めることができる。
[[封印]]すれば一時しのぎはできるが、それだけのために[[《秩序の意志》]]を採用するのはコストパフォーマンスが悪い上、[[《天災 デドダム》]]で簡単に外されてしまうのでおすすめできない。

対高速[[コンボデッキ]]なら[[《∞龍 ゲンムエンペラー》]]で動き出す前に蓋をして半永久的に[[能力]]を無視させることができる。
無論、同速の3ターン目に間に合わせる手段はほぼ[[《闇王ゼーロ》]]一択となり[[《キャディ・ビートル》]]などで簡単に対策できてしまう尖ったデッキになるため、汎用的な対策としては採用できないので注意。

//**背景ストーリーでの活躍

**その他 [#other]
-既存のカードで例えるならば、[[《天斬の悪魔龍 ジュランデス》]]に[[《禁断英雄 モモキングダムX》]]の条件を組み込んだものと言えるか。

-背景ストーリーの黒幕兼ラスボスが最高レアリティでないのは[[《龍覇 ザ=デッドマン》]]以来である(([[《龍魂珠》]]は[[《Volzeos-Balamord》]]と一体化したため除外。))。

-ほとんどのプレイヤーが正攻法でこのクリーチャーが環境で活躍するとは思っておらず、[[まつがん]]氏連載の妄想構築録([[vol.66-2>https://corocoro.jp/news/378434/]])でも[[《天斬の悪魔龍 ジュランデス》]]の互換カードとして考察を開始していた。そのページでは「攻撃できるのはせいぜい6ターン目以降が関の山なのだ」と分析しており、おそらく発売前に原稿を書いていて[[【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】]]などに組み込むことで遅さを解消できるとは想定していなかったのだろう。

-カード名の頭文字を取ると「DMC」となる。[[DMC>https://ja.wikipedia.org/wiki/DMC]]は複数の省略形があるが、ここではDuel Masters' Card(= デュエル・マスターズ・カード)の略である可能性がある。それを示すようにイラストにもカードの裏面が描かれている。メタ的な要素のあるラスボスという点で、[[《龍魂珠》]]との関連性も感じさせる。
--デュエマの商品展開ではDMCの文字列は[[構築済みデッキ]]と[[特別拡張パック>エキスパンション]]で用いられている。[[DMC-01]]〜[[DMC-68]]まであり、現在はすべて[[絶版]]。

-久々に登場した新規の[[パンドラボックス]]。[[スーパーレア]]であるのは[[《呪怨秘宝バキューム》]]以来、2枚目となる。
闇のメイン種族の一つでありながら背景ストーリー上での活躍の機会が少なかった種族であり、ラスボス格の[[スーパーレア]]という大出世を遂げた。
--これまでの同種族クリーチャーやそのモチーフのパンドラの箱の一般的なイメージである箱型ではなく、神話通り「壺」の形である。

-[[シークレットレア]]版では巨大な歯車の怪物のようなクリーチャーが描かれている。一見面影がないが、根元をよく見ると《COMPLEX》の蓋が開いて中から飛び出ている構図である。
8枚目を重ねて動き出した、または自身に重ねたクリーチャーを出す際のイメージなのかもしれない。
よく見るとその中には角を持つ白いネズミがおり、漫画、アニメではそのネズミが[[ウガタ]]と出会っている。

**関連カード [#related]
-[[《天斬の悪魔龍 ジュランデス》]]
-[[《禁断英雄 モモキングダムX》]]
-[[《白皇世の意志 御嶺》]]
-[[《超神星DOOM・ドラゲリオン》]]
-[[《不敬合成王 ロマティックダム・アルキング》]]

-[[《COMPLEX VORTEX》]]
***背景ストーリーのラスボス [#d7b6ff76]
-''Prev'':[[ゴッド・オブ・アビス>ゴッド・オブ・アビス背景ストーリー]]
--[[《轟炎の竜皇 ボルシャック・カイザー》]]

**収録セット [#pack]
-illus.[[nurikabe]]
--[[DM23-RP4 「アビス・レボリューション第4弾 竜皇神爆輝」>DM23-RP4]](S2/S8)(4B/22)(2A/20)
--[[DM23-RP4X「アビス・レボリューション 第4弾 竜皇神爆輝 超刺激パック」>DM23-RP4X]] (S2/S8)(S2X/S8)(4B/22)(2A/20)
**参考 [#reference]
-[[ワールド・ブレイカー]]
-[[タップイン]]
-[[離れた時]]
-[[クリーチャーの下]]
-[[離れない]]
-[[アンタップしない]]
-[[コスト踏み倒し]]
-[[リアニメイト]]
-[[【零龍ロココCOMPLEX】]]

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