#author("2020-01-25T00:14:06+09:00","","")
#author("2020-01-27T21:51:07+09:00","","")
*《&ruby(ディー){D};の&ruby(ばくさい){博才}; サイバーダイス・ベガス》 [#y57633a5]

|Dの博才 サイバーダイス・ベガス R 水文明 (5)|
|D2フィールド|
|S・トリガー|
|自分のターンの終わりに、カードを1枚引いてもよい。|
|Dスイッチ:相手のクリーチャーが自分を攻撃する時、このD2フィールドをゲーム中で一度上下逆さまにしてもよい。そうしたら、水のコスト7以下の呪文を1枚、自分の手札からコストを支払わずに唱えてもよい。|

[[DMR-23>DMR-23 「革命ファイナル 最終章 ドギラゴールデンvsドルマゲドンX」]]で登場した[[水]]の[[D2フィールド]]。
[[DMR-23]]で登場した[[水]]の[[D2フィールド]]。

明らかに元となっているのは博打好きの[[マジック・コマンド]]であろうが、それに似合わぬ非常に堅実な能力を持っている。
まず持っている能力は、ターンの終了時に1枚ドローができるというもの。[[S・トリガー]]を持つ事や、[[トリガー]]するタイミングが自分のターンの終了時である事から、最低限の仕事はするだろう。カードを引くのはターンの終了時なので、引いたカードをすぐには使えないというデメリットはあるが、[[置きドロー]]としては中々。

また、相手の[[クリーチャー]]が自分を[[攻撃]]する時に発動できる[[Dスイッチ]]を持つ。そのDスイッチは、手札から[[水]]の[[コスト7以下]]の[[呪文]]を唱えられるというもの。
この[[D2フィールド]]が[[バトルゾーン]]にある限り、手札に抱えている対象の[[除去]][[呪文]]は全てカウンター札に化けるという事になり、相手に与えるプレッシャーはひとしお。

踏み倒し候補としては、同じく[[DMR-23>DMR-23 「革命ファイナル 最終章 ドギラゴールデンvsドルマゲドンX」]]にて登場した強力[[S・トリガー]][[《テック団の波壊Go!》]]、[[バウンス]]を行いつつ、[[サイキック・クリーチャー]]を展開できる[[《超次元ガロウズ・ホール》]]や、[[《英知と追撃の宝剣》]]も唱えられる。(後者2つは[[殿堂入り]]した。)[[マナ武装]]次第では[[《英雄奥義 スパイラル・ハリケーン》]]、[[《謎帥の艦隊》]]、変わったところでは[[《アナライズ・チャージャー》]]や[[《偶発と弾幕の要塞》]]なども面白いかもしれない。
踏み倒し候補としては、同じく[[DMR-23]]にて登場した強力[[S・トリガー]][[《テック団の波壊Go!》]]、[[バウンス]]を行いつつ、[[サイキック・クリーチャー]]を展開できる[[《超次元ガロウズ・ホール》]]や、[[《英知と追撃の宝剣》]]も唱えられる。(後者2つは[[殿堂入り]]した。)[[マナ武装]]次第では[[《英雄奥義 スパイラル・ハリケーン》]]、[[《謎帥の艦隊》]]、変わったところでは[[《アナライズ・チャージャー》]]や[[《偶発と弾幕の要塞》]]なども面白いかもしれない。

これらの[[重い]][[呪文]]すべてがカウンター[[呪文]]に化けるという事はやはり大きい。小〜中型を一気に吹き飛ばす《波壊Go!》や、[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]を狙い撃ちにしたり、追加で[[サイキック・クリーチャー]]を出すことで逆転も狙える[[《超次元ガロウズ・ホール》]]との相性は最高。[[《勝利のプリンプリン》]]を呼び出せば一気に2体も止められる。このカード自身が[[S・トリガー]]を持っているという点も大きく、相手の[[攻撃]]をためらわせる抑止力としては十分。
ただし[[《超次元ガロウズ・ホール》]]はその特性上[[サイキック・クリーチャー]]は選べないので敵がサイキック・クリーチャーで攻撃してくる場合に備え[[《時空の凶兵ブラック・ガンヴィート》]]も用意しておくと心強い。デッキによっては[[ビートダウン]]すればするほどこのカードと《ガロウズ・ホール》によって首が締まる状況となる。

しかし、逆に言えば相手が[[攻撃]]をしてこなければ[[Dスイッチ]]は使えないという事である。また、注意点として[[クリーチャー]]を[[攻撃]]する場合は[[Dスイッチ]]が使えないという事。
このように[[Dスイッチ]]の発動タイミングにはやや癖があるが、それを補って余りあるカードパワーを持つ[[D2フィールド]]である。

**ルール [#v7011613]
-相手の[[攻撃]]宣言より後にこの[[カード]]が[[バトルゾーン]]に出た場合はすでに[[Dスイッチ]]の宣言タイミングが過ぎているため、このカードのDスイッチは宣言不可能。例えば[[《邪眼右神ニューオーダー》]]のアタックトリガーで踏み倒した[[《テキサス・ストーム》]]で[[シールド]]を[[ブレイク]]して、そのカードの[[S・トリガー]]で踏み倒した場合であったら、Dスイッチは発動不可能(2018/2/22正式回答)
**他のカードとの関係 [#u36977a5]

-この[[カード]]の[[Dスイッチ]]宣言と[[《光牙忍ハヤブサマル》]]の[[ニンジャ・ストライク]]宣言を同時に行い、先にニンジャ・ストライクを解決してからDスイッチを後に解決するとする。すると、踏み倒し先の[[《超次元ガロウズ・ホール》]]で《光牙忍ハヤブサマル》を[[バウンス]]しつつ呼び出した[[《時空の凶兵ブラック・ガンヴィート》]]に解決待ちの《光牙忍ハヤブサマル》能力を使ってブロッカー化することができる。
--《超次元ガロウズ・ホール》が殿堂入りしてからは元々《光牙忍ハヤブサマル》も殿堂入りであることからこれは現実的でなくなったが、言い換えるとこのようなことがまだ現実的に可能であったことも《超次元ガロウズ・ホール》が殿堂入りしたことと無関係ではない。

-上述の通り、[[《テック団の波壊Go!》]]との組み合わせは強力であり、 [[DMRP-01>DMRP-01 「デュエル・マスターズ 新1弾 ジョーカーズ参上!!」]]の環境では大いに活躍していた。特に小型[[クリーチャー]]を早期に大量展開しワンショットするというオーソドックスな[[ビートダウン]]戦略を持つ[[ジョーカーズ>【ジョーカーズ】]]にとっては天敵。この流れに対抗するために[[火]]の[[コマンド]]が一切入らないにもかかわらず、[[《禁断〜封印されしX〜》]]をあえて積むというデッキが増えたほど。[[カード指定の全体除去>カード指定除去]]によって、強制的に[[禁断解放]]されることにより打点を強化しようという発想である。無論、後続のカードであっさり[[除去]]されることで逆に利用され敗北するというリスクもあるので一長一短ではあるが。

-デッキに採用される[[置きドロー]]としては、[[《龍覇 M・A・S》]]/[[《龍波動空母 エビデゴラス》]]だと役割が重複するため、結果的に[[ビッグマナ]]から[[《龍覇 M・A・S》]]/[[《龍波動空母 エビデゴラス》]]が排除される形となり、[[《龍覇 M・A・S》]]の[[プロモーション・カード]]としての価値は大きく低迷した。一方で[[《アクア・アタック<BAGOOON・パンツァー>》]]は、《サイバーダイス・ベガス》と相性の良い[[《超次元ガロウズ・ホール》]]でついでのように出せるため、価値を落とすことはなかった。

-同じく[[水文明>水]]で防御向けのカードとして[[《術英雄 チュレンテンホウ》]]が存在する。あちらは、[[S・トリガー]]の呪文であれば[[文明]]やコストを問わず、[[マナ武装]]7で呪文を二回発動することが可能である。こちらは、このカード自体が[[S・トリガー]]を持っていることや、[[Dスイッチ]]で[[S・トリガー]]の有無に関係なくコスト7以下の[[水]]の呪文を唱えられること、ターン終了時にカードを1枚[[ドロー]]することが可能である。防御向けの性質は似通っているが、用途が異なってくるため使い分ける必要がある。あちらの[[マナ武装]]7の条件を満たしていれば、[[Dスイッチ]]で唱えた[[呪文]]の効果をもう一度発動させることができるため、[[能力]]の噛み合わせは良い。

**環境において [#j087e6d1]
登場以降[[【青黒ハンデス超次元】]]や[[【青黒赤ドギラゴン剣】]]の必須カードとして活躍。
当初は[[【ドロマー超次元】]]にも使用されていたが、このカードや踏み倒し先となる[[水]]の呪文に構築を寄せたいこともあって、そこから光が抜けた[[【青黒ハンデス超次元】]]が[[【ドロマー超次元】]]からシェアを奪うに至った。

ところが2018年7月14日の殿堂レギュレーション改訂にを受けて[[【白青赤ドギラゴン剣】]]が[[【赤青ドギラゴン剣】]]に取って代わると[[《Dの牢閣 メメント守神宮》]]の採用率が大幅に上昇。それに伴い、貼り換えの危険性や[[【ジョット・ガン・ジョラゴン】]]が[[cip]][[ループ]]するとこの[[カード]]で[[踏み倒し]]た[[呪文]]で手に負えなくなることから、この[[カード]]の採用率が低下。

[[超天篇環境]]では[[GR召喚]]の登場から[[【青黒ハンデス超次元】]]が強化され、加えて[[GR召喚]]系統のデッキに自身が刺さることから使用率が回復した。


**その他 [#f70f1ee4]
-一応気を付けなければならない事は、[[Dスイッチ]]を使用するタイミングで唱えたい[[呪文]]が手札に無い事である。だが、[[置きドロー]][[能力]]で[[手札]]を貯め込んでいれば大体は踏み倒したい[[呪文]]を引けるだろうし、他の[[手札補充]]を積めばそれに頼らなくても引ける可能性も出てくるため、あまり気にはならないだろう。
--最悪ブラフとしても十分であり、手札が1枚でもあれば相手は常に上述の強力なカウンターを気にしなければならなくなる。

-プロモ版(GP5th)はイラストに[[《ガロウズ・セブ・カイザー》]]と[[テック団]]の面々が描かれており、サイコロも[[テック団]]仕様のものになっている。よく組み合わせて使われる[[《超次元ガロウズ・ホール》]]と[[《テック団の波壊Go!》]]を意識したものだろう。&br;また横向き[[カード]]という[[特性]]からか、通常のグランプリ限定[[カード]]だと[[マナ数]]のシンボルがカップに重なるところを、このカードの場合は通常の[[マナ数]]のシンボルと別の場所([[D2フィールド]]としてカードを見たときの下部)にカップが描かれている。

-「博才(ばくさい)」とは、博打・賭博の才能を意味する。一見堅実なように見える[[手札補充]]は長年の経験値を、ド派手な[[Dスイッチ]]はここぞという場面の一発逆転を指し示しているのかもしれない。

**[[サイクル]] [#c6639792]
[[DMR-23>DMR-23 「革命ファイナル 最終章 ドギラゴールデンvsドルマゲドンX」]]で登場した[[S・トリガー]]付き[[D2フィールド]]
[[DMR-23]]で登場した[[S・トリガー]]付き[[D2フィールド]]
-[[《Dの牢閣 メメント守神宮》]]
-''《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》''
-[[《Dの妖艶 マッド・デッド・ウッド》]]
-[[《Dの爆撃 ランチャー・ゲバラベース》]]

**関連カード [#xa6e343f]
-[[《アクア・アタック<BAGOOON・パンツァー>》]]
-[[《龍波動空母 エビデゴラス》]]
-[[《術英雄 チュレンテンホウ》]]
-このカードに描かれているクリーチャー
--[[《ガロウズ・セブ・カイザー》]]
--[[《水上第九院 シャコガイル》]]


**収録セット [#r7dedb11]
//***[[デュエル・マスターズ]]
//デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。
-illus.[[Furuya]]
--[[DMR-23 「革命ファイナル 最終章 ドギラゴールデンvsドルマゲドンX」]]
//***[[デュエル・マスターズ]]
//デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。
-illus.[[Futaro]]
--[[プロモーション・カード]](P56/Y16)
-illus.[[RUI MARUYAMA]]
--[[DMEX-06 「絶対王者!! デュエキングパック」]](62/98)
-illus.[[中道裕大]]
--[[DMEX-08 「謎のブラックボックスパック」>DMEX-08]](297/???)

**参考 [#lf8dff7f]
-[[水]]
-[[D2フィールド]]
-[[S・トリガー]]
-[[置きドロー]]
-[[Dスイッチ]]
-[[コスト踏み倒し]]

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