#author("2021-07-30T14:49:28+09:00","","")
#author("2021-08-10T14:37:24+09:00","","")
*《&ruby(りゅうふうこんせい){龍風混成}; ザーディクリカ》 [#xe8cca30]

|龍風混成 ザーディクリカ SR 光/水/火文明 (7)|
|クリーチャー:ディスペクター/クリスタル・コマンド・ドラゴン/エンジェル・コマンド/メルト・ウォリアー 6000|
|EXライフ(このクリーチャーを出す時、自分の山札の上から1枚目をシールド化する。このクリーチャーが離れる時、かわりにそのシールドを墓地に置く)|
|W・ブレイカー|
|このクリーチャーが出た時、コスト7以下の呪文を1枚、自分の手札または墓地からコストを支払わずに唱えてもよい。それを唱えた後、墓地のかわりに山札の下に置く。|
|自分のターンの終わりに、そのターン自分が呪文を唱えていれば、相手のパワー5500以下のクリーチャーを1体破壊し、その後、カードを1枚引いてもよい。|

[[DMRP-17]]で登場した[[光]]/[[水]]/[[火]]の[[ディスペクター]]/[[クリスタル・コマンド・ドラゴン]]/[[エンジェル・コマンド]]/[[メルト・ウォリアー]]。

[[EXライフ]]を持ち、[[cip]]で[[コスト]]7以下の[[呪文]]を1枚[[手札]]か[[墓地]]から[[コスト踏み倒し]]で唱えられる。
さらに自分の[[ターン終了ステップ]]にその[[ターン]][[呪文]]を唱えていれば5500[[火力]]を放ち、[[任意]]で[[ドロー]]できる。

[[cip]]は、合体元の[[《龍素記号Sr スペルサイクリカ》]]を彷彿とさせる呪文の踏み倒し効果であり、[[コスト]]7以下の[[呪文]]の[[効果]]でこの[[クリーチャー]]を出せば、その[[呪文]]を墓地からもう一度唱えることもできる。
豊富な[[種族]]と[[文明]]を持つため、該当する[[コスト踏み倒し]][[呪文]]も[[《ドギラゴン・エントリー》]]、[[《「祝え!この物語の終幕を!」》]]、[[《ドラグシュート・チャージャー》]]、[[《ドラゴンズ・サイン》]]、[[《龍秘陣 ジャックポット・エントリー》]]、[[《襲来、鬼札王国!》]]、[[《灰燼と天門の儀式》]]など 数多く存在する。

また、光のクリーチャーなので[[《歴戦の精霊龍 カイザルバーラ》]]での[[コスト踏み倒し]]にも対応する。

自分の[[ターン終了ステップ]]に、5500[[火力]]を放ちつつ[[任意]]で[[ドロー]]ができる能力は、このクリーチャーの効果でなくても呪文さえ唱えていれば毎ターン使える。他の《ザーディクリカ》が複数体並べば、どんどん[[アドバンテージ]]を稼いでいける。

特に[[S・トリガー]]など、相手のターンでも召喚できるクリーチャーをアタックされる前に除去できるのは大きなポイント。
[[S・トリガー獣]]はほとんどが5500以下なので、このクリーチャーだけで完封できる。ただ、その前にこのクリーチャーが除去されると元も子もないが、[[EXライフ]]で持ち応えられる。

5500火力というと、登場時点の環境では[[【赤青ドギラゴン閃】]]の[[ウィニー]]に刺さる。[[B・A・D]]無しでポン置きの[[《“龍装”チュリス》]]までに対処できる範囲の広さなので、信頼度はかなり高い。

[[EXライフ]]を持つため、[[《「祝え!この物語の終幕を!」》]]、[[《ドラグシュート・チャージャー》]]のターンの終わりにバトルゾーンを離れる効果を耐えることができ、[[《緊急再誕》]]や[[《終の鬼術 死刀露》]]の[[コスト]]にしても耐えることもできる。
[[《異端流し オニカマス》]]のような[[コスト踏み倒しメタ]]に耐性を発揮できるのも大きい。
[[《ナウ・オア・ネバー》>《天命龍装 ホーリーエンド/ナウ・オア・ネバー》]]などで出してもバトルゾーンから離れることはないが、この場合は耐性の元となる[[シールド]]を消費してしまうため、コスト踏み倒しメタを張られると、結局除去されてしまう。

唱えた呪文は山札の下に戻ってしまうため、再利用は難しくなる。一方で、[[《クイーン・アマテラス》]]のような[[山札]]から[[呪文]]を唱える[[能力]]と組み合わせる際にはメリットになる。[[《クイーン・アマテラス》]]で唱えた呪文をこのクリーチャーで再利用でき、このクリーチャーで唱えて山札に戻った呪文を[[《クイーン・アマテラス》]]で唱えられる。[[《終の鬼術 死刀露》]]でこのクリーチャーを破壊して、[[《クイーン・アマテラス》]]を出すこともできる。

[[【5色コントロール】]]においても非常に強力な一枚。[[《天災 デドダム》]]と併用して2枚で全[[文明]]を[[マナゾーン]]に用意できる優秀な[[マナ基盤]]の[[カード]]であり、[[《獅子王の遺跡》]]との相性も抜群。《遺跡》を使った次の[[ターン]]にこのクリーチャーを出せばまた《遺跡》を撃てるので、10マナ圏内まで到達させやすい。[[火力]]による[[除去]]も隙が多い中盤までの5Cの弱点を上手くカバーしており、相手の厄介な[[ウィニー]]や[[システムクリーチャー]]の存在を許さない。
さらにそうして擬似的な[[マナ加速]]として使用した後も自身の[[能力]]により[[ドローソース]]として運用することができ、非常に無駄が少ない。
登場以降、[[【5色コントロール】]]の基盤自体がこのカードを中心としたものに変化したため、その影響力は計り知れない。

登場時のカードプールを考えれば、[[《龍素記号Sr スペルサイクリカ》]]よろしく[[【5色ジャックポット・エントリー】]]に入ることだろう。こちらは3色の[[マナ基盤]]になる上に、【5色ジャックポット・エントリー】にとって厄介なコスト踏み倒しメタにも強く、欠乏しがちな手札もドロー効果によって補ってくれる。[[《龍素記号Sr スペルサイクリカ》]]と両採用して最大8枚体制とすれば相当な[[山札圧縮]]になり、[[《最終龍覇 グレンモルト》]]などの強力なフィニッシャーを安定して[[リクルート]]することができるようになる。

[[火]]の[[コマンド・ドラゴン]]なので[[《爆流忍法 不死鳥の術》]]型の[[【モルト NEXT】]]との相性も中々のもの。お目当ての[[フィニッシャー]]が捲れなくてもこのクリーチャーが捲れれば[[《爆流忍法 不死鳥の術》]]のおかわりが可能である。1ターンに2回も[[《爆流忍法 不死鳥の術》]]を放てば[[禁断解放]]もすぐである。さらに5コスト以上なので[[《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》]]の[[封印]]外しにも対応する。

-[[シールド戦]]でも[[ウィニー]]が全種類と言って良い程射程圏内に入る[[火力]]、大型除去呪文を再利用できる能力から重宝するだろう。ただ、[[呪文]]比率を高めにくい[[フォーマット]]なので呪文の連発は難しく、最初のcipでの1発にしても如何に強力な呪文を手札か墓地に抱えるかが課題になる。

**ルール [#a1c278e5]
-合体元が[[《龍素記号Sr スペルサイクリカ》]]であるため忘れがちだが、墓地からだけでなく''手札にある呪文も唱えることができる''。

-ややこしいが、4つ目の[[能力]]は1ドローは[[任意]]だが、[[火力]]は[[強制]]である。

-4つ目の[[能力]]は、このターン1回以上呪文を唱えたかだけを参照し、そのターン唱えた回数が2回以上でも破壊とドローの効果は1回しか発動しない。

**環境において [#rf60238c]
登場から期待に違わず[[【5色コントロール】]]に広く採用されている。

実際の[[ゲーム]]上、4ターン目に《ナウ・オア・ネバー》から始動し、[[リアニメイト]][[呪文]]を使って[[ソリティア]]することで1[[ターン]]に自身を含めて7[[コスト]]以上の[[クリーチャー]]が2、3体並ぶことはざらであり、次のターンに[[《聖魔連結王 ドルファディロム》]]や[[《最終龍覇 グレンモルト》]]でフィニッシュできることも珍しくない。相手[[ターン]]中に[[S・トリガー]]で捲れた《ナウ・オア・ネバー》でソリティアすれば、流れで放った諸々のクリーチャーや呪文での除去によって、[[【赤青ドギラゴン閃】]]程度の展開力の相手の場合、盤面をボロボロにできる。

//条件を満たしていれば[[火力]]が[[強制]]で発動し、[[デメリット]]として自軍に牙を剥くことがあるという裏目も、リアニメイト呪文を使えば[[cip]]を再利用できるという[[メリット]]に昇華することができる。
//5500以下破壊の対象は相手クリーチャーのみ
**その他 [#x251d66d]
[[《''龍''素記号Sr スペルサイ''クリカ''》>《龍素記号Sr スペルサイクリカ》]]と[[《血''風''聖霊''ザーディ''ア》>《血風聖霊ザーディア》]]の『混成』[[ディスペクター]]。
-《ザーディア》の胸部先端から首までを丸ごと外し、《サイクリカ》の上半身を背中から被せるような状態で接合している。また、《ザーディア》の3対の腕の内後ろ側の1対が《サイクリカ》の物に置き換えられている。
-合成元から[[種族]]が削除されることなくすべて継承されており、[[DMRP-17]]の[[ディスペクター]]で唯一の4[[種族]][[ディスペクター]]となっている。
-[[デュエチューブ]]で開発秘話が語られた[[ディスペクター]]の1体。「『混成』が[[呪文]]戦略」ということでまず《サイクリカ》が選ばれ、『混成』[[3色]]の残りを賄う[[光火>白赤]]の[[クリーチャー]]ということで《ザーディア》が選ばれたらしい。

-[[《''龍''素記号Sr スペルサイ''クリカ''》>《龍素記号Sr スペルサイクリカ》]]と[[《血''風''聖霊''ザーディ''ア》>《血風聖霊ザーディア》]]の『混成』[[ディスペクター]]。
--合成元から[[種族]]が削除されることなくすべて継承されており、基本3つの種族で統一されている[[ディスペクター]]の中で、現在唯一[[種族]]を4つ持っている。これは元となった《ザーディア》の種族が2つとも[[特殊種族]]ではないからだと思われる。
--《ザーディア》の胸部先端から首までを丸ごと外し、《サイクリカ》の上半身を背中から被せるような状態で接合している。また、《ザーディア》の3対の腕の内後ろ側の1対が《サイクリカ》の物に置き換えられている。
--[[デュエチューブ]]で開発秘話が語られた[[ディスペクター]]の1体。「『混成』が[[呪文]]戦略」ということでまず《サイクリカ》が選ばれ、『混成』[[3色]]の残りを賄う[[光火>白赤]]の[[クリーチャー]]ということで《ザーディア》が選ばれたらしい。
--デザイン当初は[[シールド追加]]もついていたが、カードパワーの調整のため[[EXライフ]]と置き換えになったとのこと。((Twitterでの[[しゃば氏の投稿>https://twitter.com/syaba3/status/1373930322648133634]]より))
また、最後の[[火力]][[除去]]は当初は[[シールド]][[ブレイク]]だったが、相手の[[EXライフ]]を否定してしまう事から《ザーディア》らしい破壊効果になったとの事。

アニメ「キング!」5話の「[[エスパー・マギ]]Vs[[キラ]]」戦で[[マギ>エスパー・マギ]]が使用。
[[《S・S・S》]]を使い回し[[キラ]]を追い詰めるも[[《「正義星帝」》]]の[[シンカパワー]]で[[呪文]]を[[封じられた>ロック]]。

**関連カード [#idb2ab44]
-[[《龍素記号Sr スペルサイクリカ》]]
-[[《血風聖霊ザーディア》]]

-このクリーチャーが描かれているカード
--[[《混成秘伝デュアルスタック》]]

//**[[フレーバーテキスト]] [#a4d422fa]
//-[[]]

**収録セット [#g2cb4cf6]
-illus.[[KISUKE]]
--[[DMRP-17 「王来篇 第1弾 王星伝説超動」>DMRP-17]](S7/S11)、(10A/20)、(10B/20)

**参考 [#wed9d834]
-[[白青赤]]
-[[クリーチャー]]
-[[ディスペクター]]
-[[クリスタル・コマンド・ドラゴン]]
-[[エンジェル・コマンド]]
-[[メルト・ウォリアー]]
-[[EXライフ]]
-[[W・ブレイカー]]
-[[cip]]
-[[呪文]]
-[[手札]]
-[[墓地]]
-[[コスト踏み倒し]]
-[[山札の下]]
-[[ターン終了ステップ]]
-[[火力]]
-[[ドロー]]
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公式Q&A
>Q.''《龍風混成 ザーディクリカ》''の「自分のターンの終わりに」の能力は、必ず相手のパワー5500以下のクリーチャーを破壊しなければいけませんか? また、破壊だけ行って、ドローしないことはできますか?
A.自分のターン中に呪文を唱えていた場合、「相手のパワー5500以下のクリーチャーを1体破壊」する効果は必ず使わなければいけません。その後、ドローを行うのは任意です。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/39658/]]

>Q.自分がターン中に2枚呪文を唱えていた場合、''《龍風混成 ザーディクリカ》''の「自分のターンの終わりに」の能力は2回トリガーしますか?
A.いいえ、1回しかトリガーしません。何枚唱えていても「自分のターンの終わりに」の能力は1度しか使えません。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/39659/]]

&tag(クリーチャー,光文明,水文明,火文明,白青赤,多色,コスト7,ディスペクター,混成,クリスタル・コマンド・ドラゴン,コマンド・ドラゴン,コマンド,ドラゴン,エンジェル・コマンド,メルト・ウォリアー,パワー6000,EXライフ,W・ブレイカー,cip,コスト7以下,呪文サポート,コスト踏み倒し,ターン終了時,火力,パワー5500以下,除去,破壊,ドロー,SR,スーパーレア,KISUKE);