#author("2022-04-06T19:10:59+09:00","","")
*《&ruby(りゅうそうしゃ){龍装者}; バルチュリス》 [#va9c6eeb]

|龍装者 バルチュリス UC 火文明 (5)|
|クリーチャー:ドラゴンギルド/ビートジョッキー 4000|
|自分のクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーが自分の手札にあり、その攻撃がこのターン2度目のクリーチャーによる攻撃で、このターン自分の《龍装者 バルチュリス》をバトルゾーンに出していなければ、攻撃の後、このクリーチャーをバトルゾーンに出してもよい。|
|''スピードアタッカー''|

[[DMRP-05]]で登場した[[火]]の[[ドラゴンギルド]]/[[ビートジョッキー]]。

自分のクリーチャーの2度目の[[攻撃]]時、まだこのカードと同名のカードを出していなければ、その[[攻撃の後]]これを手札からバトルゾーンへ出せる。さらに自前で[[スピードアタッカー]]を持っており、コスト5以上の[[ドラゴン]]なので、[[《蒼き団長 ドギラゴン剣》]]などに[[革命チェンジ]]できる。

また、クリーチャーの2回目の攻撃の終わりまでは手札にあるので、[[S・トリガー]]などで[[除去]]されることはないのも強い。

下記のような2ターンキルを狙わなくとも、予め盤面の条件を整えてから[[《ワ・タンポーポ・タンク》]]で[[《異端流し オニカマス》]]を処理するコースなら、[[《蒼き団長 ドギラゴン剣》]]による3ターンキルが安定する。[[《蒼き団長 ドギラゴン剣》]]から並べた6打点で[[ダイレクトアタック]]まで届かない状況で最後の一押しとして踏み倒すのもグッド。

ただ、手札にこれ自体を予め抱える必要がある上に2度目の攻撃ができるように盤面を維持できないと腐る。最初の攻撃による[[ブレイク]]で[[S・トリガー]]を踏んで盤面を荒らされて踏み倒しの機会を逸したら、こればかりは仕方ないだろう。ケアの仕方としては、[[《異端流し オニカマス》]]のような[[アンタッチャブル]]をはじめとした[[耐性]]を持ったクリーチャーを2回目の攻撃要員にすることが挙げられる。


**ルール [#i49f2bd2]
-「このターン自分の《龍装者 バルチュリス》をバトルゾーンに出していなければ」というのは[[素出し>手打ち]]も含まれるので注意。

-自身の[[能力]]で[[使用宣言]]してから[[バトルゾーン]]に出すまでの間は[[手札]]に存在している扱い。そのため、使用宣言誘発要員による[[ブレイク]]で[[S・トリガー]]での[[《ゴースト・タッチ》>《ゲオルグ・バーボシュタイン/ゴースト・タッチ》]]などを踏んでこのカードが[[ハンデス]]されると自己[[コスト踏み倒し]]は不発に終わる。

-この[[クリーチャー]]の[[能力]]が[[トリガー]]するのは「自分の[[クリーチャー]]が(この[[ターン]]2回目の)[[攻撃]]する時」であり、その時に[[手札]]からこの[[カード]]を[[使用宣言]]をしないといけない。
また[[攻撃]]した[[クリーチャー]]が[[S・トリガー]]などで除去されたとしても、既にこの[[カード]]の[[能力]]は[[トリガー]]しており、[[攻撃]]の後に問題なく手札から踏み倒す事が出来る。(参考:[[《龍装砲 アルティマキャノン》]])

-[[攻撃の後]]は[[攻撃の終わり>攻撃終了ステップ]]よりも後のタイミングである。[[キリフダッシュ]]と併用する場合は、キリフダッシュ能力とそれらのクリーチャーの[[cip]]の[[解決]]を全て終えてから、このクリーチャーを[[バトルゾーン]]に出す。

**2ターンキル [#veed3367]

1ターン目に[[《スナイプ・モスキート》]]を、2ターン目に2コストで出せる[[スピードアタッカー]]を用意し、1回目の[[《スナイプ・モスキート》]]の攻撃でこのカードを手札に加え、2回目の[[攻撃の後]]これを踏み倒し、これからそのまま[[《蒼き団長 ドギラゴン剣》]]に革命チェンジし、そのまま[[ファイナル革命]]で[[《無頼勇騎タイガ》]]などの適当な多色クリーチャーを踏み倒せば2ターンキルも十分可能である。

ただ、[[《蒼き団長 ドギラゴン剣》]]2ターンキルはパーツ[[要求値]]が高く、マナに埋めるカードや初手にあるカードに制約が掛かる。色の都合などからも上記のようなコンボを行う場合は、必要パーツとしてマナ埋めするための[[自然]][[単色]]のカードが事実上1枚追加される。そのため、コンボ用パーツの内1枚は先攻なら必然と2ターン目に今引きで引き当てなければならない理窟になる。

[[《“破舞”チュリス》]]、[[《超音速 レッドゾーンNeo》]]、[[《超音速 ターボ3》]]を軸として、1ターン目にマナに埋めた[[《勝利のアパッチ・ウララー》]]を[[《蒼き団長 ドギラゴン剣》]]での踏み倒し先にする2ターンキルコンボではマナの管理はそこまで煩雑ではないが、前提として[[《超音速 ターボ3》]]の能力で[[手札補充]]した3枚から[[《蒼き団長 ドギラゴン剣》]]を供給する必要がある。

**環境において [#ae6ba6bf]
効果判明当初は[[《蒼き団長 ドギラゴン剣》]]の2ターンキルの新たなるお供として大いに騒がれたが、実際に登場するころには長期戦には向かない上に短期決戦に使用するにも癖のあるカードあるとして過小評価されるようになった。だが《プラチナ・ワルスラS》と《勝利のアパッチ・ウララー》が殿堂入りすると[[1ショットキル]]に必要な打点を揃えるのが比較的難しくなったため、打点補強として重宝されるようになった。《勝利のアパッチ・ウララー》の殿堂入りが囁かれていた時期に開催された『[[DMGP-6th>公認グランプリ]]』で[[【トゥリオドギラゴン剣】]]のパーツとして使用されて有用性が認められたのが直接のブレイクの要因。

その後、『[[超CSII in 金沢>超CS]]』あたりから[[【墓地ソース】]]の打点補強としての採用が目立った。[[《「アフロ行きま〜す!!」》>《カツラデランス/「アフロ行きま〜す!!」》]]→[[《埋葬の守護者ドルル・フィン》]]と続ければ、相手の攻撃を《埋葬の守護者ドルル・フィン》でブロックしてpig発動まで持ち込む必要があるが、4ターン目には[[《暴走龍 5000GT》]]、[[《百万超邪 クロスファイア》]]、このカードにより6打点を形成でき、そのまま[[《暴走龍 5000GT》]]の[[召喚]][[ロック]]で安全に1ショットキルできる。自己[[踏み倒し]]で出す場合は当然[[召喚]]ではないので味方の[[《暴走龍 5000GT》]]の[[能力]]には引っかからない。
[[《零龍》]]の登場とともに生まれた【零龍墓地ソース】では[[《暗黒鎧 ザロスト》]]や[[《復活の儀》]]による早期の墓地肥やしから《5000GT》《クロスファイア》が2ターン目、3ターン目に出てくる事もしばしば見られるようになり、早ければ2ターン目からロック付き即死打点の形成ができるようになった。

[[DMBD-09]]・[[DMBD-10]]期には[[【サンマックス】]]における需要が高まった。[[《S級原始 サンマックス》]]で[[T・ブレイク>T・ブレイカー]]して[[《テック団の波壊Go!》]]を[[S・トリガー]]で踏むと自分の[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]が[[禁断解放]]されるが、《伝説の禁断 ドキンダムX》単騎の状態でこのカードの[[使用宣言]]をすることで一気に[[ダイレクトアタック]]まで持って行けるということが注目されたのが需要の要因である。当然[[禁断解放]]によって[[封印]]による[[全体除去]]を放つため、あらゆる[[コスト踏み倒しメタ]]を退かした状態で悠々着地することが可能。[[《テック団の波壊Go!》]]の全体バウンスで封印6枚を手札に加えることができるので、手札に抱えるのも楽。軽量[[除去]]や[[マッハファイター]]が蔓延しており多くのコスト踏み倒しメタの影響を受けない[[GR召喚]]が普及している影響から[[コスト踏み倒しメタ]]が少なくなったため、ただでさえ着地が容易である状況となった。

[[【ドギラゴン閃】]]でも主要パーツとして活躍していた。特に[[DMRP-16]]期に流行した3コスト[[チャージャー]]採用型の[[【赤黒ドギラゴン閃】]]では素出しすることも多かった。

しかし[[【赤青ドギラゴン剣】]]が環境から姿を消し、[[【青赤緑ドギラゴン閃】]]が成立した辺りから採用率に陰りが見え始め、徐々に[[ドラゴン]]基盤の[[【ドギラゴン閃】]]が隆盛するにつれて[[打点]]にしかならない[[汎用性]]の低さが目立って行った。[[アドバンス]]の[[ドラグナー]]系統の【ドギラゴン閃】の場合はこれが無くとも展開系[[ドラグハート]]で十分なのが大きい。一見[[コンセプト]]に合致していそうな[[【我我我ブランド】]]ですら[[コスト踏み倒しメタ]]に引っ掛かることから採用はまばらで、これを使うぐらいなら[[シールド回収]]を繰り返して1[[コスト]][[ウィニー]]を並べて貯める[[プレイング]]をした方がマシであった。とはいえ[[【赤白ドギラゴン閃】]]で以前使われるなど、環境で全く見ない訳ではなかった。
**その他 [#rf97a26b]
-[[《銀河大剣 ガイハート》]]の[[龍解]]条件とこのカードの踏み倒し条件がほぼ同じであるため、[[【グレンモルト】]]の打点補強としても優秀。その場合、[[《ワ・タンポーポ・タンク》]]で[[《異端流し オニカマス》]]を処理するとなお良い。

-プレイヤーを攻撃することを自己踏み倒しの[[使用宣言]]条件としている訳ではないため、軽量[[マッハファイター]]で手軽に使用条件達成に近付くことができる。

-元となったドラゴンは[[《バルケリオス・ドラゴン》]]。[[スピードアタッカー]]が付いていることと踏み倒しの条件の緩さからこちらの方が強力なカードに仕上がった。

-アニメでは[[カジサック]]が使用。

-『デュエル・マスターズ キング』の「[[切札 ジョー]]vs鬼[[ボルツ]]」戦でボルツが使用。
どちらも[[《爆龍皇 ダイナボルト》]]の[[W・マジボンバー]]で出され、自身の[[能力]]は使われなかった。

**関連カード [#h54a45c4]
-[[《バルケリオス・ドラゴン》]]

**フレーバーテキスト [#s83248d7]
-[[DMBD-15]]&br;'''友との鍛錬の日々。それが勝利を呼び込んだのだ!'''

**収録セット [#de1b8e11]
//***[[デュエル・マスターズ]]
//デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。
-illus.[[Hisanobu Kometani]]
--[[DMRP-05 「双極篇 第1弾 轟快!! ジョラゴンGo Fight!!」>DMRP-05]]
--[[DMEX-06 「絶対王者!! デュエキングパック」>DMEX-06]](83/98)
--[[プロモーション・カード>プロモーション・カード (第16期〜第20期)]](P28/Y19)、(P31/Y19)(新規イラスト)
-illus.[[Yuukoo009]]
--[[プロモーション・カード]](P79/Y17)
-illus.[[IWAO]]
--[[DMBD-15 「レジェンドスーパーデッキ 蒼龍革命」>DMBD-15]](17/18)

**参考 [#rdad428b]
-[[ビートジョッキー]]
-[[ドラゴンギルド]]
-[[スピードアタッカー]]
-[[コスト踏み倒し]]
-[[攻撃]]
-[[手札]]

&tag(クリーチャー,火文明,赤単,単色,コスト5,ドラゴンギルド,ドラゴン,ビートジョッキー,炎ネズミ,パワー4000,攻撃の後,コスト踏み倒し,コンバット・トリック,スピードアタッカー,UC,アンコモン,Hisanobu Kometani,Yuukoo009,IWAO);