#author("2022-10-11T23:30:01+09:00","","")
*《&ruby(りゅうそきごう){龍素記号};&ruby(ダブリューディー){wD}; サイクルペディア》 [#top]

|龍素記号wD サイクルペディア SR 水/闇文明 (5)|
|クリーチャー:クリスタル・コマンド・ドラゴン/ダークロード 5000|
|''ブロッカー''|
|''ジャストダイバー''|
|このクリーチャーが出た時、コスト4以下の呪文を1枚、自分の墓地からコストを支払わずに唱えてもよい。|
|自分の手札から呪文を唱えた時、その呪文を自分の墓地からもう1度、コストを支払わずに唱えてもよい。この能力は各ターン1度しか使えない。|
|自分の墓地から呪文を唱えた時、唱えた後で、墓地のかわりに山札の下に置く。|

[[DM22-EX1]]で登場した[[水]]/[[闇]]の[[クリスタル・コマンド・ドラゴン]]/[[ダークロード]]。

[[ジャストダイバー]]を持つ[[パワー]]5000の[[ブロッカー]]で、[[cip]]で[[コスト]]4以下の[[呪文]]を[[墓地]]から[[唱える]]。さらに自分の[[手札]]から[[呪文]]を唱えた際にそれを1回増幅させる[[能力]]と、自分の墓地から唱えた呪文を[[強制]]で[[山札の下]]に送る能力を持つ。

[[《龍装艦 ゴクガ・ロイザー》]]と同じ[[呪文]]増幅能力を持っているが、各ターンに1回という制限があるためあちらの活躍したような[[サイクル]]デッキや[[ループ]]デッキを構築するのは難しい。
一方で[[コスト]]が1軽く、より早期に着地させられて[[ジャストダイバー]]でほぼ確実に次のターンから動き出せるのが大きな特長。[[《マナ・クライシス》]]などを使った簡単な[[ロック]]の場合《ゴクガ・ロイザー》より適任だろう。

墓地から唱えた呪文を山札の下に送る能力は[[山札回復]]になるが、毎ターン呪文を唱える、増幅、山札の下に送る、という動きを繰り返していると墓地に呪文が溜まらない。

2体目の《サイクルペディア》があり手札から呪文を唱えた場合、《サイクルペディア》の増幅は''1体分しか使えない''((暫定))((ただし、墓地から山札の移動が[[誘発型能力]]として扱うのだとしたら、2体目の[[解決]]前には墓地にまだ残っているため、2体目以降で墓地から唱えることができる。))ことに注意。 

-能力の発生源が自分か相手かは問わない。なかなか無い状況だが相手の[[《亜空艦 ダイスーシドラ》]]に対しては[[メタカード]]になる。

-[[チャージャー]]など、唱えた呪文自身が自己置換効果を持つ場合、その呪文以外が発生源となる[[置換効果]]より優先的に適用される(総合ルール609.8a)ので、このカードの能力で山札の下へは送られない。
//墓地のチャージャー呪文を唱える場面が無いのでco。公開された裁定が複雑だったら載せる
//普通に墓地肥やしやハンデスで墓地にチャージャー呪文が落ちてるときに《wD》出したら起こりうる

-総合ルール409.2bにより、[[墓地]]→[[保留状態]]→[[墓地]]でも問題なく置換できる。唱えた呪文が墓地に残るはずの[[《♪面白き こともなき墓地を 面白く》]]や[[《邪帝縫合王 ザ=デッドルナ》]]などにも反応して山札送りになる。
--[[置換効果]]で同じイベントが置き換えられるなら、プレイヤーがそのうち1つを選んで行う(総合ルール101.5b。ただし総合ルール609.8aに該当しない場合のみ)ため、[[《龍素記号Sr スペルサイクリカ》]]で唱えた呪文を手札に戻す動作は移動先を手札でも山札の下でも選べる。

-呪文増幅は相手ターン中でも[[誘発]]する。[[S・トリガー]][[呪文]]を増幅できると防御力が上がるだろう。闇のコマンドということから特に[[《超次元バサラ・ホール》]]と相性が良い。
--[[S・トリガー]]は「手札からカードを使う」ことになっているため、増幅対象に入っている。

-5つ目の能力は「(前略)呪文を唱え『た』時、」と一見変わった記述となっているが、[[《卍 新世壊 卍》]]と同じ書き方であり、このカードが出た段階で解決中の呪文にも効果が発揮される常在型能力である。
墓地から唱えた呪文の能力でこのクリーチャーが踏み倒された場合、最後の能力が適用され、唱えたその呪文は墓地に行く代わりに山札の下に置かれる。

**ループの手順 [#l1920dae]
墓地から唱えた呪文全てが山札送りになることから、[[《クイーン・アマテラス》]]を使ってループすることが可能。

以下、《サイクルペディア》の[[山札の下送り>山札送り]]能力は省略。

***ループの準備 [#h98a3eca]
+[[《クイーン・アマテラス》]]を[[出す]]。[[cip]]で[[《フォース・アゲイン》]]を[[リクルート]]。
+《アゲイン》で《クイーン》を出し直す。[[cip]]で[[《生命と大地と轟破の決断》]]を[[リクルート]]。
+《決断》でマナゾーンから《サイクルペディア》を呼び出し。
+1.に戻る。
これで[[バトルゾーン]]に《クイーン》、《サイクルペディア》各1体、墓地に《アゲイン》1枚となる。《サイクルペディア》のcipのストック1つと未誘発のターン1能力1回があるはずである。

***無限ストックループ [#uf9a8663]
+《サイクルペディア》の[[cip]]で《アゲイン》を墓地から[[コスト踏み倒し]]。
+《アゲイン》で《クイーン》を出し直す。[[cip]]で《アゲイン》を[[リクルート]]。
+《アゲイン》で《クイーン》を出し直す。《サイクルペディア》のターン1能力が1つストック。
+《サイクルペディア》のターン1能力で《アゲイン》を墓地から[[コスト踏み倒し]]。
+《アゲイン》で《クイーン》を出し直す。cipで《アゲイン》を[[リクルート]]。
+《アゲイン》で《サイクルペディア》を出し直す。《サイクルペディア》のcipが1つストック。
+1.に戻る
これを繰り返すことで《クイーン》のcip、《サイクルペディア》のcipが無限にストックされる。

***フィニッシュループ [#v8b760e1]
[[バトルゾーン]]に《クイーン》、《サイクルペディア》各1体、墓地に《アゲイン》1枚となる。《クイーン》、《サイクルペディア》のcipが無限にストックされている状態であるはずである。
+《クイーン》のcipで[[《超次元の手ホワイト・ブラックホール》]]をリクルート。
+《サイクルペディア》のcipで《アゲイン》を墓地から[[コスト踏み倒し]]。《アゲイン》で《サイクルペディア》を出し直す。
+《サイクルペディア》のcipで《ホワイト・ブラック》を墓地から[[コスト踏み倒し]]。
+《クイーン》のcipで《アゲイン》をリクルート。《アゲイン》で《サイクルペディア》を出し直す。
+《クイーン》のcipで《ホワイト・ブラック》をリクルート。
これを繰り返すことで相手が[[ライブラリアウト]]になる。


**他のカード・デッキとの相性 [#tb9725bb]
-無難にリソース系呪文で準備を整えつつブロッカーで遅延するのも良い。
[[ドラゴン]]であるため[[《メンデルスゾーン》]]や[[《龍の呼び声》]]を使うドラゴンデッキにも組み込める。

-[[青黒]]の[[コマンド]]ということで[[【青黒緑ハンデス有象夢造】]]や[[【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】>【青黒緑デッドダムド】]]に向いている。それらのデッキで考えても、同弾の[[《キユリのASMラジオ》]]は狙ったかのようにこのカードと[[シナジー]]が抜群。

-[[《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》]]の[[封印]]外しにも対応している。[[アドバンス]]の[[《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》]]採用型[[【5色グレンモルト】]]で使えばいざという時の[[禁断爆発]]に備えられる。

-[[【5色グレンモルト】]]のパーツの中でもこのクリーチャーから5→6と繋がる[[《「未来から来る、だからミラクル」》>《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ/「未来から来る、だからミラクル」》]]と好相性。そちらを1回でも増幅させればそちらの呪文コスト踏み倒しも併せてリソースには困らないだろう。[[《メガ・マナロック・ドラゴン》]]や[[《時の法皇 ミラダンテXII》]]などのスーパーサブを引っ張り込んでフィニッシュに向かうことがそのまま期待できる。[[《時の法皇 ミラダンテXII》]]はこの[[クリーチャー]]からも[[革命チェンジ]]できる。

-[[《龍素記号Sr スペルサイクリカ》]]同様に[[【5色ジャックポット・エントリー】]]の主軸にも向いている。2ターン目[[《メンデルスゾーン》]]→5ターン目これで墓地の[[《メンデルスゾーン》]]詠唱→4ターン目[[《龍秘陣 ジャックポット・エントリー》]]で最大[[山札の上]]16枚の範囲からコスト8以下のドラゴン2体がコスト踏み倒しが可能。殿堂入りカードにアクセスすることもたやすい。

-[[《アイ・オブ・ザ・タイガー》>《奇石 トランキー/アイ・オブ・ザ・タイガー》]]と[[《湧水の光陣》]]はコスト4以下の呪文で《龍素記号wD サイクルペディア》を出せるため連鎖が可能。後者はバトルゾーンに水または自然のクリーチャーが必要なためうまく工面したい。

-[[《百鬼の邪王門》]]でも呼び出せるため[[【青黒赤緑邪王門】]]とも好相性。[[《百鬼の邪王門》]]連打での大量[[墓地肥やし]]とこのカードでのリソース系踏み倒しの相乗効果でやはり殿堂入りカードへのアクセスが期待できる。[[防御札]]として[[《百鬼の邪王門》]]を放った場合も、5000[[ジャストダイバー]][[ブロッカー]]が出る時点で強力。勿論[[《百鬼の邪王門》]]増幅も期待できる。

-[[《秩序の意志》]]は[[手札]]からノー[[コスト]]で唱えられる、[[cip]]で墓地から唱えられる呪文の範囲内である、といったことから相性が良い。

**その他 [#mfe6e9ca]
-デザインは漫画『デュエル・マスターズ SAGA』に出てくる[[《龍素記号iQ サイクロペディア》]]をイメージして造形されている。(([[川崎大輔]]氏の[[ツイート>https://twitter.com/poxnoid_k/status/1579398553553600512]]))
作中での彼の登場シーンは1話のみであり、コミックス販売サイトの試し読み機能で全て読める。

//-5つ目の能力は「(前略)呪文を唱え『た』時、」とあるが、[[誘発型能力]]で「かわりに」だと辻褄があわないので不備がある。
//--呪文を唱えたことで誘発する能力は、呪文が完全に唱え終わってから[[解決]]する([[《闘龍騎リューガライザー》]]がわかりやすい)ため、その時点では置き換え対象の動作はすでに終わっている。つまり墓地に置く処理は行えない。
//正しくは、「(前略)呪文を唱え『る』時、」のテキストにして唱えた後の処理に[[置換効果]]を割り込ませるか、唱えた呪文に「唱えた後、山札の下に置く。」と単に移動を指示するだけである必要がある。
//---後者は、[[《暗黒皇グレイテスト・シーザー》]]や[[《サイバー・K・ウォズレック》>《サイバー・K・ウォズレック/ウォズレックの審問》]]がその処理となっており、選んだ呪文をすべて唱え終わってから、墓地に残っているそれらを効果によって一気に墓地から山札の下に移動させることになっている。

**関連カード [#jdd38746]
-[[《龍素記号Sr スペルサイクリカ》]]
-[[《龍装艦 ゴクガ・ロイザー》]]

-[[《龍素記号iQ サイクロペディア》]]

**収録セット [#pack]
-illus.[[Murakami Hisashi]]
--[[DM22-EX1 「黄金戦略!!デュエキングMAX 2022」>DM22-EX1]](18/130)

**参考 [#h517b9a8]
-[[呪文]]
-[[コスト踏み倒し]]
-[[墓地]]
-[[山札の下]]
-[[ブロッカー]]
-[[ジャストダイバー]]

&tag(クリーチャー,水文明,闇文明,多色,青黒,コスト5,クリスタル・コマンド・ドラゴン,コマンド・ドラゴン,コマンド,ドラゴン,ダークロード,パワー5000,ブロッカー,ジャストダイバー,cip,コスト4以下,墓地詠唱,二重詠唱,各ターンに1度だけ,SR,スーパーレア,Murakami Hisashi);