#author("2021-02-09T17:42:34+09:00","","")
*《&ruby(りゅうそ){龍素};&ruby(きごう){記号};&ruby(エックスエフ){Xf}; クローチェ・フオーコ》 [#jdfcc9a6]

|龍素記号Xf クローチェ・フオーコ R 水文明 (5)|
|クリーチャー:クリスタル・コマンド・ドラゴン 6000|
|G・ゼロ−相手の墓地にカードが5枚以上あれば、このクリーチャーをコストを支払わずに召喚してもよい。|
|ブロッカー|
|このクリーチャーは攻撃することができない。|
|このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、各プレイヤーは自身の墓地のカードをすべて山札に加えてシャッフルする。|

[[DMR-15]]で登場した[[クリスタル・コマンド・ドラゴン]]。

相手の[[墓地]]に[[カード]]が5枚以上あることを条件とする[[G・ゼロ]]と、各[[プレイヤー]]の墓地のカードを[[山札]]に加えて[[シャッフル]]する[[cip]]能力を持つ。

[[G・ゼロ]]の条件と[[cip]][[能力]]から[[【墓地ソース】]]、特に[[《百万超邪 クロスファイア》]]に対するメタとして利用できる。

[[パワー]]は[[《暴走龍 5000GT》]]で召喚を妨害されないライン。勿論《暴走龍 5000GT》が[[着地]]している状況は[[墓地利用メタ]]を握る側にとって不利な状況だが、相手がまごついていれば[[ブロッカー]]と[[墓地]][[リセット]][[能力]]を持つこの[[カード]]で盤面を打開する可能性が生まれることもある。

[[【墓地ソース】]]が相手でなくても最低限[[ブロッカー]]と[[ライブラリアウト]]対策としても利用できるので腐りにくい。[[能力]]持ち[[水]][[ブロッカー]]でありながらパワーが高めなのもいいところ。条件の比較的緩い[[G・ゼロ]]によりノー[[コスト]]で出せるため、[[進化]][[ドラゴン]]の[[進化元]]として採用を検討できるだろう。特に[[cip]]で墓地のカードを山札に戻すため[[《甲型龍帝式 キリコ³》]]とは相性が良い。また、同じ[[DMR-15]]収録の[[《龍素記号Mm スペルサイケデリカ》]]と合わせるのもいいだろう。

**環境において [#p19de117]
登場当初は[[【墓地ソース】]]以外に刺さるデッキが少ないことから評価は芳しくなく、[[ドラゴン・サーガ環境]]でもタダ出しできる進化元ドラゴン程度に思われていた。

しかし[[革命編環境]]においてトップメタであった[[【黒単ヘルボロフ】]]への対策として評価が向上。[[革命ファイナル環境]]以降は少しずつ環境が墓地利用に傾倒し、[[双極篇]]前半では[[【ジャバランガループ】]]のメタとして利用されるようになった。

[[DMRP-04魔]]期から[[DMRP-06]]期にかけては[[【赤青ドギラゴン剣】]]における[[《プラチナ・ワルスラS》]]の進化元という側面が強くなり、[[【墓地ソース】]]に対してカウンターで出すことで3ターン目に[[《異端流し オニカマス》]]と[[《プラチナ・ワルスラS》]]の2体を並べる強力な動きが当時の[[【赤青ドギラゴン剣】]]における良いゲーム運びの1つであった。[[《メガ・マグマ・ドラゴン》]]で[[G・ゼロ]]条件達成に持っていくという使い方もあった。

ところが[[《ポクチンちん》]]の登場を境に採用率が伸び悩むようになった。対策を張る相手である【ジャバランガループ】が裁定変更の影響で環境落ちし、墓地に最低2枚あれば[[《卍 デ・スザーク 卍》]]が[[無月の門]]で出て来れらるため[[【デ・スザーク】]]に刺さらない点も浮き彫りになった。[[ツインパクト]]の登場に伴う汎用性重視の風潮が、[[双極篇環境]]で[[《ポクチンちん》]]に取って代わられた最大の要因と言える。

それが[[DMEX-04]]発売から1か月経過した頃、環境でよく使われる[[《水晶の記録 ゼノシャーク/クリスタル・メモリー》]]の呪文面で[[サーチ]]して十分に[[墓地肥やし]]した相手に[[G・ゼロ]]を活かしてすぐ当てる用途で採用されるようになり、ピン挿しする[[墓地利用メタ]]としては[[《ポクチンちん》]]と明確に差別化可能となった。役割対象としては20枚以上の[[墓地肥やし]]が常となった[[【墓地ソース】]]が環境に浮上したのも使用率が持ち直した要因としては大きい。

[[超天篇環境]]から[[十王篇環境]]にかけては[[【カリヤドネループ】]]への対策札として一定の需要を得た。また、[[【零龍ギャスカ】]]の全盛期には、そちらの2ターンキルを現実的に阻止できる唯一の札として評価された。ただ、前者は[[《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》]]が無制限だった頃にそちらの呪文面でこのカードのG・ゼロを封じる動きを狙って取れた、後者は1ターン目の墓地肥やし枚数調整によってある程度このカードのG・ゼロを遅らせ、結果として出る前に[[1ショットキル]]に持ち込むことも場合によってできたなど、抜け道自体はあった。それでも、[[【カリヤドネループ】]]に有利を取れるのが大きく、色を合わせづらい[[【連ドラグナー】]]にさえも3枚程度投入されるケースがある。
**その他 [#p19de117]
-[[G・ゼロ]]の条件が[[《黒龍王ダーク・ジオス》]]と似ており、あちらは[[ドラゴン]]サポートの[[コマンド]]でもあるため相性が良いように見えるが、そもそもこの[[クリーチャー]]が[[攻撃]]できない点、先にこのクリーチャーを出してしまうと[[強制]][[能力]]により[[《黒龍王ダーク・ジオス》]]の[[G・ゼロ]]の条件が[[リセット]]されてしまう点から意外と噛み合わせが悪い。&br;これと似たような関係の[[カード]]として[[《龍素記号Mj リンシャンカイホ》]]と[[《魔光帝フェルナンドVII世》]]がある。

-ノーコストで出せる[[水]]の[[コマンド]]であることから[[《禁断機関 VV-8》]]の[[封印]]外しにも役立つ場面がある。[[墓地]]戦術が流行している環境では採用すると良いだろう。

-クローチェ(croce)、フオーコ(fuoco)はそれぞれイタリア語で十字と炎の意。「Xf」はエックスをクロスとするとクロスファイア(''X'' ''f''ire)を示しているのだろう。イラストもどこか[[《百万超邪 クロスファイア》]]に似ており、こちらも[[墓地]]に関連した[[G・ゼロ]]を有している。

**関連カード [#w89a2b87]
-[[《黒龍王ダーク・ジオス》]]
-[[《百万超邪 クロスファイア》]]
-[[《埋没のカルマ オリーブオイル》]]

**収録セット [#z97f3041]
//***[[デュエル・マスターズ]]
//デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。
-illus.[[HOKUTO]]
--[[DMR-15 「ドラゴン・サーガ 第3章 双剣オウギンガ」>DMR-15]]
--[[DMEX-03 「ペリッ!!スペシャルだらけのミステリーパック」>DMEX-03]]
**参考 [#t9c60a4c]
-[[クリスタル・コマンド・ドラゴン]]
-[[ブロッカー]]
-[[G・ゼロ]]
-[[墓地]]
-[[カード]]
-[[攻撃できない]]
-[[cip]]
-[[山札]]
-[[シャッフル]]
-[[墓地利用メタ]]

&tag(クリーチャー,水文明,単色,コスト5,クリスタル・コマンド・ドラゴン,コマンド・ドラゴン,コマンド,ドラゴン,パワー6000,,G・ゼロ,ブロッカー,攻撃できない,cip,墓地利用メタ,・,R,レア,HOKUTO);