#author("2020-01-19T13:54:21+09:00","","")
*《&ruby(りゅうじん){龍神};ヘヴィ》 [#y7c9fa56]

|龍神ヘヴィ P 闇文明 (5)|
|クリーチャー:ゴッド/ドラゴン・ゾンビ 5000+|
|このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分のクリーチャーを1体破壊してもよい。そうした場合、カードを1枚引き、相手は自身のクリーチャーを1体選んで破壊する。|
|G・リンク《破壊神デス》または《龍神メタル》の左横|
|このクリーチャーがリンクしている時、相手のクリーチャーはこのクリーチャーを可能であれば攻撃する。|

[[DMC-40>DMC-40 「ヘヴィ・デス・メタル」]]で登場した[[ゴッド]]/[[ドラゴン・ゾンビ]]。

[[cip]][[能力]]で自分の[[クリーチャー]]を1体[[破壊]]することで[[クリーチャー]][[除去]]と[[ドロー]]が出来る。
こちらは[[カード]]を1枚引けるので、全体的に見ると1枚分の[[アドバンテージ]]を得ている事になる。[[《銃神兵ディオライオス》]]+1[[ドロー]]と考えると分りやすいだろう。

この[[cip]]のために[[G・リンク]]を考慮せずとも単体で十分に使える。選ばない[[除去]]なので、狙った相手を[[除去]]できないこともあるが、状況次第では[[《光器ペトローバ》]]などの[[アンタッチャブル]]も[[除去]]でき、[[《レッド・ABYTHEN・カイザー》]]の[[ランデス]]も誘発させない。

また、自分の[[ドラゴン]]が破壊された時に能力が誘発する[[《黒神龍グールジェネレイド》]]や[[《ダーク・ルピア》]]との相性は抜群。《ヘヴィ》自身を[[破壊]]して、それらの[[能力]]を[[トリガー]]させてもよい。他には[[《爆竜兵ドラグストライク》]]を[[破壊]]して相方の[[《龍神メタル》]]を踏み倒すなどの小技も利く。

[[《破壊神デス》]]、[[《龍神メタル》]]、[[《破壊神デスペラード》]]のいずれかと[[G・リンク]]出来る。リンク時の[[能力]]は非常に強烈であり、相手[[クリーチャー]]を自身に無理やり[[攻撃]]させることができる。どれにリンクしても[[パワー]]が10000以上になるので、相手[[クリーチャー]]はあらかた全滅だろう。

相手は《ヘヴィ》が[[リンク]]している間[[バトルゾーン]]に[[クリーチャー]]を維持することが困難になる。[[クリーチャー]]を出しても[[召喚酔い]]が解け次第勝手に自爆することになるので、《ヘヴィ》を[[除去]]出来ない限り詰みに近い状態まで追い込まれる。
特に[[【速攻】]]には大型クリーチャーを除去できるようなカードが少ないため、リンクしただけで場を[[制圧]]できることも多い。

[[《破壊神デス》]]と[[《龍神メタル》]]で[[トライ・G・リンク]]すれば23000の[[パワー]]に加えて[[アンタッチャブル]]まで得るので、その[[ゲーム]]は勝ったも同然だろう。ただし、[[《破壊神デス》]]は[[召喚]]するのに10[[マナ]]もかかるので、達成はなかなか難しい。大抵は[[《龍神メタル》]]との[[G・リンク]]で十分である。
[[《破壊神デスペラード》]]と[[リンク]]しても強力であり、[[攻撃]]時に[[パワー]]10000未満の[[クリーチャー]]をすべて[[破壊]]できる。

-[[リンク]]時の[[能力]]は強力なのだが、[[タップ]]状態だと[[《時空の凶兵ブラック・ガンヴィート》]]に狙われやすいので注意。また、[[《オニナグリ・ザ・レジェンド》]]ような[[パワー]]12000を上回る[[クリーチャー]]や[[《轟く侵略 レッドゾーン》]]のような[[除去]]を内蔵した[[クリーチャー]]も増えてきているので、油断は禁物だろう。

-[[攻撃]]を強制する[[能力]]のおかげで、[[【速攻】]]をはじめとした各種[[ビートダウン]]には非常に強力な[[メタカード>メタゲーム#Mcard]]となる。[[戦国編環境]]では[[《不滅の精霊パーフェクト・ギャラクシー》]]への対策として使われることもある。&br;また、自分の[[シールド]]が0枚でもとどめを刺されないが、[[スレイヤー]]でリンクを解除されたり、[[《弾丸透魂スケルハンター》]]などのクリーチャーを[[攻撃できない]]クリーチャーを出されたりすることもあるので、過信は禁物。

-類似カードと違い[[cip]]の[[破壊]]は[[任意]]。自分の[[クリーチャー]]を破壊した後の1[[ドロー]]は[[強制]]。味方を[[破壊]]したくない場合は何もしなくてよい。

-「この[[クリーチャー]]が[[タップ]]されているとき」という注釈がないため、[[G・リンク]]しているヘヴィが[[アンタップ]]状態の場合でも、[[アンタップキラー]]はこの[[クリーチャー]]を攻撃しなければならない。うっかり素で[[《バザガベルグ・疾風・ドラゴン》]]や[[《偽りの名 バザガジー・ラゴン》]]を出して自滅しないように注意。

-攻撃強制能力は、[[クリーチャー]]を[[攻撃]]可能なすべての相手[[クリーチャー]]が対象である。したがってこの[[クリーチャー]]を[[攻撃]]可能[[クリーチャー]]は[[バトル]]に負けるのが分っていても[[攻撃]]しなくてはならない。攻撃目標だけを限定する[[《「戦慄」の頂 ベートーベン》]]や[[《黒神龍オドル・ニードル》]]などとは異なるので注意。(→「[[可能であれば攻撃する]]」)

-あまりの[[汎用性]]の高さと[[フィニッシャー]]としての強力さが祟り、2011年1月15日より[[《邪神M・ロマノフ》]]共々初のゴッドの[[殿堂入り]]となり、[[【ヘヴィ・デス・メタル】]]を揃えることが困難になった。ただし、[[覚醒編環境]]ではトーナメントシーンでの活躍が乏しかったため、強力すぎるからというよりは[[フィニッシャー]]の世代交代や、類似[[カード]]にスポットライトを当てるための規制という意味合いが大きかったのだろう。

-時を経て[[DMX-21>DMX-21 「マスターズ・クロニクル・パック 英雄決闘譚(コミック・オブ・ヒーローズ)」]]において再録され、デスペラードでの強化、[[《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》]]の[[殿堂解除]]により「ヘヴィが殿堂解除されるのではないか?」と予想もされていた。そして、少し間のおいた2016年2月1日付で遂に[[殿堂解除]]が決定した。これにより再び[[【ヘヴィ・デス・メタル】]]の力を最大限発揮できるようになり多くの[[プレイヤー]]を喜ばせた。

-この[[カード]]が[[殿堂入り]]していた間は[[ヘヴィ・デス・メタル]]がかなり弱体化していたため、《ヘヴィ》の[[殿堂入り]]解除を望む声も大きかった。
//それに対し、[[ビートダウン]]への影響力を考えると気軽に解除するわけにはいかないので、難しいとの声もあった。

-[[《凶星王ダーク・ヒドラ》]]が[[プレミアム殿堂]]する以前はこの[[カード]]との[[コンボ]]も可能であった。《ヘヴィ》を延々と[[回収]]することで[[除去]]と[[ドロー]]を繰り返すのが[[【ヘヴィループ】]]である。しかし、数年間[[《凶星王ダーク・ヒドラ》]]が[[プレミアム殿堂]]入りしていたため、ともに[[殿堂解除]]されるまで不可能となってた。
--現在ではゴッドが破壊された時にゴッドを墓地から回収する[[《デスメタ・ルピア》]]の登場によりループが再現できるようになった。こちらは4コストと軽くさらにゴッドのコスト軽減も持つため、《ヒドラ》ほどの汎用性はないものの低コストでループできるのが利点。
--その後、《ヘヴィ》が[[殿堂解除]]されたその同日、''[[《凶星王ダーク・ヒドラ》]]も[[プレミアム殿堂]]が解除され、[[殿堂入り]]に降格された。''依然《ダーク・ヒドラ》が[[殿堂入り]]している為成功率は低めだが、[[殿堂レギュレーション]]下でもまた[[【ヘヴィループ】]]を行うことが可能になった。
--余談だが、[[《ヒドラ》>《凶星王ダーク・ヒドラ》]]も《ヘヴィ》もザキラの切り札という共通点がある。他にも[[【ロマノフサイン】]]で活躍した[[《邪眼皇ロマノフI世》]]や[[【マッドロマノフワンショット】]]として猛威を奮った[[《邪神M・ロマノフ》]]など彼にゆかりのカードはカードパワーが高くメタゲームでも活躍したものが多い。

-[[殿堂解除]]後の環境では5コスト支払って両プレイヤー1体選ばせ除去とキャントリップというのは良いカード止まりであり、相性の良かった[[【黒単ドラグナー】]]も程無くして環境から失墜。以降、真剣勝負ではあまり見かけなくなったが、[[【5色ドギラゴン剣】]]では[[《Mの悪魔龍 リンネビーナス》]]での[[リアニメイト]]範囲内であるため、[[《異端流し オニカマス》]]を除去できる札として使われることがある。踏み倒した際に《異端流し オニカマス》が反応しても、元々自身をコストとして破壊すれば良いという意味でデメリットが機能しない。

-[[DMC-40>DMC-40 「ヘヴィ・デス・メタル」]]が[[絶版]]になると、一時的にこの[[カード]]のレートが大幅にはね上がった。[[リンク]]時の強さもさることながら、単体でも使える[[汎用性]]が理由である。しかし、[[再録]]と[[殿堂入り]]を経てかなり落ち着いたレートになった。なお、[[再録]]されても同じイラストだが、全て光り方が違う。
--[[戦国英雄伝+1DREAM>DM-29+ 「戦国編 第2弾 戦国英雄伝(ロックオン・ヒーローズ)+1DREAM」]]では黒枠のベリーレア仕様。
--[[レジェンド・クロニクル>DMC-54 「レジェンド・クロニクル ライバル編」]]ではスーパーレア仕様。
--[[コロコロレジェンド7>DMC-55 「コロコロ・レジェンド・7」]]では[[ノーマル]]仕様。
--[[DMX-21>DMX-21 「マスターズ・クロニクル・パック 英雄決闘譚(コミック・オブ・ヒーローズ)」]]では縦に光のラインが走った[[フォイル]]である。

-《ヘヴィ》が[[殿堂入り]]してからは[[調整版]]のような[[クリーチャー]]が何体か現れている。[[DMX-10>DMX-10 「デッキビルダー鬼DX キラリ!レオ編」]]ではコストが1軽くなり自壊能力に[[ドロー]]がなくなった[[《黒神龍アバヨ・シャバヨ》]]が登場した。さらに[[プロモ>プロモーション・カード]]では、コストが1重くなり[[W・ブレイカー]]が追加され、自壊能力の[[ドロー]]が[[ハンデス]]になった[[《黒神龍デヴォリューション》]]が登場している。

-能力にばかりに目が行って気づきにくいが、実はコスト5でパワー5000、能力付き、種族がサポートの多い[[ドラゴン]]であるなど、かなりのハイスペックで、[[コストパフォーマンス]]は初期の[[バニラ]]や[[準バニラ]]たちを大きく上回る。

-「[[ヘヴィ・デス・メタル]]」のパーツ内でこれだけ[[W・ブレイカー]]を持たない。もっとも、その分[[マナコスト]]が軽くなっているので使い勝手はよい。

-[[プロモカード]]には「イラストの右下」にプロモカードであることを示すマークがついているが、この[[カード]]の場合[[トライ・G・リンク]]時の「ヘヴィ・デス・メタル」のイラストの邪魔になると思われたのか「イラストの左下」にマークが記されている。同じような扱いを受けたカードには[[《暗黒王デス・フェニックス》]]と[[《神羅スパイラル・ムーン》]]がある。

-[[ヘヴィ・デス・メタル]]に関するネーミングでは《ヘヴィ》のみ省略されることがしばしばある。漫画では[[ヘヴィ・デス・メタル]]の攻撃時の技名が「デス・メタルフレアー」となっていた。さらにはアニメでの[[DMC-40>DMC-40 「ヘヴィ・デス・メタル」]]が「デス・メタルデッキ」と紹介されていた。「ヘヴィ」を入れると言葉が長すぎるということだろうか。

**リンク対象 [#t4f62996]
-[[《破壊神デス》]]
-[[《破壊神デスペラード》]]
-[[《龍神メタル》]]

**関連カード [#r1c261d4]
-[[《銃神兵ディオライオス》]]
-[[《死神の邪剣デスライオス》]]
-[[《魔刻の剣士ザビ・オルゼキア》]]
-[[《黒神龍アバヨ・シャバヨ》]]
-[[《黒神龍デヴォリューション》]]
-[[《怠惰の悪魔龍 コシガヘヴィ》]]

**収録セット [#m8ec3337]
//***[[デュエル・マスターズ]]
//デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。
-illus.[[Toshiaki Takayama]]
--[[DMC-40 「ヘヴィ・デス・メタル」]]
--[[DMC-54 「レジェンド・クロニクル ライバル編」]]
--[[DM-29+ 「戦国編 第2弾 戦国英雄伝(ロックオン・ヒーローズ)+1DREAM」]]
--[[DMC-55 「コロコロ・レジェンド・7」]]
--[[DMX-21 「マスターズ・クロニクル・パック 英雄決闘譚(コミック・オブ・ヒーローズ)」]]

**参考 [#o11e6230]
-[[ゴッド]]
-[[ドラゴン・ゾンビ]]
-[[cip]]
-[[スーサイド]]
-[[ドロー]]
-[[除去]]
-[[G・リンク]]
-[[リンク]]
-[[破壊神デス]]
-[[可能であれば攻撃する]]
-[[殿堂入り]]
--[[殿堂解除]]

-[[【ヘヴィ・デス・メタル】]]
-[[【ヘヴィループ】]]