#author("2019-07-23T03:16:39+09:00","","")
#author("2020-01-19T13:50:26+09:00","","")
*《&ruby(りゅうあつ){龍圧};の&ruby(かくせいしゃ){覚醒者};ヴァーミリオン・ドラヴィタ》 [#i03133c1]

|龍圧の覚醒者ヴァーミリオン・ドラヴィタ SR 光/火文明 (14)|
|サイキック・クリーチャー:エンジェル・コマンド/アーマード・ドラゴン 12000|
|相手は呪文を唱えることができない。|
|このクリーチャーはタップされていないクリーチャーを攻撃できる。|
|T・ブレイカー|
|解除|
|BGCOLOR(white):覚醒前⇒[[《時空の精圧ドラヴィタ》]]|


[[DM-37>DM-37 「覚醒編 第2弾 暗黒の野望(ダーク・エンペラー)」]]で登場した[[サイキック>サイキック・クリーチャー]][[エンジェル・コマンド]]/[[アーマード・ドラゴン]]。

[[覚醒]]前の[[《時空の精圧ドラヴィタ》]]は[[光]][[単色]]であったが、覚醒したこちらは光/[[火]]の[[多色]]となり、[[種族]]に[[アーマード・ドラゴン]]が追加されている。
相手への[[呪文]][[ロック]]と、[[アンタップキラー]][[能力]]を兼ね備えている。

[[聖霊王]]の戦術である「[[ロック]]をかけた上での[[タップ&デストロイ]]による完全制圧」を、[[アンタップキラー]]によって単体で行う。[[呪文]]を[[ロック]]した上での高パワー[[アンタップキラー]]]は、いわば[[呪文]]と[[クリーチャー]]を同時に[[ロック]]してるようなものであり、極めて高い制圧力を持つ。
[[呪文]]が封じられてる以上、相手としては[[クリーチャー]]で対処、もしくは押切り勝ちを狙わなければならないが、[[パワー]]12000未満の[[クリーチャー]]は一方的に[[破壊]]されてしまうため、対処しなければ盤面を保つのもままならない。しかしながら、[[呪文]][[ロック]]の中で高[[パワー]][[除去]]耐性持ちを処理するのは難しく、それも1ターン中もしくは[[覚醒]]条件をつぶしながらとなるとかなりの難易度である。
ただでさえ対処が難しいのに、対処がもたつくほどそれだけ盤面を制圧されてしまう。相手の[[デッキ]]によってはそのまま完封されてしまうだろう。

[[ロック]]能力特有の、「[[S・トリガー]]や[[革命0トリガー]]を封じることによる高いフィニッシュ力」も健在。[[T・ブレイカー]]の[[《偽りの王 ナンバーナイン》]]なのだから、その性能はいわずもがなだろう。順当に[[覚醒]]したのなら、場に[[NEX]]と[[フレイム・コマンド]]が2体以上いるはずなので、[[覚醒]]したそのターンに勝負を決めるのも難しくない。

このように単体で極めて高い性能を誇るが、12000という[[パワー]]は過信出来ないので注意。[[フィニッシャー]]級の[[ファッティ]]となると13000以上のものが増えてくるため、先に[[フィニッシャー]]を出されてしまうと逆にこちらの頭が抑えられかねない。
また、[[タップ&デストロイ]]で横倒しになっている所に、[[進化]]や[[革命チェンジ]]で大型を繰り出されると一方的に倒されてしまう。[[スピードアタッカー]]や、それによる[[侵略]]や[[革命チェンジ]]で強襲される可能性は十分にあり、[[覚醒]]に成功したとしても断じて気を抜いてはならない。幸いにも[[解除]]は持っているが、[[《暴走龍 5000GT》]]や[[《百族の長 プチョヘンザ》]]だと周り諸共一発解体で壊滅するので要注意。
[[《偽りの王 ナンバーナイン》]]と違い[[パワー]]が高い上に[[解除]]もあるが、[[マッハファイター]]にも注意が必要。[[《ナ・チュラルゴ・デンジャー》>《ナ・チュラルゴ・デンジャー/ナチュラル・トラップ》]]など12000以上のものも多く、[[覚醒]]要因や[[覚醒]]条件を満たしていない本体を潰されながら頭を抑えられると一気に苦しくなる。

[[覚醒]]要因としては[[《時空の精圧ドラヴィタ》]]参照の他、[[《激相撲!ツッパリキシ》]]や[[《覚星龍界 剣聖ジゲン》]]が上記の弱点をカバーしてくれるため相性がいい。

[[《激相撲!ツッパリキシ》]]は[[《超次元ライデン・ホール》]]で簡単2体出すことが出来る[[サイキック>サイキック・クリーチャー]][[フレイム・コマンド]]であり、彼の持つ[[パンプアップ]]効果は、[[《無限掌》]]を内蔵している[[覚醒]]前、[[アンタップキラー]]の[[覚醒]]後どちらにも強いシナジーがある。2体同時出しすれば[[《激相撲!ツッパリキシ》]]同士で強化しあうため、それなりに崩しにくい盤面を作り上げることが出来る。
また、上記の通り《ヴァーミリオン・ドラヴィタ》は[[パワー]]が12000と[[フィニッシャー]]級にしてはかなり低めであり、そこが露呈すると相手に突破を許してしまいかねない。[[アンタップキラー]]が有効に働かないと持ち前の制圧力が一気に落ちてしまうため、シナジーといより補完という意味で持ってこいの存在である。
低[[コスト]]の[[サイキック・クリーチャー]]であるため、[[超次元ゾーン]]に枠があれば彼を採用することで、《ヴァーミリオン・ドラヴィタ》を[[覚醒]]を狙えるようになる手軽さが売り。

[[《覚星龍界 剣聖ジゲン》]]はその特異な効果により、無理矢理疑似[[覚醒]]させることが出来る。[[コスト]]9とかなり重めだが、[[覚醒]]は強襲する形となり即効性があるため、1ターン待たなければならい通常の[[覚醒]]よりもはるかに現実的である。
[[《覚星龍界 剣聖ジゲン》]]は《ドラヴィタ》同様[[《無限掌》]]内蔵であるため、《ヴァーミリオン・ドラヴィタ》で失ってしまった展開された盤面への制圧力を、超強化版で補ってくれる。[[カードパワー]]が高く[[グッドスタッフ]]性もあるため、下手な[[フレイム・コマンド]]を2体[[デッキ]]に突っ込むよりは遥かに[[デッキ]]構築がしやすく、また腐りにくい。
《ヴァーミリオン・ドラヴィタ》が[[呪文]][[ロック]]で彼を守ることになるため、非常に強力な盤面を構築することが出来る。[[パワー]]も14000と高く、天敵となる[[《暴走龍 5000GT》]]や[[《百族の長 プチョヘンザ》]]に耐性があるも評価点。
[[T・ブレイカー]]級[[ファッティ]]2体という圧力の高い盤面、そして[[《覚星龍界 剣聖ジゲン》]]が詰め要因として非常に優秀であることから、攻めの立ち回りがしやすい組み合わせである。
なにより通常よりも[[覚醒]]が簡単で確実であるため、《ヴァーミリオン・ドラヴィタ》をメイン[[フィニッシャー]]にする[[デッキ]]であればこちら使うのが無難だろう。と

[[覚醒]]条件が厳しいが故に非常に強力な[[フィニッシャー]]である。[[覚醒]]に成功したなら、盤面制圧である程度負け筋をつぶした後、[[呪文]][[ロック]]を盾にガンガンせめて行きたい。
[[ロック]]を過信して、くれぐれも逆転を許さないように。制圧が足りず負け筋になることもあるが、のろのろするのも相手に勝ち筋を遺し続けることになる。[[覚醒]]した時点で勝ちは濃厚であるため、くれぐれも足元をすくわれぬよう的確な判断を忘れないようにしたい。

-環境におけるデッキの[[呪文]]比率が少ない[[革命編環境]]、手軽な呪文ロックである[[《音精 ラフルル》]]が暴れていた[[革命ファイナル環境]]から[[新章デュエル・マスターズ環境]]においては評価が低かったが、[[《ヴォルグ・サンダー》]]が[[プレミアム殿堂]]に指定されて以降は[[《超覚醒ラスト・ストーム XX》]]と[[《激相撲!ツッパリキシ》]]でこのカードに覚醒するルートが再評価され、余った[[超次元ゾーン]]の枠に1枚差されるようになった。
--[[【白黒緑ドルマゲドン】]]でこれを使う場合は[[《超覚醒ラスト・ストーム XX》]]のアタックトリガーで[[覚醒]]前と諸[[フレイム・コマンド]]を出してから1ターン待って[[覚醒]]するというプレイングも考慮されるようになったが、[[《ヴォルグ・サンダー》]]が[[プレミアム殿堂]]に指定された前後の環境では防御[[S・トリガー]]の多くが手打ちを考慮して比較的軽量のものを中心とされているため、これが無くても過剰打点で押せば十分勝てる。

-初の[[多色]][[サイキック・クリーチャー]]。ただしコストが大き過ぎるため、複数の[[文明]]の[[超次元]][[呪文]]からのアクセスというメリットは得られない。

-覚醒前の[[《時空の精圧ドラヴィタ》]]と比べて、[[呪文]]に対しては[[ロック]]の上位能力となったが、[[《無限掌》]]を失ったため展開された盤面への圧力は消えてしまった。

-[[種族]]の変化に伴い、[[イラスト]]にも[[アーマード・ドラゴン]]の要素が表れている。胸部の鳥頭は大口を開けた竜に変化し、機械的に整った体躯は屈強で筋肉質になっている。鋭利な足には指が生え、翼は完全に別物でまさに竜のそれである。

-[[DM-37>DM-37 「覚醒編 第2弾 暗黒の野望(ダーク・エンペラー)」]]時点では[[カード名]]が最大の19文字だったが、次の[[DM-38>DM-38 「覚醒編 第3弾 超竜VS悪魔(エンジェリック・ウォーズ)」]]で[[《奇跡の覚醒者ファイナル・ストーム XX NEX》]]の21文字(スペースを除く)に抜かれた。

-ヴァーミリオン(Vermillion)とは朱色という意味。

**収録セット [#hfeb9419]
//***[[デュエル・マスターズ]]
//デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部に
デュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。
-illus.[[TUBAKI HALSAME]]
--[[DM-37 「覚醒編 第2弾 暗黒の野望(ダーク・エンペラー)」]]

**参考 [#a28bdcb7]
-[[エンジェル・コマンド]]
-[[アーマード・ドラゴン]]
-[[サイキック・クリーチャー]]
-[[呪文]]
-[[唱える]]
-[[ロック]]
-[[アンタップキラー]]
-[[T・ブレイカー]]
-[[解除]]
-[[覚醒者]]