#author("2020-01-24T20:06:06+09:00","","")
*《&ruby(まこうちゅう){魔光蟲};ヴィルジニア&ruby(きょう){卿};》 [#wcea3b01]

|魔光蟲ヴィルジニア卿 C 闇文明 (5)|
|クリーチャー:パラサイトワーム/ナイト 3000|
|このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、クリーチャーを1体、自分の墓地から手札に戻す。そのクリーチャーが進化クリーチャーで、このクリーチャーと同じ種族をひとつでも持っていれば、コストを支払わずにバトルゾーンに出してもよい。|

[[DM-30]]で登場した[[パラサイトワーム]]/[[ナイト]]。

[[cip]]で[[クリーチャー]]を[[墓地回収]]する。さらに、それが[[進化クリーチャー]]かつこの[[カード]]と同じ[[種族]]ならば、そのまま[[コスト踏み倒し]]で[[バトルゾーン]]に出すという疑似的な[[リアニメイト]]ができる。

言うまでもなく[[進化]][[ナイト]]および[[進化]][[パラサイトワーム]]の強力なサポートカード。[[《エマージェンシー・タイフーン》]]や[[《カラフル・ダンス》]]などで[[墓地]]に[[進化クリーチャー]]を落としてから出すのがセオリー。

[[DM-31>DM-31 「戦国編 第4弾 戦国武闘会(グレイテスト・チャンピオン)」]]で大幅に[[ナイト]]の[[進化クリーチャー]]が増えたため、さまざまな使い道ができた。特に強力な[[アタックトリガー]]を持つ[[《暗黒皇グレイテスト・シーザー》]]や[[《星狼凰マスター・オブ・デスティニー》]]は奇襲性が高く、相手の意表を突きやすい。

[[パラサイトワーム]][[デッキ]]に入れても[[《魔獣虫カオス・ワーム》]]や[[《黒蟲奉行》]]で[[除去]]、[[《鬼面妖蟲ワーム・ゴワルスキー》]]で[[ビートダウン]]など、様々な可能性が考えられる。

[[墓地回収]]には種族に指定がないため、少々勿体ないが[[コスト踏み倒し]]を考慮せずに単なる[[cip]][[墓地回収]]要員としても使用可能。

**[[ルール]]と[[テクニック>プレイング]] [#ya26a493]
[[cip]]の待機中に、[[進化]]等により「このクリーチャー」の種族が変化した場合は、[[解決]]時の種族で[[コスト踏み倒し]]を行う。

-このルールによって、[[《生命と大地と轟破の決断》]]を唱え、このクリーチャーとこのクリーチャーを進化元に[[《不死 ゾンビーバー》]]を出し、《ゾンビーバー》の能力で[[墓地肥やし]]をしてから、[[《悪魔神ドルバロム》]]や[[《悪魔神バロム・クエイク》]]を疑似[[リアニメイト]]するというプレイングが可能。

**環境において [#ac809bf0]

他には、[[バトルゾーン]]に[[進化元]]を必要としない特殊[[進化クリーチャー]]を出すこともできる。特に[[《大邪眼B・ロマノフ》]]との組み合わせは強力であり、[[神化編環境]]では[[【ヴィルジニアリアニメイト】]]が[[メタゲーム]]で活躍した。

非常に強力な[[進化]]サポートであったのだが、[[神化編]]での活躍が祟って[[殿堂入り]]となった。
[[デッキ]]の主軸にすることは難しくなっているため、この[[カード]]のみに頼らない[[デッキビルディング]]が必要となった。

後に[[《ルソー・モンテス/法と契約の秤》]]が登場すると、この[[カード]]と同じことができる上にコスト7以下なら何でも出せるあちらに見劣りするようになった。その[[《ルソー・モンテス/法と契約の秤》]]も決して[[環境]]で猛威を振るっているとは言えず、それに劣るこのカードの[[殿堂解除]]もささやかれるようになっていた。
そもそも、[[侵略]]や[[革命チェンジ]]など強力な[[コスト踏み倒し]]の登場、それに対応した[[コスト踏み倒しメタ]]の普及などから、主要な呼び出し先であった[[《大邪眼B・ロマノフ》]]を4ターン目に早出しする程度では、環境に影響を及ぼすほどの脅威とは言えない。当時と違い[[《カラフル・ダンス》]]の[[殿堂入り]]で4ターン目の降臨も難しくなっており、[[進化クリーチャー]]を[[破壊]]以外の方法で[[除去]]する手段も豊富になったことでこのカードや[[《黒神龍グールジェネレイド》]]での[[破壊]][[耐性]]が機能しづらい、[[墓地肥やし]][[メタ]]が増加していて妨害されやすいなど、4枚使えたとしても立場が相当厳しいのが現状である。

[[《ルソー・モンテス/法と契約の秤》]]との差別点はこの[[クリーチャー]]自身が[[バトルゾーン]]を参照する[[進化元]]となれる点だろう。《法と契約の秤》では[[《暗黒皇グレイテスト・シーザー》]]や[[《星狼凰マスター・オブ・デスティニー》]]の[[進化元]]を担う事ができない為である。

そして、[[《生命と大地と轟破の決断》]]の登場により、[[《悪魔神ドルバロム》]]や[[《悪魔神バロム・クエイク》]]を降臨させる[[コンボ]]も視野にはいるようになったため、まだまだ可能性はあるカードである。

[[殿堂解除]]の制度が導入されて以来、たびたび候補として名前が挙がっていたが、2020年1月1日付でようやくこのカードも解除を受けることとなった。
解除されるまでの間に、[[ナイト]]に属する[[ダーク・ナイトメア]]や[[ファンキー・ナイトメア]]の[[進化クリーチャー]]も登場したこともあり、新たなリアニメイト手段として期待される。
**その他 [#ud0a4d88]

-裁定変更により、[[ナイト]]という[[種族カテゴリ]]に含まれる[[ダーク・ナイトメア]]や[[ファンキー・ナイトメア]]の[[進化クリーチャー]]を[[サルベージ]]した場合でも[[コスト踏み倒し]]ができるようになった。

-[[《大邪眼バルクライ王》]]を[[サルベージ]]した場合、[[ナイト]]であるため[[コスト踏み倒し]]可能だが、[[ダークロード]][[進化]]であるためこの[[カード]]自身を[[進化]]させることはできない。場に他に[[ダークロード]]がいれば[[進化]]できるが、それだけのためにこの[[カード]]を入れるのは少々酷か。

-[[《無双龍聖ジオ・マスターチャ》]][[《武装竜鬼ジオゴクトラ》]][[《好奇心 プリンセスプリン》]]など、特定の[[種族]]を追加する[[効果]]を持つ[[クリーチャー]]が場にいる時にこの[[クリーチャー]]を出すと、この[[クリーチャー]]にも[[種族]]が追加されるので、[[墓地]]にあるそれらの[[種族]]を持つ[[進化クリーチャー]]を出すことができる。

- [[《「邪」の化神ペインティ・モッフモフ》]]などの[[NEOクリーチャー]]は、このクリーチャーの[[cip]]の処理中では[[進化クリーチャー]]の条件を満たさない(「[[NEO進化]]」を参照)ため、残念ながら[[コスト踏み倒し]]はできない。

-4[[ターン]]目で強力な[[ナイト]][[進化]]である[[《大邪眼B・ロマノフ》]]を[[リアニメイト]]できるといった強力さから、2011年1月15日付で[[殿堂入り]]。名実共に「禁断の騎士」となってしまった。

-全方位カードファイルVol.12に[[プロモーション・カード]]として[[アルトアート]]版が[[再録]]された。そちらは口から細い光線のようなものを何本も出し、顔もより[[貴族>ナイト]]的(?)なものになっている。また[[イラスト>カードイラスト]]に[[ザキラ]]と[[黒城>黒城 凶死郎]]が載せられているが、黒城は[[デーモン・コマンド]]使いであり、やや違和感が残る。

-「コストを支払わずにバトルゾーンに出してもよい」とあるが、''[[召喚]]''と違い''バトルゾーンに出す''はコストの支払いが''不要''である(そもそも支払うタイミングが存在しない)。そのため「コストを支払わずに」という文字列は[[注釈文]]程度の機能しか持たない。
--通常、「コストを支払わずに」の後に続くテキストは「[[召喚]]する/してもよい」であるため、[[エラッタ]]の可能性も考えられる。
---ちなみにこのタイプの[[テキスト]]を持つのはこの[[カード]]と[[《愛の無限オーケストラ》]]のみ。

-[[フレーバーテキスト]]ではしばしば「禁断の騎士」と表現されている。[[《インフェルノ・ゲート》]]のような強力な[[墓地回収]][[効果]]を持つからだろうか。

-漫画「SX」では[[サドネス]]が使用。[[《ダンディ・ナスオ》]]を使った[[墓地]]利用[[デッキ]]で、この[[カード]]から[[《魔獣虫カオス・ワーム》]][[《黒騎士ザールフェルドII世》]]などへと[[進化]]し、[[龍牙>天地 龍牙]]を追い詰めた。[[サドネス]]が言うには[[アダム]]から預かった神の虫らしい。

-「SX」番外編では[[ザキラ]]が大学教授戦で使用。[[ハンデス]]によって捨てられた[[《大邪眼B・ロマノフ》]]を[[リアニメイト]]した。

-漫画「覇王伝 ガチ!!」においても[[赤星 大虎]]が使用。[[墓地]]から[[《大邪眼B・ロマノフ》]]を場に出し、[[獅子王]]を追い詰めた。その後[[《偉大なる恵み》]]により[[墓地]]から[[マナゾーン]]に送られ、[[《母なる紋章》]]によって[[バトルゾーン]]に出され[[《大邪眼B・ロマノフ》]]を[[バトルゾーン]]に出した。

**[[フレーバーテキスト]] [#ddd8a1df]
-[[DM-30]](通常版)&br;'''[[戦国武闘会>戦国編背景ストーリー]]がきっかけで、禁断の騎士達が世界へと解き放たれた。'''
-[[DM-30]]([[ヒーローズ・カード]])&br;'''なんだっけぇぇぇ?――[[アダム]]'''
-[[DMC-55>DMC-55 「コロコロ・レジェンド・7」]]&br;'''禁断の騎士が呼び覚ますは、[[混沌の魔獣虫>《魔獣虫カオス・ワーム》]]か、[[惨劇の黒騎士>《黒騎士ザールフェルドII世》]]か。'''
-[[DMD-25>DMD-25 「マスターズ・クロニクル・デッキ ロマノフ煉獄からの復活」]]&br;'''邪眼一族に[[ロマノフ]]の名と共に受け継がれる奥義、それが[[煉獄の儀式>リアニメイト]]。'''
-[[プロモ>プロモーション・カード]](P55/Y8)&br;'''[[今や神となりし皇帝>マッド・ロック・チェスター]]の城に寄生する魔獣虫。光が呼ぶのは死か狂気か…。'''


**収録セット [#be766abb]
//***[[デュエル・マスターズ]]
//デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。
-illus.[[Naoki Saito]]
--[[DM-30 「戦国編 第3弾 戦極魂(ウルトラ・デュエル)」>DM-30]]
--[[DMC-55 「コロコロ・レジェンド・7」]]
--[[DMD-25 「マスターズ・クロニクル・デッキ ロマノフ煉獄からの復活」]]
--[[プロモーション・カード]](P55/Y8)([[アルトアート]])

**参考 [#y2445905]
-[[パラサイトワーム]]
-[[ナイト]]
-[[cip]]
-[[クリーチャー]]
-[[墓地回収]]
-[[進化クリーチャー]]
-[[種族]]
-[[手札]]
-[[コスト踏み倒し]]
-[[ヒーローズ・カード]]
-[[殿堂入り]]
-[[【ヴィルジニアリアニメイト】]]
-[[【ネイチャーバロム】]]

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